JPH0681700U - 凝集反応槽 - Google Patents
凝集反応槽Info
- Publication number
- JPH0681700U JPH0681700U JP2780393U JP2780393U JPH0681700U JP H0681700 U JPH0681700 U JP H0681700U JP 2780393 U JP2780393 U JP 2780393U JP 2780393 U JP2780393 U JP 2780393U JP H0681700 U JPH0681700 U JP H0681700U
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- JP
- Japan
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- sludge
- tank
- water surface
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- cylindrical tank
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 汚泥に金属塩凝集剤を加え、強攪拌して汚泥
を改質する際に、汚泥中に含まれているマイクロエアー
や、ＣＯ2 ガスの気泡を汚泥から効果的に放出して除去
する。 【構成】 凝集剤を混合した汚泥が底部に供給される縦
長な円筒槽１０の中心沿いに水面上から槽底に達する回
転軸１２を設け、該回転軸の回りに上下方向に長い平羽
根１３を複数枚、放射状に取付けた凝集反応槽におい
て、前記円筒槽の内周に水面付近から槽底近くに達する
平板補助羽根１６を複数枚、放射状に取付ける。
を改質する際に、汚泥中に含まれているマイクロエアー
や、ＣＯ2 ガスの気泡を汚泥から効果的に放出して除去
する。 【構成】 凝集剤を混合した汚泥が底部に供給される縦
長な円筒槽１０の中心沿いに水面上から槽底に達する回
転軸１２を設け、該回転軸の回りに上下方向に長い平羽
根１３を複数枚、放射状に取付けた凝集反応槽におい
て、前記円筒槽の内周に水面付近から槽底近くに達する
平板補助羽根１６を複数枚、放射状に取付ける。
Description
【０００１】
この考案は、汚泥の造粒濃縮装置に供給する汚泥を金属塩凝集剤によって改質 （荷重中和）するための凝集反応装置に関する。
【０００２】
従来から、凝集剤を混合した汚泥が底部に供給される縦長な円筒槽の中心沿い に水面上から槽底に達する回転軸を設け、該回転軸の回りに平羽根を複数枚、放 射状に取付けた凝集反応槽は公知であり、金属塩凝集剤と汚泥の反応は非常に速 いので、回転軸を高速（約１５０ＲＰＭ）で回転し、凝集剤と汚泥を平羽根によ って激しく強攪拌している。
【０００３】
上記従来装置により強攪拌して汚泥を改質することはできるが、汚泥中に含ま れているマイクロエアーや、汚泥のｐＨ低下に伴い汚泥中に発生するＣＯ2 ガス を除去することができず、マイクロエアーや、ＣＯ2 ガスを含む汚泥が造粒濃縮 装置に供給される。この造粒濃縮装置では供給された汚泥に高分子凝集剤を添加 し、造粒してペレットにするが、供給される汚泥が上述のようにマイクロエアー や、ＣＯ2 ガスを含んでいると、それらがペレット中に混入し、ペレットの強度 の低下、浮上によるスカム化、脱水ケーキの含水率の上昇、処理量の低下、汚泥 回収率の低下など脱水性能が大幅に低下する。
【０００４】
本考案は上記問題点を解消するために開発されたもので、凝集剤を混合した汚 泥が底部に供給される縦長な円筒槽の中心沿いに水面上から槽底に達する回転軸 を設け、該回転軸の回りに上下方向に長い平羽根を複数枚、放射状に取付けた凝 集反応槽において、前記円筒槽の内周に水面付近から槽底近くに達する平板補助 羽根を複数枚、放射状に取付けたことを特徴とする。
【０００５】
図示の実施例において、１０は縦長の円筒槽、１１は槽内底部に汚泥と、金属 塩の混合物を供給する給泥管、１２は円筒槽の中心沿いに水面上から槽底に達す る回転軸、１３は回転軸の回りに放射状に取付けられて水面上から槽底近くに達 する上下方向に長い平羽根であり、平羽根は回転軸の回りに２枚、１８０°の位 相で取付けてある。１４は水面近くから凝集汚泥を排出し、次段の造粒濃縮装置 に供給する排泥管である。 円筒槽１０の直径は約１ｍ、深さは約３ｍ、水面からの水深は約２ｍ５０、回 転軸の中心から平羽根１３の翼端までの半径は約２０ｃｍであり、回転軸はモー タ、減速機１５により約１５０ＲＰＭで回転駆動される。
【０００６】 円筒槽１０の内周には水面付近から槽底近くに達する上下方向に長い平板補助 羽根１６が４枚、９０°の位相で放射状に取付けてある。円筒槽の内周から平板 補助羽根の翼端までの半径方向の長さは約１０ｃｍである。
【０００７】 円筒槽の底部に、給泥管１１で汚泥と金属塩凝集剤の混合物を供給し、槽内を ＬＶ＝５０ｍ／時以下、滞流時間２〜３分で上向流させながら回転軸１２を回転 駆動し、平羽根１３，１３で強攪拌を行うことにより汚泥を金属塩凝集剤で改質 することができる。 そして、平羽根の強攪拌により生じる旋回流の一部は、円筒槽の内周から放射 状に突出する補助板１６に衝突し、局部的に見て補助板１６にＰ点で衝突した旋 回流は上下方向の循環流Ａ，Ｂに変化して乱流を生じる。この乱流により汚泥同 志が衝突して含んでいるマイクロエア、ＣＯ2 ガスの気泡を放出すると共に、遊 離した気泡どおしが衝突して大きくなる。この大きくなった気泡は、円筒槽の上 部液面から容易に大気中に放出される。更に、この円筒槽で万が一抜け切れなか った気泡を次段の造粒濃縮槽へ持ち込ませない様、エア抜きボックス１７を円筒 槽外周側に設置してある。
【０００８】
このように本考案の凝集反応槽によれば汚泥を金属塩凝集剤で改質することが できるほか、汚泥に含まれているマイクロエアーや、反応中にｐＨの低下で生じ るＣＯ2 ガスを汚泥から放出させ、槽内の水面から大気に放出する。従って、次 段の造粒濃縮装置に供給される汚泥は気泡を含まないので、造粒濃縮装置は強度 のあるペレットを造粒でき、脱水性能の低下を生じない。そして、従来は処理が 困難とされていた夏季の腐敗汚泥からも良好なペレットが造粒可能になった。
【図１】本考案の凝集反応槽の一実施例の断面図であ
る。
る。
【図２】図１のＩＩ−ＩＩ線での断面図である。
１０ 円筒槽 １１ 給泥管 １２ 回転軸 １３ 平板羽根 １４ 排泥管 １６ 平板補助羽根
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 松中 真 東京都新宿区西新宿３丁目４番７号 栗田 工業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項１】 凝集剤を混合した汚泥が底部に供給され
る縦長な円筒槽の中心沿いに水面上から槽底に達する回
転軸を設け、該回転軸の回りに上下方向に長い平羽根を
複数枚、放射状に取付けた凝集反応槽において、前記円
筒槽の内周に水面付近から槽底近くに達する平板補助羽
根を複数枚、放射状に取付けたことを特徴とする凝集反
応槽。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993027803U JP2602704Y2 (ja) | 1993-04-30 | 1993-04-30 | 凝集反応槽 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993027803U JP2602704Y2 (ja) | 1993-04-30 | 1993-04-30 | 凝集反応槽 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0681700U true JPH0681700U (ja) | 1994-11-22 |
| JP2602704Y2 JP2602704Y2 (ja) | 2000-01-24 |
Family
ID=12231142
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993027803U Expired - Fee Related JP2602704Y2 (ja) | 1993-04-30 | 1993-04-30 | 凝集反応槽 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2602704Y2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101879239B1 (ko) * | 2017-05-04 | 2018-07-17 | 한국외국어대학교 연구산학협력단 | 혼화응집장치 |
| JP2019520214A (ja) * | 2016-08-23 | 2019-07-18 | ▲呉▼云萍ＷＵ， Ｙｕｎｐｉｎｇ | 高性能管型凝集ミキサー及び投与撹拌装置 |
-
1993
- 1993-04-30 JP JP1993027803U patent/JP2602704Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019520214A (ja) * | 2016-08-23 | 2019-07-18 | ▲呉▼云萍ＷＵ， Ｙｕｎｐｉｎｇ | 高性能管型凝集ミキサー及び投与撹拌装置 |
| KR101879239B1 (ko) * | 2017-05-04 | 2018-07-17 | 한국외국어대학교 연구산학협력단 | 혼화응집장치 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2602704Y2 (ja) | 2000-01-24 |
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Legal Events
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