JPH0680961B2 - 誘電体フィルタ - Google Patents

誘電体フィルタ

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JPH0680961B2
JPH0680961B2 JP15511587A JP15511587A JPH0680961B2 JP H0680961 B2 JPH0680961 B2 JP H0680961B2 JP 15511587 A JP15511587 A JP 15511587A JP 15511587 A JP15511587 A JP 15511587A JP H0680961 B2 JPH0680961 B2 JP H0680961B2
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dielectric
case
ceramic
resonator
dielectric filter
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容平 石川
紀久夫 角田
敏朗 平塚
博次 阿部
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、TM010モードまたはその変形モードの誘電
体共振器を複数個有する誘電体フィルタに関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の誘電体フィルタは、例えば第7図に示す
ように、例えばセラミックから成る誘電体柱2と線膨張
係数を合わせることによって温度特性の低下防止等を図
るために、キャビティケース4全体を誘電体柱2と同じ
もしくは実質同一の線膨張係数を持つセラミックで作
り、これを金属ケース(図示省略)内に収納していた。
4aは結合調整用の仕切りであり、6は実電流路形成等の
ための導電膜である。
ちなみに、キャビティケースを金属にしてそれに誘電体
柱2を半田付けすると、上記温度特性低下の問題に加え
て、半田付け部でのジュール損等により、共振器のQが
大きく低下してしまうという問題も生じる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが、上記のようなキャビティケース4全体をセラ
ミックで作って誘電体共振器を多段化した誘電体フィル
タは、共振器の段数に応じた大きさのキャビティケース
4が必要になるが、セラミック板にソリが生じて、ケー
スが大きくなると接合しにくくなる等の理由から組立の
作業性が悪く、またキャビティケース4を作るのに大き
なセラミック板が必要であるため材料費も嵩み、その結
果コスト的に高くなるという問題があった。
そこでこの発明は、このような点を更に改善した誘電体
フィルタを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明の誘電体フィルタは、上下面と少なくとも一側
面を有するセラミックケースであってその表面に実電流
路を形成する導電膜を設けたものの中に誘電体柱を一つ
配置して成る誘電体共振器を、複数個、金属ケース内に
並設すると共に隣合う誘電体共振器の導電膜間を電気的
に接続した構造をしている。
〔作用〕
隣合う誘電体共振器間に所定の電磁結合が生じ、これに
よって所定の特性を有する誘電体フィルタが得られる。
しかも誘電体共振器を言わばユニット化して金属ケース
に収納しているため、作業性が良くなると共に段数に応
じた個別のセラミック板が不要になるので材料費も安く
なる。
〔実施例〕
第1図は、この発明の一実施例に係る誘電体フィルタを
一部切欠いて示す斜視図であり、金属ケースの蓋に相当
する部分は除いている。
この誘電体フィルタは、第2図に示すような誘電体共振
器10を多段化したものである。
即ち、誘電体共振器10は、第2図を参照して、上下面お
よび二側面を有する例えばセラミックから成るケース14
であって、この例ではその全表面に銀焼付け等によって
導電膜16を形成したものの中に、同じくセラミックから
成る円柱状の誘電体柱12を一つ配置したものであり、こ
れによってTM010モードの共振器を構成している。その
場合、セラミックケース14表面の導電膜16によって実電
流路が形成される。
この誘電体柱12のセラミックケース14に対する固定は、
例えば、その上下端面部に銀ペーストを塗布しておいて
これをセラミックケース14表面の導電膜16と一体的に焼
付けること等によって行っている。
第1図の誘電体フィルタは、このような誘電体共振器10
を、複数個、金属ケース24内に並設すると共に、隣合う
誘電体共振器10間の上下に(下側は図に表れていない)
例えば銀メッキした金属箔のような薄板を20をそれぞれ
懸け渡してそれと各導電膜16とを半田22によって半田付
けすることによって、隣合う誘電体共振器10間を電気的
に接続して、多段の誘電体フィルタを構成している。
各誘電体共振器10の金属ケース24に対する固定は、例え
ば第3図に示すように、ねじ28とナット30を用いてねじ
止めすること等によって行っている。
尚、誘電体共振器10間の電気的接続は、例えば第4図に
示すように、隣合う誘電体共振器10と金属ケース24間の
上下に金属ばね26をそれぞれ挟むこと等によって行って
も良い。
また、誘電体共振器10を構成するセラミックケース14の
側板は必ずしも上記のように2枚である必要は無く、例
えば第5図に示すように1枚でも良く、あるいは端に位
置するもののような場合は3枚でも良い。
また、誘電体共振器10には必要に応じて例えば第6図に
示すように、結合調整用の仕切り板14aを設けても良
く、この仕切り板14aは、例えばセラミックケース14と
同様の銀焼付けのセラミック板で作っても良いし、ある
いは金属板で作っても良い。
上記のような構造によれば、隣合う誘電体共振器10間に
所定の電磁結合が生じ、それによって所定の特性を有す
る誘電体フィルタが得られる。
しかも、誘電体共振器10を言わばユニット化して金属ケ
ース24内に収納しているため、組立の作業性が良くなる
と共に、従来のように大きなセラミック板をキャビティ
ケースとして用いる必要が無くなるため材料費も安くな
り、その結果大幅なコストダウンが期待できる。
勿論、金属キャビティに誘電体柱12を半田付けするよう
なことはしておらず、導電膜16によって実電流路が効果
的に形成されているため、共振器のQが低下するという
問題もない。
尚、誘電体ケース14の表面の導電膜16は、それによって
少なくとも実電流路を形成できれば良く、必ずしも上記
例のようにセラミックケース14の全表面に設ける必要は
無い。
また、誘電体柱12の断面形状、金属ケース24の形状、並
設する誘電体共振器10の数(即ち段数)も任意のものが
採り得る。
また、誘電体共振器10のモードは、TM010モードの変形
モードでも良い。
〔発明の効果〕
以上のようにこの発明によれば、誘電体共振器を言わば
ユニット化して金属ケース内に収納しているので、組立
の作業性が良くなると共に、大きなセラミック板が不要
になるので材料費も安くなり、その結果大幅なコストダ
ウンが期待できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例に係る誘電体フィルタを
一部切欠いて示す斜視図である。第2図は、第1図の誘
電体フィルタを構成する誘電体共振器の一例を示す斜視
図である。第3図は、金属ケースに対する誘電体共振器
の固定手段の一例を示す縦断面図である。第4図は、誘
電体共振器間の電気的接続手段の他の例を示す一部切欠
き側面図である。第5図および第6図は、それぞれ、誘
電体共振器の他の例を示す斜視図である。第7図は、従
来の誘電体フィルタの一例を部分的に示す横断面図であ
る。 10……誘電体共振器、12……誘電体柱、14……セラミッ
クケース、16……導電膜、24……金属ケース。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下面と少なくとも一側面を有するセラミ
    ックケースであってその表面に実電流路を形成する導電
    膜を設けたものの中に誘電体柱を一つ配置して成る誘電
    体共振器を、複数個、金属ケース内に並設すると共に隣
    合う誘電体共振器の導電膜間を電気的に接続した構造の
    誘電体フィルタ。
JP15511587A 1987-06-22 1987-06-22 誘電体フィルタ Expired - Lifetime JPH0680961B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15511587A JPH0680961B2 (ja) 1987-06-22 1987-06-22 誘電体フィルタ
DE3821071A DE3821071A1 (de) 1987-06-22 1988-06-22 Dielektrischer filter
US07/210,025 US4839773A (en) 1987-06-22 1988-06-22 Dielectric filter

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15511587A JPH0680961B2 (ja) 1987-06-22 1987-06-22 誘電体フィルタ

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14236991A Division JPH0744363B2 (ja) 1991-05-17 1991-05-17 誘電体共振器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63318801A JPS63318801A (ja) 1988-12-27
JPH0680961B2 true JPH0680961B2 (ja) 1994-10-12

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ID=15598912

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0370403U (ja) * 1989-11-09 1991-07-15
JPH083041Y2 (ja) * 1990-01-18 1996-01-29 株式会社村田製作所 誘電体共振器装置
JP3232845B2 (ja) * 1994-01-24 2001-11-26 株式会社村田製作所 誘電体共振器装置

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Publication number Publication date
JPS63318801A (ja) 1988-12-27

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