JPH0679428B2 - 情報信号記録装置 - Google Patents

情報信号記録装置

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JPH0679428B2
JPH0679428B2 JP29253685A JP29253685A JPH0679428B2 JP H0679428 B2 JPH0679428 B2 JP H0679428B2 JP 29253685 A JP29253685 A JP 29253685A JP 29253685 A JP29253685 A JP 29253685A JP H0679428 B2 JPH0679428 B2 JP H0679428B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、記録媒体上の複数の記録領域に対して夫々
独立して情報信号の記録を行う事が可能な情報信号記録
装置に関するものである。
〔従来の技術〕
以下、この明細書ではオーデイオ信号を時間軸圧縮し
て、磁気テープの長手方向に延在する6本のチヤンネル
に対し、夫々回転ヘツドで独立にデイジタル変調記録す
るマルチチヤンネルデイジタルオーデイオテープレコー
ダを例にとつて説明する。
第7図は従来のこの種のデイジタルオーデイオテープレ
コーダのテープ走行系の一部を示す図である。第7図に
於いて1は磁気テープ、2は回転ヘツド3,4を保持する
回転シリンダである。これによつてヘツド3,4はテープ
1を斜めにトレースし、オーデイオ信号の記録を行う。
そしてヘツド3,4が36°回転する毎に、テープ1の長手
方向に形成された6つの領域に対して夫々時間軸圧縮し
たオーデイオ信号を記録すれば計6チヤンネルのオーデ
イオ信号を記録可能なオーデイオ専用テープレコーダが
得られるというものである。
第8図に於いて、CH1〜CH6は夫々ヘツド3またはヘツド
4が第7図に於いてAからB,BからC,CからD,DからE,Eか
らF,FからGをトレースしている期間にオーデイオ信号
が記録される領域(チヤンネル)である。各領域には夫
々別々にオーデイオ信号を記録することが可能であり、
夫々所謂アジマス重ね書きが行われるが、各領域CH1〜C
H6のトラツクは同一直線上にある必要はない。また各領
域には夫々トラツキング制御用のパイロツト信号が記録
されるが、各領域毎に所定のローテーシヨン(12
34)で記録されているものとし、これも領域間
に相関性はない。
又CH1〜CH3に示す領域は第7図に於いてテープ1が所定
の速度で矢印7に示す方向に走行している時記録再生さ
れ、CH4〜CH6に示す領域は同じく矢印9に示す方向に走
行している時記録再生されているものとすれば、第8図
に示す如く、CH1〜CH3に示す領域の各トラツクの傾き
と、CH4〜CH6に示す領域の各トラツクの傾きとは若干異
なる。但し、この時相対速度の差については、ヘツド3,
4の回転によるものに比べ、テープ1の走行によるもの
は極めて小さいため問題とならないものとする。
第9図は上述の如きテープレコーダの記録再生のタイム
チャートである。図中(a)はシリンダ2の回転に同期
して発生される位相検出パルス(以下PG)で、1/60秒毎
に“ハイレベル(H)”と“ローレベル(L)”を繰り
返す30Hzの矩形波である。また、(b)はPG(a)と逆
極性のPGである。ここでPG(a)はヘツド3が第7図の
BからGまで回転する間H、PG(b)はヘツド4が同じ
くBからGまで回転する間Hであるものとする。
第9図(c)はPG(a)より得たデータ読み込み用パル
スで、ビデオ信号の1フイールド分(1/60秒)に対応す
る期間のオーデイオ信号を1フイールドおきにサンプリ
ングするためのものである。第9図(d)はサンプリン
グされた1フイールド分のオーデイオデータにRAM等を
用いて誤り訂正用冗長コード等を付加したり、配列を変
えたりするための信号処理期間をHで示す。第9図
(e)はデータ記録の期間をHで示し、上述の信号処理
で得られた記録用データをテープ1に記録するタイミン
グを示す。
例えば、第9図を用いて時間的に信号の流れを追うと、
t1〜t3の期間(ヘツド3がB〜Gに移動中)サンプリン
グされたデータは、t3〜t5(ヘツド3がG〜A)で信号
処理が施され、t5〜t6(ヘツド3がA〜B)の期間で記
録される。即ちヘツド3によつて第8図のCH1の領域に
記録される。一方PG(b)がHの期間にサンプリングさ
れたデータは同様のタイミングで信号処理され、ヘツド
4によつてCH1の領域に記録される。
PG(a)を所定位相(ここでは1領域分の36°)移相し
たPGを第9図(f)に示す。
以下PG(f)及び不図示のこれと逆特性のPGによつてオ
ーデイオ信号を記録する場合について説明する。第9図
t2〜t4にサンプリングされたデータは、t4〜t6の間第9
図(g)に示す信号に従つて信号処理され、t6〜t7の期
間第9図(h)に示す信号に従つて記録される。即ちヘ
ツド3によつて、該ヘツド3がB〜Cをトレースする期
間、第8図のCH2に示す領域に記録される。同様にt4〜t
7の期間にサンプリングされたデータはヘツド4によつ
てCH2に示す領域に記録される。
次にCH2に示す領域に記録された信号を再生する動作に
ついて説明する。
ヘツド3によるテープ1からのデータの読取は第9図
(h)に示す信号に従いt6〜t7(t1〜t2も同様)に行わ
れ、第9図(i)に示す信号に従いt7〜t8(t2〜t3)に
記録時とは逆の信号処理が行われる。即ちこの期間で誤
り訂正等を行い、更に第9図(j)に示す信号に従いt8
〜t9(t3〜t6)で再生オーデイオ信号が出力される。も
ちろんヘツド4による再生動作は上述の動作と180°の
位相差をもつて行われ、これで連続した再生オーデイオ
信号が得られる。
また、他の領域CH3〜CH6についても、PG(a)をn×36
°分位相し、これに基づいて上述の記録再生動作を行え
ばよいことは云うまでもなく、またこれはテープの走行
方向には依存しない。
次に、上述の如き装置に於いて従来より用いられている
データフオーマツトの一例について説明する。第2図は
第8図における各領域の1トラツクに記録されるデータ
フオーマツト、即ち1/60秒の2チヤンネルのオーデイオ
信号に対応したPCMオーデイオデータが含まれるデータ
のフオーマツトの一例を示す図である。
第2図に示すデータマトリクスにおいてsyncで示す例は
同期用データ列、adressで示す列はアドレスデータ列、
P,Qで示す列は夫々誤り訂正用冗長データ列、CRCCで示
す列は周知のCRCCチエツクコードデータ列、D1,D2は夫
夫複数の列を含み、夫々2チヤンネルのオーデイオ信号
情報を含むデータ列である。一方、b(0)〜b(3x−
1)は夫々このデータマトリクスの各行を示し、この各
行が夫々1つのデータブロツクとして図中左側から右側
へ順次記録される様になつている。たとえばb(0)sy
nc列データの次はb(0)のadress列データ、更に次は
b(0)のP列データという様に順次記録されていく。
またb(l)の最終列データの次にはb(l+1)のsy
nc列データが記録され、b(3x−1)の最終列データが
記録されると1トラツク分のデータ記録が終了する。
ここでD1に含まれる列中最初の列においてb(0),b
(1),b(x),b(x+1),b(2x),b(2x+1)の6
つのデータ(ID0〜ID5)は、オーデイオ信号の情報以外
の付加情報に対応するデータ(以下IDデータと称す)で
ある。
ところで、前述の如きマルチチヤンネルのデイジタルオ
ーデイオテープレコーダでは、チヤンネルを変更して記
録または再生を行う機能を持たせることが可能である。
この機能は長時間の連続録音を可能とするため極めて有
用な機能である。
一方、この種の機能を実現するには、変更前のトラツク
の記録終了点、変更後のチヤンネル番号、そのチヤンネ
ルに於ける信号の記録方向、記録開始点、更には記録時
のテープ速度等の変更に必要なデータを、変更前のチヤ
ンネルに記録しておく必要がある。
また、周知の如くこの種のテープレコーダはVTRとして
兼用できるが記録テープに記録されている信号が映像信
号かオーデイオ信号であるかを区別をするために、周知
の4周波方式の自動トラツキング制御の為に用いられる
4種のパイロツト信号とは異なる周波数(5)を有す
るパイロツト信号をデイジタルオーデイオ信号にの周波
数多重していた。
第10図はこれらのパイロツト信号の周波数配置を示した
ものであり、第11図は記録テープからこのパイロツト信
号(5)を検出する検出回路を示したものである。
第11図において、ヘツド30で再生した合成信号をヘツド
アンプ31で増幅し、パイロツト信号(5)の周波数を
中心周波数としたバンドパスフイルタ(BPF)32を通し
て信号5のみを抽出し、検波器(DET)33でレベル検波
し、基準電圧Vrefよりもこの検波出力が大きければ、比
較器34は2値信号のH(ハイ)を出力する。
そして、6つの領域中の1つを再生中あるいは検索中に
前記信号5を検出すれば、その領域がデイジタルオー
デイオ信号の記録が行われている領域であるということ
が判別できる。
従来の装置はマルチチヤンネルデイジタルオーデイオ信
号の記録済の確認は前出の信号5によつてのみ可能で
ある。しかしデイジタルオーデイオ信号の記録の有無を
判別するだけでは、6チヤンネルもあるテープでの各記
録の検索は難かしい。
そこで、前述の通り、チヤンネル変更に関する情報を、
記録時にIDデータとして書込んでおくことが望ましい。
第12図はタイマ等を用いて自動的に6つのプログラムを
どの様に記録するかを設定する場合の設定パターンの例
を示す図である。第12図(a)に示すように1つのチヤ
ンネルに1プログラムづつ6プログラムで6つのチヤン
ネルを使用することが考えられ、これを並列型の設定パ
ターンと称す。また、第12図(b)に示すように第1チ
ヤンネルに第1プログラムから第6プログラムまで収容
できる限り、順に記録し、第1のチヤンネルに収容しき
れない場合には、プログラム単位で第2のチヤンネルへ
移り、第6プログラムまでを記録する方法も考えられ、
これを直列型の設定パターンと称す。
その他、これ以外のパターンも考えられるが、いずれの
設定パターンにて記録を行う場合でも、以下のような問
題点を有する。
即ち、マルチチヤンネル記録再生装置の場合には、チヤ
ンネル切換時の記録終了点及び新しいチヤンネルの記録
開始点がテープ上の何処なのか判別しにくく、操作に大
変な手間がかかる。そこでチヤンネル変更に係るデータ
をIDデータ内に設け、上記のような不便さを除くことが
考えられる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上述の如くIDデータ内にチヤンネル変更に係るデータを
書込む為には、従来の装置においてはマニユアル操作に
よらなければならず、特に前述した様なタイマを用いた
自動録音を行う場合にはチヤンネル変更に係るデータを
記録するのは困難であるという問題があつた。
この発明はこのような問題点を解決するためになされた
もので、記録終了後に、複数の記録領域に夫々独立して
記録されている情報信号を簡単な操作で容易に検索する
ことのできる情報信号記録装置を提供することを目的と
する。
〔問題点を解決するための手段〕
斯かる目的下においてこの発明に係る情報信号記録装置
は、記録媒体上の複数の記録領域に対して夫々独立して
情報信号の記録を行う事が可能な装置であって、前記記
録媒体上の複数の記録領域の内の第1の記録領域に情報
信号を記録し、引き続き前記記録媒体上の複数の記録領
域の内の第2の記録領域に情報信号を記録する場合に、
前記第2の記録領域において前記第1の記録領域に引き
続き情報信号の記録が行われる記録開始位置を特定する
ための情報を前記記録媒体に記録するように構成してい
る。
〔作用〕
上述の如く構成することにより、記録終了後に、複数の
記録領域に夫々独立して記録されている情報信号を簡単
な操作で容易に検索することのできるようになった。
〔実施例〕
第1図は上述の如きマルチチヤンネルテープレコーダに
対して本発明を適用した場合の一実施例としてのテープ
レコーダの概略構成を示す図である。第1図中第7図〜
第8図と同様の構成要素については同一番号を付す。
回転シリンダ2の回転検出器11より得られるPGはシリン
ダモータ制御回路16に供給され、シリンダ2を所定の回
転速度かつ所定の回転位相で回転させる。12,13は夫々
キヤプスタン14,15のフライホイール17,18の回転検出器
であり、これらの出力(FG)はスイツチ19を介して択一
的にキヤプスタンモータ制御回路20に供給される。該回
路20の出力は記録時に於いてはキヤプスタン14又は15の
回転が所定速度となる様にスイツチ21を介して夫々のキ
ヤプスタンモータへ供給される。スイツチ19,21は夫々
テープを矢印7に示す方向(順方向)に走行させる際は
図中F側、矢印9に示す方向(逆方向)に走行させる際
は図中R側に接続される。
操作部24をマニユアル操作することにより、記録、再生
等の動作モード、記録再生の対象となる領域が指定され
る。また、オーデイオ専用で記録を行うか、またビデオ
信号も第8図の記録パターンで記録するかも指定され
る。また、記録時のトラツクピツチ及びテープ走行方向
についてもこの操作部24にて指定される。
更に前述した様な再生チヤンネルの変更を所望する場
合、変更後のトラツク番号、テープ走行方向及びトラツ
クピツチについても操作部24で指定できる様になつてい
る。
これらのデータはシステムコントローラ25へ供給され、
システムコントローラ25はキヤプスタンモータ制御回路
20、スイツチ19,21及び領域指定回路26、ゲート回路2
7、ID信号制御回路51等をコントロールする。そして領
域指定回路26は領域指定データをゲートパルス発生回路
23に供給し、所望のゲートパルスを得る。尚、ビデオ信
号も記録する場合に於いて指定される領域は当然CH1と
なる。
ゲート回路28の制御用ゲートパルスとしては、領域指定
データに基づいて、ヘツド3,ヘツド4夫々について、前
述のウインドウパルスが択一的に選択供給されている。
記録時、端子29より入力されたアナログオーデイオ信号
はPCMオーデイオ信号処理回路30に供給され、ウインド
ウパルスに係る前述のタイミングでサンプリングされ、
デイジタルデータとされて後、前述の信号処理が施され
る。またこのオーデイオデータと共に前述の如きIDデー
タも発生される。こうして得た記録用オーデイオデータ
はパイロツト信号発生回路32より1フイールド毎に1
234のローテーシヨンで発生されるトラツ
キング制御用のパイロツト信号(TPS)及び後述する他
のパイロツト信号と加算器33で加算される。加算器33の
出力はゲート回路28で前述の如く適宜ゲートされ、ヘツ
ド3,4によつて所望の領域に書込まれていく。
再生時はヘツド3,4の再生信号が同じくウインドウパル
スによりゲート回路28にて抽出され、この再生信号はス
イツチ34のA側端子を介してローパスフイルタ(LPF)3
5に供給されると共にPCMオーデイオ回路30に供給され
る。PCMオーデイオ回路30に於いては記録とは逆に誤り
訂正、時間軸伸長、デイジタル−アナログ変換等の信号
処理が行われ、再生アナログオーデイオ信号を端子36よ
り出力する。
LPF35は前述のTPSを分離し、ATF回路37に供給する。ATF
(トラツキング制御)回路37は周知の4周波方式による
トラツキングエラー信号を得るための回路で、再生され
たクラツキング用パイロツト信号とパイロツト信号発生
回路32により記録時と同一のローテーシヨンで発生され
たパイロツト信号とを利用するのは周知の通りである。
但し、トラツキングエラー信号は各領域毎に限られるの
で、これをサンプルホールドしてやる。こうして得られ
たトラツキングエラー信号はキヤプスタンモータ制御回
路20に供給され、再生時のテープ1の走行をキヤプスタ
ン14,15を介して制御し、トラツキング制御を行う。
次にビデオ信号を記録再生する機能について説明する。
システムコントローラ25よりビデオ信号の記録再生を行
う命令がなされると、領域指定回路26は強制的にCH1の
領域を指定し、かつまたゲート回路27をPGに応じて動作
させる。端子38より入力されたビデオ信号はビデオ信号
処理回路39にて記録に適した信号形態とされて後加算器
40に供給される。そして、加算器40にてパイロツト信号
発生回路32より得られるパイロツト信号と加算されゲー
ト回路27を介し、ヘツド3,4によつて領域CH2〜CH6の部
分に記録される。この時のPCMオーデイオ信号の記録動
作はCH1についての前述の記録動作と全く同様である。
再生時に於いて、ヘツド3,4よりピツクアツプされたビ
デオ信号はゲート回路27を介して連続信号とされる。こ
の連続信号はビデオ信号処理回路39に供給され、元の信
号形態とされ、端子41より出力される。また、ゲート回
路27より得られた連続信号はスイツチ34のV側端子を介
して、LPF35へ供給される。
LPF35では連続してパイロツト信号成分が分離されATF回
路37に供給される。このとき、ATF回路37より得られる
トラツキングエラー信号はサンプルホールドする必要は
なく、そのままキヤプスタンモータ制御回路20に供給さ
れる。また、この時CH1の領域よりPCMオーデイオ信号も
再生され、端子36よりアナログオーデイオ再生信号を得
るが、ゲート回路28の出力信号を用いたトラツキング制
御は行われない。
以下、第2図中のID0〜ID4について、第3図,第4図,
第5図を用いて説明する。
ID0は、IDワードがどのモード状態で記述されているか
を示すモードナンバーである。モード7はマルチチヤン
ネルデイジタルオーデイオテープレコーダ専用のモード
である。ID1〜ID4は、そのモードナンバーにより、定義
されている内容が異なる。ID5は必須の情報で、モード
によらず共通である。この詳細を各ビツト毎に第5図に
示し、後に詳述する。
次にマルチチヤンネルテープレコーダ用のモード7に於
けるID0〜ID4を第3図に沿つて以下説明して行く。
第3図において、ID0の第0〜第7ビツトを用いてモー
ド番号である「7」を示している。ID1の第7ビツトは
通常の記録時「0」、記録領域変更直前の所定期間(0.
3〜1.0秒)「1」が記録されるビツトである。以下、こ
の実施例の要点に関するので詳述する。
通常の記録時には第7ビツトは「0」であり、この時第
0ビツトは所謂リバース記録も考慮して、記録時のテー
プの走行方向を示す。また第1及び第2ビツトはその時
の走行速度を示す。第3ビツトは常に「1」にしてお
く。第4,第5,第6ビツトは記録内容の検索に用いる信号
を示す。一方、記録領域の変更直前は第7ビツトを
「1」とする。第7ビツトを「1」にするのは、記録領
域の変更の前1秒ないし0.3秒前より開始して、現在記
録中の領域に対する記録を終了するまでの間である。こ
の間即ち第7ビツトが「1」である時第0ビツトは通常
の記録時と同様に記録時のテープの走行方向を示す。第
1〜第3ビツト変更後に於ける記録領域の番号を示す。
第4ビツトは常に「1」にしておく。第5ビツトは記録
領域変更後、記録が開始されるテープの長手方向につい
ての位置を示す。つまり、例えば変更直前に於ける位置
から記録を開始するか、それともテープのどちらか一端
から記録を開始するのかを識別するための情報である。
第6ビツトは記録領域変更後、テープの走行方向を示
す。
次に、ID2とID3は年月日、曜日及び時分秒を、主に第7
ビツトを制御ビツトとして必要に応じて使い分けてい
る。ID4はプログラム・ナンバーもしくはC・ナンバー
(Capter、Cut、Cueの総称である)を0〜79まで示す。
また第4図中Pro./Noはプログラム番号、Cut/Noはカツ
ト番号、Frame/Noはフレーム番号を示す。
第4図中Yに示す8ビツトデータが示す情報は第5図に
示しておく。Yは1〜7の各モードにおけるID5のデー
タを示す。このデータYの第0ビツトはこの8ビツトデ
ータYそのものが有効か無効かを示す。第1,第2ビツト
は前述2チヤンネルの記録されるオーデイオ情報がモノ
ラルであるかステレオであるか等のオーデイオ信号の形
態を示す。また第3,第4ビツトは夫々第1チヤンネル,
第2チヤンネル対応部にオーデイオ信号情報を記録する
か、他の情報を記録するかを示す。
また第5,第6ビツトはオーデイオ信号の記録開始部、記
録終了部で“1"となるデータ、第7ビツトはダビングを
防止したい時“1"となるデータである。
次にこの様なIDデータの記録について簡単に説明してお
く。
第6図は第1図におけるPCMオーデイオ信号処理回路の
一具体例を示す図である。第6図において101は端子29
に入力されている入力アナログオーデイオ信号が供給さ
れる端子、102はID制御回路51よりの出力データが供給
される端子である。端子102に供給されているパラレル
データはID発生回路104に供給され、所定タイミングで
シリアル化されたデータを発生する。
一方端子101に入力されたアナログオーデイオ信号はア
ナログ−デイジタル変換器(A/D)103に供給される。A/
D103ではアナログオーデイオ信号を所定周波数でサンプ
リング後、量子化し、所定のタイミングのシリアルデー
タとしてデータセレクタ105に供給する。データセレク
タ105は1フイールド期間に一度ID1に対応するタイミン
グでIDデータ発生回路104の出力をRAM(ランダムアクセ
スメモリ)107に供給し、他のタイミングではA/D103の
出力をRAM107に供給する。RAM107では誤り訂正用回路
(ECC)106より得られたパリテイワード(P,Q)、CRCC
等、アドレスコントローラ108より得たアドレスデータ
等と前述のデータセレクタ105より得られたデータとを
第5図に示すデータマトリクスに対応する様配列する。
RAM107よりは前述の順序で時間軸圧縮されたデータが変
調回路109に供給され、変調回路109ではBPM(バイ、フ
エイズ、モジユレーシヨン)等のデイジタル変調を行な
つた後端子111を介して出力される。端子111より出力さ
れたデイジタル変調オーデイオ信号は前述した如く加算
回路33に供給されることになる。
次に再生時の動作について説明する。端子112にはゲー
ト回路28を介してデイジタル変調信号はデイジタル復調
器113で復調され、RAM115に供給される。RAM115ではRAM
107と全く逆の信号処理が行われる。即ちアドレスコン
トローラ114より得られたアドレスデータ、更には同期
用データに基いて、配列を変化させ、ECC116にて誤り訂
正を行う。また、これに伴い、得られるD1列、D2列の各
データがRAM115より出力され、D/A(デイジタル−アナ
ログ変換器)117、データ読取回路118に供給される。
D/A117では元のアナログオーデイオ信号を復元して端子
119を介して第6図の端子36より出力する。他方データ
読取回路118では前述のIDデータをピツクアツプし、ID
検出回路52に供給する。尚、第9図の信号処理回路各部
の動作は全てタイミングコントローラ110より発生され
るタイミング信号により同期させられているものとす
る。
ID検出回路52においてはIDデータを検索に、前記第1
図,第7図,第8図に示す如き情報をシステムコントロ
ーラ25に供給する。これらのデータに従つてシステムコ
ントローラ25は領域指定回路26やキヤプスタン制御回路
20を制御することになる。
次に、この実施例のテープレコーダに於いてタイマ録音
を行う際の動作について説明する。
第1図において、操作部24を用いてタイマ録音のプログ
ラムの設定を行う。タイマ装置60は、そのプログラム内
容をメモリ61に格納する。この格納されるデータの項目
は、たとえば、プログラム・ナンバー、開始日時刻、終
了日時刻、入力ソース、記録チヤンネル・ナンバー、後
述するジヤンプ・フラグなどである。これらの情報のう
ち操作部より直接にデータとして入力されないものも考
えられる。即ち、ジヤンプ・フラグは、現在記録中のプ
ログラムが終了した時点で記録領域を変更する場合にH
(ハイ)、そうでない場合、つまり、次のプログラムも
同一領域に記録する場合にはL(ロウ)を設定する1ビ
ツトの情報とすると、この情報の設定は、タイマ設定時
にマニユアルで操作部24より行つてもよいが、テープ残
量等の情報よりシステムコントローラ25で自動的に設定
することも可能である。
このようにして、メモリ61に格納されたデータに基づい
て、タイマ装置60は記録開始指令や、停止指令などをシ
ステムコントローラ25に送る。システムコントローラ25
は、これらの指令を受け、テープレコーダの各部を制御
し、タイマ録音が行われることになる。
次に、記録を開始したプログラムのジヤンプ・フラグを
読みLであれば、終了時刻で停止動作を実行し、その
後、次のプログラムの実行を待てばよい。また、ジヤン
プ・フラグがHならば、メモリに格納されているところ
の本発明に於ける第1の指示情報に含まれる終了時刻デ
ータによる終了時刻の1秒前、あるいは1秒から0.3秒
前までの任意のタイミングで、記録領域の変更に関する
IDデータの記録を開始する。
IDデータに書込む内容は、本発明に於ける第2の指示情
報に含まれる次のプログラムの記録チヤンネル番号を少
くとも含んでいることが必要である。その他には勿論、
前述のモード7に設定されている各データを記録する。
この記録領域の変更に係るIDデータに書込む際、まずシ
ステムコントローラ25がジヤンプ・フラグの読出しをタ
イマ装置60に要求して、メモリ61よりこれを読出し、ジ
ヤンプ・フラグがHであることを確認する。次に、同様
にして、記録チヤンネル変更後に於ける記録チヤンネル
番号を少なくとも含むデータをシステム・コントローラ
25が読取る。この読取つたデータを第3図に示した通り
のフオーマツトに適合するように変換して、IDデータと
してデイジタルオーデイオデータと共に記録する。この
時の上述したシステムコントローラ25の動作は第13図の
フローチヤートにより示される。
尚、記録領域の変更に係るIDデータの記録開始後、1秒
後記録は停止するが、この状態で、次のプログラム実行
を待つのではなく、先に読込んだ変更後の記録領域を示
すデータにより領域指定回路26を動作せしめてから待機
するようにする。何故ならば、万一待機状態で、次のプ
ログラムに無関係に別途記録が行われた場合に、IDデー
タのみの書換えは不可能なので記録されたIDデータの内
容と実際の記録状態に矛盾が生じる可能性があるからで
ある。
さらに、領域変更後のテープの走行方向と開始位置を示
すデータ、即ちIDデータにおけるモード7の5ビツトめ
と6ビツトめも読込み、指定領域を変更して上述のデー
タに応じ、テープの移送を行い、位置決めまでも行つて
おくのが望ましい。これは、テープ移送に要する時間が
不確定であるため、指定領域の変更、テープの位置決め
を先にやつておき、記録開始タイミングを正確に決定す
るという意味からも望ましい。
以上のように、従来はマニユアル操作により入力を行つ
ていたIDデータが、タイマ録音時にも自動的に記録でき
るようになるものである。
〔発明の効果〕
この発明は以上述べたとおり、記録終了後に、複数の記
録領域に夫々独立して記録されている情報信号を簡単な
操作で容易に検索することのできる情報信号記録装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例としてのテープレコーダの
概略構成を示す図、第2図はこの実施例のレコーダによ
る記録データフオーマツトを説明するためのデータマト
リクスを示す図、第3図はIDデータのモード7のフオー
マツトを示す図、第4図及び第5図は第2図のフオーマ
ツトに於けるIDデータの全フオーマツトを説明するため
の図、第6図は第1図におけるPCMオーデイオ信号処理
回路の一具体例を示す図、第7図はデイジタルオーデイ
オテープレコーダのテープ走行系の一部を示す図、第8
図は第7図によるレコーダによる記録フオーマツトを示
す図、第9図は第7図によるレコーダの記録再生のタイ
ミングチヤート、第10図は信号5の周波数配置を示す
図、第11図は記録媒体から信号5を検出する検出回
路、第12図は6プログラムを設定する場合の設定パター
ンの例を示す図、第13図は第1図に於けるシステムコン
トローラの動作を説明するためのフローチヤートであ
る。 図中、1は記録媒体としての磁気ヘツド、24は操作部、
25はシステムコントローラ、30はPCMオーデイオ信号処
理回路、51はID制御回路、60はタイマ装置、61はメモリ
である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体上の複数の記録領域に対して夫々
    独立して情報信号の記録を行う事が可能な装置であっ
    て、前記記録媒体上の複数の記録領域の内の第1の記録
    領域に情報信号を記録し、引き続き前記記録媒体上の複
    数の記録領域の内の第2の記録領域に情報信号を記録す
    る場合に、前記第2の記録領域において前記第1の記録
    領域に引き続き情報信号の記録が行われる記録開始位置
    を特定するための情報を前記記録媒体に記録するように
    構成したことを特徴とする情報信号記録装置。
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