JPH067415B2 - トラツク誤差検出方法 - Google Patents

トラツク誤差検出方法

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JPH067415B2
JPH067415B2 JP7586686A JP7586686A JPH067415B2 JP H067415 B2 JPH067415 B2 JP H067415B2 JP 7586686 A JP7586686 A JP 7586686A JP 7586686 A JP7586686 A JP 7586686A JP H067415 B2 JPH067415 B2 JP H067415B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はトラック誤差検出方法に関し、特に情報を記録
したトラックを有する記録媒体に光ビームを照射するこ
とによって情報を再生する光学式情報再生装置におい
て、記録情報により変調された前記光ビームを前記トラ
ックと略平行な方向及びそれと略垂直な方向にそれぞれ
分割された4つの検出エリアを有する光検出器で受光
し、光ビームとトラックとのトラックと垂直な方向にお
けるずれの量及び方向を表わすトラック誤差信号を検出
する方法に関するものである。
(従来技術) 前述の如き光学式情報再生装置に用いられる記録媒体
は、記録密度を高くするために、その情報トラックの幅
及び情報トラック間の間隔が非常に狭くなっている。こ
のように幅もピッチも狭い情報トラックから正確に元の
情報を読み取るためには、光ビームを媒体の情報トラッ
クに正確に投射する必要がある。しかしながら媒体の設
置誤差或いは振動等の影響によって光ビームと情報トラ
ックとの相対位置は情報再生中に変化してしまう。この
ため、かかる光学式情報再生装置においては、光ビーム
と情報トラックとのトラックと垂直な方向におけるずれ
の量及び方向を表わす信号、所謂トラック誤差信号を検
出し、この信号に基づいて光ビームをトラックと垂直な
方向に変位させるようサーボ機構による制御が行なわれ
ている。そして、上記トラック誤差信号を検出する方法
としては、例えば特開昭57−74837号で提案され
ている。
以下、光学式情報再生装置の一例として光ディスク再生
装置を挙げ、上記の如き従来のトラック誤差検出方法を
説明する。
第6図は光ディスク再生装置の光学系を示すものであ
り、ディスク1はスピンドル2により、例えば毎分30
0回転の速度で回転する。ディスク1には、同心円状ま
たは螺線状のトラックが記録されている。レーザーのよ
うな光源4から放射された光ビームは、コリメータレン
ズ5で平行光束にされ、ハーフミラー6を透過して7の
ミラーで反射され、8の対物レンズでディスク1上に集
光される。集光された光ビームは、ディスク1で反射さ
れ、6のハーフミラーで反射され、9のレンズで集光さ
れて10の光検出器に投射される。この光検出器10に
おいて、ディスク上の情報を光の光量変化で検出する。
第7図は、前記光検出器10の出力の信号処理系を示す
ブロック図である。光検出器10は、ディスク1のトラ
ックに略平行な方向(Y軸方向)及びそれと垂直な方向
(X軸方向)にそれぞれ分割された4つの検出エリア4
1,42,43,44を有している。これら4つの検出エリア41〜
44の出力をa,b,c,dとすると、それぞれ対角位置にある
検出エリアの出力の和U1=a+c及びU2=b+dを加算回路4
5及び46で各々算出する。さらにこれら和U1,U2の和
信号U3=U1+U2を加算回路47で求め、差信号U4=U1-U2
を減算回路48で求める。この差信号U4は第8図の信号
波形図に示すように、ずれの方向に応じて極性が反対と
なっている。また和信号U3は第8図に示すように、情報
構造により変調された情報信号であり、ピット周波数を
有すると共に、差信号U4に対しπ/2位相がずれてい
る。加算回路47の出力U3は、立上りパルス発生回路4
9及び立下がりパルス発生回路50にそれぞれ供給さ
れ、また減算回路48の出力U4はゲート回路51および
52にそれぞれ供給される。立上りおよび立下りパルス
発生回路49および50は和信号U3のそれぞれ立上りお
よび立下り時のゼロクロス点を検出して、それぞれ第8
図に示すような第1および第2のサンプリングパルス信
号U5およびU6を発生する。これらU5,U6をゲート回路5
1および52にそれぞれ供給して差信号U4をサンプリン
グし、これらサンプリングされた差信号U4をそれぞれホ
ールド回路53および54でサンプルホールドする。第
8図のU7は立上りパルス発生回路49からのサンプリン
グパルス信号U5によってサンプリングされたホールド回
路53の出力を示し、第8図のU8は立下りパルス発生回
路50からのサンプリングパルス信号U6によってサンプ
リングされたホールド回路54の出力を示す。これらホ
ールド回路53および54の出力信号U7,U8をRF信号
差動増幅器55に供給してそれらの差を求め第8図に示
すようなトラッキング信号U9を出力端子56から得る。
しかしながら、このような従来のトラック誤差検出方法
においては、光検出器と、ゲート回路51および52と
の間に光学的、電気的ノイズの混入があると、正しいト
ラック誤差信号が検出出来ない場合があった。
上記の理由を第9図の信号波形図を用いて詳細に説明す
る。
放射光源の発光強度変化または、発光波長の変化に伴う
光検出器到達光量変化に代表される光学的ノイズおよび
光検出器またはゲート回路51および52までの回路中
で発生或いは外部から混入する電気的ノイズは第9図に
示す和信号U3および差信号U4に表われる。ここでサンプ
リングパルスを発生させる和信号U3はトラック上または
トラック近傍において、信号成分に対するノイズ成分の
比率は小さく、ノイズの影響はあまり大きくないが、サ
ンプリングされる差信号U4は、トラック上またはトラッ
ク近傍において、信号成分に対するノイズ成分の比率が
大きくなり、サンプルホールド回路53および54から
出力されるサンプルホールド信号は第9図U21,U22に示
すようにノイズの影響を受けた信号となる。従ってU21,
U22の差分によって得られるトラック誤差信号は第9図U
23に示すように2か所にゼロ点が存在し、トラックサー
ボが不安定となった。
(発明の概要) 本発明の目的は、上記従来技術の欠点を解決し、ノイズ
の影響が小さく、安定したトラックサーボを行なうこと
のできるトラック誤差信号を検出する方法を提供するこ
とにある。
上記目的を達成するために、本発明のトラック誤差検出
方法は、情報を記録したトラックを有する記録媒体に光
ビームを照射し、記録情報により変調された前記光ビー
ムを前記トラックと略平行な方向及びそれと垂直な方向
にそれぞれ分割された4つの検出エリアを有する光検出
器で受光しトラック誤差信号を検出するために、前記4
つの検出エリアの出力をa,b,c,dとするとき、それぞれ
対角位置にある検出エリアの出力の和S1=a+c,S2=b+d
を求め、これらS1,S2の和信号S3=S1+S2及び差信号S4
S1-S2を求め、前記差信号S4の立上り及び立下りのゼロ
クロス点を検出してそれぞれ第1及び第2のサンプリン
グパルス列を発生させ、これら第1及び第2のサンプリ
ングパルス列により前記和信号S3をサンプルホールドし
て第1及び第2のサンプル値を求め、これら第1及び第
2のサンプル値の差信号S5を求め、それぞれL1>0及び
L2<0を満足するように設定された所定値L1,L2と前記
差信号S5より、 S5>L1のとき、 S=L1−(S5-L1) L2≦S5≦L1のとき、 S=S5 S5<L2のとき、 S=L2+(L2-S5) で示されるトラッキング誤差信号Sを得ることを特徴と
するものである。
本発明のトラック誤差検出方法は、また、情報を記録し
たトラックを有する記録媒体に光ビームを照射し、記録
情報により変調された前記光ビームを前記トラックと略
平行な方向及びそれと垂直な方向にそれぞれ分割された
4つの検出エリアを有する光検出器で受光し、トラッキ
ング誤差信号を検出するために、前記4つの検出エリア
の出力をa,b,c,dとするとき、それぞれ対角位置にある
検出エリアの出力の和S1=a+c,S2=b+dを求め、これら
S1,S2の和信号S3=S1+S2及び差信号S4=S1−S2を求
め、前記差信号S4の立上り又は立下りのいずれか一方の
ゼロクロス点を検出してサンプリングパルス列を発生さ
せ、このサンプリングパルス列により前記和信号S3をサ
ンプルホールドしてサンプル値を示す信号S5を求め、L1
>L2を満足するように設定された所定値L1,L2と前記信
号S5より S5>L1のとき、 S=L1−(S5−L1) L2≦S5≦L1のとき、 S=S5 S5<L2のとき、 S=L2+(L2−S5) で示される信号Sを求め、この信号Sを基準値と比較し
てトラック誤差信号を得ることを特徴とするものであ
る。
即ち、本発明は4つの検出エリアの出力から得られる和
信号S3と差信号S4の内、差信号S4より得たサンプリング
パルスのタイミングで、比較的ノイズの影響が小さい和
信号S3をサンプルホールドし、このサンプル値よりトラ
ッキング誤差信号を算出することによって、ノイズに強
く、常に安定したトラックサーボを行なうことを可能に
したものである。
(実施例) 以下、図面を用いて本発明の実施例を詳細に説明する。
第1図は、本発明のトラック誤差検出方法を実現する信
号処理回路の一例を示すブロック図であり、第2図は第
1図示の回路の各位置での出力の信号波形を示す図であ
る。尚、第1図において、第7図と同一の部材には同一
の符号を付した。ここで10は、光検出器を示し、この
光検出器10で受光される光ビームを得るための構成
は、第6図で説明した従来技術をそのまま適用出来るの
で、詳細な説明は省略する。
光検出器10は、ディスクのトラックに略平行な方向
(Y軸方向)及びそれと垂直な方向(X軸方向)にそれ
ぞれ分割された4つの検出エリア41,42,43,44を有して
いる。これら4つの検出エリア41〜44の出力をa,b,c,d
とすると、それぞれ対角位置にある検出エリアの出力の
和S1=a+c及びS2=b+dを加算回路20及び21で各々算
出する。さらに、これらS1及びS2の和信号S3=S1+S2
加算回路23で求め、S1とS2との差信号S4=S1-S2を減
算回路22で求める。この差信号S4は第2図(B)に示す
ように、光ビームとトラックとの位置ずれの方向によっ
て極性が反対となっている。また和信号S3は第2(A)に
示すように記録媒体に記録された情報構造により変調さ
れた情報信号であり(信号の平均レベルをL0で示す)、
記録されたピットに対応するピット周波数を有するとと
もに、差信号S4に対し、π/2位相がずれている。従っ
て、光学式情報再生装置においては、この加算回路23
の出力から情報が再生される。
一方、差信号S4が互いにスレッシホールドレベルの異な
る立上りパルス発生回路24と立下がりパルス発生回路
25とに供給される。2つのパルス発生回路のスレッシ
ホールドレベルは、立ち上りパルス発生回路24のスレ
ッシホールドレベルより、立下りパルス発生回路25の
スレッシホールドレベルの方が低く、また、2つのスレ
ッシホールドレベルの隔差は、差信号S4のノイズ成分の
振巾より大きく設定されている。パルス発生回路24お
よび25の出力は第2図(C)および(D)に示される。この
(C)および(D)のパルスは、ゲート回路26および27に
供給され、前記和信号S3のサンプリングを行う。さらに
ゲート回路26および27でサンプリングされた信号
は、ホールド回路28および29に供給され、ホールド
される。これを第2図(E),(F)に示す。これら2つのサ
ンプルホールド信号の差を減算回路30で出力する。こ
の減算回路30の出力S5を第2図(G)に示す。
次に差信号S5を比較回路31および32に供給し、所定
の値L1より大きい場合、L2より小さい場合、L2以上L1
下の場合の3通りに場合分けを行なう。なおL1は0より
大きく、L2は0より小さいとする。この3通りの場合分
けに従いスイッチ33で、差信号S5のスイッチングを行
う。差信号S5がL1より大きい場合、減算回路34で差信
号S6=S5-L1を得る。差信号S6を第6図(H)に示す。さら
に減算回路35で差信号S7=L1-S6を得る。また、差信
号S5がL2より小さい場合、減算回路36で差信号S8=L2
-S5を得る。差信号S8を第6図(I)に示す。さらに加算回
路37で和信号S9=L2+S7を得る。差信号S5がL2以上L1
以下の場合、差信号S5はそのまま加算回路38に供給さ
れる。また減算回路35及び減算回路37の出力端子も
加算回路38に接続されており、前記スイッチングによ
り、信号S5,S7およびS9のいずれかが加算回路38に入
力する。そして、この加算回路38の出力S10がトラッ
ク誤差信号となる。トラック誤差信号S10の信号波形を
第2図(J)に示す。
このように、差信号S4でサンプリングパルスを発生さ
せ、和信号S3をサンプリングすることによって、光ビー
ムがトラック上或いはトラック近傍にあっても、光学
的、電気的ノイズに影響されず、正確なトラック誤差信
号を得ることが出来る。
ここで、比較回路31の比較基準となるL1は、差信号S5
の最大値M1以下でかつ最大値M1の1/2以上に設定するこ
とにより、差信号S7はS5>L1の範囲で第3図(A)に示す
ようにS7=2L1-M1>0となる。また比較回路32の比較
基準となるL2は、差信号S5の最小値M2以上でかつ最小値
M2の1/2以下に設定することにより、差信号S9はS5<L2
の範囲で第3図(B)に示すようにS9=2L2-M2<0とな
る。従って、L1及びL2を上記のように設定すれば、トラ
ック誤差信号S10は、第3図(C)のように光ビームがトラ
ック上にあるときにのみ、ゼロクロス点を持ち、安定し
たサーボを行なうことが出来る。
第4図は、本発明に基づく他のトラック誤差検出方法を
実現する信号処理回路の一例を示すブロック図であり、
第5図は第4図示の回路の各位置での出力の信号波形を
示す図である。尚、第4図において、第1図と同一の部
材には同一の符号を付し詳細な説明は省略する。また、
本実施例においても、光検出器10で受光される光ビー
ムを得るための構成は、第6図で説明した従来技術をそ
のまま適用出来る。
第4図において、光検出器10で受光された光信号は、
第1図の場合と全く同様に処理され、加算回路23から
は第5図(A)に示す和信号S3(信号の平均レベルをL0
示す)が、減算回路22からは第5図(B)に示す差信号S
4が得られる。差信号S4は立上りパルス発生回路61に
供給され、第5図(C)に示すサンプリングパルスを発生
する。このサンプリングパルスはゲート回路62に供給
され、和信号S3のサンプリングを行なう。さらにゲート
回路62でサンプリングされた信号は、ホールド回路6
3でホールドされ、第5図(D)に示すサンプル値に対応
した信号S5が得られる。
次にこの信号S5を比較回路31および32に供給し、所
定の値L1より大きい場合、L2より小さい場合、L2以上L1
以下の場合の3通りに場合分けを行なう。なおL1はL2
り大きいとする。この3通りに場合分けに従いスイッチ
ング33で、信号S5のスイッチングを行う。信号S5がL1
より大きい場合、減算回路34で差信号S6=S5-L1を得
る。差信号S6を第5図(E)に示す。さらに減算回路35
で差信号S7=L1-S6を得る。また、信号S5がL2より小さ
い場合、減算回路36で差信号S8=L2-S5を得る。差信
号S8を第5図(F)に示す。さらに加算回路37で和信号S
9=L2+S7を得る。信号S5がL2以上L1以下の場合、信号S5
はそのまま加算回路38に供給される。。また、減算回
路35及び減算回路37の出力端子も加算回路38に接
続されており、前記スイッチングにより、信号S5,S7
よびS9のいずれかが加算回路38に入力する。そして、
この加算回路38の出力と、ポテンショメータ65から
供給される適当なレベルの基準値とを差を差動増幅器6
4で求めることによって、出力端子66からは第5図
(H)で示すようなトラック誤差信号S10が得られる。本実
施例も差信号S4から得たサンプリングパルスで、和信号
をサンプルホールドすることにより、第1図で説明した
例と同様の効果が得られる。
ここで、比較回路31の比較基準となるL1は、信号S5
最大値以下でかつS5の平均レベルL0にS5の信号波形の振
幅の1/2を加えた値以上に設定することにより、差信号S
7>L1の範囲でS7=2L1-M1>L0となる。また比較回路3
2の比較基準となるL2は、差信号S5の最小値以上でかつ
S5の平均レベルL0からS5の信号波形の振幅の1/2を引い
た値以下に設定することにより、差信号S9はS5<L2の範
囲でS9=2L2-M2<L0となる。従って、L1及びL2を上記の
ように設定すれば、基準値をL0とした場合にトラック誤
差信号S10は、光ビームがトラック上にあるときにの
み、ゼロクロス点を持ち、安定したサーボを行なうこと
が出来る。
本発明は、以上説明した実施例に限らず、種々の応用が
可能である。例えば、第1図及び第4図において、信号
S7及びS9はそれぞれS7=2L1-S6及びS9=2L2-S5と書ける
ので、減算回路34と35を2L1とS5が入力する単一の
減算回路に、また、減算回路36と加算回路37とを2L
2とS5が入力する単一の減算回路に置き換えることが出
来る。また、第4図の例では、差信号S4の立上りのタイ
ミングでサンプリングを行ったが、差信号S4の立下りの
タイミングでサンプリングを行なうようにしても全く同
様にトラック誤差信号が検出出来る。更に、第4図の例
において、基準値との差分は、加算回路38の後段に限
らず、和信号S3を算出した段階或いはサンプル値に対応
する信号S5を算出した段階等いずれの段階で行なっても
かまわない。
(発明の効果) 以上説明したように本発明は、4つの検出エリアの出力
から得られる和信号と差信号の内、差信号より得たサン
プリングパルスのタイミングで和信号をサンプルホール
ドしてトラック誤差信号を得ることによって、ノイズの
影響を減少させ、トラックサーボを安定化する効果が得
られるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に基づくトラック誤差検出方法を実施す
る信号処理回路の一例を示すブロック図、第2図(A)〜
(J)は夫々第1図示の回路の各部分における信号波形を
示す図、第3図(A),(B),(C)は夫々第2図に示す所定値L
1及びL2の設定の様子を説明する信号波形図、第4図は
本発明に基づくトラック誤差検出方法の他の例を実施す
る回路の一例を示すブロック図、第5図(A)〜(H)は夫々
第4図示の回路の各部分における信号波形を示す図、第
6図は本発明を適用出来る光ディスク再生装置の光学系
の構成を示す概略図、第7図は従来のトラック誤差検出
方法に用いる回路を示すブロック図、第8図及び第9図
は夫々第7図示の回路の各部分における信号波形を示す
図である。 10……光検出器 41,42,43,44……検出エリア 20,21,23,37,38……加算回路 22,30,34,35,36……減算回路 24……立上りパルス発生回路 25……立下りパルス発生回路 26,27……ゲート回路 28,29……ホールド回路 31,32……比較回路 33……スイッチ 38……出力端子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報を記録したトラックを有する記録媒体
    に光ビームを照射し、記録情報により変調された前記光
    ビームを前記トラックと略平行な方向及びそれと垂直な
    方向にそれぞれ分割された4つの検出エリアを有する光
    検出器で受光し、光ビームとトラックとのトラックと垂
    直な方向におけるずれの量及び方向を表わすトラック誤
    差信号を検出する方法において、 前記4つの検出エリアの出力をa,b,c,dとするとき、そ
    れぞれ対角位置にある検出エリアの出力の和S1=a+c,S
    2=b+dを求め、 これらS1,S2の和信号S3=S1+S2及び差信号S4=S1-S2
    求め、 前記差信号S4の立上り及び立下りのゼロクロス点を検出
    してそれぞれ第1及び第2のサンプリングパルス列を発
    生させ、 これら第1及び第2のサンプリングパルス列により前記
    和信号S3をサンプルホールドして第1及び第2のサンプ
    ル値を求め、 これら第1及び第2のサンプル値の差信号S5を求め、 それぞれL1>0及びL2<0を満足するように設定された
    所定値L1,L2と前記差信号S5よりトラック誤差信号Sを
    以下の条件、 S5>L1のとき、S=L1−(S5-L1) L2≦S5≦L1のとき、S=S5 S5<L2のとき、S=L2+(L2-S5) で示すように求めることを特徴とするトラック誤差検出
    方法。
  2. 【請求項2】前記所定値L1は差信号S5の最大値以下でか
    つS5の最大値の1/2以上に設定され、前記所定値L2は差
    信号S5の最小値以上でかつS5の最小値の1/2以下に設定
    される特許請求の範囲第1項記載のトラック誤差検出方
    法。
  3. 【請求項3】情報を記録したトラックを有する記録媒体
    に光ビームを照射し、記録情報により変調された前記光
    ビームを前記トラックと略平行な方向及びそれと垂直な
    方向にそれぞれ分割された4つの検出エリアを有する光
    検出器で受光し、光ビームとトラックとのトラックと垂
    直な方向におけるずれの量及び方向を表わすトラック誤
    差信号を検出する方法において、 前記4つの検出エリアの出力をa,b,c,dとするとき、そ
    れぞれ対角位置にある検出エリアの出力の和S1=a+c,S
    2=b+dを求め、 これらS1,S2の和信号S3=S1+S2及び差信号S4=S1-S2
    求め、 前記差信号S4の立上り又は立下りのいずれか一方のゼロ
    クロス点を検出してサンプリングパルス列を発生させ、 このサンプリングパルス列により前記和信号S3をサンプ
    ルホールドしてサンプル値を示す信号S5を求め、 L1>L2を満足するように設定された所定値L1,L2と前記
    信号S5より信号Sを以下の条件、 S5>L1のとき、 S=L1−(S5-L1) L2≦S5≦L1のとき、 S=S5 S5<L2のとき、 S=L2+(L2-S5) で示すように求め、この信号Sを基準値と比較してトラ
    ック誤差信号を求めることを特徴とするトラック誤差検
    出方法。
  4. 【請求項4】前記所定値L1は前記信号S5の最大値以下で
    かつS5の平均レベルにS5の信号波形の振幅の1/2を加え
    た値以上に設定され、前記所定値L2は前記信号S5の最小
    値以上でかつS5の平均レベルからS5の信号波形の振幅の
    1/2を引いた値以下に設定される特許請求の範囲第3項
    記載のトラック誤差検出方法。
JP7586686A 1986-04-02 1986-04-02 トラツク誤差検出方法 Expired - Lifetime JPH067415B2 (ja)

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KR100553874B1 (ko) * 1999-02-05 2006-02-24 삼성전자주식회사 광디스크 플레이어의 트랙킹 서보장치

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JPS62232730A (ja) 1987-10-13

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