JPH0681519U - パンツ型使い捨ておむつ - Google Patents
パンツ型使い捨ておむつInfo
- Publication number
- JPH0681519U JPH0681519U JP2419093U JP2419093U JPH0681519U JP H0681519 U JPH0681519 U JP H0681519U JP 2419093 U JP2419093 U JP 2419093U JP 2419093 U JP2419093 U JP 2419093U JP H0681519 U JPH0681519 U JP H0681519U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diaper
- liquid
- absorbent core
- pants
- waist
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- Granted
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- Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 パンツ型おむつの自然状態における反り返り
を防止する。 【構成】 パンツ型おむつ1において、少なくとも胴周
り開口縁に周り方向の伸縮性を持たせ、股下部14から
前後身頃11,12の長手方向へ延在する矩形の吸液性
コア4の各隅部20を円弧に仕上げる。
を防止する。 【構成】 パンツ型おむつ1において、少なくとも胴周
り開口縁に周り方向の伸縮性を持たせ、股下部14から
前後身頃11,12の長手方向へ延在する矩形の吸液性
コア4の各隅部20を円弧に仕上げる。
Description
【0001】
この考案は、パンツ型の使い捨ておむつに関する。
【0002】
パンツ型使い捨ておむつの従来技術の一つに米国特許第4,938,753号 公報がある。この公報には、前後身頃の長手方向へ延在する矩形の吸液性コアを 有し、胴周り開口縁に周り方向に弾性伸縮部材を備えるとともに、前後身頃の胴 周り側部に弾性伸縮パネルを備えたおむつが開示されている。それら弾性伸縮部 材とパネルとによって、このおむつの前後身頃は、胴周り方向への伸縮性を有し ている。
【0003】
前記従来技術のおむつのように、吸液性コアが矩形であると、おむつを製造す るときの梱包工程において、複数枚のおむつを重ね、ポリ袋梱包するときに、そ の袋をほぼ直方体に整えることができるから、その後の商品流通過程において、 袋の取り扱いが容易になる。
【0004】 また、前後身頃が胴周り方向への伸縮性を有するおむつは、身体に密着して着 用感がよい。同様な効果は、前後身頃のいずれか一方だけが伸縮性を有する場合 にも得ることができる。ところが、そのような伸縮性を有するおむつは、胴周り 方向の収縮力が吸液性コアの角張った隅部に集中して作用し、その隅部が前後身 頃いずれかの方向へ反り返ることがある。前後身頃のいずれか一方だけが伸縮性 を有する場合や、吸液性コアが慣用技術として知られる砂時計型である場合には 、その反り返りが特に大きくなる。反り返りのあるおむつは、ポリ袋梱包の際に 、袋の側面が平坦にならず、直方体に形作ることが難しい。そのために、例えば 店舗において、商品を展示する際に山積みにしようとしても、それがうまくでき ないという問題を生ずる。
【0005】 そこで、この考案は、吸液性コアの隅部を円弧に仕上げることにより、おむつ の反り返りを防止することを課題にしている。
【0006】
この考案が前記課題を解決するために手段とするところは、以下のとおりであ る。
【0007】 この考案においては、透液性表面シートと、不透液性裏面シートとの間に吸液 性コアが介在し、少なくとも胴周り開口縁に周り方向の弾性伸縮部材を有するパ ンツ型使い捨ておむつを前提にしている。
【0008】 かかる前提において、吸液性コアが股下部を中心に前後身頃方向へ延在してな る矩形であって、その四隅が円弧をなしていることがこの考案の特徴である。
【0009】 この考案の実施態様の一つにおいては、左右に隣接する円弧が連続し、ほぼ半 円形をなしている。
【0010】 また、この考案の他の実施態様においては、おむつの前後身頃の少なくともい ずれか一方が胴周り方向への伸縮性を有している。
【0011】
このように構成したおむつでは、吸液性コアの隅部が円弧であるから、身頃の 胴周り方向への収縮力がその隅部に集中しておむつを反り返らせるということが なく、自然な状態にあるおむつは、平坦になる。
【0012】
この考案に係るパンツ型おむつの詳細を、添付の図面を参照して説明すると以 下のとおりである。
【0013】 図1は、この考案に係るおむつ1の斜視図であって、上下左右に伸長した状態 で示してある。
【0014】 図2は、図1のA−A線矢視図であるが、おむつ1は、伸長が解けて自然な収 縮状態にある。
【0015】 図1、2において、おむつ1は、透液性表面シート2と、不透液性裏面シート 3と、これら両シート2,3の間に介在する吸液性コア4とを有し、胴周り開口 部5と脚周り開口部6の各々の周縁には、弾性伸縮部材7,8を備えている。ま た、おむつ1は、前身頃11と後身頃12とを有し、両身頃11,12は、胴周 り側部においてシール線13により接合してある。前身頃11において、裏面シ ート3の内側には、複数本の弾性伸縮部材15が胴周り方向へ伸長下に貼着して ある。吸液性コア4は、股下部14を中心に前後身頃11,12の長手方向へ延 在しており、各隅部20は、曲率半径R=20mmを有する。おむつ1が収縮し た自然な状態は、図2に示したようにほぼ平坦である。なお、従来技術に従って 各隅部20をほぼ直角に仕上げた場合の吸液性コアを仮想線25により示してあ る。
【0016】 図3は、仮想線25で示した吸液性コアや、図示はしていないが、慣用の砂時 計型吸液性コアを使用した従来技術のおむつを図2と同様に見たときの図であっ て、この種おむつに生じ易い反り返りの一例を示す。この場合には、胴周り方向 へ収縮する表裏面シート2,3が吸液性コアの角張った隅部や砂時計型に側方へ 張り出した部位を反り返らせるように作用し易い。図2のように、前後身頃11 ,12のうちの前身頃11にのみ弾性伸縮部材15を設けると、おむつは、前身 頃11を内側にして、特に大きく反り易い。
【0017】 図4は、おむつ1に使用可能な吸液性コア4の形状を(A)と(B)とによっ て例示している。(A)は、図1で使用した吸液性コア4である。(B)の吸液 性コアは、左右に隣接する隅部20がつながって、曲率半径Rの一つの弧を描い ている。なお、これらの弧はR≧15mmであればよいが、好ましくはR≧20 mmにする。弧は、不定形の滑らか曲線に代えることもできる。
【0018】 おむつ1をつくるには、表面シート2として不織布や開孔プラスチックシート 、裏面シート3としてポリエチレンなどのプラスチックシート、吸液性コア4と して粉砕パルプや粉砕パルプと高吸水性ポリマーの混合物からなる賦型品を使う ことができる。各シートや弾性伸縮部材の接合には、ホットメルト接着剤などの 接着剤や粘着剤の他に、溶着技術などを利用することができる。
【0019】
この考案に係るおむつでは、少なくとも胴周り開口縁に周り方向の伸縮性を持 たせる一方、吸液性コアの隅部は円弧に仕上げ角張ることがないようにしたから 、おむつを自然状態に置いても反り返ることがなく、複数枚を重ねてポリ袋梱包 したときには、その外形を直方体に整えることが容易である。
【図1】おむつの斜視図。
【図2】図1のA−A線矢視図。
【図3】おむつの反り返りを例示する図2と同様の図
面。
面。
【図4】(A)と(B)とによって異なる態様を示す吸
液性コアの平面図。
液性コアの平面図。
1 おむつ 2 表面シート 3 裏面シート 4 吸液性コア 7,8 弾性伸縮部材 11 前身頃 12 後身頃 14 股下部 15 弾性伸縮部材 20 隅部
Claims (3)
- 【請求項1】透液性表面シートと、不透液性裏面シート
との間に吸液性コアが介在し、少なくとも胴周り開口縁
に周り方向に弾性伸縮部材を有するパンツ型使い捨てお
むつにおいて、 前記吸液性コアが股下部を中心に前後身頃方向へ延在し
てなる矩形であって、その四隅が円弧をなしていること
を特徴とする前記おむつ。 - 【請求項2】左右に隣接する前記円弧が連続し、ほぼ半
円形をなしている請求項1記載のおむつ。 - 【請求項3】前記おむつの前後身頃の少なくともいずれ
か一方が胴周り方向への伸縮性を有する請求項1記載の
おむつ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2419093U JP2586288Y2 (ja) | 1993-05-11 | 1993-05-11 | パンツ型使い捨ておむつ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2419093U JP2586288Y2 (ja) | 1993-05-11 | 1993-05-11 | パンツ型使い捨ておむつ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0681519U true JPH0681519U (ja) | 1994-11-22 |
JP2586288Y2 JP2586288Y2 (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=12131414
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2419093U Expired - Lifetime JP2586288Y2 (ja) | 1993-05-11 | 1993-05-11 | パンツ型使い捨ておむつ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2586288Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005334453A (ja) * | 2004-05-28 | 2005-12-08 | Uni Charm Corp | 使い捨てのパンツ型着用物品 |
JP2018068868A (ja) * | 2016-11-02 | 2018-05-10 | 王子ホールディングス株式会社 | 吸収性物品 |
-
1993
- 1993-05-11 JP JP2419093U patent/JP2586288Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005334453A (ja) * | 2004-05-28 | 2005-12-08 | Uni Charm Corp | 使い捨てのパンツ型着用物品 |
JP4551125B2 (ja) * | 2004-05-28 | 2010-09-22 | ユニ・チャーム株式会社 | 使い捨てのパンツ型着用物品 |
JP2018068868A (ja) * | 2016-11-02 | 2018-05-10 | 王子ホールディングス株式会社 | 吸収性物品 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2586288Y2 (ja) | 1998-12-02 |
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Legal Events
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