JPH067819A - 圧延機におけるキャンバ、蛇行制御方法 - Google Patents

圧延機におけるキャンバ、蛇行制御方法

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JPH067819A
JPH067819A JP4167114A JP16711492A JPH067819A JP H067819 A JPH067819 A JP H067819A JP 4167114 A JP4167114 A JP 4167114A JP 16711492 A JP16711492 A JP 16711492A JP H067819 A JPH067819 A JP H067819A
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Kimiyuki Okada
公之 岡田
Tetsuo Shima
哲郎 志摩
Makoto Shitomi
誠 侍留
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Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧延材料のキャンバ、蛇行を特に複雑な新設
備等を必要とすることなく、効果的に抑制・制御する。 【構成】 圧延機入側に設置したキャンバ、蛇行センサ
の検出値(オフセンタ量)に基づいて、出側板ウェッジ
を予測する。次いで、この予測された出側板ウェッジ量
に基づいて、予め求めたロールウェッジと出側板ウェッ
ジとの関係に基づいて、前記予測板ウェッジ量を解消す
るに足るロールウェッジを求め、このロールウェッジに
基づいてワークロールバランス力を制御することにより
キャンバ、蛇行の増長を抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧延機、特に熱間圧延
機におけるキャンバ、蛇行制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、熱間圧延におけるキャンバ、蛇行
制御は実際には殆ど実施されておらず、強いて言えば圧
延条件(例えば板厚、板幅、鋼種、加熱炉条件等)がほ
ぼ同じ前材料を圧延した際のオペレータのレベリング実
績値を、次材料のセットアップ時点で適用するという方
法が挙げられる程度である。
【0003】しかしながら、この方法では、圧延条件
が同じとなる材料が現実には少ないこと、オペレータ
の実績値のため、人間の感覚に依存する部分が多く、再
現性、信頼性に乏しいこと、圧延材料が同じであって
も、ロール摩耗、材料の幅方向温度分布等はやはり異な
っていると考えられ、実際には必ずしも同じ条件とは言
えない場合が少なくないこと、更には、オペレータの
実績値は材料長手方向の1点の値であるため、キャン
バ、蛇行の経時変化には対応できない、等の理由によ
り、有効に機能しているとは言い難いという問題があっ
た。
【0004】このような点に鑑み、熱間圧延においてキ
ャンバ、蛇行制御を行うための技術として、特開昭59
−229221、同62−54511、同62−686
19等が提案されている。
【0005】特開昭59−229221では、まず、上
流スタンド出口の駆動側、操作側の荷重差、圧延材料の
オフセンタ量を検出し、この検出値から該圧延材料の幅
方向変形抵抗差と出側の板ウェッジ量を演算し、次いで
下流スタンドでオフセンタ量を検出し、この検出値と前
記幅方向変形抵抗差と出側のウェッジ量から、該下流ス
タンドのレベリング修正を行うことが示されている。
【0006】又、特開昭62−54511では、粗圧延
機での圧延により発生した圧延材料のキャンバを仕上圧
延機群の上流側で修正し、該仕上圧延機群で圧延材料の
蛇行を制御するキャンバ制御方法が示されている。
【0007】又、特開昭62−68619では、仕上圧
延機の入側に板厚分布を測定するためのプロフィール計
を設け、このプロフィール計の測定値に基づいて出側の
断面形状を予測し、この予測値から該仕上圧延機のレベ
リング、ベンダ、ロールシフト、あるいは圧下配分を調
節する技術が示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
開昭59−229221で提案された技術は、上流側の
結果を基に、その下流側で順次に制御、修正を加えるも
のであるため、下流側での制御誤差が加わるため制御が
複雑となり、現実にも仕上圧延機に達するまでに制御し
きれず、キャンバ、蛇行量が残存することがあるという
問題があった。又、特開昭62−54511、あるいは
同62−68619で開示された方法では、複雑な新設
備を必要とするため、現用の設備に適用するのが困難で
あるという問題があった。
【0009】本発明は、このような問題に鑑みて成され
たものであって、制御性に優れ、しかも現用設備を利用
して簡単に実施することのできるキャンバ、蛇行制御方
法を提供することにより、上記課題を解決せんとしたも
のである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、図1にその要
旨を示すように、圧延機の入側で材料のキャンバ、蛇行
量を検出する手順と、該検出値から圧延機出側の板ウェ
ッジ量を予測する手順と、該予測板ウェッジ量を解消す
るに足るロールウェッジ量を求める手順と、該ロールウ
ェッジ量に基づいて駆動側、操作側のワークロールバラ
ンス力を制御する手順とを含むことにより、上記課題を
解決したものである。
【0011】
【作用】本発明においては、まず圧延機の入側に設置し
たキャンバ、蛇行センサによって板のオフセンタ量を求
め、これから出側の板ウェッジを予測する。次いで、こ
の予測板ウェッジ量から該予測板ウェッジ量を解消する
に足るロールウェッジ量を求め、このロールウェッジ量
に基づいて駆動側、操作側のワークロールバランス力を
制御する。この結果、現用設備を殆ど変更することなく
圧延機におけるキャンバ、蛇行の増長を効果的に抑制す
ることができる。
【0012】
【実施例】以下図面に基づいて本発明の実施例を詳細に
説明する。
【0013】まず、図2に示すように、圧延機10の入
側で圧延材料14のキャンバ、蛇行(オフセンタ量)を
検出するためのセンサ12を設置する。
【0014】次に、このセンサ12により実測したキャ
ンバ、蛇行値(オフセンタ量)から圧延機10の出側板
ウェッジを予測する。この板ウェッジの予測は、図3に
示されるようなオフセンタ量−板ウェッジのグラフに実
測値を適用して行う。この図3のグラフは、オフセンタ
量と出側板ウェッジとの関係を圧延シミュレーションに
よる解析結果と実機による実験結果とにより予め求めて
おいたものである。
【0015】この実施例では、このようにして、圧延機
の出側板ウェッジ量を予測し、この出側板ウェッジ量を
解消するに足る(生成しないような)駆動側、操作側の
ワークロールバランス力を求め、このバランス力となる
ように制御する。このバランス力は、通常は一定だが、
ワークロールベンダのように変圧可能にしておくことに
よって制御することができる。バランス力を制御すると
いう方法は、具体的には以下の思想とやり方に基づいて
行う。
【0016】(1)圧延機の出側で板ウェッジが発生す
る機構は、キャンバ、蛇行により駆動側、操作側の荷重
差が発生した結果、ロールにウェッジが生じたためと考
えることができる。このことから、板ウェッジと逆にロ
ールウェッジを強制的に設定してやれば、板ウェッジを
防ぐことが可能となる。
【0017】(2)そこで、このときのロールウェッジ
の設定量の決定方法が問題となるが、図4に示すよう
に、ロールウェッジと出側板ウェッジとの関係を予め知
っておくことができるため、これを利用する。図4は、
図3と同様に圧延シミュレーション解析と実機における
実験結果とにより求めたものであり、ロールウェッジの
転写する割合を示すものである。この図4を用いること
により、例えば予測出側ウェッジがa の値であったとき
に、ロールウェッジを板ウェッジと操作側、駆動側で逆
方向にb だけ設定すると、出側板ウェッジは零になるこ
とになる。
【0018】(3)(2)により決定したロールウェッ
ジ量を具体的に実現するための操作側と駆動側のワーク
ロールバランス力の差は、次のようにして求める。即
ち、バランス力の差は基準圧による力から操作側、駆動
側のうちウェッジを付けたい方向のバランス圧を増圧す
ることで発生させる。バランス力の差とロールウェッジ
の関係を図5に示す。図5の関係も図3、図4と同様
に、圧延シミュレーション解析と実験結果から求めたも
のである。この関係を用いると、ロールウェッジが分か
れば容易にバランス力の差を生じさせるための増圧値が
判明する。
【0019】以上のような操作を、オンラインコンピュ
ータを用いてバー内で連続的に実施すれば、(特に複雑
な新設備を必要とすることなく)出側板ウェッジの変化
を効果的に抑制し、キャンバ、蛇行の増長を防止するこ
とができるようになる。上記操作の概略をまとめると、
図1のようになる。
【0020】図6に、本制御方法を実機に適用した場合
の圧延機の入側及び出側における圧延材料のオフセンタ
量(キャンバ、蛇行量)の実測値を示す。図において、
黒点は本制御方法によらない場合の実測値、丸で囲んだ
黒点は本制御方法を実施した場合の実測値をそれぞれ示
している。図から明らかなように、本制御方法を実施し
ない場合は、入側のオフセンタ量が大きいとき程、それ
に伴って出側のオフセンタ量も増大している。ところ
が、本制御方法を実施した上で圧延した場合には、入側
のオフセンタ量が大きい場合であっても、出側オフセン
タ量は極めて低い値に安定している(増大していない)
ことが分かる。このように、本制御方法が非常に有効で
あることが実機による調査によって確認できた。
【0021】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、複
雑な新設備を必要とすることなく、現用圧延機の僅かな
改良で容易に且つ低コストで圧延材料のキャンバ、蛇行
を確実に抑制することができるようになるという優れた
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の要旨を示す流れ図
【図2】圧延機と蛇行センサとの設置関係を示す線図
【図3】蛇行量と出側板ウェッジとの関係を示す線図
【図4】ロールウェッジと出側板ウェッジの関係を示す
線図
【図5】ワークロールバランス力の駆動側、操作側との
差とロールウェッジとの関係を示す線図
【図6】本制御方法を適用した場合としない場合とで、
入側オフセンタ量と出側オフセンタ量との関係を比較し
て示す線図
【符号の説明】
10…圧延機 12…蛇行センサ 14…圧延材料(被圧延材)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧延機の入側で材料のキャンバ、蛇行量を
    検出する手順と、 該検出値から圧延機出側の板ウェッジ量を予測する手順
    と、 該予測板ウェッジ量を解消するに足るロールウェッジ量
    を求める手順と、 該ロールウェッジ量に基づいて駆動側、操作側のワーク
    ロールバランス力を制御する手順と、 を含むことを特徴とする圧延機におけるキャンバ、蛇行
    制御方法。
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