JPH0679442B2 - 照明器具 - Google Patents
照明器具Info
- Publication number
- JPH0679442B2 JPH0679442B2 JP5574586A JP5574586A JPH0679442B2 JP H0679442 B2 JPH0679442 B2 JP H0679442B2 JP 5574586 A JP5574586 A JP 5574586A JP 5574586 A JP5574586 A JP 5574586A JP H0679442 B2 JPH0679442 B2 JP H0679442B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- infrared
- ultraviolet
- filter
- blocking layer
- rays
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Liquid Crystal Substances (AREA)
- Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Optical Filters (AREA)
- Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は照明器具に係り、例えば美術館における絵画の
スポットライト照明あるいは店舗等において衣服の照明
などに適するように赤外線および紫外線を遮断するフィ
ルタに関する。
スポットライト照明あるいは店舗等において衣服の照明
などに適するように赤外線および紫外線を遮断するフィ
ルタに関する。
（従来の技術） 一般に、照明器具において比較的照度レベルの低いベー
スの照明では問題とならなかった紫外線や赤外線が、た
とえば光源にメタルハライドランプなどの高輝度放電ラ
ンプを用いたスポット照明では集中照射されるので、被
照射物の温度上昇や褪色をもたらした。このため従来照
明器具は反射板の照射口に設けたガラス板に酸化セリウ
ム（CeO2）等を含ませ紫外線吸収ガラスを用いて紫外線
を遮断するか、赤外線吸収ガラスまたは赤外線反射膜を
用いて赤外線を遮断するかのどちらか一方であった。
スの照明では問題とならなかった紫外線や赤外線が、た
とえば光源にメタルハライドランプなどの高輝度放電ラ
ンプを用いたスポット照明では集中照射されるので、被
照射物の温度上昇や褪色をもたらした。このため従来照
明器具は反射板の照射口に設けたガラス板に酸化セリウ
ム（CeO2）等を含ませ紫外線吸収ガラスを用いて紫外線
を遮断するか、赤外線吸収ガラスまたは赤外線反射膜を
用いて赤外線を遮断するかのどちらか一方であった。
（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、前記従来の照明器具に用いられた紫外線
吸収ガラスは、波長が800nm以上の赤外線を遮断する機
能はなく、却って一般のソーダガラスより赤外線を透過
し、また、赤外線吸収ガラスまたは赤外線反射膜は、波
長が400nm以下の紫外線を遮断する機能はなく、紫外線
を透過し、１枚のフィルタでは紫外線および赤外線の一
方しか除去し得ないのであった。
吸収ガラスは、波長が800nm以上の赤外線を遮断する機
能はなく、却って一般のソーダガラスより赤外線を透過
し、また、赤外線吸収ガラスまたは赤外線反射膜は、波
長が400nm以下の紫外線を遮断する機能はなく、紫外線
を透過し、１枚のフィルタでは紫外線および赤外線の一
方しか除去し得ないのであった。
本発明は上記問題点に鑑みなされたもので、紫外線およ
び赤外線を１枚のフィルタで遮断することができる照明
器具を提供することを目的とする。
び赤外線を１枚のフィルタで遮断することができる照明
器具を提供することを目的とする。
（問題点を解決するための手段） 本発明の照明器具は、光源およびこの光源に対設したフ
ィルタとを設けたものであり、このフィルタはガラス基
板の一面に赤外線遮断層を、また、他面に紫外線遮断層
を設けたものである。
ィルタとを設けたものであり、このフィルタはガラス基
板の一面に赤外線遮断層を、また、他面に紫外線遮断層
を設けたものである。
（作用） そして、本発明によれば光源から放射された光は前面の
フィルタを透過して照射するのであり、このフィルタを
透過する際に、ガラス基板の一面の赤外線遮断層で赤外
線は遮断され、前記ガラス基板の他面の紫外線遮断層で
は紫外線が遮断され、１枚のフィルタで紫外線および赤
外線が除かれた可視光線域のみが照射される。
フィルタを透過して照射するのであり、このフィルタを
透過する際に、ガラス基板の一面の赤外線遮断層で赤外
線は遮断され、前記ガラス基板の他面の紫外線遮断層で
は紫外線が遮断され、１枚のフィルタで紫外線および赤
外線が除かれた可視光線域のみが照射される。
（実施例） 以下、本発明の照明器具を図面を参照して説明する。
１は光源で、例えばメタルハライドランプなどの高輝度
放電ランプなどにて構成され、この光源１は反射体２に
内包されている。この反射体２は前面に照射口３を開口
した二次曲面の回転体にて構成され、両側部には光源１
を装着するランプソケット４が相対向って設けられてい
る。
放電ランプなどにて構成され、この光源１は反射体２に
内包されている。この反射体２は前面に照射口３を開口
した二次曲面の回転体にて構成され、両側部には光源１
を装着するランプソケット４が相対向って設けられてい
る。
次に５は前記反射体２の照射口３に取り付けられたフィ
ルタで、このフィルタ５のガラス基板６の光源側の面に
は、例えば酸化インジウム（In2 O2）、酸化錫（Sn
O2）等のITO膜からなり赤外線反射膜からなる赤外線遮
断層７を設け、外側には、例えばフッ素樹脂系またはシ
リカ（SiO2）系塗料に例えばベンゾフェノン、ベンゾト
リアロールなどの紫外線吸収剤を塗布した紫外線吸収膜
からなる紫外線遮断層８を設けたものである。
ルタで、このフィルタ５のガラス基板６の光源側の面に
は、例えば酸化インジウム（In2 O2）、酸化錫（Sn
O2）等のITO膜からなり赤外線反射膜からなる赤外線遮
断層７を設け、外側には、例えばフッ素樹脂系またはシ
リカ（SiO2）系塗料に例えばベンゾフェノン、ベンゾト
リアロールなどの紫外線吸収剤を塗布した紫外線吸収膜
からなる紫外線遮断層８を設けたものである。
次にこの実施例の作用について説明する。
光源１から放射された光は、直接または反射体２に反射
されることにより前面のフィルタ５方向へ放射される。
されることにより前面のフィルタ５方向へ放射される。
そして第３図に示すようにこのフィルタ５のガラス基板
６の一面の赤外線遮断層７で例えば波長800nm以上の赤
外線を反射によって遮断し、他面の紫外線遮断層８で例
えば400nm以下の紫外線を吸収して遮断するのである。
６の一面の赤外線遮断層７で例えば波長800nm以上の赤
外線を反射によって遮断し、他面の紫外線遮断層８で例
えば400nm以下の紫外線を吸収して遮断するのである。
また赤外線遮断層７および紫外線遮断層８はそれぞれ赤
外線または紫外線吸収層および反射層でよく上記実施例
に限らず赤外線遮断層７には、フッ化マグネシウム（Mg
F2）、酸化チタン（TiO2）等を多層蒸着した多層干渉膜
からなる赤外線反射膜、または硼珪酸系ガラス、リン酸
系ガラスに酸化鉄（FeO3）を添加した赤外線吸収ガラス
でもよく、紫外線遮断層８にはフッ化マグネシウム（Mg
F2）、酸化チタン（TiO2）等を多層蒸着した多層干渉膜
からなる紫外線反射膜、または酸化セリウム（CeO2）な
ど紫外線吸収機能をもつ物質をカリ石灰ガラスなどに添
加した紫外線吸収ガラスでもよい。
外線または紫外線吸収層および反射層でよく上記実施例
に限らず赤外線遮断層７には、フッ化マグネシウム（Mg
F2）、酸化チタン（TiO2）等を多層蒸着した多層干渉膜
からなる赤外線反射膜、または硼珪酸系ガラス、リン酸
系ガラスに酸化鉄（FeO3）を添加した赤外線吸収ガラス
でもよく、紫外線遮断層８にはフッ化マグネシウム（Mg
F2）、酸化チタン（TiO2）等を多層蒸着した多層干渉膜
からなる紫外線反射膜、または酸化セリウム（CeO2）な
ど紫外線吸収機能をもつ物質をカリ石灰ガラスなどに添
加した紫外線吸収ガラスでもよい。
さらに、フィルタ５のガラス基板６の光源１側の面に赤
外線遮断層７を設け、外面に紫外線遮断層８を設けるこ
とにより、ガラス基板６自体の温度、特にガラス基板６
の外面の温度を低くすることができ、比較的高温に弱い
外面の紫外線遮断層８を保護する効果を有する。
外線遮断層７を設け、外面に紫外線遮断層８を設けるこ
とにより、ガラス基板６自体の温度、特にガラス基板６
の外面の温度を低くすることができ、比較的高温に弱い
外面の紫外線遮断層８を保護する効果を有する。
このようにガラス基板６の一面の赤外線遮断層７により
赤外線を遮断し、他面の紫外線遮断層８で紫外線を遮断
することにより、不必要な波長域を遮断し、赤外線によ
る被照射面の温度上昇、紫外線による褪色を防止でき
る。
赤外線を遮断し、他面の紫外線遮断層８で紫外線を遮断
することにより、不必要な波長域を遮断し、赤外線によ
る被照射面の温度上昇、紫外線による褪色を防止でき
る。
さらに、１枚のフィルタで紫外線および赤外線を同時に
遮断できるので安価である。
遮断できるので安価である。
本発明の照明器具によれば、赤外線を遮断することによ
り被照射面の温度上昇、紫外線を遮断することにより被
照射面の褪色の防止が図れ、また、１枚のフィルタで赤
外線および紫外線を同時に遮断できるので経済的であ
る。
り被照射面の温度上昇、紫外線を遮断することにより被
照射面の褪色の防止が図れ、また、１枚のフィルタで赤
外線および紫外線を同時に遮断できるので経済的であ
る。
第１図は本発明の照明器具の一実施例の縦断面図、第２
図は同上正面図、第３図は同上フィルタの断面図であ
る。 １…光源、５…フィルタ、６…ガラス基板、７…赤外線
遮断層、８…紫外線遮断層。
図は同上正面図、第３図は同上フィルタの断面図であ
る。 １…光源、５…フィルタ、６…ガラス基板、７…赤外線
遮断層、８…紫外線遮断層。
Claims (1)
- 【請求項１】光源と、 この光源に対設したフィルタとを具備してなり、 前記フィルタはガラス基板の一面に赤外線遮断層を設け
るとともにこのガラス基板の他面に紫外線遮断層を設け
たことを特徴とする照明器具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5574586A JPH0679442B2 (ja) | 1986-03-13 | 1986-03-13 | 照明器具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5574586A JPH0679442B2 (ja) | 1986-03-13 | 1986-03-13 | 照明器具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62213005A JPS62213005A (ja) | 1987-09-18 |
| JPH0679442B2 true JPH0679442B2 (ja) | 1994-10-05 |
Family
ID=13007391
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5574586A Expired - Lifetime JPH0679442B2 (ja) | 1986-03-13 | 1986-03-13 | 照明器具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0679442B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01119110U (ja) * | 1988-02-04 | 1989-08-11 | ||
| JPH0636610A (ja) * | 1992-07-15 | 1994-02-10 | Daiwa Raiteingu:Kk | 照明装置 |
| JP2008016394A (ja) * | 2006-07-07 | 2008-01-24 | Sony Corp | 光源装置、照明装置及びプロジェクタ装置 |
-
1986
- 1986-03-13 JP JP5574586A patent/JPH0679442B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62213005A (ja) | 1987-09-18 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |