JPH0678058U - 直流き電電圧補償装置 - Google Patents

直流き電電圧補償装置

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JPH0678058U
JPH0678058U JP1953893U JP1953893U JPH0678058U JP H0678058 U JPH0678058 U JP H0678058U JP 1953893 U JP1953893 U JP 1953893U JP 1953893 U JP1953893 U JP 1953893U JP H0678058 U JPH0678058 U JP H0678058U
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JP
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current
voltage
thyristor rectifier
rectifier
feeding
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JP1953893U
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正 上村
正幸 石橋
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Meidensha Corp
Original Assignee
Meidensha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 定格電流より大きい負荷が取り込まれた時に
応答の遅い電圧フィードバックを使用することなく高速
にき電電圧を補償する。 【構成】 直流き電線P,Nに出力するシリコン整流器
1に対しサイリスタ整流器2を直列に接続した直流き電
電圧補償装置において、直流電流検出器8からの負荷電
流を定格(100%)電流設定のコンパレータ9で比較
し、負荷電流が定格電流より大きくなったときリレーR
y1を動作させリレーRy2を介して設定器3からの電
圧指令を電圧アンプ12に入力して回路13〜16を介
してサイリスタ整流器2を制御しき電電圧を補償する。
CT1,CT2及び整流器5により入力電流からサイリス
タ整流器電流を検出しこのサイリスタ整流器電流を30
0%電流設定のコンパレータ17で比較し、負荷電流が
定格の300%な達したらサイリスタ整流器停止指令を
出力してき電電圧の補償を停止させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、直流電気鉄道変電所においてシリコン整流器と直列に使用し、き電 線電圧を一定に保つための直流き電電圧補償装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、直流き電電圧補償装置(以下DCVRという)の回路を図3に示す。同 図において、1は三相変圧器TF1の二次出力を整流してき電線P,Nに出力す るシリコン整流器、2はシリコン整流器1と直列に接続され負荷電流Iによりシ リコン整流器1の出力電圧が低下するのを補償するDCVRのサイリスタ整流器 、DBはサイリスタ整流器2と並列に接続されたバイパスダイオードである。
【0003】 サイリスタ整流器2の制御は、電圧設定器3からの電圧指令と直流電圧検出器 4からのき電電圧値との偏差を電圧制御アンプ11で増幅し、位相制御回路13 で位相パルスを作り、ゲート発振回路14,パルストランス15,ゲート回路1 6を介してサイリスタ整流器2のサイリスタ素子のゲートを制御し、図4に示す ように、シリコン整流器出力電圧A+サイリスタ整流器出力電圧B、が定格電流 範囲において一定となるように制御している。
【0004】 7は電圧制御アンプ11にリミッタをかける電流リミッタ回路で、変流器CT 1 ,CT2で検出したサイリスタ整流器2の入力電流を整流器5で整流して検出し たサイリスタ整流器電流を100%電流設定セットのコンパレータ6に入力し、 サイリスタ整流器電流が許容最大電流値(定格電流)ISを越えたとき電圧制御 アンプ11に電流リミッタをかけて図4に示すように、定格電流IS以上で出力 電圧を低下させるようになっている。
【0005】 また、DCVRはそのサイリスタ整流器2がシリコン整流器1と直列に接続さ れ、常時通電されているので、サイリスタ整流器2が大形化する。そのサイリス タ整流器2を小形化するため、図5に示すように定格電流より大きい負荷が取り 込まれた時にサイリスタ整流器2が動作する方式が考えられている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上記直流き電電圧補償装置は、き電電圧を直流電圧検出器4で検出しフィード バックしているが、この直流電圧検出器4の応答時間は約0.3secとかなり 長く電圧制御アンプ11の時定数も長くせざるを得ない。
【0007】 力行車両が当該変電所のき電区間に入った時、或は当該き電区間にある車両が 始動した時、又は惰行から力行に切り換えた時立ち上りの大きい電流が流れる。 電圧制御アンプ11の時定数が長く応答が遅いので、サイリスタ整流器2の出力 電圧は負荷電流の動きに追随できずに大きく低下して、出力電圧が先に戻るまで の時間が長くなる。
【0008】 本考案は、従来のこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的と するところは、定格電流より大きい負荷が取り込まれた時に応答の遅いフィード バックを使用することなく電圧制御により高速にき電電圧を補償しうる直流き電 圧補償装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案における直流き電電圧補償装置は、 負荷電流値を第1の電流設定値と比較し負荷電流値が第1の電流設定値を越え たときサイリスタ整流器の制御回路に電圧指令を入力させる第1のコンパレータ と、 サイリスタ整流器電流値を第1の電流設定値より2〜4倍大きい第2の電流設 定値とを比較しサイリスタ整流器電流値が第2の電流設定値を越えたときサイリ スタ整流器停止指令を出力する第2のコンパレータとを設け、電圧フィードバッ クを使用しないことを特徴とする。
【0010】
【作用】
負荷電流が第1の電流設定値(定格電流)に達すると第1コンパレータはサイ リスタ整流器の制御回路に電圧指令を入力させるので、サイリスタ整流器から補 償電圧が出力されき電電圧は補償される。サイリスタ整流器電流が第2の電流設 定値に達すると第2のコンパレータはサイリスタ整流器に停止指令を出力し上記 電圧の補償を停止させる。
【0011】 従って、き電電圧は負荷電流が第1と第2の設定電流の間にある時補償される 。この制御には応答の遅い電圧フィードバックが使用されていないので、早い応 答でき電電圧を補償できる。
【0012】
【実施例】
図1について、従来図3に示したものと同一構成部分は同一の符号を付してそ の重複する説明を省略する。8は負荷電流Iを検出する直流電流検出器、9は直 流電流検出器8で検出した負荷電流が定格の100%を越えると出力する100 %電流設定のコンパレータ、Ry1はコンパレータ9の出力によりオンするリレ ー、Ry2はリレーRy2により付勢されその接点Ry1によりき電電圧設定器 3からの電圧指令を電圧アンプ12に入力させる電圧設定値入力用リレー。
【0013】 17はサイリスタ整流器2の入力電流を検出する変流器CT1,CT2の出力を 整流器5で整流して検出したサイリスタ整流器電流が定格電流の300%を越え ると出力する300%電流設定のコンパレータ、Ry3はコンパレータ16の出 力によりオンするサイリスタ整流器停止指令用リレー。その他の構成は従来図3 と同じである。
【0014】 上記実施例の動作を図2を参照して説明する。負荷電流が0〜定格(100% )の範囲では100%電流設定のコンパレータ9が出力しないので、リレーRy 1,Ry2はオンせず、電圧アンプ12に設定器3から電圧指令が入力しない。 従ってサイリスタ整流器2は動作しないので、き電線には電圧補償されないシリ コン整流器1からの出力電圧AがバイパスダイオードDBを介して出力される。
【0015】 負荷電流が定格を越えると、100%電流設定のコンパレータ9が出力しリレ ーRy1をオンさせリレーRy2を動作させて設定器3からの電圧指令を電圧ア ンプ12に入力させる。電圧制御アンプ12はこの電圧指令を増幅し、回路13 〜16を介してサイリスタ整流器2を制御する。従ってサイリスタ整流器2は電 圧指令に基づいた一定の出力電圧Bを出力しき電電圧を補償する。
【0016】 直流き電電圧補償装置は定格電流を越えると定電圧制御の領域から外れること から、サイリスタ整流器を定格電流以上の範囲で使用する場合電圧フィードバッ クを使用しなくとも支障はない。
【0017】 サイリスタ整流器電流が定格の300%を越えると、300%電流設定のコン パレータ17が出力しサイリスタ整流器停止指令用リレーRy3をオンさせてサ イリスタ整流器2を停止させる。従ってサイリスタ整流器2の出力電圧Bはなく なり、シリコン整流器1による出力電圧Aのみになる。即ち、サイリスタ整流器 2は定格電流の100%〜300%の範囲において電圧Bは出力しシリコン整流 器の出力電圧Aの低下を補償する。
【0018】 なお、実施例では定格電流の100%〜300%の範囲でき電電圧の補償をし ているが、この範囲に限定されるものでない。また回路についても適宜変更しう ることはいうまでもない。
【0019】
【考案の効果】
本考案の直流き電電圧補償装置は上述のように構成されているので、次に記載 する効果を奏する。
【0020】 (1)応答の遅い直流電圧検出器を用いた電圧フィードバックを使用しない電圧 指令のみによる、電圧制御方式となっているので早い応答でのき電電圧補償が可 能になる。
【0021】 (2)直流電圧検出器等の部品が不要となり、制御回路を少ない部品で構成する ことができる。
【0022】 (3)サイリスタ整流器は負荷電流が増加したとき動作するので、小形化が可能 である。
【0023】 (4)従って装置は小形でローコストにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す回路図。
【図2】実施例における負荷電流−出力電圧特性図。
【図3】従来例を示す回路図。
【図4】従来例における負荷電流−出力電圧特性図。
【図5】他のき電電圧補償例を示す特性図。
【符号の説明】
1…シリコン整流器 2…サイリスタ整流器 3…電圧設定器 4…直流電圧検出器(DCPT) 5…整流器 6,9,17…コンパレータ 7…電流リミッタ回路 8…直流電流検出器(ホールCT) 11…電圧制御アンプ 12…電圧アンプ 13…位相制御回路 14…ゲート発振回路 15…パルストランス 16…ゲート回路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流き電線に出力するシリコン整流器に
    対しサイリスタ整流器を直列に接続し、このサイリスタ
    整流器を電圧指令により制御し直流き電電圧を補償する
    ものにおいて、 負荷電流値を第1の電流設定値とを比較し負荷電流値が
    第1の電流設定値を越えたとき前記サイリスタ整流器の
    制御回路へ電圧指令を入力させる第1のコンパレータ
    と、 サイリスタ整流器電流値を前記第1の電流設定値の2〜
    4倍大きい第2の電流設定値とを比較しサイリスタ整流
    器電流値が第2の電流設定値を越えたときサイリスタ整
    流器停止指令を出力する第2のコンパレータを設け、 電圧フィードバックを使用することなくき電電圧を補償
    することを特徴とした直流き電電圧補償装置。
JP1953893U 1993-04-16 1993-04-16 直流き電電圧補償装置 Pending JPH0678058U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018016108A (ja) * 2016-07-25 2018-02-01 東洋電機製造株式会社 蓄電装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018016108A (ja) * 2016-07-25 2018-02-01 東洋電機製造株式会社 蓄電装置

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