JPH0675594A - テキスト音声変換システム - Google Patents

テキスト音声変換システム

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JPH0675594A
JPH0675594A JP4227007A JP22700792A JPH0675594A JP H0675594 A JPH0675594 A JP H0675594A JP 4227007 A JP4227007 A JP 4227007A JP 22700792 A JP22700792 A JP 22700792A JP H0675594 A JPH0675594 A JP H0675594A
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JP
Japan
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voice
unit
text
output
data
Prior art date
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Pending
Application number
JP4227007A
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English (en)
Inventor
Tadahiro Hoshino
恭祐 星野
Youko Mitsutsune
陽子 光恒
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 テキスト音声変換装置内の各部を無駄なく利
用できる、多様な音声出力方法に対応できるテキスト音
声変換システムを実現する。 【構成】 音声出力部56a〜56dを複数設ける。音
声合成部54とこれら複数の音声出力部56a〜56d
との間に音声出力部を選択する出力先選択部55を設け
る。テキスト解析部52に与えるテキストデータに、こ
のテキストデータに対応したアナログ音声信号を出力す
る音声出力部を規定するラベルを付与する。テキスト解
析部52、合成パラメータ生成部52及び音声合成部5
4はそれぞれ、ラベル以外の部分に対して自己に割り当
てられている処理を行なってラベルを付与して処理後の
データを次の処理部に与える。出力先選択部55は、入
力された音声波形データをそのデータに付与されている
ラベルに対応した音声出力部に与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テキストデータをアナ
ログ音声信号に変換して出力させるテキスト音声変換シ
ステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】テキスト音声変換システムとは、任意の
テキストデータ(文字キャラクタコード)を入力とし、
アクセントやイントネーション等を付加して入力に相当
するアナログ音声信号を出力(例えば発音出力)させる
ものである。
【0003】図2は、日本語文(漢字かな混じり文)を
対象としたこのようなテキスト音声変換システムのハー
ドウェア構成を示すものであり、図3は、そのテキスト
音声変換装置の機能的構成を示すものである。
【0004】図2において、テキスト音声変換システム
は、例えばパーソナルコンピュータ等でなるテキストデ
ータ発生装置(上位装置)10と、テキスト音声変換装
置20とから構成されている。
【0005】テキストデータ発生装置10は、例えば、
記録媒体に記録されているテキストデータをデータ出力
部11からテキスト音声変換装置20に与える。
【0006】テキスト音声変換装置20においては、デ
ータ入力部21が与えられたテキストデータを取り込み
一時保持する。制御部22は、例えばCPUやROMや
RAMからなり、辞書記憶部23に格納されている情報
を利用しながら、入力されたテキストデータを音声合成
のためのパラメータ(以下、合成パラメータと呼ぶ)に
ソフトウェア的に変換する。このようにして得られた合
成パラメータを音声合成部24が音声波形データに変換
して、デジタル/アナログ変換器やスピーカ等でなる音
声出力部25に与えてアナログ音声信号を出力させる。
【0007】テキスト音声変換装置20は、機能的に
は、図3に示すように、テキスト解析部31と、単語辞
書32と、合成パラメータ生成部33と、音声素片記憶
部34と、音声合成部35(24)と、音声出力部36
(25)とからなる。すなわち、上述した制御部22
は、テキスト解析部31及び合成パラメータ生成部33
として機能し、上述した辞書記憶部23は、単語辞書3
2及び音声素片記憶部34として機能する。
【0008】図3において、テキスト解析部31では、
単語辞書32を利用して、入力された漢字かな混じり文
(テキストデータ)から音韻、韻律記号列(中間言語)
を生成する。より詳細に言えば、漢字かな混じり文に対
して単語辞書32と照合しながら形態素解析して単語等
の形態素に切り分ける。単語辞書32には、形態素(単
語)の表記、読み、品詞、アクセント位置、前後の接続
情報等が格納されている。テキスト解析部31は、単語
辞書32に格納されているこれらの情報に基づいて、自
立語と自立語を接続したり自立語と付属語とを接続した
りして文節を作り、また、文節と文節を接続することで
文章の読みを作ると共にその際に文中のポーズ位置やア
クセント位置や強度等を決定して、入力文の読み、アク
セント、イントネーション、ポーズ等の情報を文字列と
して記述した音韻、韻律記号列(中間言語)を生成す
る。
【0009】合成パラメータ生成部33は、音韻、韻律
記号列に基づき、音声素片(音の種類)データを音声素
片記憶部34から取出し、各音韻の継続時間(音の長
さ)を設定し、音韻、韻律記号列のアクセント情報に基
づいてピッチパタン(声の高さ)を決定し、さらに、各
句の長さ等により振幅パタン(音の強弱)を決定し、こ
れらの情報でなる合成パラメータを生成する。このう
ち、音声素片は、接続して合成波形を作るための音声基
本単位であり、音の種類等に応じて様々なものが予め用
意されていて音声素片記憶部34に蓄積されている。
【0010】音声合成部35は、合成パラメータに基づ
き音声波形データを生成し、音声出力部36はこの音声
波形データを内蔵するバッファメモリに一時保持し、所
定速度のクロックに従ってデジタル/アナログ変換して
アナログ音声信号に変換し、内蔵するスピーカから発音
出力させたり、又は、送信手段によって他の装置に送信
したりする。
【0011】このようにして、入力された漢字かな混じ
り文(テキストデータ)に対応したアナログ音声信号を
得て出力することができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、音声出力部
25(36)の処理速度は、アナログ音声信号が人間に
聞かすことを意図したものであるのでそれに応じた速度
となる。一方、テキスト解析部31や合成パラメータ生
成部33として機能する制御部22の処理速度や音声合
成部24(35)の処理速度は、このような制約がない
ので速いものである。そのため、制御部22や音声合成
部24の処理には多くの待ち時間が生じ、稼動率が低く
有効に利用していないという問題がある。そこで、制御
部22や音声合成部24に、処理したものを次々と格納
するバッファメモリを設けて稼動率を高めることが考え
られるが、音声出力部25の処理速度が遅いため、この
ようなバッファメモリへの書込みが呼出しより多くなっ
てバッファメモリがオーバーフローすることは明白であ
り、有効な対処方法とは言い難い。
【0013】また、従来のテキスト音声変換システム
は、入力系統と出力系統が1対1であるため、多様な音
声出力方法を実現できないという問題もあった。例え
ば、複数の文書を同時に発声したりすることはできず、
また、同一文書に係る音声信号を同報出力するようなこ
とはできなかった。このようなことを達成させようとす
ると、テキスト音声変換装置20が複数個必要となって
システムの規模が大きくなってしまう。
【0014】本発明は、以上の点を考慮してなされたも
のであり、テキスト音声変換装置内の各部を無駄なく利
用することができる、しかも、多様な音声出力方法に対
応できるテキスト音声変換システムを提供しようとした
ものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明においては、入力されたテキストデータから
単語辞書を利用して音韻、韻律記号列を生成するテキス
ト解析部と、音韻、韻律記号列を音声素片記憶部を利用
して音声合成用パラメータに変換する合成パラメータ生
成部と、音声合成用パラメータを音声波形データに変換
する音声合成部と、音声波形データをアナログ音声信号
に変換して出力する音声出力部とを備えたテキスト音声
変換システムを、以下のようにした。
【0016】すなわち、音声出力部を複数設けると共
に、音声合成部とこれら複数の音声出力部との間に音声
出力部を選択する出力先選択部を設けた。また、テキス
ト解析部に与えるテキストデータに、このテキストデー
タに対応したアナログ音声信号を出力する音声出力部を
規定するラベルを付与し、テキスト解析部、合成パラメ
ータ生成部及び音声合成部はそれぞれ、ラベル以外の部
分に対して自己に割り当てられている処理を行なってラ
ベルを付与して処理後のデータを次の処理部に与え、出
力先選択部は、入力された音声波形データをそのデータ
に付与されているラベルに対応した音声出力部に与える
こととした。
【0017】ここで、出力先選択部は、指示された音声
出力モードを保持し、入力された音声波形データをその
データに付与されているラベルに対応した音声出力部に
対して、指示された音声出力モードに応じたタイミング
で与えることが好ましい。
【0018】
【作用】本発明は、テキスト解析部が入力されたテキス
トデータから単語辞書を利用して音韻、韻律記号列を生
成し、合成パラメータ生成部が音韻、韻律記号列を音声
素片記憶部を利用して音声合成用パラメータに変換し、
音声合成部が音声合成用パラメータを音声波形データに
変換し、音声出力部が音声波形データをアナログ音声信
号に変換して出力するテキスト音声変換システムを前提
とする。
【0019】音声出力部は、人間の聴覚特性を考慮した
速度のクロックによってアナログ音声信号への変換を行
なうので、テキスト解析部、合成パラメータ生成部及び
音声合成部より処理速度が遅く、逆に言えば、テキスト
解析部、合成パラメータ生成部及び音声合成部の処理に
は余裕がある。
【0020】そこで、本発明においては、音声出力部だ
けを複数設けて、テキスト解析部、合成パラメータ生成
部及び音声合成部を効率的に利用することとした。勿
論、複数の音声出力部を設けたので、音声合成部とこれ
ら複数の音声出力部との間に音声出力部を選択する出力
先選択部を設けることを要する。また、どのテキストデ
ータをどの音声出力部に与えるかを一義的に規定するた
めに、テキスト解析部に与えるテキストデータに、この
テキストデータに係るアナログ音声信号を出力する音声
出力部を規定するラベルを付与し、テキスト解析部、合
成パラメータ生成部及び音声合成部はそれぞれ、ラベル
以外の部分に対して自己に割り当てられている処理を行
なってラベルを付与して処理後のデータを次の処理部に
与え、出力先選択部は、入力された音声波形データをそ
のデータに付与されているラベルに対応した音声出力部
に与えることとした。
【0021】ここで、本発明において新たに設けられた
出力先選択部に音声出力モードを指示し、出力先選択部
が、入力された音声波形データをそのデータに付与され
ているラベルに対応した音声出力部に対して、指示され
た音声出力モードに応じたタイミングで与えるように
し、複数の音声出力部からの出力を同時にさせたり交互
にさせたりできるようにすることは好ましい。
【0022】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら詳述する。図1は、この実施例に係るテキスト音声変
換システムを示すものである。
【0023】図1において、この実施例のテキスト音声
変換システムも、例えばパーソナルコンピュータ等でな
るテキストデータ発生装置(上位装置)40と、テキス
ト音声変換装置50とから構成されている。なお、図1
は、テキストデータ発生装置40については機能的構成
で示し、テキスト音声変換装置50についてはハードウ
ェア的構成で示している。なお、テキスト音声変換装置
50についての機能的構成は、図1における制御部52
及び辞書記憶部53が従来と同様にそれぞれ、テキスト
解析部及び合成パラメータ生成部と、単語辞書及び音声
素片記憶部とに分割された構成となる。
【0024】テキストデータ発生装置40は、例えば、
記録媒体に記録されている文書ファイル(テキストデー
タ)を1以上格納しており、ここでは、4個の文書ファ
イル41A〜41Dが格納されているものとする。
【0025】また、テキストデータ発生装置40は音声
出力モード設定部42を有する。音声出力モード設定部
42は機能的な存在であり、ハードウェア上はキーボー
ドやCPUやメモリ等からなっており、ユーザによって
指示された音声出力モードと、文書ファイル及びラベル
(音声出力部を特定するデータ)の組合せ情報を取り込
むものである。なお、後述するように、この実施例で
は、音声出力部として4個の音声出力部56a〜56d
が設けられている。
【0026】ここで、音声出力モードとしては、1個の
文書ファイルの内容をいずれか1個の音声出力部から出
力させる単一ファイル単一出力モードと、1個の文書フ
ァイルの内容を複数の音声出力部から出力させる単一フ
ァイル同報出力モードと、複数の文書ファイルの内容を
別個の音声出力部から同時に出力させる複数ファイル同
時出力モードと、複数の文書ファイルの内容を別個の音
声出力部から交互に出力させる複数ファイル交互出力モ
ードと、複数の文書ファイルの内容をいずれか1個の音
声出力部から順次出力させる複数ファイル順次出力モー
ドとが用意されている。
【0027】さらに、テキストデータ発生装置40はフ
ァイル読出しラベル付加部43を備えている。ファイル
読出しラベル付加部43は、テキストデータの出力が指
示されたときに、音声出力モード設定部42に設定され
ている音声出力モードに応じた文書ファイルからテキス
トデータを取出し、そのテキストデータの先頭に、その
テキストデータに係る文書ファイルに対応付けられた音
声出力部を特定するラベルを付加するものである。な
お、ラベルを付加するテキストデータの単位量は、音声
出力モードによって異なるものであっても良い。例え
ば、音声出力モードが複数ファイル同時出力モードの場
合には、ファイル読出しラベル付加部43は、例えば指
示されている複数ファイルのテキストデータを順次所定
量(例えば512Byte)ずつ取出すことを繰返し、その
所定量毎にラベルを付与する。また、音声出力モードが
複数ファイル交互出力モードの場合には、ファイル読出
しラベル付加部43は、例えば指示されている複数ファ
イルのテキストデータを1文ずつ交互に取出し、各文に
ラベルを付与する。
【0028】ここで、ラベルは、実際の漢字かな混じり
文では生じることがほとんど考えられないキャラクタコ
ード列に選定しておくことが好ましい。また、1個のテ
キストデータに付与するラベルは基本的には1個である
が、例えば単一ファイル同報出力モードの場合には複数
となる。
【0029】また、テキストデータ発生装置40はデー
タ出力部44を備えている。データ出力部44は、音声
出力モードと、文書ファイル及びラベルの組合せ情報と
が音声出力モード設定部42に設定され終わった際に
は、音声出力モードと出力に供する文書ファイル数との
データをテキスト音声変換装置50に出力し、テキスト
データの出力が指示されたときには、ファイル読出しラ
ベル付加部43によって先頭にラベルが付加されたテキ
ストデータをテキスト音声変換装置50に出力する。
【0030】この実施例のテキスト音声変換装置50
は、データ入力部51、テキスト解析部及び合成パラメ
ータ生成部と機能する制御部52、単語辞書及び音声素
片保存部として機能する辞書部53、音声合成部54、
出力先選択部55及び複数の音声出力部56a〜56d
から構成されている。
【0031】データ入力部51は、音声出力モードと出
力に供する文書ファイル数とのデータが入力されてくる
と、それらデータを出力先選択部55に与える。また、
データ入力部51は、ラベルが付加されたテキストデー
タが入力されてくると、そのデータを保持して制御部5
2による処理に委ねる。
【0032】制御部52は例えばCPUやROMやRA
Mからなり、辞書記憶部53に格納されている情報を利
用しながら、入力されたテキストデータを音声合成のた
めの合成パラメータにソフトウェア的に変換するもので
あり、得られた合成パラメータに対しても入力されたテ
キストデータに付与されていたラベルを先頭に付与して
音声合成部54に与えるものである。テキストデータを
合成パラメータに変換する処理はテキスト解析処理と合
成パラメータ生成処理とでなり、従来とほぼ同様である
が、入力されたテキストデータにラベルが付加されてい
るため、多少異なっている。
【0033】図4は、この実施例によるテキスト解析処
理の概略を示すフローチャートである。まず、入力され
たテキストデータから1個のキャラクタデータを取出
し、一連のテキストデータが終了していないことを確認
してそれがラベルを構成しているデータであるか否かを
判断する(ステップ100〜102)。ラベルを構成し
ているものであると、ステップ100に戻って次のキャ
ラクタデータの取出しを行なう。他方、ラベルデータ以
外であると、すなわち、文書を構成しているキャラクタ
データであると、テキスト解析処理を行なって次のキャ
ラクタデータの取出しに戻る(ステップ103)。この
ようにしてラベル以外のキャラクタデータに対してテキ
スト解析処理が進み、一連のテキストデータ全体に対す
る処理が終了すると、テキスト解析処理で得られた音韻
・韻律記号列の先頭にテキストデータに付加されていた
ラベルをそのまま付加してテキスト解析全体の処理を終
了する(ステップ104)。
【0034】合成パラメータの生成処理も図示は省略す
るが、ラベルの観点からはほぼ同様な処理であり、音韻
・韻律記号列を変換して得られた合成パラメータの先頭
にも、入力されたテキストデータに付加されていたラベ
ルが付加される。
【0035】この実施例の音声合成部54も、従来の音
声合成部と同様に合成パラメータに対して合成処理を実
行して音声波形データを形成するものである。しかし、
形成した音声波形データの先頭にラベルを付与する点
で、従来の音声合成部とは異なる。
【0036】制御部52及び音声合成部54は、音声出
力部56a〜56dのように、人間の聴覚特性を考慮し
た処理速度の制限がないので、そのハードウェア上認め
られている高速な処理速度で入力されたデータに対する
処理を順次行なう。
【0037】出力先選択部55は、ラベル内容と複数の
音声出力部56a〜56dとを対応付けた図5に示すテ
ーブルを内蔵している。出力先選択部55は、ラベルが
付与された音声波形データが与えられると、ラベルを除
いた音声波形データ部分をそのラベルに対応付けられた
いずれかの音声出力部56a、56b、56c、56d
に与える。この際、出力先選択部55は、音声出力モー
ドと出力に供する文書ファイル数とのデータに基づいた
出力方法で、音声波形データ部分をラベルによって定ま
る音声出力部56a〜56dに出力する。
【0038】例えば、音声出力モードが、1個の文書フ
ァイルの内容をいずれか1個の音声出力部から出力させ
る単一ファイル単一出力モードであると、出力先選択部
55は、単純にラベルを除いた音声波形データ部分をそ
のラベルに対応付けられたいずれかの音声出力部に与え
る。また、音声出力モードが、1個の文書ファイルの内
容を複数の音声出力部から出力させる単一ファイル同報
出力モードであると、出力先選択部55は、ラベルを除
いた音声波形データ部分を付与されていた複数のラベル
に対応付けられた全ての音声出力部に与える。さらに、
音声出力モードが、複数の文書ファイルの内容を別個の
音声出力部から同時に出力させる複数ファイル同時出力
モードであると、出力先選択部55は、順次与えられる
ラベル付き音声信号についてラベルが一巡する毎に、複
数の音声出力部に対するラベルを除いた音声波形データ
部分を同時にそれらの音声出力部に与える。さらにま
た、音声出力モードが、複数の文書ファイルの内容を別
個の音声出力部から交互に出力させる複数ファイル交互
出力モードであると、出力先選択部55は、ラベルを除
いた音声波形データ部分をそのラベルに対応付けられた
いずれかの音声出力部に順次与える。また、音声出力モ
ードが、複数の文書ファイルの内容をいずれかの音声出
力部から順次出力させる複数ファイル順次出力モードで
あると、出力先選択部55は、単純にラベルを除いた音
声波形データ部分をそのラベルに対応付けられたいずれ
かの音声出力部に与える。
【0039】各音声出力部56a、56b、56c、5
6dはそれぞれ、バッファメモリやデジタル/アナログ
変換器を内蔵しており、出力先選択部55から与えられ
た音声波形データをバッファメモリで受信し、バッファ
メモリに格納された音声波形データを所定速度のクロッ
クに基づいてデジタル/アナログ変換器によってアナロ
グ信号に変換して図示しない内蔵のスピーカ等から発音
出力させたり内蔵の通信手段によって他の装置に送信し
たりする。
【0040】以上の構成を有するテキスト音声変換シス
テムによって、所望する1又は2以上のテキストファイ
ルの内容を所望の音声出力部から出力させることを望む
ユーザは、音声出力モードを設定し、出力するテキスト
ファイルとラベル(音声出力部)との対応関係を設定
し、出力を起動すれば良い。
【0041】以下、音声出力モードとして複数ファイル
同時出力モードが設定され、図6に示すように、文書フ
ァイル41Aにラベル01が設定され、文書ファイル4
1Bにラベル00が設定され、文書ファイル41Cにラ
ベル02が設定されたとして動作を説明する。
【0042】モード等が設定されたときには、テキスト
データ発生装置40からテキスト音声変換装置50へ音
声出力モードが複数ファイル同時出力モードであるこ
と、出力に係るテキストファイル数が3であることが送
信され、その後、ラベルが付与された文書ファイル41
A、文書ファイル41B、文書ファイル41Cのテキス
トデータが順次テキスト音声変換装置50に出力され
る。
【0043】テキスト音声変換装置50においては、複
数ファイル同時出力モード、テキストファイル数3が出
力先選択部55に与えられる。その後に、入力されたラ
ベル付きテキストデータに対しては、制御部52が辞書
記憶部53を利用しながらラベル以外の部分に対してテ
キスト解析処理及び合成パラメータの生成処理を施し、
得られた合成パラメータにラベルを付与した状態で音声
合成部54に引き渡す。ラベル以外の合成パラメータ部
分は、音声合成部54によって音声波形データに変換さ
れてラベルと共に出力先選択部55に与えられる。出力
先選択部55においては、予め与えられた複数ファイル
同時出力モード、テキストファイル数3に基づいて、入
力されたラベル付き音声波形データの音声波形データ部
分だけをラベルが指示する音声出力部56b、56a、
56cに同時に与え、音声出力部56b、56a、56
cによってアナログ信号に変換されて文書ファイル41
A、文書ファイル41B、文書ファイル41Cのテキス
トデータに対応するアナログ音声信号が同時に出力され
る。
【0044】従って、上記実施例によれば、音声出力モ
ードによっては、複数の音声出力部に音声波形データを
与えるように制御部52及び音声合成部54が動作し、
これら制御部52及び音声合成部54の稼動率を平均的
に見て従来より高めることができる。
【0045】また、複数の音声出力部を動作させようと
した場合には、従来では、テキスト音声変換装置又はシ
ステム全体を複数設けることが必要であったが、この実
施例によれば、制御部52、辞書記憶部53及び音声合
成部54を共通化して対応でき、複数の音声出力部を動
作させようとした場合の構成を従来より簡単なものとす
ることができる。
【0046】さらに、上記実施例によれば、複数の音声
出力部を有し、その音声出力部への音声波形データの供
給を音声出力モードによって選択制御する出力先選択部
を設けたので、種々の出力方法を行なうことができる。
すなわち、多様な使用方法を提供できる。
【0047】なお、上記実施例においては、音声出力モ
ードをテキストデータ発生装置40に対して設定するも
のを示したが、出力先選択部55に直接設定するように
しても良い。
【0048】また、上記実施例においては、種々の音声
出力方法に対応できるものを示したが、1個の文書ファ
イルの内容をいずれか1個の音声出力部から出力させる
方法だけに対応できるシステムであっても良い。
【0049】さらに、本発明は、日本語文を対象とした
テキスト音声変換システムに限定されるものではなく、
他の言語のテキストデータを変換するシステムにも当然
に適用することができる。
【0050】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、音声出
力部を複数設けると共に、上記音声合成部とこれら複数
の音声出力部との間に音声出力部を選択する出力先選択
部を設け、テキスト解析部に与えるテキストデータに、
このテキストデータに対応したアナログ音声信号を出力
する音声出力部を規定するラベルを付与し、テキスト解
析部、合成パラメータ生成部及び音声合成部はそれぞ
れ、ラベル以外の部分に対して自己に割り当てられてい
る処理を行なってラベルを付与して処理後のデータを次
の処理部に与え、出力先選択部は、入力された音声波形
データをそのデータに付与されているラベルに対応した
音声出力部に与えるようにしたので、テキスト音声変換
装置内の各部を無駄なく利用することができる、しか
も、多様な音声出力方法に対応できるテキスト音声変換
システムを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】従来のハードウェア的構成を示すブロック図で
ある。
【図3】従来の機能的構成を示すブロック図である。
【図4】実施例のテキスト解析処理の概略を示すフロー
チャートである。
【図5】実施例のラベルと音声出力部との対応関係を示
す説明図である。
【図6】実施例のラベル付きテキストデータを示す説明
図である。
【符号の説明】
40…テキストデータ発生装置、42…音声出力モード
設定部、43…ファイル読出しラベル付加部、44…デ
ータ出力部、50…テキスト音声変換装置、51…デー
タ入力部、52…制御部(テキスト解析部、合成パラメ
ータ生成部)、53…辞書記憶部(単語辞書、音声素片
記憶部)、54…音声合成部、55…出力先選択部、5
6a〜56d…音声出力部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されたテキストデータから単語辞書
    を利用して音韻、韻律記号列を生成するテキスト解析部
    と、音韻、韻律記号列を音声素片記憶部を利用して音声
    合成用パラメータに変換する合成パラメータ生成部と、
    音声合成用パラメータを音声波形データに変換する音声
    合成部と、音声波形データをアナログ音声信号に変換し
    て出力する音声出力部とを備えたテキスト音声変換シス
    テムにおいて、 上記音声出力部を複数設けると共に、上記音声合成部と
    これら複数の音声出力部との間に音声出力部を選択する
    出力先選択部を設け、 上記テキスト解析部に与えるテキストデータに、このテ
    キストデータに対応したアナログ音声信号を出力する音
    声出力部を規定するラベルを付与し、 上記テキスト解析部、上記合成パラメータ生成部及び上
    記音声合成部はそれぞれ、ラベル以外の部分に対して自
    己に割り当てられている処理を行なってラベルを付与し
    て処理後のデータを次の処理部に与え、 上記出力先選択部は、入力された音声波形データをその
    データに付与されているラベルに対応した上記音声出力
    部に与えることを特徴としたテキスト音声変換システ
    ム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のテキスト音声変換シス
    テムにおいて、 上記出力先選択部は、指示された音声出力モードを保持
    し、入力された音声波形データをそのデータに付与され
    ているラベルに対応した上記音声出力部に対して、指示
    された音声出力モードに応じたタイミングで与えること
    を特徴としたテキスト音声変換システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000075876A (ja) * 1998-08-28 2000-03-14 Ricoh Co Ltd 文書読み上げシステム
WO2002054383A1 (fr) * 2000-12-28 2002-07-11 Sharp Kabushiki Kaisha Dispositif de synthese vocale de texte et support d'enregistrement de programme

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US7249021B2 (en) 2000-12-28 2007-07-24 Sharp Kabushiki Kaisha Simultaneous plural-voice text-to-speech synthesizer

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