JPH0676579U - 自閉扉体における一時停止装置 - Google Patents

自閉扉体における一時停止装置

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JPH0676579U
JPH0676579U JP2315693U JP2315693U JPH0676579U JP H0676579 U JPH0676579 U JP H0676579U JP 2315693 U JP2315693 U JP 2315693U JP 2315693 U JP2315693 U JP 2315693U JP H0676579 U JPH0676579 U JP H0676579U
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JP
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door
self
closing
opened
solenoid
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Pending
Application number
JP2315693U
Other languages
English (en)
Inventor
保 井岡
知史 片岡
直宏 陶山
Original Assignee
株式会社くろがね工作所
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 開放された扉が自閉する際、自閉を開始する
まであらかじめ定められた時間、開放姿勢が維持される
自閉扉体における一時停止装置に関するもので、人が通
過できる巾以上、扉が開放されれば常に所定時間開放姿
勢を維持する使い勝手にすぐれた非常に実用的な扉体の
一時停止装置を提供する。 【構成】 リミットスイッチ6と、タイマー7と、時限
を有して瞬間的に開路するタイマーのタイムリミットの
開閉時によって閉開路するリレースイッチ8と、リレー
スイッチの閉開時によって作動するソレノイド9と、ソ
レノイドの作動に連動して扉3の自閉を一時的に停止さ
せる自閉規制機構5よりなるものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、開放された扉が自閉する際、自閉を開始するまで、あらかじめ定め られた時間、開放姿勢が維持される自閉扉体における一時停止装置である。
【0002】
【従来の技術】
一般に開放された扉体を自動的に閉鎖する自閉機構は、一端が扉の支持部材に 連結されたワイヤーの他端に重りをもうけ、扉体に取りつけられた滑車を介して 扉体の動きに応じておもりを扉内部で上下動せしめ、重りの下降によって扉体を 自閉せしめる様にしていた。
【0003】 この様な自閉扉体は、開放している手を離せば、扉体は直ちに閉鎖する方向に 作動する。 従って、これを病室等の出入口に設置した場合、ベッドの移動時、あるいは妊 婦、幼児等、歩行速度の遅い者が通過する場合、あるいは、また車椅子等で通過 する場合、閉鎖してくる扉体が邪魔になる問題があった。
【0004】 そこで、開放された扉体を一時的に停止せしめる一時停止装置について、いく つかの技術が案出されている。 その一つの一時停止装置として、扉体を開扉位置で係脱自在に係合保持する保 持腕と、該保持腕を係合姿勢に向けて付勢する弾機と、タイマー作動腕の揺動で タイマー作動状態となるタイマー装置と、扉体開扉の感知作動する感知体より構 成されていた。(例えば実公平2−36865号)
【0005】 上記構成によると、扉体は全開しなければ保持腕が扉体に係合しないので、一 時停止の機能が発揮出来ない。 一方、車椅子、あるいは老人等が通過する時は、通常、通過できる程度しか開 放せず、通過の度に扉を全開する事はほとんどない。 すなわち、上記構成の一時停止装置では、扉体は通常全開状態で使用される事 がないので、非常に使用勝手が悪く、実用的でなかった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上記問題を解決する事を課題とし、人が通過できる巾以上扉が開放さ れれば、常に所定時間開放姿勢を維持する使い勝手にすぐれた非常に実用的な扉 体の一時停止装置を提供する事を課題とする。
【0007】
【課題を解決する為の手段】
扉が人の通過巾以上開放された時、瞬間的に閉路するリミットスイッチによっ て作動するタイマーと、時限を有して開路するタイマーのタイムリミットリレー の閉開路によって閉開路するリレースイッチと、リレースイッチの閉開路によっ て作動するソレノイドと、ソレノイドの作動に連動して扉の自閉を一時的に停止 させる自閉規制機構よりなるものである。
【0008】
【作用】
上記手段によれば、通過巾以上扉が開放されれば、タイマー、ソレノイドが作 動して、自閉規制機構によって、扉は開放が停止した位置で停止状態を維持し、 リミットスイッチの作動、すなわちタイマーの作動から所定時間経過すれば自閉 する。すなわち、通過する物に適した扉の開口巾で扉が所定時間停止するので、 非常に実用的である。
【0009】
【実施例】
本考案の一実施例を図面にもとづいて説明する。 図5は、本考案を具備した吊り戸装置より、戸袋パネルとランマパネルを取り外 した状態の正面図を示している。 符号1は、壁面開口部に取りつけられた三方枠を示し、符号13は三方枠1の 左右側柱11、12の上部間に配設された吊り戸支持部材を示し、符号3は吊り 戸支持部材13にもうけられたスライド保持材4にスライド部材41を介してス ライド自在に吊り下げられた扉を示している。
【0010】 扉3はワイヤー30、滑車31、錘体32よりなる自閉装置によって、手動に て開放された位置で手を放すと自閉する機能を有している。
【0011】 すなわち、錘体32は扉3の開放側の端部側内部に昇降自在に保持され、上端 部に取りつけられたワイヤー30の端部が扉3の上端面に取りつけられた滑車3 1を介して吊り戸支持部材13に連結されている。
【0012】 つまり、図5で扉3が左側方向(戸が開放する方向)に移動すると、ワイヤー 30の端部が吊り戸支持部材13に連結されているので、錘体32は扉3の移動 と共に上方に移動する。 そして、所望範囲まで移動させた状態で、手を放すと錘体32の重量がワイヤー 30を介して滑車31に負荷され、滑車31に右側方向(閉鎖方向)への移動力 が生じ、扉3は右側(閉鎖する方向)に移動(閉鎖する方向に移動)し、閉鎖さ れる。 符号33は扉3の下面に嵌合し、扉3の横揺れを防止するガイドローラーを示 している。
【0013】 そして、符号5は滑車31を有する自閉規制機構を示している。 自閉規制機構5は、吊り戸支持部材13に取りつけられたリミットスイッチ6、 タイマー7、リレースイッチ8、及び自閉規制機構5に隣接して扉3に取りつけ られたソレノイド9によって作動する。 符号60は扉3の上面閉鎖側端面に上方に突出して形成されたリミットスイッ チ作動突起を示している。
【0014】 そして、扉3の閉鎖状態で、リミットスイッチ6とリミットスイッチ作動突起 60の離間寸法は、人の通過寸法(実施例では60cm)以上に設定されている 。 尚、実施例では、リミットスイッチ6を固定側にリミットスイッチ作動突起60 を移動側にもうけているが逆にもうけてもよい。
【0015】 すなわち、図4に示す如く扉3の移動にともなって、リミットスイッチ作動突 起60によりリミットスイッチ6が瞬間的に閉路すると、リレースイッチ8(8 1)が閉路し、これによってある時限の後、瞬時に開路するタイマー7に組み込 まれたタイミリミットリレー71、及びソレノイド9が作動する。 そして、ソレノイド9の作動によって自閉規制機構5が作動し、扉3の開放動 作を終えた状態で、タイマー7が作動した時より所定時間、吊り戸本体3は開放 状態を維持する。
【0016】 そして、所定時間が経過すると、タイマー7に組み込まれたタイムリミットリ レー71が瞬時に開路し、これにともなって、リレースイッチ8(81)が開路 状態となり、ソレノイド9は復帰し、よって自閉規制機構5の作動は停止し、吊 り戸本体3の閉鎖移動が始まる。
【0017】 自閉規制機構5は、図1〜図3に示す如く、ソレノイド9のプランジャー91 に端部が枢止連結された作動板51と、作動板51の他方側の端部が連結された 回動接止体52より構成され、作動板51と回動接止体52は前記滑車31を回 動自在に保持する滑車保持座2にとりつけられている。
【0018】 滑車保持座2は扉3の開放側端部上面に連結される連結基板21と、連結基板 21にとりつけられる連結保持板22より構成されている。
【0019】 連結基板21は扉3にネジ止めされる基板23と、基板23の出入方向の一端 側が上方に立ち上げられた滑車前保持片24と、滑車前保持片24の開放側に連 設された接止体前保持座23より構成されている。
【0020】 連結保持板22は、滑車前保持片24の後方側に所定間隔を有して位置する滑 車後保持片25と、滑車後保持片25の開放側に連設された、前記接止体前保持 片23の後方側に所定間隔を有して位置する接止体後保持片26と、前記滑車後 保持片25の下端より後方にL字形に形成された作動板保持片27より構成され ている。
【0021】 そして、滑車31は円周端面に嵌入溝310が形成され、滑車前後保持片24 、25間に回転自在に保持されている。そして、ワイヤー30は一端が吊り戸支 持部材13に連結され、他端に錘体32が取りつけられて嵌入溝310に嵌入し た後、扉3内に導かれている。
【0022】 回動接止体52は、接止体前後保持片23、26間に、回転中心が滑車31の 回転中心より上方位置で回動自在に保持された接止部53と、接止部53の下端 開放側端部より後方に横向きL字形に突出する作動板連結部54より形成され、 接止部53の滑車31側の上部端面は前記嵌入溝310に嵌入可能な構成で、嵌 入溝310側の端面に帯状のゴム材521がはりつけられている。
【0023】 そして、作動板連結部54には、縦方向の長孔541が形成され、この長孔5 41に嵌入して作動板51の端部と連結ピン510をもって枢止連結されている 。
【0024】 作動板51は、吊り戸本体3の移動方向略中央部に移動方向に沿った長孔51 1が形成され、この長孔511に前記作動板保持片27がとりつけられた案内支 持ピン271が嵌入し、作動板51の吊り戸本体3の移動方向へのスライドを保 持している。 符号513は一端が作動板51と他端が基板23と連結された引っ張りバネを 示し、作動板51が常に閉鎖側に移動する様付勢されている。
【0025】 図1はソレノイド9が作動している状態を示している。 すなわち、プランジャー91が引っ張りバネ510に抗して外方に突出し、作動 板51を開放側に押しやる。 作動板51は回動接止体52を回動せしめ、接止部53が嵌入溝310のワイ ヤー30に当接する。
【0026】 この状態で吊り戸本体3を開放しつづけると、回動接止体52の接止部53は 開放側方向に若干移動しながら、ワイヤー30の上方への移動を可能にする。 そして、吊り戸本体3の開放側への移動を停止せしめると、ワイヤー30は錘 体32の重量によって下方に移動を開始しようとするが、回動接止体52の回動 中心は、滑車51の回動中心より上方に位置しているので、ワイヤー30の下方 への移動は接止部53を嵌入溝310内に移動せしめる方向に作用するので、ワ イヤー30は接止部53と滑車31によって挟持される事となり、錘体32は下 降せず、従って吊り戸本体3は自閉しない。
【0027】 一方、開放状態で定時間経過すると、タイムリミットリレー71が瞬時に開路 し、これによって前述した如くソレノイド9のプランジャー91は引っ張りバネ 510によってソレノイド9内に引き込まれる。 従って、作動板51は閉鎖側に移動し、回動接止体52は、開放側に回動し、 滑車31と接止部53は離間して図3の状態となり、錘体32の自重によって、 ワイヤー30は吊り戸本体3を閉鎖側に移動させながら下方に移動する。
【0028】 なお、実施例では接止部53に帯状のゴム材521がはりつけられているが、 接止部5を上向きの歯形に形成する等して、ワイヤー30の下降時に接止部53 が滑車31の方向に移動しやすい構造となっておればよい。
【0029】
【考案の効果】
以上の如く、本考案は扉が人の通常巾以上開放された時に瞬時に閉路するリミ ットスイッチによって作動するタイマー、及びリレースイッチと、時限を有して 瞬間的に開路するタイマーのタイムリミットリレーと、リレースイッチの閉開路 によって作動するソレノイドと、ソレノイドの作動に連動して扉の自閉を一時的 に停止させる自閉規制機構より構成されているので、通過巾以上扉を開放した後 は、常にソレノイドが自閉規制機構を作動せしめているので、どの位置で開放移 動を停止させても、その位置で扉は所定時間停止状態を維持する事ができる。 すなわち、従来の様に扉を全開しなければ、一時停止機能が発揮しなかったの に対し、本願は通過巾以上であればどの位置でも一時停止機能が発揮されるので 、必要以上に扉を開放しなくとも出入口の通過が行なえる。 そして、特に車椅子で通過する時、車椅子を動かしながら扉を開放するのは非 常にむずかしく、従来、出入口巾が大きい時などは扉を全開される事はなく、従 って一時停止の機能は全く発揮されなかったのに対し、本願は開放動作をやめた 位置で所定時間開放状態を維持するから、特に車椅子での通過には最適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】自閉規制機構の正面図
【図2】自閉規制機構の平面図
【図3】接止部が滑車より離間した状態での自閉機構の
正面図
【図4】本願考案の回路図
【図5】本考案を具備した吊り戸装置の要部正面図
【符号の説明】
3 扉 5 自閉規制機構 6 リミットスイッチ 7 タイマー 8 リレースイッチ 9 ソレノイド

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉が人の通過巾以上開放された時、瞬間
    的に閉開路するリミットスイッチと、リミットスイッチ
    の瞬間的な閉路によって閉路するリレースイッチと、リ
    レースイッチの閉路によって作動するタイマー、及びソ
    レノイドと、時限を有して瞬間的に閉開路するタイマー
    のタイムリミットリレーの瞬間的開路によって開路する
    前記リレースイッチと、前記ソレノイドに連動する扉の
    自閉を一時的に停止させる自閉規制機構より構成されて
    いる事を特徴とする自閉扉体における一時停止装置。
JP2315693U 1993-04-06 1993-04-06 自閉扉体における一時停止装置 Pending JPH0676579U (ja)

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JP2315693U JPH0676579U (ja) 1993-04-06 1993-04-06 自閉扉体における一時停止装置

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JP2315693U Pending JPH0676579U (ja) 1993-04-06 1993-04-06 自閉扉体における一時停止装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011163025A (ja) * 2010-02-10 2011-08-25 Osaka Kanagu Kk 自動閉戸装置における一時開戸状態維持装置

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JP2011163025A (ja) * 2010-02-10 2011-08-25 Osaka Kanagu Kk 自動閉戸装置における一時開戸状態維持装置

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