JPH0681873U - 流量制御装置 - Google Patents

流量制御装置

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JPH0681873U
JPH0681873U JP2960393U JP2960393U JPH0681873U JP H0681873 U JPH0681873 U JP H0681873U JP 2960393 U JP2960393 U JP 2960393U JP 2960393 U JP2960393 U JP 2960393U JP H0681873 U JPH0681873 U JP H0681873U
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JP
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flow rate
steering
solenoid
control device
supply
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Application number
JP2960393U
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English (en)
Inventor
俊巳 竹下
Original Assignee
株式会社ユニシアジェックス
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構成が簡単でありながら、急操舵時に供給流
量を確実に増加調整することができる流量制御装置を提
供する。 【構成】 ポンプ吐出作動液を流量制御してアクチュエ
ータ5に供給する流量制御装置本体7と、操舵速度Vを
検出して発生電圧Edを出力するタコジェネレータ20
と、タコジェネレータ20の出力電圧Edが印加され、
出力電圧Edが一定値Er以上のときに駆動し、流量制
御装置本体7のアクチュエータ5に対する供給流量を増
加調整するソレノイド19とを備えた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、車両の動力操向装置のアクチュエータに対するポンプ吐出作動液 の供給流量を適正に制御するための流量制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、流量制御装置には、特公平3−41388号公報に記載されたものがあ る。この流量制御装置は急操舵時に生じる作動液の供給不足に対して供給流量を 車速−流量特性で決まる流量から迅速に増加調整し、これにより急操舵で運転者 が急に大きい操舵力を必要とすることがないようにするためのもので、車速を検 出する車速センサと、操舵速度を検出する操舵センサと、アクチュエータに対す る供給流量を増加調整するソレノイドバルブと、該ソレノイドバルブのソレノイ ドに対する印加電流を制御する処理回路とを備えている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記処理回路は、前記車速センサの出力信号に基づき車速を計算した後、予め 入力設定された2つの特性、つまり、通常の運転を行うときに車速−流量特性で 決まる供給流量を示す設定特性と、急操舵で作動液の供給不足に起因するハンド ル引掛りを生じさせないために必要な供給流量を示す限界特性とに基づいて、前 記計算した車速において前記限界特性の供給流量が前記設定特性の供給流量より 大きいか否かを判定すると共に、前記操舵センサの出力信号に基づき操舵速度を 計算して該操舵速度から急操舵か否かを判定する。限界特性の供給流量が設定特 性の供給流量より大きく、かつ急操舵であると判定されたときに、アクチュエー タに対する供給流量を短時間で限界特性の供給流量とするために、できるだけ最 大吐出量、最後は少い吐出量と流量調整しながら作動液を供給するという一連の 動作を行う。このように複雑な動作を行う処理回路にはコントローラ等の制御手 段を使用することが必要となるので、コスト高を招く要因ともなる。
【0004】 この考案は、構成が簡単でありながら、急操舵時に供給流量を確実に増加調整 することができる流量制御装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この考案の流量制御装置は、ポンプ吐出作動液を 流量制御してアクチュエータに供給する流量制御装置本体と、操舵速度を検出し て発生電圧を出力するタコジェネレータと、該タコジェネレータの出力電圧が印 加され、該出力電圧が一定値以上のときに駆動し、前記流量制御装置本体の前記 アクチュエータに対する供給流量を増加調整するソレノイドとを備えたものであ る。
【0006】
【作用】
上記構成によれば、タコジェネレータの出力電圧が急操舵時の一定値に達しな いときは、ソレノイドが駆動されないため、流量制御装置本体は、ポンプ吐出作 動液を通常のポンプ回転数に応じた流量に制御してアクチュエータに供給する。
【0007】 また、タコジェネレータの出力電圧が急操舵時の一定値に達したときは、ソレ ノイドが駆動されるため、流量制御装置本体は上記アクチュエータに対する供給 流量を増加させる。
【0008】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図面により説明する。
【0009】 図1は流量制御装置を示す概要図、図2は図1に示すベーンポンプを示す断面 図、図3はタコジェネレータの操舵速度と出力電圧との関係を示す線図、図4は 操舵速度とハンドル引掛りを生じさせないために必要な流量との関係を示す線図 である。
【0010】 図1において、1はハンドル、2はピニオン、3はラック、4は操向リンク軸 で、ハンドル1を操舵すると、その回転運動がピニオン2とラック3により直線 運動に変換され、操向リンク軸4が移動するようになっている。また、5はアク チュエータを構成するパワーシリンダである。
【0011】 このパワーシリンダ5にはバルブ6を介して、油圧源を構成するベーンポンプ 7とタンク8が接続され、ベーンポンプ7には図示しない流量制御弁が設けられ ている。そして、この流量制御弁により流量制御されたポンプ吐出作動液がバル ブ6を経てパワーシリンダ5に供給されるようになっている。このように流量制 御装置本体が構成されている。
【0012】 前記ベーンポンプ7は、図2に示すように、カムリング9と、該カムリング9 内に収容されたロータ10と、該ロータ10に形成した溝11に出没自在に取り 付けられて前記カムリング9の内周とロータ10の外周との間にポンプ室12を 隔成する複数のベーン13とを備えている。
【0013】 前記カムリング9の一端部は図示しないボディに設けたピン14に枢着され、 他端部は制御ピストン(容量調整部)15に連結されている。前記制御ピストン 15は前記ボディに形成したピストン収容孔16に摺動自在に嵌合されて、該ピ ストン収容孔16に第1圧力室P1 と第2圧力室P2 が隔成され、第2圧力室P 2 には、制御ピストン15を第1圧力室P1 側に付勢するスプリング17が設け られている。そして、第1圧力室P1 に吐出区間における前記溝11のベーン背 圧室18の圧力が、第2圧力室P2 にポンプ室12の吐出圧が各々導入され、そ の差圧から一義的に決定される移動量だけ制御ピストン15が移動することでカ ムリング9がピン14を中心として傾動し、これにより該カムリング9における ロータ10の偏心量(図示e)が自動的に調整されて吐出容量が制御されるよう になっている。
【0014】 このようなベーンポンプ7の前記ボディには、前記スプリング17とは独立し て前記制御ピストン15を第1圧力室P1 側に押すソレノイド19が付設されて いる。
【0015】 このソレノイド19は、図示しないソレノイド本体と、該ソレノイド本体内に 摺動自在に収容されたプランジャ19aと、該プランジャ19aをストローク始 端位置に戻す図示しない戻しスプリングと、該戻しスプリングのばね力を設定す るばね力調整機構とを備えている。そして、前記ソレノイド本体に電圧が印加さ れて該ソレノイド本体に電流が流れたとき、その電流値に比例したストロークだ けプランジャ19aは移動するようになっている。
【0016】 このソレノイド19は、前記ばね力調整機構による戻しスプリングのばね力の 調整で、印加電圧が急操舵時の一定値以上になったときに駆動を開始するように 設定されている。これは、印加電圧が急操舵時の一定値に達しないときにもソレ ノイド19が駆動される場合には、図4に破線で示すように、ポンプ回転数に応 じた流量、つまり車速−流量特性で決まる流量より大きく増加調整されるという 不都合を回避するためである。
【0017】 一方、前記ハンドル1を取り付けたコラム1aには、操舵速度を検出して発生 電圧を出力するタコジェネレータ20が取り付けられている。
【0018】 上記構成によれば、ハンドル1を操舵すると、タコジェネレータ20には、図 3に示すように、操舵速度Vに比例した出力電圧Edが発生し、この出力電圧E dがソレノイド19のソレノイド本体に印加され、該ソレノイド本体に電流が流 れる。これにより、プランジャ19aを戻しスプリングのばね力に打ち勝って移 動させようとする力が生じる。
【0019】 タコジェネレータ20の出力電圧Ed(操舵速度V)が急操舵時の一定値Er (操舵速度V1 )に達しないときは、プランジャ19aを移動させる力は戻しス プリングのばね力より小さいので、ソレノイド19は駆動されない。このため、 ベーンポンプ7はポンプ吐出作動液を通常のポンプ回転数に応じた流量に制御し てアクチュエータ5に供給する。
【0020】 また、タコジェネレータ20の出力電圧Ed(操舵速度V)が急操舵時の一定 値Er(操舵速度V1 )に達したときは、プランジャ19aを移動させる力は戻 しスプリングのばね力より大きくなるので、ソレノイド19は駆動される。この ため、ベーンポンプ7は上記パワーシリンダ5に対する供給流量をポンプ回転数 に応じた流量から操舵速度Vに応じて増加調整する。
【0021】 つまり、ソレノイド19のプランジャ19aは励磁電流値に比例した位置まで 移動して停止することから、該プランジャ19aにより制御ピストン15が第1 圧力室P1 側に押され、これによりカムリング9におけるロータ10の偏心量e が調整されてポンプ吐出容量は増加する。
【0022】 従って、図4に示すように、タコジェネレータ20の出力電圧Ed(操舵速度 V)が急操舵時の一定値Er(操舵速度V1 )以上では、パワーシリンダ5に対 する供給流量がポンプ回転数に応じた流量から流量dだけ増加調整されることに なる。
【0023】 尚、この実施例では、ベーンポンプ7の制御ピストン15をソレノイド19に より第1圧力室P1 側に押してポンプ吐出容量の増加調整を行うようにしたが、 図5に示す流量制御弁のように、スプール弁収容孔24にスプール弁25を摺動 自在に嵌合して高圧室261 と背圧室262 を隔成する一方、高圧室261 から パワーシリンダ5への供給路に可変オリフィス27を設け、該可変オリフィス2 7の前後の圧力、つまりポンプ吐出圧を前記高圧室261 に、パワーシリンダ5 への供給圧を前記背圧室262 に各々導入する場合には、ソレノイド19のプラ ンジャ19aを前記可変オリフィス27の絞り調整部に連結し、ソレノイド19 の駆動時に可変オリフィス27の絞り面積が大きくしてパワーシリンダ5に対す る供給流量をポンプ回転数に応じた流量から増加調整しても良い。28はスプー ル弁25を高圧室261 側に付勢する戻しスプリングである。
【0024】 また、図6にスプール弁25等を省略して示す流量制御弁のように、前記スプ ール弁25により有効流路断面積が調整されるドレンポート29にパワーシリン ダ5への供給路30を連通路31を介して常時連通している場合には、前記連通 路31にソレノイド19を設け、該ソレノイド19のプランジャ19aで可変絞 り32を構成し、ソレノイド19の駆動時に可変絞り32の絞り面積を小さくし てパワーシリンダ5に対する供給流量をポンプ回転数に応じた流量から増加調整 しても良い。
【0025】 更に、図示しないが前記流量制御弁に、戻しスプリングと独立してスプール弁 を高圧室側に押す前記ソレノイド19と同一のソレノイドを設け、該ソレノイド の駆動によりパワーシリンダ5に対する供給流量をポンプ回転数に応じた流量か ら増加調整しても良い。
【0026】
【考案の効果】
以上の通りこの考案は、ポンプ吐出作動液を流量制御してアクチュエータに供 給する流量制御装置本体と、操舵速度を検出して発生電圧を出力するタコジェネ レータと、該タコジェネレータの出力電圧が印加され、該出力電圧が一定値以上 のときに駆動し、前記流量制御装置本体の前記アクチュエータに対する供給流量 を増加調整するソレノイドとを備えたため、タコジェネレータの出力電圧が急操 舵時の一定値に達しないときは、通常通り、ポンプ回転数に応じた流量に制御し てポンプ吐出作動液をアクチュエータに供給できる。また、タコジェネレータの 出力電圧が急操舵時の一定値に達したときは、ソレノイドによりアクチュエータ に対する供給流量をポンプ回転数に応じた流量から操舵速度に応じて増加調整で きる。従って、急操舵時、運転者が急に大きい操舵力を必要とするハンドル引掛 りが生じて操舵フィーリングが損なわれることを防止できると共に、従来のよう にコントローラ等の制御手段を使用しないで済むので、装置が簡単でかつ安価と なるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例になる流量制御装置を示す
概要図である。
【図2】図1に示すベーンポンプを示す断面図である。
【図3】タコジェネレータの操舵速度と出力電圧との関
係を示す線図である。
【図4】操舵速度とハンドル引掛りを生じさせないため
に必要な作動液流量との関係を示す線図である。
【図5】この考案の他の実施例になる流量制御装置を示
す概要図である。
【図6】この考案の更に他の実施例になる流量制御装置
を示す概要図である。
【符号の説明】
5 パワーシリンダ(アクチュエータ) 7 ベーンポンプ(流量制御装置本体) 19 ソレノイド 20 タコジェネレータ Ed 出力電圧 Er 急操舵時の一定値

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプ吐出作動液を流量制御してアクチ
    ュエータに供給する流量制御装置本体と、操舵速度を検
    出して発生電圧を出力するタコジェネレータと、該タコ
    ジェネレータの出力電圧が印加され、該出力電圧が一定
    値以上のときに駆動し、前記流量制御装置本体の前記ア
    クチュエータに対する供給流量を増加調整するソレノイ
    ドとを備えたことを特徴とする流量制御装置。
JP2960393U 1993-05-11 1993-05-11 流量制御装置 Pending JPH0681873U (ja)

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JP2960393U JPH0681873U (ja) 1993-05-11 1993-05-11 流量制御装置

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JP2960393U JPH0681873U (ja) 1993-05-11 1993-05-11 流量制御装置

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Publication Number Publication Date
JPH0681873U true JPH0681873U (ja) 1994-11-22

Family

ID=12280648

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2960393U Pending JPH0681873U (ja) 1993-05-11 1993-05-11 流量制御装置

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JP (1) JPH0681873U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002347643A (ja) * 2001-05-25 2002-12-04 Kayaba Ind Co Ltd パワーステアリング装置
JP2002347644A (ja) * 2001-05-25 2002-12-04 Kayaba Ind Co Ltd パワーステアリング装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002347643A (ja) * 2001-05-25 2002-12-04 Kayaba Ind Co Ltd パワーステアリング装置
JP2002347644A (ja) * 2001-05-25 2002-12-04 Kayaba Ind Co Ltd パワーステアリング装置

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