JPH0678658A - 火炎土壌消毒機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】火炎放射機とロータリーを合体装着し、トラク
ター等で牽引しながら土壌を消毒する機械である。 【機械】火炎放射機、ロータリー、両機を適度に組み合
わせ、回転中のロータリー内温度が、最低摂氏６０℃以
上は保つ様に、設計、構成した火炎土壌消毒機である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、火炎放射機とロータ
リーを組み合わせた土壌消毒機に関する物である。

【０００２】

【従来の技術】従来の土壌の消毒は、燻蒸剤、湛水、農
薬散布等によって行われていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】消毒の度に抵抗性も増
し、次第に害虫も増え、雑菌の増加も目立つようになっ
てきた。 全世界に於て、土壌の汚染は、収穫皆無の場
合がある程深刻な問題で在り、生産性の急激な低下を招
いている。しかし、完全に土壌を消毒出来る方法はなか
った。

【０００４】

【課題を解決する為の手段】熱処理で消毒すれば、抵抗
性のつく事なく、又薬害の心配もなく、耕土全部を消毒
出来るので安全、かつ経済的にも最も優れた土壌消毒を
行なえる。その手段として、回転中の耕土に高熱風を送
り込んで、瞬時に土壌を消毒して行く機械を発明したの
である。 以下それを説明すると、この機械は、火炎放
射機とロータリーを組み合わせた物であるが、放射熱量
を調整出来る火炎放射機の火炎を外に洩らさないよう
に、ロータリーの土壌接地面より上の回転部分を、密閉
したロータリーに合体・装着する。 この場合、回転中
のロータリー内部の温度が最低摂氏６０℃以上にはなる
ように火炎放射機を調整する。 火炎放射機も、熱量を
ある程度調整出来るとしても、調整範囲には限度があ
る。 火炎放射口の大きさ、放射口の数を組み合わせて
ロータリーの能力に対応出来る様に機種を用意する。な
お、火炎放射機の燃料は、灯油、重油、軽油等の油類、
プロパン等ガス類、他にも熱効率の高いものが出てくれ
ば、それに適合する放射機を用いる。ロータリーも、耕
耘巾、耕耘深度、進行速度等により消費熱量が変わるの
で、普通型、深耕型、何れも小型から大型まで機種は揃
える。ロータリーは、正転、逆転、二軸ロータリー、コ
ンベア型等、土を次々に回転させられる機能を持つ物に
応用出来る。

【０００５】

【発明の効果】以上の組み合わせにより、作成した火炎
土壌消毒機で消毒すれば、土壌中の害虫、雑菌を光熱で
瞬時に完全消毒出来る物である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の側面図

【図２】本発明の正面図

【図３】本発明の側面から見た断面図

【図４】本発明のロータリー部の背面から見た断面図

【符号の説明】

１．火炎放射口 ２．燃料タンク ３．送
風機 ４．ロータリーシャフト ５．燃料パイプ ６．送
風ジャバラ ７．チェーンケース ８．着火兼覗き窓 ９．後
ならし板 １０．前自在板 １１．泥除け鉄板 １２．
内張鉄板 １３．ロータリー爪 １４．金網 １５．
燃料調整機 １６．送風管 １７．燃料 １８．
ロータリー断熱側坂 １９．ロータリー断熱二重カバー ２０．
ベアリング ２１．断熱用変形ロータリー軸

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】火炎放射機を、地上部のみ密閉、断熱した
   ロータリーに合体装着し、回転する耕土に熱風を吹き込
   み、瞬時に害虫、害菌を死滅させる土壌消毒機。