JPH0681584A - 大断面掘削工法およびシールド掘削機 - Google Patents

大断面掘削工法およびシールド掘削機

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JPH0681584A
JPH0681584A JP25572492A JP25572492A JPH0681584A JP H0681584 A JPH0681584 A JP H0681584A JP 25572492 A JP25572492 A JP 25572492A JP 25572492 A JP25572492 A JP 25572492A JP H0681584 A JPH0681584 A JP H0681584A
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JP
Japan
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shielded
excavation
circular
shield
shaped
Prior art date
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Pending
Application number
JP25572492A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Kotake
繁 小竹
Kiyotsugu Togo
清継 東郷
Koichiro Nakamura
弘一郎 中村
Yoshiyasu Yoshikawa
義康 吉川
Takashi Nakamura
隆 中村
Mitsuaki Iwata
光昭 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyowa Exeo Corp
Original Assignee
Kyowa Exeo Corp
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Publication date
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Publication of JPH0681584A publication Critical patent/JPH0681584A/ja
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  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 相当直径が15mを越えるような大断面のト
ンネルを容易に掘削することができる掘削を得る。 【構成】 掘削すべきトンネルの外周縁に沿って内周面
および外周面にスキンプレートを形成するドーナツリン
グ状のシールド本体と、このシールド本体のリング方向
に沿って並列して配置され中折れ機構を介して取り付け
られる複数の円形シールド機とにより構成され、地山を
前記シールド本体に内包した状態でのドーナツリング状
掘削を可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は大断面掘削工法およびシ
ールド掘削機に係り、特に掘削口径が15mを越えるよ
うな大断面のトンネル掘削を実現することができる掘削
工法およびシールド掘削機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、大断面のトンネルをシールド掘削
施工する場合、シールド掘削機の口径を大きくするか、
あるいはまゆ型等の断面としたマルチフェイス(MF)
あるいは多連型(DOT)のシールド掘削機を用いて行
っている。いずれにしても、掘削するトンネルの口径や
形状に合わせたサイズのシールド掘削機を用い、掘削機
自身のサイズが施工するトンネルのサイズに一致するい
わゆる全断面掘削を行う構造のものとなっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、シールド掘
削機自身を大型化するにも限度があり、現実のシールド
掘削機には口径が10mを越えるものも製造され使用さ
れているものの、これを越える大きさの掘削機を製造す
ることはもちろん地山圧や土圧のバランス等の観点から
施工使用することには問題があった。したがって、トン
ネル口径が15mを越えるような掘削をシールド掘削機
によって行うことは実際上できないものとなっていた。
【0004】本発明は、上記従来の問題点に着目し、相
当直径が15mを越えるような大断面のトンネルを容易
に掘削することができる大断面掘削工法およびシールド
掘削機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る大断面掘削工法は、掘削すべきトンネ
ルの外周円に沿ってドーナツリング状の筒状掘削をなし
てドーナツリング状トンネル外殻を形成する覆工をな
し、その後内部に残留する地山コア部分を一般建設機械
により掘削するように構成した。
【0006】また、本発明に係る大断面掘削用シールド
掘削機は、掘削すべきトンネルの外周縁に沿って内周面
および外周面にスキンプレートを形成するドーナツリン
グ状のシールド本体と、このシールド本体のリング方向
に沿って並列して配置され中折れ機構を介して取り付け
られる複数の円形シールド機とにより構成され、地山を
前記シールド本体に内包した状態でのドーナツリング状
掘削を可能としたものである。
【0007】
【作用】上記構成によれば、シールド本体を掘進させつ
つ、その前端面部分に配列した円形シールド掘削機を首
振り運動させながらそのカッタヘッドを回転駆動させる
ことにより、計画トンネルの断面外周に沿ったドーナツ
リング形状に地山の一部分が先行掘削される。このと
き、ドーナツ形状の円筒部内に地山を乱さずに取込むた
め、この地山コアを介して地山圧・土圧とバランスさせ
て掘削しつつ一次覆工をすることができる。その後は、
ドーナツ形状内部のコア部地山を一定の距離間隔をおい
て一般建設機械により掘削し、後続して二次覆工を行え
ばよい。これにより大断面のトンネル掘削を実現するこ
とができる。
【0008】
【実施例】以下に本発明に係る大断面掘削工法およびシ
ールド掘削機の具体的実施例を図面を参照して詳細に説
明する。
【0009】実施例に係る大断面掘削用シールド掘削機
の構成を図1に示す。実施例の大断面掘削用シールド掘
削機は、アーチ型断面のトンネル掘削をなすためのもの
であり、例えば最大幅B=22600mm、最大高さH=
16200mmの寸法のアーチトンネルを掘削対象として
いる。このようなトンネル掘削のために、図示のよう
に、実施例に係るシールド掘削機は、掘削すべきアーチ
トンネルの断面形状の外縁全周に沿ったドーナツリング
状のシールド本体10を備えており、これはスキンプレ
ートを形成する一対の内筒12と外筒14とによって構
成され、両筒体の相当直径差が例えば2500mmに設定
された中空筒状構造物となっている。これにより掘削幅
がW=2500mmのドーナツリング体が構成され、リン
グ先端面を推進面として掘進させることにより、前記ア
ーチトンネルの内周面に沿ったドーナツリング掘削を行
わせるようにしている。
【0010】このようなドーナツリング状のシールド本
体10の前端面には、前記掘削幅寸法Wに一致する直径
(D=2500mm)を持った円形シールド機16をリン
グ方向に沿って複数配列している。この実施例では円形
シールド機16を20基、周方向にほぼ密に並列するよ
うに配列され、円形断面のスキンプレート18をドーナ
ツリングシールド本体10の先端面から掘進方向に突出
状態で取り付けている。
【0011】各円形シールド掘削機16は、図3にその
断面構造を示しているように、ドーナツリングシールド
本体10の前端面から突出して首振り可能に取り付けら
れた円形スキンプレート18を備え、ドーナツリングシ
ールド本体10との間に取り付けた複数の中折れジャッ
キ20によって首振り駆動されるようになっている。円
形スキンプレート18の中央部にはバルクヘッド22が
取り付けられ、これには切羽面に対向するカッタヘッド
24を回転可能に取り付け、バルクヘッド22の背面に
設けた油圧モータ26により回転駆動させるようにして
いる。そしてバルクヘッド22とカッタヘッド24との
間に形成されたシールドチャンバ23には排土装置とし
てのスクリュウコンベア28を臨ませ、チャンバ23内
に取込まれた土砂を排出するものとしている。カッタヘ
ッド24の回転により掘削が行われるが、各円形シール
ド機16の後方にてドーナツリングシールド本体10を
掘進方向に加圧推進するシールドジャッキ30が設けら
れ、ドーナツリングシールド本体10の後方に構築され
るセグメントとの間で推進力を発生させるようにしてい
る。シールドジャッキ30は、後方に一次覆工によって
構築されるセグメント32を支持面として配置される
が、図2(2)に示すように、ドーナツリングシールド
本体10の内周縁および外周縁に適宜間隔をおいて配列
され、ドーナツリングシールド本体10の推進方向を適
正に制御させている。
【0012】また、上記円形シールド機16によってド
ーナツリングシールド本体10の前方地山を掘削する
が、ドーナツリングシールド本体10の前端面には円形
シールド機16の掘削領域とならない扇形のデッドゾー
ンが形成される。このデッドゾーンに対面する地山の掘
削を行わせるために、前記中折れジャッキ20を操作駆
動して円形シールド機16による掘削領域を拡大すると
ともに、円形シールド機16の首振り動作によっても届
かない範囲はドーナツリングシールド本体10の前端面
に設けたカッタビットによりドーナツリングシールド本
体10の掘進力により掘削を行わせるものとしているの
である。
【0013】このような構成に係る大断面掘削用シール
ド掘削機では、計画トンネルの外周縁に沿ってドーナツ
リングシールド本体10を配置し、その前端面に取り付
けた円形シールド機16を一斉に駆動しつつ、シールド
ジャッキ30を伸張駆動する。このとき、円形シールド
機16はカッタヘッド24の回転駆動によって掘削土砂
をシールドチャンバ23内に取込むが、同時に中折れジ
ャッキ20を駆動して円形スキンプレート18を一斉に
リング周縁方向に沿う左右の首振り運動を行わせる。こ
れにより円形シールド機16の未掘削領域が少なくな
り、掘進が容易になる。そして、隣接する円形シールド
機16の間の扇形ゾーンではドーナツリングシールド本
体10に直接埋め込まれた掘削ビットによる掘削が行わ
れ、全体としてドナツリング掘削が可能となるのであ
る。
【0014】このようなシールド掘削機による掘削状態
は、ドーナツリングシールド本体10により囲まれる内
部に地山コアを存在させた状態でリング状掘削を行う。
したがって、掘削トンネルの相当直径が大きい場合で
も、全断面掘削の場合と異なり、地山圧は地山コア部分
にてバランスしながら充分に支承されつつ掘進させるこ
とができる。このドーナツリング状の掘削により後方に
セグメントを構築して一次覆工をなした後、ドーナツ形
状内部、すなわち地山コア部分を掘進先端から一定の距
離をおいて、ショベルカー等の一般建設機械により掘削
しながら二次覆工を行うのである。
【0015】上記実施例によれば、トンネルを実施例シ
ールド掘削機によりドーナツ形状に掘削して一次覆工を
なし、次いで、ドーナツ状のトンネル外殻の内部を後続
して一般建設機械により掘削するので、大断面のトンネ
ル掘削を容易に実現することができ、特に全断面掘削を
行わずに施工することができるので、地山圧、土圧を良
好にバランスさせた状態でのトンネル掘削が可能となる
のである。
【0016】なお、上記シールド掘削機は横坑掘削のみ
ならず、立坑の掘削にも適用することができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は掘削すべ
きトンネルの外周縁に沿って内周面および外周面にスキ
ンプレートを形成するドーナツリング状のシールド本体
と、このシールド本体のリング方向に沿って並列して配
置され中折れ機構を介して取り付けられる複数の円形シ
ールド機とにより構成された掘削機によって、地山を前
記シールド本体に内包した状態でのドーナツリング状掘
削を可能としたので、トンネル断面が極めて大きい大断
面をシールド掘削することができ、相当直径が15mを
越えるような大断面のトンネルを容易に掘削することが
できるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る大断面掘削用シールド掘削機の正
面図および断面図である。
【図2】同シールド掘削機の平面図およびシールドジャ
ッキの配置構成図である。
【図3】円形シールド機の正面図および断面図である。
【符号の説明】
10 ドーナツリングシールド本体 12 内筒 14 外筒 16 円形シールド機 18 円形スキンプレート 20 中折れジャッキ 22 バルクヘッド 24 カッタヘッド 26 油圧モータ 28 スクリュウコンベア 30 シールドジャッキ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉川 義康 東京都港区赤坂4丁目13番13号 株式会社 協和エクシオ内 (72)発明者 中村 隆 東京都港区赤坂4丁目13番13号 株式会社 協和エクシオ内 (72)発明者 岩田 光昭 東京都港区赤坂4丁目13番13号 株式会社 協和エクシオ内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 掘削すべきトンネルの外周円に沿ってド
    ーナツリング状の筒状掘削をなしてドーナツリング状ト
    ンネル外殻を形成する覆工をなし、その後内部に残留す
    る地山コア部分を一般建設機械により掘削することを特
    徴とする段断面掘削工法。
  2. 【請求項2】 掘削すべきトンネルの外周縁に沿って内
    周面および外周面にスキンプレートを形成するドーナツ
    リング状のシールド本体と、このシールド本体のリング
    方向に沿って並列して配置され中折れ機構を介して取り
    付けられる複数の円形シールド機とにより構成され、地
    山を前記シールド本体に内包した状態でのドーナツリン
    グ状掘削を可能とした大断面掘削用シールド掘削機。
JP25572492A 1992-08-31 1992-08-31 大断面掘削工法およびシールド掘削機 Pending JPH0681584A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014156691A (ja) * 2013-02-14 2014-08-28 Kumagai Gumi Co Ltd トンネル施工方法
CN109441460A (zh) * 2018-11-22 2019-03-08 中铁第四勘察设计院集团有限公司 一种新型盾构机及其隧道施工方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62296097A (ja) * 1986-06-16 1987-12-23 大豊建設株式会社 環状シ−ルド工法および環状シ−ルド、環状セグメント
JPH0224486A (ja) * 1988-07-13 1990-01-26 Tokyo Electric Power Co Inc:The リングカット式掘削機

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