JPH0677374B2 - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JPH0677374B2
JPH0677374B2 JP62124437A JP12443787A JPH0677374B2 JP H0677374 B2 JPH0677374 B2 JP H0677374B2 JP 62124437 A JP62124437 A JP 62124437A JP 12443787 A JP12443787 A JP 12443787A JP H0677374 B2 JPH0677374 B2 JP H0677374B2
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disc
guide
pickup
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tray
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一夫 重富
一郎 高原
正明 安積
秀喜 石田
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、光ディスクの両面に形成した信号面から信号
を再生し或はディスク両面へ信号を記録する為の光ディ
スク装置に関し、特に信号記録用或は再生用のピックア
ップをディスク半径方向へ移送する装置に関するもので
ある。
(従来の技術) 一般的な光学式のビデオディスク再生装置に於いては、
光ディスクの両面に記録された信号を再生する場合、片
面の信号再生が終了した時点で装置からディスクを取出
し、そのディスクを裏返して再度、装置へ装填して他方
の信号面を再生する必要がある。従って、操作が桑めて
煩雑である問題があった。
これに対し、ディスクを裏返すことなく両信号面から連
続的に信号を再生出来る装置が提案されている(特開昭
57−169936(G11B7/12))。該装置は、第34図に示す如
く回転機構(162)及び送り機構(163)を具えた移送装
置(164)にクランクアーム(161)を装備すると共に、
アーム先端に信号再生用のピックアップ(160)を配備
したものである。該装置に於いては、光ディスク(10)
をスピンドルモータ(21)により高速で回転させると共
に、送り機構(163)の動作によりピックアップ(160)
をディスク半径方向へ移動させてディスク信号面の再生
を行ない、ディスク片面の再生が終了した後、回転機構
(162)の駆動によりクランクアーム(161)を180度回
転させることにより、ピックアップ(160)をディスク
他面へ向かって反転させるのである。従って、単一のピ
ックアップによりディスク両面を連続して再生すること
が出来る。
尚、ビデオディスク装置の光ディスクに於いては、ディ
スク信号面の所定位置に、リードインコード、リードア
ウトコード等、装置の再生動作を制御する為の各種コー
ド信号の記録部を設けることが規格化されている。例え
ばリードインコードは、両信号面の最内周部の数百トラ
ック(リードイン記録部)に跨がって記録されており、
該コードをピックアップによって読出すことにより、再
生すべきビデオ信号記録部の開始点が検出されるのであ
る。
(解決しようとする問題点) 光デイスク装置に於いて忠実な信号再生を行なうには、
ピックアップのトラッキング動作を高精度で行なう必要
があり、この為、ピックアップは、光ディスクの半径線
上を所定の高さを維持しつつ正確に移動せねばならな
い。しかし、上記従来装置に於いては、移送装置(16
4)が動作の異なる二つの駆動機構、即ち回転機構(16
2)及び送り機構(163)を連結して構成され、ピックア
ップは往復移動のみならず移動回転をも行なう様に支持
されているから、ピックアップの移動自由度の増大に伴
い、ピックアップの位置決め精度は低下せざるを得ず、
クランクアーム反転によってピックアップをディスク半
径線上に正確に位置決めすることは極めて困難であっ
た。
(問題点を解決する為の手段) 本発明の第1の目的は、ディスク両面からの信号再生或
はディスク両面への信号記録が可能な光ディスク装置に
於いて、ピックアップをディスク半径線に沿って精度良
く移送出来る簡易な構成の移送装置を提供することであ
る。
又、本発明が同時に解決すべき第2の目的は、上記第1
の目的を達成すべく構成された光ディスク装置により、
ディスク両面から連続して信号を再生し或はディスク両
面へ連続して信号を記録するべく、ディスク片面から他
面へ再生面或は記録面を切り替える場合、ピックアップ
(31)は、反転後、ディスク最内周部に設けたリードイ
ン記録部の対向位置へ移行せしめる構成を提供すること
である。
本発明に係る光ディスク装置は、光ディスクから信号を
再生し或は光ディスクへ信号を記録するピックアップ
(31)を支持ベース(30)上に搭載し、スピンドルモー
タ(21)が取り付けられたシャーシの所定位置には、前
記支持ベース(30)の移動を案内する案内機構(5)を
配設し、支持ベース(30)は搬送手段に連繋して案内機
構(5)上を移動せしめるものである。
前記案内機構(5)は、ディスク回転面を挟んで互いに
平行に配設されピックアップ(31)をディスク半径線に
沿って案内する一対の直線移動案内部と、両直線移動案
内部のディスク外周側の端部を互いに連結する円弧状案
内部とから構成されている。
又、支持ベース(30)の搬送手段は、支持ベース(30)
を案内機構(5)に沿って搬送する為のフィードモータ
(40)と、ピックアップ(31)がディスク信号面の最内
周部との対向位置に設置されているか否かを検出する一
対のリードインスイッチ(97)(98)と、該検出信号に
基づきフィードモータ(40)の回転を制御するモータ制
御回路(193)とを具え、ディスクの一方の信号面から
他方の信号面へ再生面或は記録面を切り替える際、フィ
ードモータ(40)の駆動により、支持ベース(30)を案
内機構(5)の円弧状案内部を経て反転させた後、直線
移動或案内部に沿ってディスク内周側の移動端へ移行せ
しめるものである。
(作 用) 支持ベース(30)は、搬送手段の動作により、案内機構
(5)の各案内部に沿って往復移動する。ディスク片面
の信号再生或は記録が終了した後、他面の再生、記録動
作へ移行する際、ピックアップ(31)を搭載した支持ベ
ース(30)は、案内機構(5)上を一方向に搬送され、
前記円弧状案内部を経て反転し、信号面との対向位置へ
移動する。
支持ベース(30)の搬送手段は、支持ベース(30)の反
転後に再生すべき信号面側に配設されたリードインスイ
ッチがONとなるまでフィードモータ(40)を駆動し、支
持ベース(30)を案内機構(5)の直線移動案内部に沿
って搬送し、ピックアップ(31)をディスク信号面の最
内周部との対向位置に設置する。その後、モータ制御回
路(193)は、フィードモータ(40)を逆回転させて、
ピックアップ(31)をディスク外周側へ移動させ、先ず
リードイン記録部からリードインコードを読み取った
後、該コードに基づいて、再生或は記録を行なうべき信
号記録部の開始点を検知し、該記録部の再生を開始する
のである。
(発明の効果) 本発明に係るピックアップ移送装置に於いては、ピック
アップ(31)を搭載した支持ベース(30)ほ、案内機構
(5)に沿って一方向を往復移動するに過ぎず、従来装
置の如くディスク周方向への回転移動は行なわないか
ら、案内機構(5)の構成は簡易である。又、案内機構
(5)を、ディスク駆動用モータが取り付けられたシャ
ーシの所定位置へ正確に配設することは容易であり、こ
れによって支持ベース(30)の移動経路をディスク半径
線上へ正確に一致せしめることが可能である。然も、ピ
ックアップ(31)は支持ベース(30)へ直接に固定され
ている。この結果、ピックアップ(31)は、ディスク半
径線上を所定高さを維持しつつ正確に移動することとな
る。
然も、前述の様に、ディスク(10)の両面から信号を再
生し、或はディスク両面へ信号を記録する際にも、片面
の再生、記録が終了した後、ピックアップ(31)は他方
の信号面の最内周部との対向位置へ移送され、これによ
ってリードインコードを読み取ることが出来るから、デ
ィスク両面の再生、記録を連続して行なうことが可能で
ある。
(実施例) 第1図乃至第29図は、本発明に係るピックアップ移送装
置を装備して光学式ビデオディスク再生装置を示してい
る。
先ず、ビデオディスク再生装置の概要について述べる。
第2図に示す様に、偏平な直方体状に形成されたキャビ
ネット(1)の内部に、光ディスク(10)の回転駆動装
置(2)が配設されると共に、該装置に対向して、本発
明のピックアップ移送装置を構成するピックアップ装置
(3)と案内機構(5)が配備され、更にこれらの装置
の制御回路、トラッキング制御回路、画像信号処理回路
等の電気回路が形成された回路基板(9)が装備されて
いる。又、光ディスク(10)を載置すべきディスクトレ
イ(71)は、フロントパネル(11)に設けた開口部(1
2)に出没可能に配備され、ディスクの載置及び取り出
しが可能なディスク排出位置と、ディスク駆動装置
(2)上方のディスク収納位置との後述のローディング
機構により往復駆動されている。
キャビネット(1)の内部には第16図に示すメインシャ
ーシ(13)が配設されており、メインシャーシ(13)の
略中央部には第17図に示すサブシャーシ(14)が固定さ
れる。
サブシャーシ(14)には、第1図に示す如くスピンドル
モータ(21)及びターンテーブル(22)からなるディス
ク駆動装置(2)が取付けられ、該駆動装置(2)に対
向して、ピックアップ装置(3)及び案内機構(5)が
配設される。
ピックアップ装置(3)は、支持ベース(30)の略中央
部に、半導体レーザ及び対物レンズを含む光学系統から
構成されたピックアップ(31)を搭載している。
周知の如く、ビデオディスク再生装置に於いては、再生
ビデオ信号の垂直ブランキング期間に、ピックアップ
(31)の光軸をディスク内周側或は外周側へジャンプさ
せることにより、静止画再生、倍速再生等の特殊再生が
行なわれる。このジャンプ動作は、例えば対物レンズを
含む可動部に永久磁石を配設し、該磁石を駆動コイルに
よって駆動する電磁駆動方式等、周知の種々の手段を用
いて達成出来る。読取りビームを振り、再生すべきトラ
ックを所定数のトラックだけジャンプさせる際は、前記
駆動コイルに接続したジャンプ制御回路へ前記所定数の
トラック幅に応じた大きさの制御信号が送られる。
ピックアップ装置(3)は、支持ベース(30)の両側部
に配備した歯車機構と該歯車機構を駆動するフィードモ
ータ(40)とから構成される自走機構(4)を装備して
いる。
案内機構(5)は、夫々U字状に形成した左及び右ガイ
ドレール(51)(52)を具えている。両ガイドレール
(51)(52)は、第2図及び第5図に示す如く互いに平
行に、且つ各ガイドレールがディスクトレイ移動方向に
伸びるディスク半径線Dと夫々平行となる様に、サブシ
ャーシ(14)上へ固定されている。
各ガイドレール(51)(52)は、第7図に示す様にター
ンテーブル(22)上にセットされたディスク(10)の下
方を水平に伸びる下方直線移動案内部Aと、ディスク
(10)の上方を水平に伸びる上方直線移動案内部Bと、
両案内部A、Bを連結する円弧状案内部Cとから構成さ
れる。従って、ピックアップ装置(3)は、下方直線移
動案内部Aを案内されつつディスク(10)の裏面を再生
した後、円弧状案内部Cを通過することにより反転して
ディスク(10)の上面側へ移動し、上方直線案内部Bを
案内されつつディスク表面の再生を行なうことが可能で
ある。
尚、上方直線案内部Bを所定位置に固定するべく、第16
図に示す様に両ガイドレール(51)(52)の上にはトッ
プシャーシ(17)を固定し、更に該トップシャーシ(17
の端部はメインシャーシ(13)上に配設した支持したフ
レーム(18)に固定する。
ピックアップ装置(3)の直線移動を更に正確に案内す
る為、第1図、第6図及び第18図に示す如く、トップシ
ャーシ(17)及びサブシャーシ(14)上へ、ガイドレー
ルの直線移動案内部と平行に、夫々上ガイドポール
(6)及び下ガイドポール(61)が支持されている。一
方、ピックアップ装置(3)の支持ベース(30)には、
第12図に示す様に、ガイドポールが貫通可能な断面円弧
状のスライド溝(35)が凹設されている。ピックアップ
装置(3)が信号再生を行なう際、スライド溝(35)が
ガイドポール(6)(61)の周面上を摺動し、これによ
って直線移動時のガダツキが防止され、トラッキング精
度の向上が図られる。
上記ビデオディスク再生装置に光ディスクを装填して、
信号再生を行なう際の動作を第28図(a)〜(d)に基
づいて説明する。
第28図(a)の様にキャビネット(1)から排出された
ディスクトレイ(71)にディスク(10)を載置した後、
後述のローディング機構の駆動により、ディスクトレイ
(71)をキャビネット内へ収容する(第28図(b))。
この結果、ディスクトレイ(71)は案内機構(5)中央
部の空間へ進入し、ディスク(10)はキャビネット内の
ディスク駆動装置(2)の回転軸上のディスク収納位置
へ移動する。次に、後記チャッキング機構の駆動によ
り、ディスクトレイ(71)を降下せしめ、これによって
ディスク(10)をディスク駆動装置(2)のターンテー
ブル(22)上のディスク装置位置へセットする(第28図
(c))。その後、ディスク駆動装置(2)によりディ
スク(10)を高速で回転させると共に、前記フィードモ
ータ(40)の駆動によりピックアップ装置(3)を往復
移動させ、ディスク(10)の再生を行なうのである(第
28図(d))。
次に、上記ビデオディスク再生装置の各部構成について
詳述する。
ピックアップ装置(3)の支持ベース(30)は、第10図
に示す如く自走機構(4)が配備されたメインベース
(33)上に、ピックアップ(31)を搭載したサブベース
(34)を配備して構成される。
自走機構(4)は、第3図及び第4図に示す様に、メイ
ンベース(33)の左ガイドレール(51)側に配備されフ
ィードモータ(40)によって駆動される左歯車機構と、
右ガイドレール(52)側に配備され左歯車機構と連結軸
(47)を介して連結された右歯車機構とから構成され
る。左歯車機構は第1乃至第5ギア(41)(42)(43)
(44)(45)と左駆動ギア(46)を具え、フィードモー
タ(40)の回転は、モータ軸に固定された第1ギア(4
1)から、第2ギア(42)の大歯車部(42a)、小歯車部
(42b)、第3ギア(43)の大歯車部(43a)、小歯車部
(43b)、第4ギヤ(44)の大歯車部(44a)、小歯車部
(44b)、及び第5ギア(45)の大歯車部(45a)、小歯
車部(45b)を経て左駆動ギア(46)へ伝えられる。
又、右歯車機構は、前記第5ギア(45)と連結軸(47)
と介して一体化された第6ギヤ(48)と該キアに噛合す
る右駆動ギア(49)とを具えている。第5ギアの小歯車
部(45b)と第6ギア(48)、及び左駆動ギヤ(46)と
右駆動ギア(49)は、夫々同一仕様に設計されている。
尚、左駆動ギア(46)及び右駆動ギア(49)の各枢軸
は、第5図に示す様にピックアップ(31)の中心を通り
且つピックアップ(31)の移動経路Dに直交する線E上
に一致して設けられている。
第3図に示す如く、左駆動ギア(46)及び右駆動ギア
(49)の回転軸に対し、左ローラ(140)及び右ローラ
(141)が夫々回転自由に取付けられている。更に、メ
インベース(33)の右ガイドレール(52)側の側壁前方
には右ローラ(141)と同一の高さ位置に先導ローラ(1
04)が枢支されている。
第10図に示す様に、サブベース(34)は右及び左駆動ギ
ア(49)(46)の近傍箇所をメインベース(33)上に枢
支(138)(138)されている。該枢支部は、サブベース
(34)の両側部に駆動ギアの回転軸と平行に突設したピ
ン(34a)(34a)を、第11図に示す様にメインベース
(33)の凹部へ嵌め込むと共に、該ピン(34a)を板バ
ネ(139)によって下圧して構成される。
ピックアップ(31)の光軸は光ディスクの信号面に対し
て垂直に維持する必要があるが、ディスク自体に変形が
生じている場合に、ピックアップ(31)の光軸の向きを
補正する為、メインベース(33)には、サブベース(3
4)を前記ピン(34a)回りに僅かに回動せしめ、サブベ
ース(34)の姿勢を微調節するチルト機構(103)が配
備される。該チルト機構(103)は、メインベース(3
3)上に枢支された駆動ギア(134)と一体に形成したカ
ム体(135)と、サブベース(34)に突設されカム体(1
35)に凹設した螺旋状のカム溝(136)に係合するカム
フォロワー(137)と、モータ(131)の回転を前記駆動
ギア(134)へ伝えるウォームギア(132)等の歯車機構
(133)と、光ディスクの信号面に対するサブベース(3
4)の傾きを検出する光学センサー(130)と、該センサ
ーの検出信号を前記モータ(131)への駆動制御信号に
変換する電気回路(図示省略)とから構成されている。
又、ピックアップ装置(3)の裏面には第12図に示す様
に、前記上ガイドポール(6)及び下ガイドポール(6
1)が摺動可能に貫通する断面円弧状のスライド溝(3
5)がピックアップ装置(3)の移動方向に長く凹設さ
れている。従って、ピックアップ装置(3)は前記案内
機構(5)の直線移動案内部を移動する際、第6図に示
す様にスライド溝(35)が下ガイドポール(61)、或は
上ガイドポール(6)に嵌まって水平移動を案内され、
ピックアップ(31)はディスク(10)から所定の高さ位
置をガタツキなく移動することとなる。
案内機構(5)を構成する左ガイドレール(51)及び右
ガイドレール(52)は、第1図、第7図、第8図及び第
9図に示す様に、夫々U字状に形成されている。
左ガイドレール(51)には、両直線移動案内部A、B及
び円弧状案内部Cの全長に亘って、自走機構(4)の左
駆動ギヤ(46)が噛合する左ラック部(53)が形成され
ると共に、円弧状案内部Cの全長及び両直線移動案内部
A、Bの一部に跨って、ピックアップ装置(3)の左ロ
ーラ(140)が嵌まるU字状の左ガイド溝部(55)が形
成されている。
一方、右ガイドレール(52)には、両直線移動案内部
A、B及び円弧状案内部Cの全長に亘って、自走機構
(4)の右ローラ(141)及び先導ローラ(104)が嵌ま
る右ガイド溝部(56)が形成されると共に、円弧状案内
部Cの全長及び両直線移動案内部A、Bの一部に跨っ
て、ピックアップ装置(3)の右駆動ギヤ(49)が噛合
する右ラック部(54)が形成されている。
ピックアップ装置(3)は、信号再生の為に下方直線移
動案内部を移動するときは、左ラック部(53)に対する
左駆動ギア(46)の駆動により搬送される。この際、右
ローラ(141)及び先導ローラ(104)が右ガイド溝部
(56)によって案内されると共に、スライド溝(35)が
下ガイドポール(61)上を摺動する。従って、ピックア
ップ装置(3)は、左駆動ギヤ(46)のみの駆動によっ
ても、滑らかに往復移動する。従って、ピックアップ
(31)は第5図に示す様に、ディスク(10)の半径線D
上から外れることなく、正確に移動するのである。
ディスク(10)の裏面の再生が終了した後、上面の再生
へ移行する場合、第8図及び第9図に示す様に、ピック
アップ装置(3)は下ガイドポール(61)から抜け出
し、左ローラ(140)が左ガイド溝部(55)へ嵌まると
同時に、右駆動ギア(49)が右ラック部(54)に噛合す
る。従って、ピックアップ装置(3)は、3つのローラ
(140)(141)(104)が夫々のガイド溝部(55)(5
6)によって案内されつつ、両ラック部(53)(54)に
対する両駆動ギア(46)(49)の駆動により、第7図に
示す様に円弧状案内部Cに沿ってディスク上面側へ上昇
して反転する。この過程で、ピックアップ装置(3)
は、ガイドポールによる案内が為されないが、両駆動ギ
ア(46)(49)が夫々のラック部(53)(54)を駆動す
るから、確実な上昇動作を行なう。
反転したピックアップ装置(3)を更にディスク中心へ
向かって搬送することにより、スライド溝(35)が上ガ
イドポール(6)に嵌まり(第6図)、左ローラ(14
0)及び右駆動ギア(49)が夫々左ガイド溝部(55)及
び右ラック部(54)から離脱する。従って、その後、ピ
ックアップ装置(3)は右ローラ(141)及び先導ロー
ラ(104)が右ガイド溝部(56)によって案内されると
共に、スライド溝(35)が上ガイドポール(6)上を摺
動しつつ、左ラック部(53)に対する左駆動ギア(46)
の駆動により搬送され、デイスク(10)上面の信号再生
を行なうのである。この場合も、ピックアップ装置
(3)は上ガイドポール(6)の案内により滑らかに往
復移動し、ピックアップ(31)はディスク半径線上から
外れることはない。
尚、第13図に示す如くサブシャーシ(14)及びトップシ
ャーシ(17)には、ピックアップ装置(3)がディスク
内周側の移動端に至ったとき、これを検知するリミット
スイッチ(以下SWと記す)である下リードインSW(98)
及び上リードインSW(97)が夫々配設されている。一
方、ピックアップ載置(3)の底部には第12図に示す様
に前記両リードインSW(97)(98)を動作させる突片
(36)が形成されている。
第14図及び第15受は右ガイドレール(52)のサブシャー
シ(14)への取付構造を示している。右ガイドレール
(52)は全体が合成樹脂製であって、ラック部(54)の
両端部は、ガイド溝部(56)が形成されたガイドレール
本体に突設した突片(57)(58)に形成され、該突片
(57)(58)の先端部にはフック部(57a)(58a)が設
けられている。又、突片(57)(58)の基端部には、ラ
ック部外周側に切欠き(57b)(58b)を凹設している。
従って、突片(57)(58)は開き方向に弾性変形が可能
である。
更ちに右ガイドレール(52)の直線移動案内部A、Bの
上端面及び下端面には、位置決め用のピン(59a)(59
b)が夫々突設されている。
一方、トップシャーシ(17)及びサブシャーシ(14)に
は、前記突片(57)(58)のフック部(57a)(58a)を
係止する係止孔(102a)(102b)と、前記位置決めピン
(59a)(59b)が嵌合する小孔(120a)(120b)が夫々
所定位置に解説されている。
右ガイドレール(52)は、第15図に示す様に位置決めピ
ン(59a)(59b)を小孔(120a)(120b)へ嵌合せしめ
ると共に、ビス(122)により各シャーシ(14)(17)
へ固定する。又、突片(57)(58)を夫々開き方向に弾
性変形せしめて、フック部(57a)(58b)を各シャーシ
の係止孔(102a)(102b)へ係止する。この結果、右ラ
ック部(54)の両端部は、ラック中央部のピック円から
外方へ拡開した状態で保持されることとなる。
従って、ピックアップ装置(3)がガイドレールの直線
移動案内部から円弧状案内部へ移行する場合に於いて、
右駆動ギア(49)が右ラック部(54)の端部と噛合いを
開始する際、右駆動ギア(49)と右ラック部(54)の歯
面の噛合い深さは、最初は浅く除去に深くなるから、噛
合開始時のショックが軽減される。
第16図に示す如く、メインシャーシ(13)の中央部の所
定位置にはサブシャーシ(14)が固定される。メインシ
ャーシ(13)の両側部には左サイドフレーム(15)及び
右サイドフレーム(16)が固定され、両サイドフレーム
(15)(16)上端部の略中央位置に支持フレーム(18)
が架設される。支持フレーム(18)は、両サイドフレー
ム(15)(16)の上端部の所定位置に一体成型したピン
(124)(124)に嵌合してメインシャーシ(13)に対す
る位置決めが為されると共に、ビス(123)(123)によ
って両サイドフレーム(15)(16)に固定される。
又、サブシャーシ(14)上に固定した左ガイドレール
(51)及び右ガイドレール(52)の上には前述の如くト
ップシャーシ(17)が固定され、該トップシャーシ(1
7)の端部は、支持フレーム(18)の所定位置に一体成
型したピン(125)に嵌合してメインシャーシ(13)に
対する位置決めが為されると共に、ビス(123)(123)
によって支持フレーム(18)に固定される。
上記構造により、左ガイドレール(51)及び右ガイドレ
ール(52)は、サブシャーシ(14)に対する所定位置
に、高い剛性で精度良く固定されることとなる。
第17図に示す様に、サブシャーシ(14には前記スピンド
ルモータ(21)の取付け位置を規定するモータ取付枠
(66)と、下ガイドポール(61)の基端を支持する為の
ポール支持台(65)とが、合計樹脂の一体成型により形
成されている。第18図に示す様に、下ガイドポール(6
1)は、基端をポール支持台(65)へ嵌入すると共に、
先端部はサブシャーシ(14)との間にスペーサ(62)を
挟んでビス(67)によってサブシャーシ(14)上に固定
される。又、上ガイドポール(6)は、ポール両端部と
トップシャーシ(17)との間にスペーサ(63)(64)を
挟んで、トップシャーシ(17)へビス止め固定される。
この結果、上ガイドポール(6)及び下ガイドポール
(61)は、ディスク半径線と平行な正確な姿勢にて、各
シャーシ(17)(14)上の所定高さに支持されることに
なる。
次に、第19図乃至第27図に基づきローディング機構
(7)及びチャッキング機構(8)について述べる。
ローディング機構(7)は、ディスクトレイ(71)と共
にディスク(10)を水平方向に搬送して、第2図に示す
ディスク排出位置と、後期トレイホルダー(73)奥部の
ディスク収納位置の2位置間を往復移動せしめるもので
ある。第19図及び第20図に示す如くトレイホルダー(7
3)の両側板内面には、夫々一対のガイドローラ(74a)
(74b)が内向きに突設されている。一方、ディスクト
レイ(71)の両側部には第21図及び第22図に示す様に前
記ガイドローラ(74a)(74b)が嵌まるガイド溝(17
1)(172)が凹設されている。これによってディスクト
レイ(71)はトレイホルダー(73)上での往復移動を案
内される。
第20図に示す様にトレイホルダー(73)には、ローディ
ングモータ(70)と、該モータが連繋するローディング
ギア(79)が配備されている。一方、ディスクトレイ
(71)の裏面には第22図に示す如く、前記ローディング
ギア(79)が噛合するラック(180)がディスクトレイ
(71)の移動方向に沿って形成されている。従って、デ
ィスクトレイ(71)は、前記ローディングモータ(70)
の駆動によってフロントパネル(11)の開口部(12)か
ら出没する。
トレイホルダー(73)には、ディスクトレイ(71)が出
没方向の両移動端、即ちディスク排出位置及びディスク
収納位置へ移動したとき、これらの状態を夫々検知する
トレイ・アウトSW(93)及びトレイ・インSW(94)が設
けられている。一方、ディスクトレイ(71)には第21図
に示す如く出没方向の両端部に、前記両SW(93)(94)
を夫々動作せしめるピン(177)(178)が下向きに突設
されている。
チャッキング機構(8)は、ディスクトレイ(71)を保
持したトレイホルダー(73)を昇降移動せしめて、ディ
スクトレイ(71)上のディスクを、ディスク収納位置と
ディスク装置位置の2位置へ往復移動せしめると共に、
ディスク装着位置では、後述するディスク押え盤(81)
によりディスク(10)をディスク駆動装置(2)のター
ンテーブル(22)上へクランプするものである。
第19図及び第20図に示す様に、トレイホルダー(73)の
両側壁に、夫々一対のスライド軸(78a)(78b)を外向
きに突設すると共に、各スライドフレーム(15)(16)
には、前記スライド軸(78a)(78b)が摺動可能に嵌ま
る一対の垂直案内孔(182a)(182b)を夫々解説してい
る。従って、トレイホルダー(73)はメインシャーシ
(13)上に昇降可能に支持される。
左及び右サイドフレーム(15)(16)の外面には第19図
及び第23図に示す如くローディングプレート(72)が夫
々配設される。該ローディングプレート(72)にはサイ
ドフレーム(15)(16)へ向かって、一対のスライドピ
ン(185a)(185b)が突設されている。一方、サイドフ
レーム(15)(16)には、垂直案内孔(182a)(182b)
の上方近傍に、前記スライドピン(185a)(185b)が摺
動可能に嵌まる一対の水平案内孔(181a)(181b)が夫
々開設されている。これによって各ローディングプレー
ト(72)はサイドフレーム(15)(16)に対し水平方向
へ往復移動可能に支持される。
又、ローディングプレート(72)には前後方向の両端部
に、第23図に示す様に夫々、高位カム部と低位カム部と
両カム部を連結する傾斜カム部とからなるカム溝(183
a)(183b)が開設され、各カム溝に前記スライド軸(7
8a)(78b)の先端部が貫通している。更にローディン
グプレート(72)の中央部には、サイドフレーム(15)
(16)に突設した枢軸(111)が貫通する長孔(184)が
水平方向に開設されている。
一対のローディングプレート(72)を往復駆動するべ
く、第20図に示す様に、両サイドフレーム(15)(16)
の下方端部には、互いに一体回転可能に連結された一対
のチャッキングギア(88)(88)が枢支されると共に、
メインシャーシ(13)の背面に配備したチャッキングモ
ータ(80)によって両ギア(88)(88)を回転駆動して
いる。一方、ローディングプレート(72)には第23図に
示す様に、前記チャッキングギア(88)が噛合するラッ
ク部材(108)が固定されている。
従って、チャッキングモータ(80)を駆動することによ
り、両ローディングプレート(72)は第24図(a)
(b)に示す様に、水平方向へ同時に往復移動すること
になる。尚、左サイドフレーム(15)には、ローデイン
グプレート(72)の両移動端を検知するトレイ・アップ
SW(95)及びトレイ・ダウンSW(96)を配設すると共
に、トレイホルダー(73)へこれらのSW(95)(96)を
動作せしめる一対の突片(186)(187)を設ける。
第24図(a)に示す様に、ディスクトレイ(71)が排出
された状態では、ローディングプレート(72)は、フロ
ントパネル(11)側の移動端に位置している。又、トレ
イホルダー(73)は、スライド軸(78a)(78b)が各カ
ム溝(183a)(183b)の高位カム部に摺接すると共に、
垂直案内溝(182a)(182b)の上端部に摺接し、上方の
移動端に位置している。
前記ローディングモータ(70)の駆動によりディスクト
レイ(71)をトレイホルダー(73)の奥部へ収納した
後、前記チャッキングモータ(80)を駆動して、第24図
(b)に示す様にローディングプレート(72)を装置奥
方へ移動せしめる。この過程で、スライド軸(78a)(7
8b)は、カム溝(183a)(183b)の駆動によって、垂直
案内溝(182a)(182b)に沿って下方の移動端へ移動
し、該移動端では、スライド軸(78a)(78b)はカム溝
(183a)(183b)の低位カム部に摺接すると共に、垂直
案内溝(182a)(182b)の下端部に摺接することにな
る。
この結果、ディスクトレイ(71)はトレイホルダー(7
3)と共に降下し、第28図(c)に示す様に、ディスク
(10)はディスク駆動装置(2)のターンテーブル(2
2)上にセットされ、ディスクトレイ(71)は該ディス
ク(10)よりも更に下方位置へ保持されることになる。
ディスク(10)をターンテーブル(22)上に保持する
為、第19図及び第20図に示す様に、チャッキング機構
(8)を構成するクランプ部材(82)がトレイホルダー
(73)に装備される。
クランプ部材(82)は、中央部にベアリング(87)によ
って枢支されたディスク押え盤(81)を具えると共に、
両側部に一対のアーム(83)(83)を具えている。各ア
ーム(83)の基端部には、トレイホルダー(73)に外向
きに突設した支軸(76)が嵌まるU字状溝(85)が凹設
され、アーム先端部には、垂直面上を円弧状に伸びるカ
ム面(84)が形成されている。該クランプ部材(82)
は、第26図に示す様に両アーム(83)とトレイホルダー
(73)との間に張設したバネ(86)によって、前記支軸
(76)を中心として下向きに不勢されると共に、カム面
(84)がローディングプレート(72)に突設した前記ス
ライドピン(185b)に摺接している。
従って、第26図(a)に示す様に、ローディングプレー
ト(72)がフロントパネル(11)側の移動端に位置し、
トレイホルダー(73)が上昇端に位置した状態では、ア
ーム(83)は、カム面(84)に対するピン(185b)の駆
動により、バネ(86)に抗して反時計方向の回動端にあ
る。この状態から、第26図(b)に示す様に、ローディ
ングプレート(72)が装置奥方へ移動し、トレイホルダ
ー(73)が降下すると、アーム(83)はピン(185b)の
移動に伴ってバネ(86)の付勢により時計方向に回動
し、アーム(83)が略水平となった姿勢で保持される。
この結果、第27図に示す様に、クランプ部材(82)に配
備したディスク押え盤(81)がディスク(10)に中心部
を下圧する。これによってディスク(10)はディスク押
え盤(81)とターンテーブル(22)との間に挟持され、
スピンドルモータ(21)によって確実に回転駆動される
のである。
第21図に示す如く、フロントパネル(11)には開口部
(12)を開閉する為の扉(110)が配設されている。該
扉(110)は、後記扉開閉機構(101)の駆動によって、
ディスクトレイ(71)が開口部(12)から排出されてい
るときは開き、ディスクトレイ(71)がキャビネット
(1)内に収容された後に閉じるものである。
扉開閉機構(101)は、第24図(a)(b)に示す様
に、フロントパネル(11)に枢支した扉(110)を、前
記チャッキング機構(8)と連動して揺動するレバー
(112)によって駆動するものである。
レバー(112)は第23図に示す様に、基端部に枢支孔(1
15)、中央部に長孔(113)、更に先端部にU字溝(11
4)を有している。レバー(112)の枢支孔(115)に
は、左サイドフレーム(15)に突設した前記枢軸(11
1)の先端部を嵌合せしめ、長孔(113)にはトレイホル
ダー(73)に突設した前記スライド軸(78a)の先端部
を係合せしめる。
一方、扉(110)は第25図に示す如く、両端部にアーム
(118)を突設し、該アームの基端部に設けた枢支ピン
(116)がフロントパネルに支持され、該枢支ピン回り
に略90度の角度範囲で回転が可能である。アーム(11
8)の先端部には駆動ピン(117)を突設し、該駆動ピン
(117)を前記レバー(112)のU字溝(114)に係合せ
しめる。従って、第24図(a)(b)に示す様に、レバ
ー(112)がトレイホルダー(73)の昇降に伴って会同
することにより、扉(110)が開閉されるのである。
ディスクトレイ(71)は、第21図に示す様に、前記ディ
スク駆動装置(2)のターンテーブル(22)が臨出する
開口(107)を有している。ディスクトレイ(71)の表
面には直径略30cmの大ディスク載置部(175)と、直径
略20cmの小ディスク載置部(176)とが形成され、大デ
ィスク載置部(175)には小径ディスクを取り出す際に
ディスク端部に指を掛ける為の窓(170)開設されてい
る。
更に、ディスクトレイ(71)の両側部には、大ディスク
載置部(175)に大径ディスクを載置したとき該ディス
クの外周端部が臨出する切欠き部(173)(174)が設け
られている。従って、ディスクトレイ(71)からディス
クを取り出す際、切欠き部(173)(174)から臨出した
ディスク端部に指を掛けることが出来るから、ディスク
の取出し操作は容易である。
ディスクトレイ(71)がキャビネット(1)から排出さ
れた状態で、大ディスク載置部(175)は開口部(12)
から完全に露出せず、奥方端部がキャビネット(1)内
に残るが、フロントパネル(11)の開口部(12)は、第
21図に示す様に上端縁(12a)が上方に膨らんだ円弧状
の呈しており、これによってディスクトレイ(71)への
ディスクの載置、及び取り出しを容易にしている。
第29図は、上記ビデオディスク再生装置のメカニズムを
動作せしめる為の電気回路を示している。
ローディング、チャッキング等の動作は、マイクロコン
ピュータによって構成されたシステムコントローラ(9
1)によって制御されている。システムコントローラ(9
1)の入力ポートには、電源キーやPLAYキー等の各種操
作キーを具えたキー入力装置(92)、前記トレイ・アウ
トSW(93)、トレイ・インSW(94)、トレイ・アップSW
(95)、トレイ・ダウンSW(93)、上リードインSW(9
7)、及びリードインSW(98)が接続されている。又、
システムコントローラ(91)の出力ポートには、ビデオ
ディスク再生装置に接続されるべきCRT、及び前記フロ
ントパネルに配備したディスプレイ装置(90)へ、夫々
“ローディング中”等の動作モードを表示する為の映像
信号を発生する表示制御回路(99)(109)、前記ロー
ディングモータ(70)、チャッキングモータ(80)、ス
ピンドルモータ(21)、及びフィードモータ(40)へ夫
々ドライブ信号を送出するモータ制御回路(190)(19
1)(192)(193)が接続されている。スピンドルモー
タ(21)の回転は、前記ターンテーブル(22)に配備し
たフォトカップラー等からなる回転検出回路(194)に
よって検出し、該検出信号はシステムコントローラ(9
1)の入力ポートへ接続する。
次に、上記電気回路の動作例を第30図乃至33図に沿って
概説する。尚、第30図は、電源投入から通常の再生モー
ドへ至るまでの再生モード設定動作、第31図はストップ
動作、第32図はエジェクト動作、第33図はディスク下面
から上面へ再生面を変える際の反転再生動作を表わすも
のである。
(1)再生モード設定動作(第30図) キー入力装置(92)に配備した電源キーをONにすると、
第31図に示すストップ動作を実行する。システムコント
ローラ(91)は先ず、下リードインSW(98)がONか否か
を判断(213)し、OFFの場合はフィードモータを駆動
(216)すると共に、スピンドルモータをOFFとし(21
7)、前記判断(213)へ戻る。ピックアップ装置(3)
がディスク(10)下方の信号面最内周部へ移動し、下リ
ードインSW(98)がONになると、フィードモータをOFF
にする(214)。その後、スピンドルモータ(21)が完
全に停止したことを確認(215)して、ストップモード
へ移行し、エジェクトキーの操作に待機する。
第30図に示す様に、エジェクトキーをONにすると(20
1)、アンローディング動作が実行される。即ち、シス
テムコントローラ(91)はモータ制御回路(190)を動
作せしめ、トレイ・アウトSW(93)がONとなるまでロー
ディングモータ(70)を駆動して、第28図(a)に示す
様にディスクトレイ(71)をキャビネット(1)から排
出する。
ディスクトレイ(71)にディスク(10)を載置した後、
PLAYキー(ON)にすると(204)、トレイ・インSW(9
4)ONになるまでローディングモータ(70)を駆動(20
5)して、第28図(b)に示す様にディスクトレイ(7
1)をキャビネット(1)内に収容する。
トレイ・インSW(94)がONになると(206)、システム
コントローラ(91)はモータ駆動回路(191)を動作せ
しめ、トレイ・ダウンSW(96)がONとなるまでチャッキ
ングモータを駆動(207)し、第28図(c)に示す様に
ディスクトレイ(71)を降下せしめる。この結果、ディ
スク(10)はディスク駆動装置(2)に装着させる。
トレイ・ダウンSW(96)がONになると(208)、システ
ムコントローラ(91)は、スピンドルモータ(21)を回
転せしめ、該モータの回転速度が1800rpmに達したこと
を回転検出回路(194)によって検出し(209)、更にデ
ィスク内周部に設けたリードイン記録部を検出した後
(210)、前記ジャンプ制御回路を動作(211)させて、
リードイン記録部に書き込まれたリードインコードを高
速度で読み出し、リードイン記録部から脱出した後(21
2)、ノーマル再生モードへ移行する。
ノーマル再生モードでは、モータ制御回路(193)及び
信号再生回路(図示省略)を動作せしめて、フィードモ
ータ(40)に駆動によりピックアップ装置(3)を移動
しながら、回転するディスク(10)から信号を再生す
る。
ディスク(10)の片面の信号再生が終了すると、スピン
ドルモータ(21)が逆回転に切替わると共に、フィード
モータ(40)は高速回転に切替わり、第7図に示す様に
ピックアップ装置(3)を下方直線移動案内部Aから円
弧状案内部Cを経て上方直線移動案内部Bへ迅速に移動
せしめる。ピックアップ装置(3)は、上リードインSW
(97)がONとなるまで上方直線移動案内部Bを移動し、
ディスク(10)の信号面最内周部へ達する。
その後、再びモータ制御回路(193)及び信号再生回路
を動作せしめて、フィードモータ(40)の駆動によりピ
ックアップ装置(3)ディスク外周側へ移動しながら、
ディスク信号面の再生を行なうのである。
(2)ストップ動作(第31図)及びエジェクト動作(第
32図) 信号再生中にSTOPキーをONにすると、前述の如く第31図
に示すストップ動作が実行される。
又、第32図に示す如く、エジェクトキーをONにすると、
先ずストップ動作(218)が実行され、信号再生が停止
された後、トレイ・アップSW(95)がONとなるまでチャ
ッキングモータ(80)を駆動(221)して、第28図
(b)に示す如くディスクトレイ(71)を上昇せしめ
る。これによってディスク(10)はディスク駆動装置
(2)から離脱する。
トレイ・アップSW(95)がONになると(220)、システ
ムコントローラ(91)は、トレイ・アウトSW(93)がON
になるまでローデイングモータを駆動(224)して、第2
8図(d)に示す様にディスクトレイ(71)をキャビネ
ット(1)から排出する。トレイ・アウトSW(93)がON
になると(220)、ローディングモータ(70)及びチャ
ッキモータ(80)をOFFにする(222)(223)。この結
果、ディスク(10)の取り出しが可能となる。
(3)反転再生動作(第33図) 例えばディスク下面の再生中に、上面の再生を指令する
キーが操作されると、先ず、前記表示制御回路(99)
(109)を動作させ、CRTの画像表示を中断し、そのCRT
画面及びディスプレイ装置(90)の画面に、“Jター
ン”の表示を行なう。又、スピンドルモータ(21)を逆
回転させた後、上リードインSW(97)がONになるまでフ
ィードモータ(40)を高速回転させることにより、ピッ
クアップ装置(3)をディスク上面の内周部へ向かって
迅速に移動せしめる。
上リードインSW(97)がONになると(227)、スピンド
ルモータ(21)が1800rpmに達したことを確認(229)
し、更にディスク内周部に設けたリードイン記録部を検
出した後(230)、ジャンプ制御回路を動作(231)させ
て、リードインコードを迅速に読み出し、リードイン記
録部から脱出した後(232)、ノーマル再生モードが設
定されているか否かを判断(233)し、ノーマル再生モ
ードの場合は、CRTにノーマル再生モードを表わす表示
を行なうと共に、画面のミュート動作をOFFにし、ノー
マル再生モードへ移行する。又、前記判断(233)にて
プログラム再生モードが設定されていることが判明した
場合は、CRTにプログラム再生モードを表わす表示を行
ない、プログラム再生モードに移行する。プログラム再
生モードでは、予め設定されているプログラムに従って
フィードモータ(40)が制御され、ディスクに形成され
た複数の画像記録部から所定の順序で信号が再生される
ことになる。
尚、本発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求
の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である
ことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るピックアップ移送装置の一部破断
斜面図、第2図はビデオディスク再生装置の外観を示す
斜面図、第3図はピックアップ移送装置の要部を示す平
面図、第4図は自走機構の左側面図、第5図はピックア
ップ装置及び案内機構の光ディスクに対する位置関係を
表わす平面図、第6図はピックアップ移送装置の正面
図、第7図は案内機構の各案内部を表わす側面図、第8
図はピックアップ装置及び案内機構の要部を示す斜面
図、第9図は第8図の装置を異なる方向から見た斜面
図、第10図はピックアップ装置の斜面図、第11図は枢支
部の断面図、第12図はピックアップ装置を裏側から見た
斜面図、第13図は一対のリードインスイッチの配設位置
を示す側面図、第14図は右ガイドレールの分解斜面図、
第15図は右ガイドレールのシャーシへの組立構造を示す
断面図、第16図はメインシャーシ及びサブシャーシの斜
面図、第17図はサブシャーシの斜面図、第18図はガイド
ポールの取付構造を示す一部破断側面図、第19図はチャ
ッキング機構を示す平面図、第20図はメインシャーシ、
トレイホルダー及びクランプ部材の分解斜面図、第21図
はキャビネットから取り外したディスクトレイの斜面
図、第22図はローディング機構を構成するディスクトレ
イの背面図、第23図はチャッキング機構を表わす分解斜
面図、第24図はローディングプレートの動作を表わす側
面図、第25図は扉開閉機構の要部を示す分解斜面図、第
26図はチャッキング機構の動作を表わす図であって該機
構をメインシャーシの内側から見た図、第27図はディス
クチャッキング状態を示す一部破断側面図、第28図はデ
ィスク装填からチャッキング完了までの一連の動作を説
明する図、第29図は電気回路を表わすブロック図、第30
図乃至第33図は夫々電気回路の動作を表わすフローチャ
ート、第34図は従来のピックアップ移送装置の構成を表
わす側面図である。 (10)……光ディスク、(21)……スピンドルモータ (30)……支持ベース、(31)……ピックアップ (40)……フィードモータ、(5)……案内機構 (51)……左ガイドレール、(52)……右ガイドレール (13)……メインシャーシ、(14)……サブシャーシ (17)……トップシャーシ、(18)……支持フレーム (11)……フロントパネル、(107)……開口 (110)……扉、(112)……レバー (7)……ローディング機構 (71)……ディスクトレイ、(173)(174)……切欠き (8)……チャッキング機構 (80)……チャッキングモータ (81)……ディスク押え盤

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ディスクの両面から信号を再生し或は光
    ディスクの両面へ信号を記録するピックアップ(31)を
    具えた光ディスク装置に於いて、ピックアップ(31)は
    支持ベース(30)上に搭載し、光ディスクを回転駆動す
    るスピンドルモータ(21)が取り付けられたシャーシの
    所定位置には、前記支持ベース(30)の移動を案内する
    案内機構(5)を配設し、支持ベース(30)は搬送手段
    に連繋して案内機構(5)上を移動せしめ、該案内機構
    (5)は、ディスク回転面を挟んで互いに平行に配設さ
    れピックアップ(31)をディスク半径線に沿って案内す
    る一対の直線移動案内部と、両直線移動案内部のディス
    ク外周側の端部を互いに連結する円弧状案内部とから構
    成し、前記支持ベース搬送手段は、支持ベース(30)を
    案内機構(5)に沿って搬送する為のフィードモータ
    (40)と、ピックアップ(31)がディスク信号面の最内
    周部との対向位置に設置されているか否かを検出する一
    対のリードインスイッチ(97)(98)と、該検出信号に
    基づきフィードモータ(40)の回転を制御するモータ制
    御回路(193)とを具え、ディスクの一方の信号面から
    他方の信号面へ再生面或は記録面を切り替える際、フィ
    ードモータ動により、支持ベース(30)を案内機構
    (5)の円弧状案内部を経て反転させた後、直線移動或
    案内部に沿ってディスク内周側の移動端へ移行せしめる
    ことを特徴とする光ディスク装置。
JP62124437A 1987-05-20 1987-05-20 光ディスク装置 Expired - Lifetime JPH0677374B2 (ja)

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JPS5677953A (en) * 1979-11-29 1981-06-26 Akai Electric Co Ltd Record reproducing device
JPS61177687A (ja) * 1985-01-30 1986-08-09 Olympus Optical Co Ltd デイスク記録再生装置

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