JP3142369B2 - エレベータの給電装置 - Google Patents

エレベータの給電装置

Info

Publication number
JP3142369B2
JP3142369B2 JP04142811A JP14281192A JP3142369B2 JP 3142369 B2 JP3142369 B2 JP 3142369B2 JP 04142811 A JP04142811 A JP 04142811A JP 14281192 A JP14281192 A JP 14281192A JP 3142369 B2 JP3142369 B2 JP 3142369B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
elevator
current collector
car
power supply
trolley wire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP04142811A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05338960A (ja
Inventor
公元 水野
敏昭 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP04142811A priority Critical patent/JP3142369B2/ja
Publication of JPH05338960A publication Critical patent/JPH05338960A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3142369B2 publication Critical patent/JP3142369B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Vehicles With Linear Motors And Vehicles That Are Magnetically Levitated (AREA)
  • Control Of Linear Motors (AREA)
  • Types And Forms Of Lifts (AREA)
  • Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
  • Elevator Control (AREA)
  • Current-Collector Devices For Electrically Propelled Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エレベータの給電装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のエレベータ装置の概要を図9に示
す。図9において、1はエレベータの巻上機、2はエレ
ベータのロープ位置をずらす反らせ車、3はエレベータ
のかご及び釣合重りを吊すロープ、4はエレベータのか
ご5をガイドするかご用レール、6は釣合重り7をガイ
ドする釣合重り用のレールである。
【0003】このように構成された従来のエレベータ装
置では、かごを吊すロープ3を必要とし、このため、
例えば1000m以上の超高層ビル等ではロープ重量等
が問題となり、実用的ではなかった。そのような従来の
エレベータ装置の問題点を解決する為の手段として、例
えば特開平3−23171号公報にはリニアモータによ
り駆動するロープレスエレベータが開示されている。
【0004】図10は上記公報に記載されたものと同様
なロープレスエレベータの構成を示すものである。図1
0において、5はエレベータのかご、8は永久磁石また
は超電動コイル等により構成されるリニアモータの界
磁、9は建屋側に敷設されるリニアモータの電機子コイ
ル、10は電機子のヨークであり、この電機子コイル9
とヨーク10はエレベータの昇降路11に沿ってエレベ
ータのかご5を案内すべくエレベータの両側に取付られ
ている。また、12はエレベータを支えるガイドレー
ル、13は上部バッファである。
【0005】図11は上記電機子コイル9の給電制御ブ
ロック図を示し、図10で示した電機子コイル9は電機
子コイル91L〜94L,91R〜94Rで示され、そ
の内、電機子コイル91L,92L,93L,94Lは
左側に配置され、電機子コイル91R,92R,93
R,94Rは右側に配置されている。そして、電機子コ
イル91L,91R,93L,93Rは切替スイッチ2
1,23を介してインバータ14aにより給電されて励
磁し、また、電機子コイル92L,92R,94L,9
4Rは切替スイッチ22,24を介してインバータ14
bにより給電されて励磁する。
【0006】今、エレベータのかご5が電機子コイル9
1L,91R上にいる時は、切替スイッチ21が閉にな
り、インバータ14aにより電機子コイル91L,91
Rが励磁される。励磁された電機子電流とエレベータの
かご5に取付けられた永久磁石8の相互作用により、エ
レベータが駆動される。また、エレベータのかご5が下
降し、電機子コイル91L,91Rから92L,92R
に乗り移る時にはインバータ14aにより電機子コイル
91L,91Rとインバータ14bにより電機子コイル
92L,92Rが励磁される。その時は切替スイッチ2
1,22が閉となっている。
【0007】そして、エレベータのかご5が電機子コイ
ル92L,92R上に完全に乗り移った場合は切替スイ
ッチ22のみが閉となり、電機子コイル92L,92R
が励磁される。以下、切替スイッチ23を閉にして、電
機子コイル93L,93Rを励磁、切替スイッチ24を
閉にして電機子コイル94L,94Rを励磁する。この
ようにして、エレベータは下降する。また、上昇する場
合には、その逆のシーケンスにより、電機子コイル9を
励磁していく。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように建屋側に敷
設された電機子コイル9を励磁していくことにより、エ
レベータのかご5を推進していくロープレスエレベータ
では、エレベータのかご5内で消費する電力、例えば、
かご内照明、ブレーキ解放用電源、かご側制御回路用電
源、ドア駆動用電源等を図12に示した従来のエレベー
タのように、建屋側からケーブルを通して給電すること
ができない為、給電方法には問題が多かった。このよう
な移動体のかごに給電する為には、電気鉄道のようにト
ロリー線から集電子を通して給電する方法が一般的であ
った。
【0009】しかしながら、ロープレスエレベータの給
電方式で、上述したような電気鉄道方式を採用すると、
ロープレスエレベータでは電気鉄道と異なり、戸外を走
行するのではなく、建屋内を昇降する為、集電子のしゅ
う動音、トロリー線との間に発生する火花音等が問題で
あった。
【0010】この発明は、上述した点に鑑みてなされた
もので、エレベータのかご内で消費する電力を給電する
際にトロリー線と集電子のしゅう動音及び火花音等がな
く静粛に行い得るエレベータの給電装置を得ることを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
るエレベータの給電装置は、建屋側のエレベータ昇降路
に電力給電用トロリー線を敷設すると共に、かご側に集
電子とこの集電子を介して給電を受け充電されるバッテ
リを有するかご内電力給電用電源装置とを設け、かつエ
レベータの停止時は上記集電子を上記トロリー線に接触
させると共に、エレベータの昇降時には上記集電子を上
記トロリー線から引離す集電子駆動手段と、上記バッテ
リの充電電圧が基準電圧以下となった場合に、上記集電
子駆動手段に集電子接触指令を送出する電圧低下検出回
路とを備えたものである。
【0012】また、請求項2に係るエレベータの給電装
置は、建屋側のエレベータ昇降路に複数の一次巻線を敷
設すると共にかご側に二次導体を敷設し上記一次巻線に
移動磁界を発生させることによりかごを昇降させ、建屋
側のエレベータ昇降路に電力給電用トロリー線を敷設す
ると共に、かご側に集電子とこの集電子を介して給電を
受け充電されるバッテリを有するかご内電力給電用電源
装置とを設け、かつエレベータの停止時は上記集電子を
上記トロリー線に接触させると共に、エレベータの昇降
時には上記集電子を上記トロリー線から引離す集電子駆
動手段と、かご側に敷設されていて上記二次導体の上部
と下部に設けられ、エレベータの昇降運動により発生す
る誘起電圧に基づいて上記バッテリを充電する誘導コイ
ルとを備えたものである。
【0013】
【作用】この発明の請求項1においては、集電子駆動手
段により、エレベータの停止時にかご側に設けた集電子
を建物側のエレベータ昇降路に設けたトロリー線に接触
させることによってかご内電源装置のバッテリを充電す
ると共に、エレベータの昇降時には上記集電子を上記ト
ロリー線から引離す。バッテリの電圧の低下が電圧低下
検出回路により検出された場合には、トロリー線に上記
集電子を接触させることによってかご内電源装置のバッ
テリを充電する。
【0014】また、請求項2においては、建屋側の複数
の一次巻線は、エレベータが所定の速度になるように励
磁されており、同期速度の進行交番磁界が発生され、そ
の磁束の変化に見合った誘起電圧が誘導コイルに発生す
る。この発生した電圧に基づきかご内電源装置のバッテ
リが充電される。
【0015】
【実施例】
実施例1.以下、この発明を図示実施例に基づいて説明
する。図1は実施例1に係るロープレスエレベータの給
電装置を示す概略構成図で、図1(a)と(b)はロー
プレスエレベータが停止中と昇降中の状態を示す。同図
において、本実施例のロープレスエレベータのかご5上
にはバッテリ及びその充電回路を備える電源装置15と
集電子駆動用装置16が設置され、集電子駆動装置16
は、電気式ソレノイド,モータまたは油圧等を使用して
構成され、リンク機構17を介してエレベータ昇降路の
建屋側に敷設されたかご内電力給電用トロリー線19に
対し集電子18を垂直方向に駆動するようになされてい
る。
【0016】そして、図1(a)に示す如く、エレベー
タの停止中は、図示しない制御装置から集電子接触指令
を受けて動作する集電子駆動装置16によりリンク機構
17を介して集電子18をトロリー線19に接触させる
ことにより、この集電子18を介してトロリー線19か
ら電源装置15に給電を行うようになされ、他方、図1
(b)に示す如く、エレベータの昇降中は、図示しない
制御装置から集電子引離し指令を受けて動作する集電子
駆動装置16により上記集電子18をトロリー線19か
ら引離すようになされている。なお、5aはかご5のド
アである。
【0017】また、図2はかご5上に設置される上記電
源装置15の内部構成図を示すものである。この電源装
置15は、上記トロリー線19から集電子18を介して
例えばAC200/220Vの給電を受けこれを直流に
変換するダイオードスタック15aと、平滑コンデンサ
15bを介して直流電圧によりバッテリ15cを充電す
る定電流源でなる充電回路15d及びバッテリ15c
と、バッテリ15cの電圧を負荷側に給電する為のダイ
オード15eと、上記平滑コンデンサ15bを介した直
流電圧をPWM制御されて交流に変換し一定したPWM
出力電圧を出力するトランジスタ等のスイッチング素子
で構成された単相のインバータブリッジ15fと、その
PWM出力電圧をAC100Vに変換してかご内照明、
ドア駆動、その他機器の駆動電源を与える昇圧用トラン
ス15gとを備えている。
【0018】上記構成に係る電源装置15において、図
1(a)に示すロープレスエレベータの停止時には、図
2において、集電子接触指令に基づいて動作する集電子
駆動装置16の駆動力によりリンク機構17を介して建
屋側に敷設されたトロリー線19に集電子18を接触さ
せることにより、集電子18からダイオードスタック1
5a及び平滑コンデンサ15bを介した直流電圧が充電
回路15dとバッテリ15cの直流体に印加されて充電
回路15dによりバッテリ15cを充電すると共に、イ
ンバータブリッジ15f及びトランス15gを介したP
WM制御された交流電圧がかご5内負荷に供給される。
【0019】また、図1(b)に示すロープレスエレベ
ータの昇降時は、図2において、集電子駆動装置16に
集電子引離し指令が与えられて集電子駆動装置16によ
りリンク機構17を介して集電子18をトロリー線19
から引離すことにより、かご内負荷にはバッテリ15c
からダイオード15eを介してインバータブリッジ15
fによりPWM制御された交流電圧がトランス15gを
経て給電される。
【0020】従って、上記実施例によれば、エレベータ
の停止時にかご5側に設けた集電子18を建物側のエレ
ベータ昇降路に設けたトロリー線19に接触させること
によってかご内電源装置15のバッテリ15cを充電す
ると共に、エレベータの昇降時には上記集電子18を上
記トロリー線19から引離すようにしたので、エレベー
タの昇降時、トロリー線19と集電子18のしゆう動音
がなくなり、非常に静粛なロープレスエレベータの給電
装置ができ、また、かご5上に設置されたバッテリ15
cが寿命になった場合にも、トロリー線19がある為、
集電子18を接触するのみでかご内に電力を給電するこ
とができる。
【0021】実施例2. 次に、図3は実施例2に係るロープレスエレベータの給
電装置を説明する図で、図示実施例においては、図2に
示す実施例1に対し、バッテリ15cの電圧低下を検出
する電圧低下検出回路20を設け、バッテリ15cが寿
命になったり、何等かの原因によりバッテリ15cの充
電電圧が基準電圧15a以下なった場合に電圧比較コ
ンパレータ20bの出力に基づいて電力増幅器20cか
ら集電子18をトロリー線19に接触すべく集電子接触
指令を集電子駆動装置16に送出するようにしたもの
で、バッテリ15cが寿命になった場合にも集電子18
をトロリ線19に接触するだけでかご5内に電力を給
電することができる。
【0022】実施例3. 次に、ロープレスエレベータの停止時間が短時間であっ
たり、昇降移動時間が長時間であったりする場合は、停
止時に集電子18から十分充電できない場合も想定され
る。その解決策を実施例3として図4〜図6に示す。図
4〜図6は図2と図3に示したかご5内に電力給電する
回路に対し、かご5に取付られた推力を受ける永久磁石
8(或いは超伝導コイル)の上部と下部に集電用の誘導
コイル30a,30bを追加し、誘導コイル30a,3
0bに発生する電圧をダイオードスタック31a,31
bを介して電源装置15の並列コンデンサ15bの入力
端に供給するものである。
【0023】ここで、誘導コイル30a,30bは建屋
側に敷設された電機子コイル91L,91Rの間にそれ
らのコイルと対抗するように所定のターン数で巻線が施
されている。また、建屋側の電機子コイルは、通常、か
ご5側に取り付けられている永久磁石(又は超電導コイ
ル)等の長さと比較して非常に長い為、誘導コイル30
a,30bを電機子の間に容易に入れることは可能であ
る。
【0024】建屋側の電機子コイル9はロープレスエレ
ベータ(リニアモータエレベータ)が所定の速度になる
ように励磁されている為、同期速度の進行交番磁界が発
生されている。従って、その磁束の変化に見合った誘起
電圧が誘導コイル30a,30bに発生する。その発生
された電圧を整流用のダイオードスタック31a,31
bにより直流電圧に変換する。
【0025】この直流電圧を図4に示したようにバッテ
リの充電回路15dのPNに供給する型で接続すれば、
昇降中、集電子18をトロリー線19から引離した場合
にも、バッテリ15cに充電が可能となり、かご5内の
電力の一部も給電可能となる。また、この誘導コイル3
0a,30bは電機子コイル9と交流結合となる為、ロ
ープレスエレベータが低速昇降時或いは停止時には誘起
起電力はなくなる為、その間はバッテリ15cから充電
電力を供給する必要がある。
【0026】また、図5に示すように、ロープレスエレ
ベータが下降し、電機子コイル91L,91Rから92
L,92Rに永久磁石が乗り移る場合、即ち、誘導コイ
ル30bは電機子コイル92L,92Rが励磁されない
内に電機子コイル92L,92Rの間に移動する為、誘
導コイル30bには誘起起電力が発生しない。この時は
誘導コイル30aのみによりパワーを供給する。
【0027】また、図6に示したように、電機子コイル
91L,91Rから92L,92Rに永久磁石が乗り移
り完了した場合、誘導コイル30aは電機子コイル91
L,91Rが励磁されなくなり、電機子コイル92L,
92Rの間に移動する為、誘導コイル30aには誘起起
電力が発生しない。その時は誘導コイル30bのみによ
り、パワーを供給する。ロープレスエレベータが上昇す
る場合は全くその逆となる。
【0028】実施例4.次に、図7は、上述した実施例
1〜3のようにトロリー線と集電子により電力を給電す
るのとは異なり、完全な非接触型のロープレスエレベー
タの給電装置を示す構成図である。すなわち、図示装置
は、ロープレスエレベータの停止位置の建屋側に、鉄心
32とこれに巻回された励振コイル33を敷設し、かご
5内の電源装置15には、上記鉄心32と励振コイル3
3に対向する鉄心15hとこれに巻回された誘導コイル
15iを備え、誘導コイル15iに発生する電力をダイ
オード15j及び平滑コンデンサ15bを介して充電回
路15dとバッテリ15cの直列体に給電してバッテリ
15cを充電するようになっている。
【0029】ここで、上記励振コイル33は、発振回路
34によってスイッチング制御されるトランジスタ35
によりオンオフ制御されるようになされ、また、ダイオ
ードとコンデンサ及び抵抗で構成されたアブソーバ回路
36を備えている。
【0030】上記構成においては次のように動作する。
建屋側の励振コイル33はトランジスタ35によりオ
ン、オフされる為、建屋側の励振コイル33により発生
する磁束は、かご5側の鉄心15hを貫通し、誘導コイ
ル15iに誘起電圧が発生する。即ち、ロープレスエレ
ベータが定位置停止した場合は鉄心32と、15h、コ
イル33と15iに誘起された交流電圧はダイオード1
5j、平滑コンデンサ15bを介して整流され、PN間
に直流電圧を与える。
【0031】PN間に誘起された直流電圧は充電回路1
5dを通してバッテリ15cを充電するととともに、ト
ランジスタ等のスイッチング素子で構成されたインバー
タブリッジ15fでDC−AC変換される。変換された
交流電圧はトランス15gにてAC100Vに変換さ
れ、かご内照明、ドア駆動、その他制御回路等の電源と
して給電される。また、ロープレスエレベータが定位置
を離れ、昇降状態になった場合には、かご内の必要電源
はバッテリ15cから給電され、建屋側のトランジスタ
35はスイッチングを停止する。
【0032】従って、上記実施例4によれば、エレベー
タの停止時に、建屋側の停止位置に設けられた励振コイ
ル33に、かご側に設けられた誘導コイル15iが対向
して誘起電圧を発生しこれに基づきかご内電源装置のバ
ッテリ15cが充電されるようにしたので、移動体に電
力を給電する一般的なトロリー線と集電子の構成によら
ず、完全非接触なロープレスエレベータの給電装置が容
易に可能となり、静粛なロープレスエレベータが完成す
ることになる。
【0033】実施例5.次に、図8は実施例5に係るロ
ープレスエレベータの給電装置の構成図である。エレベ
ータの停止位置は通常複数ある為、建屋側の励振用のト
ランジスタ35、発振回路34は1台として、停止位置
ごとの切替スイッチ37A,37B,・・・・・・・・
・37N、およびかご側の誘導コイル15iおよびコイ
ルを巻く鉄心15hと対向するように各停止位置に、励
振コイル33・・・・・・33i、鉄心32・・・・・
・32Nを設けている。そして、所定の停止位置にロー
プレスエレベータが停止した場合、相当する切替スイッ
チを閉として、相当する励振コイルを励振することによ
り、建屋側の励振回路の簡易化を図っている。
【0034】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1によ
れば、エレベータの停止時にかご側に設けた集電子を建
物側のエレベータ昇降路に設けたトロリー線に接触させ
ることによってかご内電源装置のバッテリを充電すると
共に、エレベータの昇降時には上記集電子を上記トロリ
ー線から引離すようにしたので、エレベータの昇降時、
トロリー線と集電子のしゅう動音がなくなり、非常に静
粛なエレベータの給電装置ができ、かご上に設置された
バッテリが寿命になった場合にも、電圧低下検出回路に
よる電圧低下の検出に基づき、集電子をトロリー線に接
触させるのでかご内に電力を給電することができるとい
う効果がある。
【0035】また、請求項2によれば、エレベータの停
止時に、かご側に設けた集電子を建物側のエレベータ昇
降路に設けたトロリー線に接触させることによってかご
内電源装置のバッテリを充電すると共に、エレベータの
昇降時には上記集電子を上記トロリー線から引離すよう
にしたので、エレベータの昇降時、トロリー線と集電子
のしゅう動音がなくなり、非常に静粛なエレベータの給
電装置ができ、かご側の二次導体の上部と下部に集電用
の誘導コイルがある為、昇降中に集電子をトロリー線か
ら引離した場合にもかご内に電力を給電することができ
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1に係るロープレスエレベー
タの給電装置を示す概略構成図である。
【図2】図1の電源装置の構成図である。
【図3】この発明の実施例2に係る給電装置の構成図で
ある。
【図4】この発明の実施例3に係る給電装置の構成図で
ある。
【図5】この発明の実施例3に係る給電装置の構成図で
ある。
【図6】この発明の実施例3に係る給電装置の構成図で
ある。
【図7】この発明の実施例4に係る給電装置の構成図で
ある。
【図8】この発明の実施例5に係る給電装置の構成図で
ある。
【図9】従来例のエレベータ装置の構成図である。
【図10】従来例のロープレスエレベータの構成図であ
る。
【図11】図10の電機子コイルの給電制御回路図であ
る。
【符号の説明】
5 かご 8 永久磁石 9 電機子コイル 11 昇降路 15 電源装置 15c バッテリ 15i 誘導コイル 16 集電子駆動装置 17 リンク機構 18 集電子 19 トロリー線 33 励振コイル
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66B 1/00 - 11/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建屋側のエレベータ昇降路に電力給電用
    トロリー線を敷設すると共に、かご側に集電子とこの集
    電子を介して給電を受け充電されるバッテリを有するか
    ご内電力給電用電源装置とを設け、かつエレベータの停
    止時は上記集電子を上記トロリー線に接触させると共
    に、エレベータの昇降時には上記集電子を上記トロリー
    線から引離す集電子駆動手段と、上記バッテリの充電電
    圧が基準電圧以下となった場合に、上記集電子駆動手段
    に集電子接触指令を送出する電圧低下検出回路とを備え
    たことを特徴とするエレベータの給電装置。
  2. 【請求項2】 建屋側のエレベータ昇降路に複数の一次
    巻線を敷設すると共にかご側に二次導体を敷設し上記一
    次巻線に移動磁界を発生させることによりかごを昇降さ
    せ、建屋側のエレベータ昇降路に電力給電用トロリー線
    を敷設すると共に、かご側に集電子とこの集電子を介し
    て給電を受け充電されるバッテリを有するかご内電力給
    電用電源装置とを設け、かつエレベータの停止時は上記
    集電子を上記トロリー線に接触させると共に、エレベー
    タの昇降時には上記集電子を上記トロリー線から引離す
    集電子駆動手段と、かご側に敷設されていて上記二次導
    体の上部と下部に設けられ、エレベータの昇降運動によ
    り発生する誘起電圧に基づいて上記バッテリを充電する
    誘導コイルとを備えたことを特徴とするエレベータの給
    電装置。
JP04142811A 1992-06-03 1992-06-03 エレベータの給電装置 Expired - Fee Related JP3142369B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04142811A JP3142369B2 (ja) 1992-06-03 1992-06-03 エレベータの給電装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04142811A JP3142369B2 (ja) 1992-06-03 1992-06-03 エレベータの給電装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05338960A JPH05338960A (ja) 1993-12-21
JP3142369B2 true JP3142369B2 (ja) 2001-03-07

Family

ID=15324184

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04142811A Expired - Fee Related JP3142369B2 (ja) 1992-06-03 1992-06-03 エレベータの給電装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3142369B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002338175A (ja) * 2001-04-27 2002-11-27 Otis Elevator Co 自走式エレベータ
US8688040B2 (en) 2010-09-29 2014-04-01 Sena Technologies Inc. Bluetooth headset for helmet having inter-communication function
WO2014189492A1 (en) 2013-05-21 2014-11-27 Otis Elevator Company Wireless power supply for self-propelled elevator
WO2016118466A1 (en) * 2015-01-21 2016-07-28 Otis Elevator Company Power distribution for multicar, ropeless elevator system

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4161062B2 (ja) 1999-06-16 2008-10-08 三菱電機株式会社 複数かごエレベータ給電装置
TW500688B (en) * 1999-06-16 2002-09-01 Mitsubishi Electric Corp Power supplying device for plural car elevator
ITAN20120032A1 (it) * 2012-03-27 2013-09-28 Sauro Bianchelli Sistema in grado di produrre energia elettrica
CN106477436B (zh) * 2015-08-25 2019-11-12 奥的斯电梯公司 具有无线电力传输***的机电式推进***
ES2703398T3 (es) 2015-09-01 2019-03-08 Otis Elevator Co Comunicación inalámbrica de ascensor y sistema de transferencia de potencia
DE102016223913A1 (de) * 2016-12-01 2018-06-07 Thyssenkrupp Ag Aufzuganlage mit einer Stromschiene und einem Stromabnehmer
EP3403966A1 (en) 2017-05-17 2018-11-21 KONE Corporation Wireless power transfer arrangement for an elevator car and an elevator

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002338175A (ja) * 2001-04-27 2002-11-27 Otis Elevator Co 自走式エレベータ
US8688040B2 (en) 2010-09-29 2014-04-01 Sena Technologies Inc. Bluetooth headset for helmet having inter-communication function
WO2014189492A1 (en) 2013-05-21 2014-11-27 Otis Elevator Company Wireless power supply for self-propelled elevator
EP2999652A4 (en) * 2013-05-21 2017-05-17 Otis Elevator Company Wireless power supply for self-propelled elevator
US10196240B2 (en) 2013-05-21 2019-02-05 Otis Elevator Company Wireless power supply for self-propelled elevator
WO2016118466A1 (en) * 2015-01-21 2016-07-28 Otis Elevator Company Power distribution for multicar, ropeless elevator system

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05338960A (ja) 1993-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3142369B2 (ja) エレベータの給電装置
US5751076A (en) Drive system for lifts
CN108946404B (zh) 用于电梯轿厢的无线功率传送装置以及电梯
JPH0445088A (ja) リニアモータエレベーター
US9850095B2 (en) Elevator generating electric energy using displacement thereof
EP0499254B1 (en) Self running type elevator system using linear motors
US20030000778A1 (en) Drive system for multiple elevator cars in a single shaft
Ishii Elevators for skyscrapers
JP2013507893A (ja) 電磁ブレーキを有する輸送システム
CN106477436A (zh) 具有无线电力传输***的机电式推进***
US3218489A (en) Linear induction motor for cranes and the like
JP5089113B2 (ja) エレベータのかごへの非接触給電装置
JP2002338151A (ja) エレベータ装置
JPH04345486A (ja) 自走式エレベータのドア駆動装置
JPH09151048A (ja) エレベータ用リニアモータ
JP2008154342A (ja) 非接触給電装置
JPH04191251A (ja) エレベータの運転方法
JPH0956088A (ja) エレベータの給電装置
CN112009258A (zh) 三线抱轨式高速磁悬浮列车***
CN111731107A (zh) 三线抱轨式高速磁悬浮列车***
JP2013237512A (ja) エレベータ乗りかごの電力供給装置
RU2185296C1 (ru) Устройство для электроснабжения и управления безрельсовым транспортным средством
JP2609689B2 (ja) エレベータ装置
JP2006176257A (ja) エレベータ制御装置
JP2005104681A (ja) エレベータシステム

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees