JPH067529Y2

JPH067529Y2 - 照明器具

Info

Publication number: JPH067529Y2
Application number: JP1987130767U
Authority: JP
Inventors: 一郎田尻
Original assignee: 日本電気ホームエレクトロニクス株式会社
Priority date: 1987-08-27
Filing date: 1987-08-27
Publication date: 1994-02-23
Anticipated expiration: 2002-08-27
Also published as: JPS6435608U

Description

【考案の詳細な説明】産業上の利用分野本考案は環形蛍光ランプ用照明器具に関する。

従来の技術室内照明器具として一般的な吊下型の環形蛍光ランプ用
照明器具の従来例を第４図に示し、これを説明すると、
同図において、（１）は円形の器具本体部、（２）
(2′)は器具本体部（１）の下方に複数のランプホルダ
（３）（３）…で保持された２本の環形蛍光ランプ、
（４）は器具本体（１）に載置されたセードで、環形蛍
光ランプ（２）(2′)を囲う。

器具本体部（１）は板金製の逆皿状本体(1a)と、板金製
の皿状反射笠(1b)を重ねたもので、器具本体部（１）に
は環形蛍光ランプ（２）(2′)の点灯手段が内蔵され、
反射笠(1b)にはその下面図である第５図に示すように、
周辺部に放熱孔（５）（５）…や、保安球（６）の取付
穴（７）、２個のグロー球（８）（８）の取付穴（９）
（９）が形成され、また、反射笠(1b)の中央からランプ
点滅操作用の引紐(10)が吊り下げられる。器具本体部
（１）の本体(1a)の上面中央部にはコードケース(11)が
固定され、ここから電源コード(12)が上方に延びて、電
源コード(12)で全体が天井〔図示せず〕より吊り下げら
れる。

考案が解決しようとする問題点上記照明器具は屋内の雰囲気を明るく彩り、室内の主照
明器具として賞用されているが、器具本体部（１）の下
面が放熱孔（５）や保安球（６）、グロー球（８）
（８）の凹凸で見苦しく、これが照明器具の真下から見
えて、照明器具の下からの外観が悪くなる問題があっ
た。また、保安球（６）は人の眠りを妨げない程度の明
るさで点灯するようにしてあるが、暗い室に人の目が馴
れると、人は保安球（６）の光をまぶしく感じる不都合
があった。

問題点を解決するための手段かかる問題点に鑑み、これを解決するための手段とし
て、本考案は中央部分に垂下する引き紐を有する円形の
器具本体と、前記器具本体の下方に配置した環形蛍光ラ
ンプと、前記器具本体の中央部下面に配置したほぼＵ形
の取付金具と、前記器具本体の下面を覆う漏斗状で、前
記蛍光ランプの光を下方に反射する外面を有し、かつ中
央部分に引き紐の挿通孔を有する透光性のカバーとを具
備し、前記取付金具にカバーを、カバーと器具本体下面
の周辺部とが一定間隔になるように着脱自在に装着する
と共に、カバーの挿通孔から引き紐を導出した照明器具
を提供する。

作用上記カバーは投光性の乳半色等の樹脂製品、ガラス製品
で、このカバーで器具本体部の下面を覆うことにより、
器具本体部の下面の放熱孔や保安球などがカバーで隠さ
れ、照明器具の下からの外観が一段と良くなる。また、
照明本体部の下面に保安球を取付けた場合、この保安球
の光は透光性カバーを透過することにより、点灯した保
安球のまぶしさが緩和される。

実施例以下、本考案の一実施例を第１図乃至第３図を参照して
説明する。

第１図の照明器具は第４図の照明器具に本考案を適用し
たもので、第４図と同一、又は相当部分には同一参照符
号を付して説明は省略する。相違点は器具本体部（１）
の下面に次のカバー(13)を付設したことのみである。

カバー(13)は漏斗状で透光性、例えば乳半色の樹脂成形
品で、器具本体部（１）の反射笠(1b)の下面に一定の隙
間をもって、例えば取付金具(14)と飾り金具(15)で着脱
自在に取付けられる。このカバー(13)は大径の開口上端
部(13a)に120゜間隔で上方に突設された３つの爪片(16)
…を一体に有し、小径の開口下端部(13b)は円筒状で、
ここで飾り金具(15)が挿通される。

取付金具(14)は第３図に示すような略Ｕ形のもので、中
央部(14a)下に筒ネジ(17)が固定され、両上端部(14b)(1
4b)が器具本体部（１）の反射笠(1b)の下面定箇所にネ
ジ(18)(18)にてネジ止め固定される。飾り金具(15)は球
状の下部(15a)と円筒状の上部(15b)から成り、上・下部
(15a)(15b)を貫通して引き紐(10)の挿通穴(19)が形成さ
れ、上部(15b)の外周には取付金具(14)の筒ネジ(17)が
螺装されるネジが形成される。

カバー(13)は器具本体部（１）の下面に次のように取付
けられる。先ず、取付金具(14)を反射笠(1b)の下面にネ
ジ止め固定する。次に、取付金具(14)の筒ネジ(17)に引
き紐(10)を通し、更にカバー(13)の円筒状開口下端部(1
3b)に引き紐(10)を通しておいて、この開口下端部(13b)
に取付金具(14)の筒ネジ(17)を挿入し、カバー(13)の爪
片(16)…を反射笠(1b)の下面周縁部に当てる。次に飾り
金具(15)に引き紐(10)を通しておいて、カバー(13)の開
口下端部(13b)と筒ネジ(17)の間から筒ネジ(17)に飾り
金具(15)の円筒状上部(15b)をネジ込み、飾り金具(15)
と取付金具(14)でカバー(13)の開口下端部(13b)を挟み
込み、カバー(13)を反射笠(1b)に押圧して固定する。

このように反射笠(1b)下に取付けられたカバー(13)は蛍
光ランプ（２）(2′)の光を下方に反射する反射笠の機
能と、反射笠(1b)の下面の放熱孔（５）や保安球
（６）、グロー球（８）（８）を覆って器具本体部
（１）の下からの外観を良好にする機能を有する。ま
た、カバー(13)を乳半色等の透光性樹脂で形成すること
で、保安球（６）の光はカバー(13)を透過することで緩
和され、これによりまぶしく無い常夜灯が実現される。

尚、本考案は上記実施例に限らず、特に器具本体部への
カバーの取付構造は専用の取付金具を使用したもの以外
に、例えばカバーに一体に係止爪を設け、この係止爪を
器具本体部の下面に嵌め込み式に直付けして取付けるよ
うにしたものであってもよい。

考案の効果本考案によれば、器具本体部の下面がカバーで覆われ
て、下方からの外観の良い、商品的付加価値の高い照明
器具が提供できる。また、器具本体部の下面に保安球を
取付けた照明器具においては、保安球の光がカバーで緩
和されて、まぶしくない常夜灯の機能を有する照明器具
が提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示す部分断面を含む正面
図、第２図は第１図の要部の拡大断面図、第３図は第１
図の要部の分解斜視図である。第４図は従来の照明器具の部分断面を含む正面図、第５
図は第１図の照明器具の器具本体部の下面図である。（１）……器具本体部、（２）(2′)……蛍光ランプ、(13)……カバー。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】中央部分に垂下する引き紐を有する円形の
器具本体と、前記器具本体の下方に配置した環形蛍光ラ
ンプと、前記器具本体の中央部下面に配置したほぼＵ形
の取付金具と、前記器具本体の下面を覆う漏斗状で、前
記蛍光ランプの光を下方に反射する外面を有し、かつ中
央部分に引き紐の挿通孔を有する透光性のカバーとを具
備し、前記取付金具にカバーを、カバーと器具本体下面
の周辺部とが一定間隔になるように着脱自在に装着する
と共に、カバーの挿通孔から引き紐を導出したことを特
徴とする照明器具。