JPH067586B2 - 論理回路装置 - Google Patents

論理回路装置

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JPH067586B2
JPH067586B2 JP62120301A JP12030187A JPH067586B2 JP H067586 B2 JPH067586 B2 JP H067586B2 JP 62120301 A JP62120301 A JP 62120301A JP 12030187 A JP12030187 A JP 12030187A JP H067586 B2 JPH067586 B2 JP H067586B2
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    • H01L27/02Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers
    • H01L27/0203Particular design considerations for integrated circuits
    • H01L27/0207Geometrical layout of the components, e.g. computer aided design; custom LSI, semi-custom LSI, standard cell technique

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Description

【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 本発明は、半導体バルク上にそれぞれ所定のゲート幅を
有してアレイ状に形成された複数の駆動用トランジスタ
および負荷用トランジスタを備えたものにおいて、直列
または並列に接続された所定個数の駆動用トランジスタ
と、直列に接続された複数の負荷用トランジスタとを有
し、該駆動用トランジスタの直列方向の接続個数と等し
い数の負荷用トランジスタのゲート電極を出力端子に接
続し、かつ、残りの負荷用トランジスタのゲート電極を
所定電位の電源ラインに接続することにより、負荷イン
ピーダンスを変更可能とし、ゲート当たりの論理機能を
強化すると共に、回路動作上の性能を向上させるもので
ある。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、論理回路装置に関し、より詳細には、半導体
バルク上にアレイ状に形成された複数の駆動用電界効果
トランジスタ(駆動FET)および負荷用電界効果トラン
ジスタ(負荷FET)のうち所定個数の駆動FETと負荷FET
とから構成された反転論理型の論理回路装置に関する。
〔従来の技術〕
第8図には上述した反転論理型回路の一構成例が占め示
される。第8図の例示は、ICの基本ゲートとして用い
られるDCFL回路(Diect Coupled FET Logic circuit)の
場合を示す。DCFL回路は、基本的構成としては、駆
動FET 81D(または82D)としてのエンハンスメト(E)モー
ドのトランジスタと、負荷FET 81L(または82L)としての
デプレッション(D)モードのトランジスタとから構成さ
れたインバータゲートINV1(またはINV2)であり、実際
の使用形態においては第8図に示されるようにインバー
タゲートが多段接続された回路構成となっている。
第9図には第8図のDCFL回路の伝達特性の一例が示され
る。図中、実線で示される曲線はインバータゲートINV1
の入出力伝達特性、破線で示される曲線はインバータゲ
ートINV2の入出力伝達特性、PおよびQは動作安定点、
ΔVは論理電圧振幅、Vthoは論理しきい値電圧、NM0
ロー出力レベル時のノイズマージン、NM1はハイ出力レ
ベル時のノイズマージンを示す。
入出力伝達特性はインバータゲートを構成する駆動FET
と負荷FETの飽和ドレイン電流Idに依存して決定され
る。この飽和ドレイン電流Idは、 Id=β(Vgs-Vth)2 と表わされ、ここでVgsはゲート・ソース間電圧、Vthは
FETのしきい値電圧、βは比例定数を表わす。そして、
この比例定数βは、FETのゲート幅Wとゲート長Lの比
(以下W/L比と称する)に比例することが知られてい
る。従って、VgsおよびVthの値を一定にすると、飽和ド
レイン電流Id、ひいては各インバータゲートの入出力伝
達特性は、駆動FETおよび負荷FETのそれぞれのW/L比に
依存して決定されることになる。
もしW/L比が適切に選定されていないとするならば、イ
ンバータゲートの論理しきい値電圧の値が動作安定点P
およびQの中間点からずれることになり、その影響は次
段のインバータゲートの論理しきい値電圧の変動をひき
起こし、それによって、ハイレベル側またはローレベル
側のノイズマージンが不足し、回路全体として安定動作
が得られなくなるという不都合が生じる。このため、回
路設計を行うに際し、各インバータゲートの論理しきい
値電圧の値が同じ直線(第9図において傾き1の直線)
上に乗るように、入出力伝達特性の設定、すなわちW/L
比の適切な選定が行われる。
言い換えると、インバータゲートにおける負荷FETのゲ
ート幅Wglとゲート長Lglの比(Wgl/Lgl)と、駆動FETのゲ
ート幅Wgdとゲート長Lgdの比(Wgd/Lgd)との比(以下イ
ンピーダンス比と称する)を一定に保つことにより、回
路の安定動作を得ることができる。駆動FETおよび負荷F
ETとしてGaAs(ガリウム・ひ素)のMESFET(金属・半導
体FET)を用いたインバータゲートの場合には、動作ス
ピードの高速化を図る観点からゲート長Lgは一定に保つ
のが一般的であり、それ故、インピーダンス比は負極FE
Tと駆動FETの各ゲート幅の比(Wgl/Wgd)によって規定さ
れる。いずれにせよ、出力のハイレベル側およびローレ
ベル側のノイズマージンを等しくして回路動作の安定化
を図るためには、インピーダンス比を所定の値に設定す
る必要がある。
第8図に示されるDCFL回路は反転論理型回路の基本的回
路であるが、実際にゲートアレイ等のように半導体バル
ク上で回路を構成する場合には、3〜4個のFETからな
る否定論理積ゲート(ナンドゲート)または否定論理和
ゲート(ノアゲート)を単位ベーシックセル(B.C.)とし
て多段接続する場合が多い。
〔発明が解決しようとする問題点〕
例えば、今仮に負荷FET(Lgl=1μm;Wgl=6μm)と
駆動FET(Lgl=1μm;Wgd=10μm)がアレイ状に形成さ
れた半導体バルクであって、2個の駆動FETと1個の負
荷FETからなるノアゲートが1B.C.として該半導体バルク
上に集積されているものとする。この場合、2個の駆動
FETは並列接続されているが、動作上はいずれか一方は
カットオフ状態にあるので、駆動FET側におけるW/L比は
1個の駆動FETのW/L比と同じであって、その値は10(10
μm/1μm)となる。一方、負荷FET側におけるW/L比
は6(6μm/1μm)である。従って、インピーダン
ス比は0.6なる。
一方、同じ2個の駆動FETと1個の負荷FETとからナンド
ゲート構成しようとした場合には、直列接続される2個
の駆動FETは反転論理動作上は共にオン状態にあるの
で、駆動FET側においてはゲート長は等価的に2倍にな
り、それ故、駆動FET側におけるW/L比は、5(10μm/
2μm)となる。これに対し、負荷FET側におけるW/L比
は6(6μm/1μm)である。従って、インピーダン
ス比は1.2となり、ノアゲートインピーダンス比0.
6と異なった値になる。
これは、駆動FETおよび負荷FET用としてそれぞれ所定の
ゲート幅を有して予め準備された半導体バルク上で、互
いにインピーダンス比の異なる2種類の反転論理型ゲー
ト、すなわちナンドゲートとノアゲートを混成させて多
段接続した場合に、各ゲートにおける論理しきい値電圧
が変動して充分なノイズマージンを確保することができ
ず、それ故、回路動作が不安定になり得ることを意味す
るものである。これに対処するためには、ナンドゲート
とノアゲートのそれぞれの負荷インピーダンスが同じに
なるように、例えばナンドゲートの負荷FET用として、
ノアゲートの負荷FETとは異なるゲート幅を各B.C.毎に
設定する必要がある。
例えば、上述した例ではノアゲートの負荷FETのゲート
幅wgl=6μmに対し、ナンドゲートのゲート幅wglは約
3μmにする必要がある。つまり負荷FET用として2種類
のゲート幅を準備する必要がある。
しかしながら、ゲートアレイ等のように所定の機能を持
ったベーシックセルが予め配列され、後の段階でユーザ
の希望に合わせて所定の論理を組むようなタイプの論理
ICにおいては、バルク上のどの部分、すなわちどのセ
ルがノアゲートあるいはナンドゲートとして構成される
のかを事前に知ることは困難である。しかも、ゲートア
レイ等の論理ICにおいては、後の段階で論理を組む時
に一部のセルが無駄になることも考えられる。このよう
な条件で、負荷FET用として2種類のゲート幅を基板上
に設けることは、論理回路としての有効スペースを狭め
ることになるので、好ましいとは言えない。従って、同
じバルク上に負荷FET用として2種類のゲート幅を準備
することはメリットがなく、それ故、製造効率の点およ
びFETの有効利用の点から一般には、負荷FET用としての
ゲート幅は1種類で設計されている。
すなわち従来形の反転論理型の論理回路では、機能とし
てノアゲートまたはナンドゲートの一方しか利用するこ
とができず、ゲートとしての論理機能が弱いという問題
があった。
また、ゲート幅が1種類の負荷FETを用いて仮にノアゲ
ートおよびナンドゲートを構成した場合には、いずれか
のゲートにおいて必然的に飽和ドレイン電流がその適正
値を下回ってしまうという状態が生じ、これによってFE
Tの動作速度が犠牲になり、ひいては回路動作上の性能
が低下することも考えられる。
本発明は、上述した従来技術における問題点に鑑み創作
されたもので、負荷FET用としてのゲート幅が1種類で
あるにもかかわらず負荷インピーダンスを変更可能と
し、ゲート当たりの論理機能を強化すると共に、回路動
作上の性能を向上させることができる論理回路装置を提
供することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕 上述した従来技術における問題点は、半導体バルク上に
それぞれ所定のゲート幅を有してアレイ状に形成された
複数の駆動用トランジスタおよび負荷用トラジスタを備
えたものにおいて、直列または並列に接続された所定個
数の駆動用トランジスタと、直列に接続された複数の負
荷用トランジスタとを有し、該駆動用トランジスタの少
なくとも1つのソース電極は低電位の電源ラインに接続
され、該駆動用トランジスタの少なくとも1つのドレイ
ン電極は出力端子に接続され、該負荷用トランジスタの
1つののドレイン電極は高電位の電源ラインに接続さ
れ、該負荷用トランジスタの1つのソース電極は該出力
端子に接続され、該負荷用トランジスタのうち該駆動用
トランジスタの直列方向の接続個数と等しい数の負荷用
トランジスタのゲート電極は該出力端子に接続され、か
つ残りの負荷用トランジスタのゲート電極は該高電位の
電源ラインに接続され、前記駆動用トランジスタの各ゲ
ート電極に入力信号を印加して前記出力端子から出力信
号を得るようにしたことを特徴とする論理回路装置、を
提供することにより、解決される。
〔作 用〕
今仮に、負荷用トランジスタと駆動用トランジスタのゲ
ート長をそれぞれLgl,Lgdとし、ゲート幅をそれぞれWg
l,Wgdとする。また、直列に接続される負荷用トランジ
スタの個数をNとし、駆動用トランジスタの直列方向の
接続個数M(≦N)とする。
上述した構成によれば、M個の負荷用トランジスタのゲ
ート電極は出力端子に接続され、残りの、すなわち(N
−M)個の負荷用トランジスタのゲート電極は高電位の
電源ラインに接続されている。従って、この(N−M)
個の負荷用トランジスタは、負荷用トランジスタ側の電
流・電圧特性に関与しない。故に、インピーダンス比
(負荷用トランジスタ側のW/L比/駆動用トランジスタ
側のW/L比)は、 {Wgl/(Lgl・M)}/{Wgl/(Lgl・M)} =(Wgl/Lgl))/(Wgd/Lgd)……………(1) と表わされる。
このMの値が1(すなわちノアゲートとして機能)の場
合、あるいは複数(すなわちナンドゲートとして機能)
の場合のいずれの場合でも、インピーダンス比は(1)式
に示されるような1つの値となる。これは、負荷用トラ
ンジスタとしてのゲート幅が1種類であるにもかかわら
ず、負荷インピーダンスが等価的に変更されていること
を意味するものである。
すなわち、ノアゲートで構成されるにせよ、ナンドゲー
トで構成されるにせよ、インピーダンス比は一定に保た
れるので、ゲート毎の論理しきい値電圧を不変に維持す
ることができる。これは、多段接続して集積化を行なっ
た場合に、充分なノイズマージンを確保して、回動動作
の安定化に寄与するものである。
〔実施例〕 第1図には本発明の一実施例としての論理回路装置の主
要部を構成するための回路パターンが示される。第1図
の例示は、BEL回路(Buffered FET Logic circuit)の
インバータ部を構成するための回路パターンを示す。
第1図において、10はGaAs(ガリウム・ひ素)からなる
半導体バルクを示し、この半導体バルク上には、所定の
ゲート幅Wad(本実施例では10μm)を有して複数のEモ
ードの駆動FET 11D,12D,13D,……,がアレイ状に形成さ
れると共に、所定のゲート幅Wgl(本実施例では6μm)
を有して複数のDモードの負極FET 11L,12L,13L,……,
がアレイ状に形成されている。
また、駆動FET側にはそのアレイ方向に沿って低電位の
電源ラインVSS(−2V)がパターン形成され、負荷FE
T側にはそのアレイ方向に沿って高電位の電源ラインV
DD(0V)がパターン形成されている。各FETにおいて
ハッチングが施されている部分はソースまたはドレイン
領域(S/D領域)を示し、このS/D領域を挟んでチャネル領
域が形成され、このチャネル領域上にはゲート電極がパ
ターン形成されている。また、各駆動FETのしきい値電
圧は−0.3V、各負荷FETのしきい値電圧は−0.7
Vとなるように形成されており、それぞれのゲート長Lg
d,Lglは共に1μmに形成されている。なお、本実施例
では2個の駆動FETと2個の負荷FETとから1ペーシック
セル(1B.C.)が構成されている。
第2図(a)および(b)には第1図の回路パターンに基づく
論理回路の一構成例が示される。第2図の例示は、1B.
C.により構成された2入力ノアゲートをインバータ部と
して有するBFL回路の場合を示す。
同図において、S/Dにより指示されている□の部分はコ
ンタクト領域を示すもので、ソース電極またはドレイン
電極を表わす。駆動FET 11Dおよび12Dのソース電極は電
源ラインVSSに接続され、ドレイン電極は共に出力端子
Xに接続されている。一方、負荷FET 11Lのゲート電極
は出力端子Xに接続され、ドレイン側は負荷FET 12Lの
ソースと共有されている。負荷FET 12Lのドレイン電極
は、ゲート電極と共に電源ラインVDDに接続されてい
る。
また、電源ラインVDDと別の電源ラインVEE(−3.6
V)との間には、ゲート電極が出力端子Xに接続された
EモードのFET 21と、順方向接続のダイオード22と、D
モードのFET 23とからなるソースフォロワ回路が接続さ
れている。パターン図には図示していないが、FET 21
は、ゲート幅が12μm、ゲート長さ1μm、しきい値電
圧が−0.3Vになるように形成され、同様に、FET 23
は、ゲート幅が10μm、ゲート長が1μm、しきい値電
圧が−0.7Vになるように形成されている。また、ダ
イオード22は、素子領域の幅および長さ共に5μmとな
るように形成されている。
第2図の構成によるBFL回路にいては、まずノアゲ-トで駆動
FET 11D,12Dの各ゲート電極A,Bに入力信号を印加し
て出力端子Xから反転論理信号を得、この反転論理信号
をソースフォロワ回路でレベルシフトさせて端子X’か
ら出力するようになっている。
第2図の構成、特にノアゲートの構成によれば、2個の
駆動FET 11Dおよび12Dは並列接続され、動作上はいずれ
か一方の駆動FETはカットオフ状態にあるので、駆動FET
側におけるW/L比は1個の駆動FETの場合と同じであっ
て、その値は10となる。一方、負荷FET側においては、
負荷FET 12Lのゲート電極は電源ラインVDDに接続され
ているので、電流・電圧特性に影響を与える素子は負荷
FET 11Lのみとなる。従って、負荷FET側におけるW/L比
は6となり、インピーダンス比0.6となる。
第3図(a)および(b)には第1図の回路パターンに基づく
論理回路の他の構成例が示される。第3図の例示は、同
じ1B.C.により構成された2入力ナンドゲートをインバ
ータ部として有するBFL回路の場合を示す。
駆動FET 11Dのソース電極は電源ラインVSSに接続さ
れ、ドレイン側は駆動FET 12Dのソースと共有され、駆
動FET 12Dのドレイン電極は出力端子Xに接続されてい
る。一方、負荷FET 11Lのソース電極は出力端子Xに接
続され、ドレイン側は負荷FET 12Lのソースと共有さ
れ、負荷FET 12Lのドレイン電極は電源ラインVDDに接
続されている。負荷FET 11L,12Lのゲート電極は共に出
力端子Xに接続されている。また、電源ラインVDDと別
の電源ラインVEE(−3.6V)との間には、第2図と
同じ構成のソースフォロワ回路が接続されている。
第3図の構成によるBFL回路においては、まずナンドゲ
ートで駆動FET 11D,12Dと各ゲート電極A,Bに入力信
号を印加して出力端子Xから反転論理信号を得、この反
転論理信号をソースフォロワ回路でレベルシフトさせて
端子X’から出力するようになっている。
第3図の構成、特にナンドゲートの構成によれば、2個
の駆動FET 11Dおよび12Dは直列接続され、反転論理動作
上は共にオン状態にあるので、駆動FET側においてはゲ
ート長は等価的に2倍になり、それ故、駆動FET側にお
けるW/L比は5となる。一方、負荷FET側においては、負
荷FET 11L,12Lのゲート電極は共に出力端子Xに接続さ
れているので、双方共、電流・電圧特性に影響を与え
る。従って、負荷FET側においても同様にゲート長は等
価的に2倍になるので、負荷FET側におけるW/L比は3と
なる。従って、インピーダンス比0.6となり、第2図
のノアゲートの場合と同じ値になる。
すなわち、第1図に示されるように負荷FETのゲート幅
として1種類のみが形成されたバルクに対し、駆動FET
の直列方向の接続個数と等しい数の負荷FEのゲート電極
を出力端子Xに接続し、かつ、残りの負荷FETのゲート
電極を電源ラインVDDに接続することにより、インバー
タ部がノアゲートで構成されるにせよ、ナンドゲートで
構成されるにせよ、負荷インピーダンスが駆動FET側の
構成に応じて変更されるので、各ゲート毎のインピーダ
ンス比を一定にすることができる。これは、各ゲート毎
の論理しきい値電圧を不変にし、充分なノイズマージン
の確保を可能にするものである。
次に、第4図(a)〜(d)を参照しながら、第2図および第
3図の構成例における負荷のインピーダンス変化につい
て更に説明する。
(1)2個の負荷FETが(a)に示されるように接続されてい
る場合(第2図構成例); 負荷FET 12Lのゲート電極は電源ラインVDDに接続され
ているので、その電流・電圧特性は、(b)に一点応鎖線
で示されるように線型となる。これに対し、負荷FET 11
Lのゲート電極は出力端子Xに接続されているので、ソ
ース・ドレイン電圧がある程度上昇した時点で、ドレイ
ン電流は飽和する((b)の破線部参照)。従って、2つの
負荷FETを合成した負荷QL1の特性は、(b)に実線で示さ
れるように、負荷FET 11Lの特性に準じた曲線を描く。
これは、複数の負荷FETが直列に接続されていても、負
荷としての電流・電圧特性に実質的に影響を及ぼすの
は、ゲート電極が出力端子Xに接続されているFETのみ
であることを意味するものである。
従って、動作上は負極FET 12Lを無視することができる
ので、W/L比を考慮する場合に負荷FET 11Lのみに着目す
ればよい。故に、W/L比は上述したように6(6μm/1
μm)となる。
(2)2個の負荷FETが(c)に示されるように接続されてい
る場合(第3図構成例): 負荷FET 11Lおよび12Lのゲート電極は共に出力端子Xに
接続されているので、ゲート長が2倍のFETと等価的に
なり、それ故、全体的なソース・ドレイン間抵抗が増大
してドレイン電流が減少し、その電流・電圧特性は、
(d)に実線で示されるように曲線を描く。この時の飽和
ドレイン電流の値(約0.2mA)は、(a)に示される構成例
の場合(約0.3mA)に比べて小さくなる。
この構成例では、W/L比を考慮する場合には負荷FET 11L
および12Lの双方に着目する必要がある。故に、W/L比は
上述したように3(6μm/2μm)となる。
すなわち、同じゲート幅を有する負荷FETからなる負荷
でありながら、負荷のインピーダンスを変更することが
できる。そして、複数の負荷FETの各ゲート電極を前述
した所定の条件で電源ラインVDDまたは出力端子Xに接
続することにより、ノアゲートおよびナンドゲートの各
構成に対して同じインピーダンス比を実現することが可
能となる。
上述した実施例では、負荷として複数のFETを直列接続
した構成を採用したが、これは、複数のゲート電極を備
えた構成のトランジスタでもよい。
例えば、第5図(a),(b)および第6図(a),(b)にはそれぞ
れ第2図構成例、第3図構成例における負荷の変形例が
示される。両図の例示はデュアルゲート型のFETの場合
を示すもの、図中、Gは負荷FET 11Lのゲート電極、
は負荷FET 12Lのゲート電極に相当する。
さらに、上述した実施例では負荷FETの接続個数が2個
の場合について説明したが、これは、本発明の要旨から
も明らかなように、何個でもよい。
例えば、第7図(a)〜(f)には3個の負荷FETが直列接続
された構成例が示される。(a)は3入力ノアゲートの構
成例、(b)は2入力ナンドゲートの駆動側に1個のFETを
並列に接続した組合せゲートの構成例、(c)は3入力ナ
ンドゲートの構成例を示す。また、(d)〜(f)はそれぞれ
(a),(b),(c)の構成例における負荷の変形例を示すもの
で、トリゲート型あるいはトリプルゲート型のトランジ
スタのゲート接続態様を示す。また、(a)に示される構
成例では並列接続される駆動FETの数は3個であるが、
これは、本発明の要旨からも明らかなように、何個でも
よいことはもちろんである。(a)〜(c)の各構成例に示さ
れるように、駆動FETの直列方向の接続個数と等しい数
の負荷FETのゲート電極が出力端子Xに接続され、か
つ、残りの負荷FETのゲート電極が高電位の電源ライン
DDに接続されていることは、もちろんである。
なお、上述した各実施例では使用されるトランジスタと
してGaA MESFETを用いた場合について説明したが、それ
に限らず、Si(シリコン)の半導体バルク上に形成され
たn型のMOSFETを用いた場合についても同様の効果が期
待される。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、負荷FET用として
のゲート幅が1種類であるにもかかわらず負荷インピー
ダンスを変更することができ、ゲート当たりの論理機能
を強化すると共に、回路動作上の性能を高めることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例としての論理回路装置の主要
部を構成するための回路パターンを示す図、 第2図(a)および(b)は第1図の回路パターンに基づく論
理回路の一構成例を示す図で、(a)は回路図、(b)は配線
パターンを含めた主要部パターン図、 第3図(a)および(b)は第1図の回路パターンに基づく論
理回路の他の構成例を示す図で、(a)は回路図、(b)は配
線パターンを含めた主要部パターン図、 第4図(a)〜(d)は第2図および第3図の構成例における
負荷のインピーダンス変化を説明するための図、 第5図(a)および(b)は第2図の構成例における負荷の変
形例を示す図、(a)は等価回路図、(b)はパターン図、 第6図(a)および(b)は第3図の構成例における負荷の変
形例を示す図で、(a)は等価回路図、(b)はパターン図、 第7図(a)〜(f)は本発明の他の実施例としての論理回路
装置の各構成例を示す回路図、 第8図はDCFL回路の一構成例を示す図、 第9図は第8図回路の伝達特性の一例を示す図、であ
る。 (符号の説明) 10…半導体バルク、 11D,12D,13D…駆動FET、 11L,12L,13L…負荷FET、 Wgd…(駆動FETの)ゲート幅、 Wgl…(負荷FETの)ゲート幅、 VSS…低電位の電源ライン、 VDD…高電位の電源ライン、 A,B,C…ゲート電極(入力端子)、 X…出力端子。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体バルク(10)上にそれぞれ所定のゲー
    ト幅(Wgd,Wgl)を有してアレイ状に形成された複数の駆
    動用トランジスタ(11D,12D,……)および負荷用トラジ
    スタ(11L,12L,……)を備えたものにおいて、 直列または並列に接続された所定個数の駆動用トランジ
    スタ(11D,12D,13D)と、 直列に接続された複数の負荷用トランジスタ(11L,12L,1
    3L)とを有し、 該駆動用トランジスタの少なくとも1つ(11D)のソース
    電極は低電位の電源ライン(VSS)に接続され、該駆動
    用トランジスタの少なくとも1つ(12D;13D)のドレイン
    電極は出力端子(X)に接続され、 該負荷用トランジスタの1つ(12L;13L)のドレイン電極
    は高電位の電源ライン(VDD)に接続され、該負荷用ト
    ランジスタの1つ(11L)のソース電極は該出力端子
    (X)に接続され、該負荷用トランジスタのうち該駆動
    用トランジスタの直列方向の接続個数と等しい数の負荷
    用トランジスタ(11L;11L,12L;11L,12L,13L)のゲート電
    極は該出力端子(X)に接続され、かつ残りの負荷用ト
    ランジスタ(12L;12L,13L;13L)のゲート電極は該高電位
    の電源ライン(VDD)に接続され、 前記駆動用トランジスタの各ゲート電極(A,B,C)
    に入力信号を印加して前記出力端子(X)から出力信号
    を得るようにしたことを特徴とする論理回路装置。
  2. 【請求項2】前記直列に接続された複数の負荷用トラン
    ジスタ(11L,12L,13L)は1組のソースおよびドレイン電
    極と少なくとも2個のゲート電極(G,G)とから
    なるトランジスタにより構成される、特許請求の範囲第
    1項記載の論理回路装置。
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