JPH0677657B2 - 磁気分離装置 - Google Patents

磁気分離装置

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JPH0677657B2
JPH0677657B2 JP23892284A JP23892284A JPH0677657B2 JP H0677657 B2 JPH0677657 B2 JP H0677657B2 JP 23892284 A JP23892284 A JP 23892284A JP 23892284 A JP23892284 A JP 23892284A JP H0677657 B2 JPH0677657 B2 JP H0677657B2
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magnetic
magnetic field
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supply port
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善弘 見目
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Nippon Electric Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B03SEPARATION OF SOLID MATERIALS USING LIQUIDS OR USING PNEUMATIC TABLES OR JIGS; MAGNETIC OR ELECTROSTATIC SEPARATION OF SOLID MATERIALS FROM SOLID MATERIALS OR FLUIDS; SEPARATION BY HIGH-VOLTAGE ELECTRIC FIELDS
    • B03CMAGNETIC OR ELECTROSTATIC SEPARATION OF SOLID MATERIALS FROM SOLID MATERIALS OR FLUIDS; SEPARATION BY HIGH-VOLTAGE ELECTRIC FIELDS
    • B03C1/00Magnetic separation
    • B03C1/02Magnetic separation acting directly on the substance being separated
    • B03C1/025High gradient magnetic separators
    • B03C1/027High gradient magnetic separators with reciprocating canisters

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  • Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は原水中に含まれた磁性体粒子を分離する磁気分
離装置に関する。
(従来の技術) 液体中に分散する微小な磁性体又は磁性体と非磁性体が
混在する中から磁性体を効率良く選択分離し、さらにこ
れを濃縮,除去する方法として従来より磁気分離技術が
用いられている。この技術にはたとえば長島富雄による
化学工学第45巻第4号(1981)226ページ〜233ページ、
特に231ページ、図10,図11,およびサイエンテイフィッ
ク・アメリカン(Seientifie American)November 197
5,47ページ〜52ページ,特に48ページ下図、52ページの
図,53ページの図に示されるような磁性体エレメントが
運転中、連続的に動きつつ原水中の磁性体吸着と磁界外
におけるエレメント洗浄とを繰り返す構造の磁気分離装
置や、又磁界中に静置されたエレメントの吸着能が飽和
した時点で逆洗浄を行い、エレメント洗浄を行なう磁気
分離装置などがある。ところで、これらの磁気分離装置
に採用されてきたエレメントの構造は、エレメントの全
体が一体化されていて同一の動きをとる構造となってい
る。例えば長島富雄による化学工学第45巻第4号(198
1)231ページ図10では、通常ある一定の高さ(約20cm)
のエキスパンドメタルを積層してリング状に配置し、エ
レメント全体を一体化された状態で磁界の中を連続的に
回転させ、磁界中のエレメント部分に連続的に原水を供
給し、磁界外でエレメントを洗浄するようになってい
る。またサイエンテイフィック・アメリカン(Seientif
ic American)November 1975,53ページの図に示される
磁気分離装置の例も原理的にほとんど同じである。他
方、サイエンティフィック・アメリカン(Seientific A
merican)November 1975,48ページ下図、52ページの図
の各例の磁気分離装置の例ではいずれもエレメントは磁
界中に静置され飽和時のエレメントの洗浄は磁界を切り
高圧水等で逆方向から行われている。そして磁気分離装
置の磁性体吸着能力を高めるため、原水が通過するエレ
メント部分の距離を長くすること、即ちエレメントの高
さを高くしたり、さらにはエレメントの充てん率を高く
したり、ウール,細線などの細かい形状のエレメントを
つめ込んで使用している。
第2図〜第5図に従来より広く使用されている磁気分離
装置とそのエレメントの例を示す。第2図は、例えばエ
キスパンドメタルから成るエレメント12がリング状のケ
ース13の中に密に充てんされた構造である。容器13の周
面一部に接して電磁石11を設置し、容器13を回転させな
がらこの電磁石11に近接して原水14を容器13内に送入す
るものである。エレメント12の洗浄は磁場外で送入され
た洗浄水15によって行われる。第3図はエレメント12を
充てんしたケース13を磁場の内外に往復動させる構造で
ある。原理的には第2図のものと同一であり、いずれも
エレメントの洗浄は磁場外で行われる。第4図はコイル
21で磁化されたヨーク22の端部の強磁場空間にケース23
に保持され、片面が波状に形作られたエレメント24の複
数枚を充てん設置し、エレメント24が飽和するまで原水
25を流入させる構造である。また第5図はコイル31によ
り磁化されたヨーク32の強磁場空間に細線状,ウール状
等のエレメント33が密に充てん静置され、エレメント33
が飽和するまで原水34を流入する構造である。第4図,
第5図の構造ではいずれもエレメントが飽和した段階で
原水を止め清水等で逆洗浄する。これら第2図〜第5図
に示したように従来の磁気分離エレメントには第2図、
第3図のようにエレメントが常に回転又は往復運動して
いるがエレメント全体は一体の形の方式のものと、第4
図,第5図のようにそのような動きは全くない方式のも
のとに大体分かれる。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、いずれの方式によるときでも、原水が流れ込む
と原水中の磁性体やわずかな非磁性体がエレメントの中
に吸着されても洗い流すことは非常に困難である。第2
図、第3図にみる如く上から高圧洗浄水を流してもエレ
メント内部で圧力が低下し、エレメントの下部での洗浄
水圧力は水の自重にほぼ近い力になり洗浄力は非常に小
さくなる。第2図、第3図のものは常にエレメントが運
動しているので、飽和しにくいが、それでもエレメント
全体の洗浄は難かしく目詰まりが進む。殊に第4図、第
5図のものではエレメントがほとんど飽和するまで原水
を流し込むので洗浄しにくく、特に細線,ウールなどで
は洗浄が難かしく、目詰まりがかなり早く進み、いずれ
も洗浄不十分による磁性体の吸着能力の減少を生じる欠
点があった。
本発明は、このような従来の欠点を除去せしめてエレメ
ントの効率的な洗浄を行い、高い磁性体吸着能を維持す
る磁気分離装置を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、磁性体エレメントをそれぞれが一定の間隔を
保持しつつ、上下複数段に設置し、しかも上下に隣接す
るエレメント同士を逆方向に運動させるようにしたこと
を特徴とする磁気分離装置である。
以下に本発明を第1図によって説明する。
1は一定の領域内に磁場空間を形成する磁石である。こ
の磁石1は永久磁石,電磁石のいずれであってもよい。
本発明はこの磁場空間の内外にまたがってウール,細線
などのエレメント3をケースにつめこんだ複数のエレメ
ントユニット2,2,…を一定の間隔に保持した状態で上下
数段に設置し、上下に隣接する各々のユニット2,2,…
を、互いに逆方向の移動送りを与える駆動装置4a,4bに
連動させたものである。磁場空間すなわち磁石1の上方
には原水供給口5を、また、その下方には原水排水口6
を設置し、磁場空間の領域外には各ユニット2,2,…内の
エレメント3を洗浄する洗浄水供給口7および排出口8
を上下に対応させて配設する。ユニット2を左右に往復
動させる方式では、磁場空間をはさんでその左右にそれ
ぞれ洗浄水供給口7と排出口8との組を設置する。した
がって、この方式では駆動装置4a,4bに進退駆動装置を
用いることとなるが、必ずしもこれに限らず、第2図に
示す型式のものに適用するには回転駆動装置を用いるこ
ともできる。
(作用) 磁場空間内をある間隔を保持して上下に隣接するエレメ
ントユニット2,2,…が互いに反対方向に常時往復運動
し、従って各段のエレメントユニットの端部が絶えず反
対方向に動いている状態で原水9が入り、さらに洗浄水
10により洗浄される。このとき、エレメントユニットの
隣接端部は反対方向に動くので一見長い1個のエレメン
トユニットの内部を機械的に撹乱しているに近い状態が
実現する。しかもエレメントユニットの端部には内部よ
りも大きな磁界勾配が発生するために隣接端面には大き
な磁気吸着力が実現することになる。このようなエレメ
ントは第3図の従来の往復運動方式磁気分離装置のみで
なく、第2図のような回転式の磁気分離装置の場合でも
全く同様な効果を有することは明らかである。また、隣
接するエレメント同士が相互に逆方向運動を常時行なう
場合を説明したが、間欠的な運動でも有効である。ある
いは洗浄時のみ運動させるのみでも有効である。
(発明の効果) 以上のように本発明によれば、上下多段のエレメントユ
ニットを互いに逆方向に移動させつつ洗浄水を供給して
エレメントの洗浄を行うことによってエレメントの洗浄
を非常に効果的に行うことができ、またエレメントを2
以上に分割してユニット化したため、従来のように一の
容器内に収容する場合に比してエレメントの洗浄を容易
に行うことができる。
(実施例) 以下に本発明の実施例を示す。
第1図に示す本発明の装置と第3図に示す従来の往復動
式の磁気分離装置とを用いて、ブラウン管ガラス研摩排
水の磁気分離処理を昼夜間連続運転で行ないエレメント
の目詰り開始時間と磁性体(この場合鉄粉)の除去率を
測定した。第1表はSS(Suspended Solid,浮遊固形物)
の内容、第2表は運転条件を示す。なお目詰り開始時間
はエレメントから原水があふれ始める時間を測定した。
その測定結果を第3表に示す。
但し、研摩剤はパミス,アランダム,酸化セリウムから
成っている。
第2表の運転条件によれば連続運転約105日のテストの
結果、本発明装置のエレメントは目詰りしにくく、加え
て磁性体吸着能力の高いエレメントを得ることができ、
効率的な磁気分離ができた。しかし、本発明の多段のエ
レメントの隣接ギャップの大きさは印加磁界とも関係
し、通常では約30mm位以下が良いことが判った。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による磁気分離装置の断面図、第2図は
従来の回転式磁気分離装置の斜視図、第3図は従来の往
復動式磁気分離装置の断面図、第4図は従来の波状エレ
メントを有する磁気分離装置の斜視図、第5図は従来の
高勾配磁気分離装置の断面図である。 1……磁石、2……エレメントユニット、3……エレメ
ント、4a,4b……駆動装置、5……原水供給口、6……
原水排水口、7……洗浄水供給口、8……洗浄水排水
口、9……原水、10……洗浄水。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】強磁性エレメントと、該エレメントに磁界
    を印加する手段と、該磁界を印加された該エレメント部
    分に対し磁性体を含む原水を供給する供給口と、該供給
    口の下側にあって磁界を印加された該エレメント部分を
    通過した原水を排出する排水口と、該磁界の印加されな
    い該エレメント部分にエレメント洗浄用水を供給する供
    給口と、該洗浄用水供給口の下側にあって該洗浄後の洗
    浄用水を受ける排水口を有する磁気分離装置において、
    該エレメントを充てんした複数のユニットを、一定の間
    隔に保持して上下多段に設置し、上下に隣接するエレメ
    ントユニットに、それぞれ相互に反対方向の移動送りを
    与える駆動装置を連動させたことを特徴とする磁気分離
    装置。
JP23892284A 1984-11-13 1984-11-13 磁気分離装置 Expired - Lifetime JPH0677657B2 (ja)

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WO2018024819A1 (en) 2016-08-05 2018-02-08 Haute Ecole D'ingenierie Et De Gestion Du Canton De Vaud (Heig-Vd) Device for removing particles from a material in movement
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