JPH0680327A - 自走式リニアエレベータの給電方式 - Google Patents

自走式リニアエレベータの給電方式

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JPH0680327A
JPH0680327A JP3264213A JP26421391A JPH0680327A JP H0680327 A JPH0680327 A JP H0680327A JP 3264213 A JP3264213 A JP 3264213A JP 26421391 A JP26421391 A JP 26421391A JP H0680327 A JPH0680327 A JP H0680327A
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JP
Japan
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carrier
primary coil
control device
power
self
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Application number
JP3264213A
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English (en)
Inventor
Yasuyuki Yamagishi
靖幸 山岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 自走式リニアエレベータの給電方式を簡素化
する。 【構成】 昇降路の軌道上に一次コイル4を設置し、両
側端に受電用整流子片21を取付け、昇降路内にキャリ
ア2の移動方向に沿って電線路23を敷設して駆動電源
を給電し、キャリア2に取付けたブラシ22を電線路2
3に接触させて電源を受電してキャリア2上の二次コイ
ル6に通電すると共に、キャリア2上に設置された電流
制御装置25にも通電し、この電流制御装置25の出力
を一次コイルブラシ26と受電用整流子片21を介して
一次コイル4に供給する。こうして、一次コイル4に通
電する電流の向きと大きさを制御して移動磁界の強さ及
び向きを制御することにより、キャリア2の速度制御を
行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビルや新都市空間を縦
横自在に走行可能な自走式リニアエレベータに対する給
電方式に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の縦横自在走行可能な自走式
リニアエレベータの給電方式の基本構成を示している。
この図4は、複数の昇降路(AからZシャフト)に複数
キャリア(1号機からx号機)を走行させるシステムと
して示してある。但し、説明を簡略化するため昇降方向
のみを記載してある。この従来の自走式リニアエレベー
タの給電方式は、基本的には、制御装置を昇降路数によ
らず、キャリア数に対応して設置する方式である。
【0003】以下、図4を用いてその構成を説明する。
図中、31は駆動用リニアモータの昇降路一次コイル
(区間コイル)である。一次コイル31は各昇降路1〜
Zの全昇降工程の長さに応じて区間分割(図中aから
y)して設置してある。このように一次コイル31を区
間a〜yに分割して設置する理由は、長大コイルとする
と現状のリニアモータでは損失が増大するためであり、
システム全体の経済的効果から一般に実施されている。
【0004】32は駆動電源供給用の制御装置であり、
上で述べたようにキャリアの台数に対応して1号機用か
らx号機用まで設置されている。さらに、33は各制御
装置32から各一次コイル31に駆動電源を供給するた
めの区間選択切換器である。図4に示すように、各制御
装置32の出力端が切換器33を介してすべての一次コ
イル31に接続されている。したがって、各一次コイル
31には乗りかご台数(制御装置数)分の切換器33が
接続されている。
【0005】つまり、1号機の制御装置32は、1号機
のキャリアが存在する区間の切換器33を選択して一次
コイル31に駆動電源を供給し、キャリアの進行方向に
応じて切換器33を順次選択していく。例えば、1号機
がA昇降路a区間にあるとき、1号機の制御装置32は
図4中の1Aaの切換器33を選択し、キャリアがA昇
降路b区間に移行すると1Abの切換器33を選択する
のである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の縦横
自在走行可能な自走式リニアエレベータの給電方式で
は、一次コイルは各昇降路の全昇降工程の長さに応じて
区間分割して設置しており、しかも各一次コイルをキャ
リア台数分の切換器と接続せねばならず、経済的でなか
った。また、キャリアの進行方向に応じて切換器を順次
選択する必要があり、一次コイルの制御装置は自分の受
け持つキャリアの状態を常に認識していて、その進行方
向などに応じた制御を行なわねばならず、技術的にきわ
めて複雑な制御が必要であった。
【0007】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、縦横自在走行可能な自走式リニアエ
レベータのキャリアを昇降路内に複数台走行させるため
の制御及び回路構成が簡素化できる自走式リニアエレベ
ータの給電方式を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の自走式リニアエ
レベータの給電方式は、建物の昇降路内の軌道に沿って
一定区間ごとに分割された多数の一次コイルを敷設し、
前記各一次コイルの両側端部に受電用整流子片を取付
け、
【0009】前記昇降路内にキャリアの走行方向に沿っ
て電線路を敷設して電源を供給し、前記キャリア上に前
記一次コイルに対する電流制御装置を設置すると共に、
前記一次コイルに対向するように二次コイルを取付け、
前記電流制御装置と二次コイルに接続された受電ブラシ
を前記電線路に接触するようにして前記キャリア上に取
付け、前記電流制御装置の出力側に前記受電用整流子片
と接触して電流を供給するための一次コイル用ブラシを
取付けたものである。
【0010】
【作用】本発明の自走式リニアエレベータの給電方式
は、昇降路の軌道上に一次コイルを設置し、両側端に受
電用整流子片を取付け、昇降路内にキャリアの移動方向
に沿って電線路を敷設して駆動電源を給電し、キャリア
に取付けたブラシを前記電線路に接触させて電源を受電
してキャリア上の二次コイルに通電すると共に、キャリ
ア上に設置された電流制御装置にも通電し、この電流制
御装置の出力を一次コイルブラシと前記受電用整流子片
を介して一次コイルに供給する。こうして、一次コイル
に通電する電流の向きと大きさを制御して移動磁界の強
さ及び向きを制御することにより、キャリアの速度制御
を行なう。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基いて詳説す
る。
【0012】図1は縦横自在自走式リニアエレベータの
構造を示す平面図であり、図2はその正面図である。こ
れらの図1、図2に示すように、乗客の入るかご1とこ
のかご1を収納して運ぶキャリア2とを構造的に分離
し、かご1をキャリア2によってベアリングローラ3を
介して支えている。そして、キャリア2は内側が円筒形
をしており、かご1の外側も円筒形にして、ベアリング
ローラ3を介して回転方向にすべらせることが可能であ
り、キャリア2がどの角度まで回転しても、かご1は常
に天地を保てるようにしてある。
【0013】キャリア2は、円筒形の基本部にリニアシ
ンクロナスモータ(LSM)の二次コイル4を搭載し、
建屋かべ5に取付けたLSMの一次コイル6との反発力
により駆動力を得る様にしてある。またガイドレール7
は、従来のリニアエレベータとは異なり、乗客の出入口
ドアと反対方向の建屋かべ5に据付けられていて、キャ
リア2が横方向に移動しても邪魔にならないようにして
ある。
【0014】ガイドローラ8はLSMのコイル4,6間
の反発力の反作用により、ガイドレール7に接触する。
このガイドローラ8は、キャリア2の両サイド2ケ所に
取付けられていて、所定の曲率で曲がっても動く様に寸
法に余裕がとられている。制御装置9はキャリア2毎に
キャリア2側に設置され、LSMの制御、運転制御及び
かごの姿勢制御を行なう。10は、キャリア位置検出用
ガイドローラであり、一定の走行距離に応じて発生する
パルスカウント数によりキャリア2の位置を検出する。
【0015】安全装置としてブレーキ11が備えられて
おり、電源が切れるなどしてLSMの反発力がなくなる
と、このブレーキ11がガイドレール7に接触し、その
摩擦力で安全に停止するようになっている。また、定格
速度で前方または後方のキャリアに衝突しても安全に停
止できるように、バネ式のバッファ12がキャリア2の
前後に取付けられている。
【0016】かごドア13は、かご1の上部に取付けら
れたドアモータ(DM)14により開閉駆動される。一
方、ホールドア15は、かごドア13との係合により開
閉できる構造となっている。
【0017】16はかご1内に設置された姿勢制御用ジ
ャイロであり、かご1の水平方向の姿勢を検知し、姿勢
制御ローラ17を駆動制御することによってかご1を常
に水平に保つことができる。図3は、本発明の自走式リ
ニアエレベータの給電方式の回路構成を示している。
【0018】4a,4b,…は、リニアモータの一次コ
イルであり、昇降路の軌道に沿って設置してある。各一
次コイル4a,4b,…の両端に整流子片21が取付け
られていて、キャリア2のレール給電ブラシ22から受
電するようになっている。
【0019】6a,6bはキャリア設置の二次コイルで
あり、昇降路の軌道に沿って、キャリア取付けのレール
給電ブラシ22を経由してレール給電線23から直流電
源24を受電し、キャリア2上の磁石を形成する。
【0020】25は電流制御装置であり、キャリア2上
に設置されたインバータなどで構成されていて、受電し
た直流電源24を一次コイル4a,4b,…に通電する
電流の向き及び大きさを制御することにより一次コイル
4a,4b,…に発生する移動磁界の強さ及び速度、向
きを自在にコントロールすることができる。すなわち、
キャリア2上の二次コイル6a,6bによる磁界の向き
とを相反発する様に電流の向きを制御し、速度に合わせ
た充分な駆動力が得られる様に電流制御を行なうのであ
る。なお、電流制御装置25からは4相の系統で一次コ
イル4a,4b,…側に電源を供給し、キャリア2に影
響を及ぼす範囲の一次コイルだけに一次コイルブラシ2
6を介して通電するようにしている。次に、上記構成の
自走式リニアエレベータの給電方式の動作について説明
する。
【0021】図3に示すように、直流電源24からの電
力はレール給電線23に供給され、軌道に沿って移動す
るキャリア2上に取付けられているレール給電ブラシ2
2がこのレール給電線23に接触してキャリア2上の二
次コイル6a,6b及び電流制御装置25に通電する。
そこで二次コイル6a,6bはこの通電によって永久磁
石を形成することになる。
【0022】また電流制御装置25は、通電される直流
電源を交流電力に変換し、これを一次コイルブラシ26
を介して昇降路の軌道上の一次コイル4a,4b,…そ
れぞれに繋がる受電用整流子片21に供給し、この受電
用整流子片21から各々の一次コイル4a,4b,…に
供給してそれらを電磁磁石とする。そして、これらの一
次コイル4a,4b,…に給電する電流の向き及び大き
さや、一次コイルに発生する移動磁界の強さ及び速度、
向きを電流制御装置25によって自在にコントロールす
ることができる。
【0023】このようにして、キャリア2上の二次コイ
ル6a,6bによる磁界の向きと、軌道に設置された一
次コイル4a,4b,…による磁界の向きを相反発する
ように電流の向きを制御し、キャリア2を所望の向きに
所望の駆動力で駆動させるのである。
【0024】このようにして、この実施例の自走式リニ
アエレベータの給電方式では、昇降路内の軌道上には多
数の一次コイルを設置し、移動体であるキャリア側にこ
れらの各一次コイルに給電するための電流制御装置を1
台だけ設置し、一次コイルブラシおよび受電用整流子片
を介して各々の一次コイルに対して制御電流を給電する
ようにし、従来のように区間コイルそれぞれの電流制御
のために個別に制御装置を設ける場合に比べ、高価な制
御装置の台数を格段に削減することができるのである。
【0025】なお、本発明は上記の実施例の限定される
ものではなく、上記実施例では直流電源からレール給電
線に直流を給電するようにしたが、電源を交流とし、レ
ール給電線には交流を給電するようにし、キュリア上の
電流制御装置の前段として交流・直流変換装置を設けて
直流に変換し、これを電源制御装置により交流に再変換
して一次コイル側に給電するようにしてもよい。また、
電流制御装置から一次コイルに給電する系統は4相では
なくてもよく、2相以上であれば原理的には可能であ
る。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、キャリア
上に電流制御装置と二次コイルを設置して電源から受電
するようにし、軌道上には一次コイルのみを設置し、キ
ャリア側の電流制御装置から一次コイルに一次コイルブ
ラシ及び受電用整流子片を介して励磁電流を供給するよ
うにしているため、従来のように多数の区間コイルに分
割されたそれぞれの一次コイルに対する制御装置を設置
する必要がなく、キャリア上の1台の制御装置によって
一次コイルの制御が行なえるようになり、高価な制御装
置の台数を格段に削減することができ、コストの低廉
化、回路構成の簡素化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に用いる自走式リニアエレベ
ータの構造を示す平面図。
【図2】上記自走式リニアエレベータの構造を示す正面
図。
【図3】本発明の一実施例の回路構成を示すブロック
図。
【図4】従来例の回路構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1 かご 2 キャリア 4 二次コイル 4a,4b,4c 一次コイル 6 一次コイル 6a,6b 二次コイル 7 ガイドレール 21 受電用整流子片 22 レール給電ブラシ 23 レール給電線 24 直流電源 25 電流制御装置 26 一次コイルブラシ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の昇降路内の軌道に沿って一定区間
    ごとに分割された多数の一次コイルを敷設し、前記各一
    次コイルの両側端部に受電用整流子片を取付け、 前記昇降路内にキャリアの走行方向に沿って電線路を敷
    設して電源を供給し、 前記キャリア上に前記一次コイルに対する電流制御装置
    を設置すると共に、前記一次コイルに対向するように二
    次コイルを取付け、前記電流制御装置と二次コイルに接
    続された受電ブラシを前記電線路に接触するようにして
    前記キャリア上に取付け、 前記電流制御装置の出力側に前記受電用整流子片と接触
    して電流を供給するための一次コイル用ブラシを取付け
    て成る自走式リニアエレベータの給電方式。
JP3264213A 1991-10-14 1991-10-14 自走式リニアエレベータの給電方式 Pending JPH0680327A (ja)

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