JPH0672863A - マイクロカプセル型徐放性製剤及びその製造法 - Google Patents

マイクロカプセル型徐放性製剤及びその製造法

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JPH0672863A
JPH0672863A JP3257127A JP25712791A JPH0672863A JP H0672863 A JPH0672863 A JP H0672863A JP 3257127 A JP3257127 A JP 3257127A JP 25712791 A JP25712791 A JP 25712791A JP H0672863 A JPH0672863 A JP H0672863A
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正幸 荒川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 分別整粒操作を必要としない微細かつ均一な
粒径を有するマイクロカプセル型徐放性製剤及びその製
造法を提供する。 【構成】 生理活性物質を含有する内包物と生体内分解
性及び/又は生体内組織適合性を有する生体適合高分子
物質で形成された外殻物質とを有し、最大粒径が150
μm以下であって平均粒径が5〜100μmであり、か
つ、変動係数が50%以下であるマイクロカプセル型徐
放性製剤である。また、生理活性物質含有の水溶液と生
体適合性高分子物質含有の有機溶剤溶液とでW/O型乳
化物を調製し、このW/O型乳化物と水溶性高分子物質
の水溶液とで二次乳化させてW/O/W型乳化物を調製
し、得られたW/O/W型乳化物からマイクロカプセル
型徐放性製剤を調製するに際し、二次乳化工程でその外
水層に0.1M濃度ないし飽和濃度の塩物質を存在させ
るマイクロカプセル型徐放性製剤の製造法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、人、馬、牛等の温血
哺乳動物に投与され、内包された生理活性物質をこれら
温血哺乳動物の体内で長期間に亘って徐々に放出するマ
イクロカプセル型徐放性製剤及びその製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】長期間の投与を必要とする生理活性物質
については、これをマイクロカプセル化し、このマイク
ロカプセル中に内包された生理活性物質を徐々に放出さ
せ、これによって生理活性物質の薬効の持続性を改善す
ることが行われており、また、この様に生理活性物質を
マイクロカプセル化するための種々の方法が提案されて
いる。例えば、特公平1−57,087号公報には、W
/O/W型乳化物を形成して水中乾燥法によりマイクロ
カプセルを製造する際に、水溶性薬物及び薬物保持物質
を含む内水層を粘度約5,000cp以上に増粘あるい
は固化したW/O型乳化物を調製し、これによってマイ
クロカプセル中に薬物を効率良く取り込むようにしたマ
イクロカプセルの製造方法が開示されている。また、特
開昭62−201,816号公報には、W/O/W型乳
化物を形成して水中乾燥法によりマイクロカプセルを製
造する際に、W/O型乳化物の粘度を150〜10,0
00cpに調整し、これによってマイクロカプセル中に
薬物を効率良く取り込むようにしたマイクロカプセルの
製造方法が開示されている。更に、特開平2−124,
814号公報には、水溶性薬物を含む内水層中に塩基性
の薬物保持物質を添加することにより、効率良く、初期
バーストの少ないマイクロカプセルが得られることが開
示されている。加えて、特公昭63−36,290号公
報には、溶剤中で生物学活性剤等の活性剤を外殻物質に
溶解又は分散させる工程と、得られた懸濁液又は溶液を
その溶剤より高沸点の水等の連続相生成媒体中に分散さ
せてW/O型又はO/W型乳化物を生成せしめる工程
と、前工程で得られた分散液から溶剤の一部を蒸散させ
てマイクロカプセルを生成させる工程と、このマイクロ
カプセルを分離する工程と、得られたマイクロカプセル
から残余の溶剤を抽出する工程とからなり、活性剤含有
量が高く、高品質のマイクロカプセルを得ることができ
るマイクロカプセルの製造方法が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記い
ずれの方法においても、得られたマイクロカプセルはそ
の粒子の粒径が大きいばかりでなく、不揃いであってそ
の粒度分布が広いという問題がある。このため、この様
な方法によって製造されたマイクロカプセルを例えば医
療用注射剤とする場合には、日本薬局方の製剤総則の1
6.注射剤の(4)項に「懸濁性注射液中の粒子は、通
例、150μm以下とし、」と記載されていることか
ら、篩を使用して粒径150μm以下に分別整粒操作を
行う必要があり、この分別整粒操作は製品の歩留を著し
く低下させるばかりでなく、それ自体が極めて面倒な操
作であり、かつ、医療用注射剤とするものであるから無
菌無塵雰囲気下に行わなければならず、コストアップの
原因になり、この点を解決することが工業的に製造する
際における重大な課題になっていた。
【0004】そこで、本発明者らは、この様な分別整粒
操作を必要とすることなく、粒径が微細かつ均一な生理
活性物質のマイクロカプセル型徐放性製剤を得ることが
できるマイクロカプセル型徐放性製剤及びその製造法に
ついて鋭意研究を重ねた結果、W/O型乳化物からW/
O/W型乳化物を調製する二次乳化工程でその外水層に
0.1M濃度ないし飽和濃度の塩物質を存在させること
により、微細かつ均一な粒径を有するマイクロカプセル
型徐放性製剤を得ることができることを見出し、本発明
に到達した。
【0005】従って、本発明の目的は、分別整粒操作を
必要としない微細かつ均一な粒径を有するマイクロカプ
セル型徐放性製剤及びその製造法を提供することにあ
る。また、本発明の他の目的は、内包物となる生理活性
物質のマイクロカプセル中への高い取込み率を達成でき
るマイクロカプセル型徐放性製剤及びその製造法を提供
することにある。更に、本発明の他の目的は、内包物と
なる生理活性物質の水溶液の濃度あるいは外殻物質とな
る生体適合性高分子物質の有機溶剤溶液の濃度に関係な
く良好なマイクロカプセル型徐放性製剤を製造すること
ができ、これによって生理活性物質の放出速度を適宜変
更することが可能であるマイクロカプセル型徐放性製剤
及びその製造法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、生
理活性物質を含有する内包物と生体内分解性及び/又は
生体内組織適合性を有する生体適合高分子物質で形成さ
れた外殻物質とを有し、最大粒径が150μm以下であ
って平均粒径が5〜100μmであり、かつ、変動係数
が50%以下であるマイクロカプセル型徐放性製剤であ
る。また、本発明は、生理活性物質を含有する水溶液と
生体内分解性及び/又は生体内組織適合性の生体適合性
高分子物質を含有する有機溶剤溶液とでW/O型乳化物
を調製し、次いでこのW/O型乳化物と水溶性高分子物
質の水溶液とで二次乳化させてW/O/W型乳化物を調
製し、得られたW/O/W型乳化物から上記有機溶剤を
蒸散、固化させ、更に洗浄し、乾燥させて生理活性物質
を内包物とし、かつ、生体適合高分子物質を外殻物質と
するマイクロカプセル型徐放性製剤を調製するに際し、
上記二次乳化工程でその外水層に0.1M濃度ないし飽
和濃度の塩物質を存在させるマイクロカプセル型徐放性
製剤の製造法である。
【0007】本発明において、マイクロカプセルの内包
物となる生理活性物質としては、それが優れた親水性を
有して水に可溶性であればよく、薬理作用等によって特
に制限を受けるものではなく、生理活性を有する蛋白質
やポリペプチド及びこれらの誘導体、その他に、抗生物
質、抗腫瘍剤、解熱剤、鎮痛剤、消炎剤、鎮咳去痰剤、
鎮静剤、筋弛緩剤、抗てんかん剤、抗潰瘍剤、抗うつ
剤、抗アレルギー剤、強心剤、不整脈治療剤、血管拡張
剤、降圧利尿剤、糖尿病治療剤、抗凝血剤、止血剤、抗
結核剤、ホルモン剤、麻薬拮抗剤等の種々のものを挙げ
ることができる。このうち、特に好ましい生理活性物質
は、本発明のマイクロカプセル型徐放性製剤が微細かつ
均一な粒径を有して特に分別整粒操作を必要とすること
なく注射用製剤とすることが可能であることから、注射
剤とする必要があり、また、比較的長期の投与が必要と
されようなタンパク質やポリペプチド及びこれらの誘導
体であり、具体的には、例えばエリスロポエチン(EP
O)、顆粒球コロニー刺激因子(G−CSF) 、マク
ロファージコロニー刺激因子(M−CSF)、顆粒球マ
クロファージコロニー刺激因子(GM−CSF)、イン
ターフェロンIFNα、IFNβ、IFNγ) 、インタ
ーロイキン(IL−1、IL−2、IL−3、IL−
4、IL−5、IL−6) 、腫瘍壊死因子(TNF)、
成長ホルモン(GH又はSTH)、インスリン、カルシ
トニン(CT)等及びこれらの誘導体を挙げることがで
きる。これらの生理活性物質は、それが哺乳動物、魚
類、鳥類等の動物やその他の植物等から抽出精製された
天然由来のものであっても、また、遺伝子組換え、合
成、半合成等の手段で製造されたものであってもよい。
これらの生理活性物質は、その1種のみを使用してもよ
く、また、必要により2種以上を併用使用してもよい。
そして、この生理活性物質は、その種類や性状等によっ
ても異なるが、通常、マイクロカプセル中に0.01〜
50重量%の範囲で内包される。
【0008】また、本発明で使用するマイクロカプセル
の外殻物質となる生体適合高分子物質は、それが生体内
分解性あるいは生体内組織適合性であって、人、馬、牛
等の生体内に入った際に分解しあるいは組織に取り込ま
れて適合するものであれば、如何なるものであってもよ
く、具体的には、生体内分解性の生体適合高分子物質と
しては、例えばポリ乳酸、ポリグリコール酸、ポリクエ
ン酸、ポリリンゴ酸、ポリ乳酸グリコール酸共重合体等
の脂肪酸エステルの単独重合体や共重合体や、ポリα−
シアノアクリル酸エステル等のポリアクリル酸エステル
類や、ポリβ−ヒドロキシ酪酸等のヒドロキシ酪酸類
や、ポリトリメチレンオキサレート等のポリアルキレン
オキサレート類や、ポリオルソエステルや、ポリオルソ
カーボネート、ポリエチレンカーボネート等のポリカー
ボネート類や、ポリγ−ベンジル−L−グルタミン酸、
ポリL−アラニン等のポリアミノ酸等があり、また、生
体内組織適合性の生体適合高分子物質としては、例えば
ポリスチレン、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、ス
チレンとアクリル酸又はメタクリル酸との共重合体、ア
クリル酸とメタクリル酸との共重合体、ナイロン、テト
ロン、ポリアミノ酸、シリコンポリマー、ポリウレタ
ン、ポリビニルアセテート、ポリビニルアルコール、ポ
リアクリルアミド、エチレン−ビニルアセテート系共重
合体、無水マレイン酸系共重合体、デキストランステア
レート、エチルセルロース、アセチルセルロース、ニト
ロセルロース等を挙げることができる。これらの生体適
合高分子物質は、その1種のみを使用してもよく、ま
た、必要により2種以上を混合使用してもよい。これら
のうち、特に好ましい生体適合高分子物質は、本発明の
マイクロカプセル型徐放性製剤が特に注射用製剤として
最適であることから、生体内分解性の生体適合高分子物
質、特にポリ乳酸、ポリグリコール酸、ポリクエン酸、
ポリリンゴ酸、ポリ乳酸グリコール酸共重合体等の脂肪
酸エステルの単独重合体や共重合体である。そして、こ
れらの生体適合高分子物質の平均分子量については、好
ましくは約1,000〜200,000程度のものであ
り、より好ましくは2,000〜100,000の範囲
である。この生体適合高分子物質は、その種類等によっ
ても異なるが、通常、マイクロカプセル中に20〜99
重量%、好ましくは40〜95重量%の範囲となるよう
に使用される。
【0009】更に、本発明においては、上記生理活性物
質の安定性を確保したり、あるいは、この生理活性物質
を増量し取扱易くする等の目的で、必要に応じて水溶性
の安定化剤や賦形剤(補形剤)等をマイクロカプセル中
に内包させることができる。この目的で使用される安定
化剤としては、例えばアルブミン、ゼラチン等のタンパ
ク質類や、グリシン、アルギニン、ヒスチジン、リジ
ン、グルタミン酸、アスパラギン酸等のアミノ酸類又は
これらの塩類や、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキ
シエチレン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル
等の界面活性剤や、エチレンジアミン四酢酸塩、クエン
酸等のキレート剤や、グルコース、シュクロース、フラ
クトース、トレハロース、デキストリン、デキストラ
ン、マンニトール、ソルビトール等の糖類又は糖アルコ
ール類等を挙げることができる。また、賦形剤として
は、例えば、アラビアゴム、キサンタンガム等の天然水
溶性ガムや、カゼイン、ゼラチン、コラーゲン、アルブ
ミン、セルロース、デンプン、寒天等の天然水溶性高分
子化合物や、カルボキシメチルセルロース、ポリサッカ
ライド等の合成水溶性高分子化合物を挙げることができ
る。これら安定化剤や賦形剤の使用量は、その種類や目
的等によって決定されるものであるが、通常、生体適合
高分子物質に対して0〜500%程度である。
【0010】本発明のマイクロカプセル型徐放性製剤
は、生理活性物質の水溶液と生体適合性高分子物質の有
機溶剤溶液とでW/O型乳化物を調製し、このW/O型
乳化物と水溶性高分子物質の水溶液とで二次乳化させる
際にその外水層に0.1M濃度ないし飽和濃度の塩物質
を存在させてW/O/W型乳化物を調製し、得られたW
/O/W型乳化物から生理活性物質を内包物とし、か
つ、生体適合高分子物質を外殻物質とするマイクロカプ
セルを調製して得られるものであるが、この得られたマ
イクロカプセルは、その最大粒径が150μm以下、通
常75μm以下、より好ましい形態としては30μm以
下であつてその平均粒径が5〜100μm、通常5〜2
5μm、より好ましい形態としては5〜15μmの範囲
内で、その変動係数が50%以下であり、特に分別整粒
操作を行うことなくそのまま注射剤として利用できる。
最大粒径は乳化の条件や溶液の濃度によって影響を受
け、これらの条件によっては150μm近くの値を示す
場合もある。なお、最大粒径は1ロット中の最大粒子の
粒径を求めることにより、平均粒径は粒子500個の粒
径の平均値を求めることにより、また、変動係数は(標
準偏差)÷(平均粒径)×100の式から算出すること
により求められる値である。
【0011】本発明のマイクロカプセル型徐放性製剤
は、以下の方法で製造される。先ず、生体適合高分子物
質を有機溶剤に溶解し、その有機溶剤溶液を調製する。
この目的で使用される有機溶剤としては、比較的沸点が
低くて水と混和せず、生体適合高分子物質を溶解するも
のであればよく、例えば、ジクロロメタン、クロロエタ
ン、クロロホルム、トリクロルエタン、四塩化炭素、酢
酸エチル、n−ヘキサン、トルエン等を挙げることがで
き、これらはその1種のみを単独で使用できるほか、2
種以上を混合して使用することもできる。この有機溶剤
溶液における生体適合高分子物質の濃度は、使用する生
体適合高分子物質の種類等に応じて適宜変更し得るもの
であるが、通常0.5〜50重量%、好ましくは1〜4
0重量%程度である。
【0012】また、上記の生体適合高分子物質の有機溶
剤溶液とは別に、上記生理活性物質及び必要に応じて添
加される水溶性の安定化剤や賦形剤を所定の水に溶解し
てその水溶液を調製する。そして、この生理活性物質の
水溶液を調製する際には、その安定性や溶解性を保持す
る目的で、必要によりpH調整剤を添加する。この目的
で使用されるpH調整剤としては、例えば燐酸、クエン
酸、酢酸、炭酸等の酸類やこれらのナトリウム塩やカリ
ウム塩、更には燐酸緩衝液等の各種の緩衝液を挙げるこ
とができる。これらpH調整剤の使用量は、特に限定さ
れるものではないが、通常数10mM濃度程度である。
【0013】次に、この様にして調整された生理活性物
質の水溶液を高速攪拌下に上記生体適合高分子物質の有
機溶剤溶液中に添加し、W/O型乳化物を調製する。こ
の際の攪拌速度は通常1,000〜30,000rp
m、好ましくは5,000〜28,000rpmであ
り、乳化温度は−100〜40℃、好ましくは−50〜
20℃程度がよい。この様にして調製されたW/O型乳
化物は、次に外水層中に0.1M濃度から飽和濃度の塩
物質を存在させて予め準備された水溶性高分子物質の水
溶液と混合され、二次乳化されてW/O/W型乳化物と
される。
【0014】この二次乳化工程で使用する水溶性高分子
物質としては、例えばポリビニルアルコール(PV
A)、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルセルロ
ースナトリウム、ゼラチン、キチン及びその誘導体、キ
サントン及びその誘導体、ヒアルロン酸及びそのナトリ
ウム塩、デキストラン、ペクチン、コンドロイチン硫酸
及びそのナトリウム塩等を挙げることができ、これらは
その1種のみを単独で使用できるほか、2種以上を混合
物として使用することもできる。この水溶性高分子物質
の水溶液における濃度は、通常0.05〜5.0重量%
の範囲、好ましくは0.1〜2.0重量%の範囲がよ
い。
【0015】また、上記二次乳化の際にその外水層中に
存在させる塩物質としては、それが先に調製されたW/
O型乳化物と外水層との間の界面で形成されるエマルジ
ョンの安定性を改善し、かつ、生体適合高分子物質の膨
潤を抑えることができるものであればよく、特に限定さ
れるものではないが、例えば酢酸ナトリウム、クエン酸
ナトリウム、クエン酸カリウム等の種々の有機酸塩や、
塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム、硫酸
ナトリウム、硫酸カリウム等の種々の無機酸塩や、硫酸
アンモニウム等のアンモニウム塩や、コリンクロライ
ド、テトラメチルアンモニウムクロライド等の第四級ア
ミン塩等を挙げることができる。これらの塩物質は、通
常、外水層中に0.1M濃度から飽和濃度の範囲、好ま
しくは0.5M濃度から飽和濃度の範囲で存在させるの
がよく、0.1M濃度より低いとバースト化という問題
が生じ、また、飽和濃度より高くなると塩の包埋化とい
う問題が生じる。そして、この塩物質を外水層中に存在
させる方法については、二次乳化工程でW/O/W型乳
化物が調製される際に結果としてその外水層中に存在す
ればよく、予め水溶性高分子物質の水溶液中に添加して
おいてもよく、また、W/O型乳化物と水溶性高分子物
質の水溶液とを混和する際に別途に添加してもよい。
【0016】この様にして調製されたW/O/W型乳化
物は、次に通常室温下で若しくは0〜50℃、好ましく
は0〜25℃で攪拌され、有機溶剤を蒸散し、これによ
って外殻物質の生体適合高分子物質が固化してマイクロ
カプセルが生成する。更に、生成したマイクロカプセル
は、遠心分離あるいは濾過等の手段で分離し、必要によ
り洗浄し、乾燥させる。その後、必要に応じて例えばマ
ンニトール等の適当な賦形剤を含む水溶液に再度分散さ
せ、凍結乾燥等の手段で乾燥させ、残留有機溶剤を除去
し、使用時の再分散性に優れたマイクロカプセル型徐放
性製剤を生成せしめる。
【0017】以上のようにして得られたマイクロカプセ
ルは、その最大粒径が150μm以下であつてその平均
粒径が5〜100μmであり、しかも、変動係数が50
%以下であって、特に分別整粒操作を行うことなくその
まま注射剤として利用できる。また、本発明によるマイ
クロカプセル型徐放性製剤は、治療目的やマイクロカプ
セル中に内包物として含有される生理活性物質の薬理作
用に応じて、注射剤、散剤、顆粒剤、錠剤、坐剤等の任
意の剤形に製剤することができるが、粒径が微細かつ均
一であって分別整粒操作を行うことなくそのままで通針
性や再分散性を有することから、特に注射剤として好適
である。
【0018】
【作用】本発明のマイクロカプセル型徐放性製剤はその
粒径が微細かつ均一である。また、本発明方法によれ
ば、W/O型乳化物をW/O/W型乳化物に乳化させる
二次乳化工程でその外水層に0.1M濃度ないし飽和濃
度の塩物質を存在させることにより、W/O型乳化物と
水溶性高分子物質の水溶液との間の界面の性質が改善さ
れ、これによって粒径が微細かつ均一なマイクロカプセ
ル型徐放性製剤が得られるものと考えられる。
【0019】
【実施例】以下、実施例及び実験例に基づいて、本発明
を具体的に説明する。
【0020】実施例1 ポリ乳酸グリコール酸共重合体(乳酸/グリコール酸比
率=75/25、重量平均分子量10,000)1gを
ジクロロメタン5mlに溶解し、生体適合高分子物質の
有機溶剤溶液とした。遺伝子組換えヒトエリスロポエチ
ン(以下、rEPOと略す)1mg及びニッピハイグレ
ードゼラチンタイプB〔(株)ニッピ製、平均分子量約
7,000のアルカリ処理ゼラチン〕40mgを1ml
の日本薬局方注射用水に溶解し、孔径0.22μmのメ
ンブランフィルター(日本ミリポアリミテッド製:マイ
レックスGV)で無菌濾過し、生理活性物質の水溶液と
した。ホモジナイザー(キネマチカ製:ポリトロン)に
よって攪拌(28,000rpm)下の上記有機溶剤溶
液中に上記水溶液を滴下し、更に同回転数で30秒間攪
拌混合してW/O型乳化物を得た。
【0021】次に、予め別に氷冷しておいた1M−塩化
ナトリウムを含む0.5%−ポリビニルアルコール水溶
液200ml中に上記W/O型乳化物を加え、10,0
00rpmの速度で30秒間攪拌混合し、W/O/W型
乳化物を生成せしめた。更に、このW/O/W型乳化物
を含む分散液を引続き室温で穏和に攪拌することによ
り、残存する塩化メチレンを揮散させ、かつポリ乳酸グ
リコール酸共重合物を固化させた後、3,000rp
m、10分間の遠心分離により生成したマイクロカプセ
ルを捕集した。このようにして得られたマイクロカプセ
ルを再び注射用水に分散し、更に遠心分離を行う操作を
5回繰り返すことにより、外水層中のポリビニルアルコ
ール、塩化ナトリウム及び遊離したrEPO、ポリ乳酸
グリコール酸共重合物を洗浄した。最終的に捕集された
マイクロカプセルは、5%−マンニトール水溶液5ml
に再分散した後、凍結乾燥に供した。なお、以上の工程
は全て無菌無塵的に行った。
【0022】この様にして得られたrEPO含有マイク
ロカプセルは、その最大粒径が15μmであって平均粒
径が8.0μmであり、変動係数は40%であった。ま
た、rEPOの取込み率は約95%であった。
【0023】実験例 上記実施例1で得られたrEPO含有マイクロカプセル
10mgを、10mlの0.05%−Tween20を
含む50mM−リン酸緩衝液(pH7.4)に分散さ
せ、回転培養機〔太陽科学工業(株):RT−50)を
用いて、37℃の恒温槽中、25rpmで転倒回転させ
た。所定時間後、分散液を遠心分離(3,000rp
m、10分)に供しマイクロカプセルを捕集した。マイ
クロカプセル中のrEPO含量は、捕集したマイクロカ
プセルをアセトニトリル1mlで溶解した後、50mM
−リン酸緩衝液で全量10mlに調整し、逆相高速液体
クロマトグラフィー(HPLC)で定量した。経時的に
定量したマイクロカプセル中のrEPO含量の変化を第
1図に示す。この第1図から明らかなように、このマイ
クロカプセル中のrEPOは、ほぼ一定速度で4週間放
出されていることが認められた。
【0024】実施例2 ポリ乳酸グリコール酸共重合体(乳酸/グリコール酸比
率=75/25、重量平均分子量10,000)1gを
ジクロロメタン5mlに溶解し、生体適合高分子物質の
有機溶剤溶液とした。rEPO1mgを1mlの50m
M−燐酸緩衝液(pH6.6)に溶解し、孔径0.22
μmのメンブランフィルターで無菌濾過し、生理活性物
質の水溶液とした。ホモジナイザーによって攪拌(2
8,000rpm)下の上記有機溶剤溶液中に上記水溶
液を滴下し、更に同回転数で30秒間攪拌混合してW/
O型乳化物を得た。次に、予め別に氷冷しておいた1M
−塩化ナトリウムを含む0.5%−ポリビニルアルコール
水溶液200ml中に上記W/O型乳化物を加え、1
0,000rpmの速度で30秒間攪拌混合し、W/O
/W型乳化物を生成せしめた。以下、上記実施例1と同
様にして、rEPO含有マイクロカプセルを得た。この
様にして得られたrEPO含有マイクロカプセルは、そ
の最大粒径が40μmであって平均粒径が22μmであ
り、変動係数は45%であった。また、rEPOの取込
み率は約80%であった。
【0025】実施例3 ポリ乳酸グリコール酸共重合体(乳酸/グリコール酸比
率=75/25、重量平均分子量20,000)1gを
ジクロロメタン5mlに溶解し、有機溶剤溶液とした。
また、遺伝子組換えヒト顆粒球コロニー刺激因子(以
下、rG−CSF)1mg及びニッピハイグレードゼラ
チンタイプB40mgを1mlの日本薬局方注射用水に
溶解し、孔径0.22μmのメンブランフィルターで無
菌濾過して水溶液とした。ホモジナイザーによって攪拌
下(28,000rpm)の上記有機溶剤溶液中に上記
水溶液を滴下し、さらに同回転数で30秒間攪拌混合す
ることによってW/O型乳化物を得た。次に、予め別に
氷冷しておいた1M−硫酸ナトリウムを含む0.5%−ポ
リビニルピロリドン水溶液200mlに上記W/O型乳
化物を加え、10,000rpmの速度で30秒間攪拌
混合し、W/O/W型乳化物を生成せしめた。以下、上
記実施例1と同様にして、rG−CSF含有マイクロカ
プセルを得た。得られたrG−CSF含有マイクロカプ
セルは、その最大粒径が50μmであって平均粒径が2
0μmであり、その変動係数は40%であった。また、
rG−CSFの取込み率は約90%であった。
【0026】実施例4 ポリ乳酸グリコール酸共重合体(乳酸/グリコール酸比
率=75/25、重量平均分子量5,000)1gをジ
クロロメタン5mlに溶解し、有機溶剤溶液とした。r
EPO1mg及びニッピハイグレードゼラチンタイプB
40mgを1mlの日本薬局方注射用水に溶解し、孔径
0.22μmのメンブランフィルターで無菌濾過して水
溶液とした。ホモジナイザーによって攪拌下(28,0
00rpm)の上記有機溶剤溶液中に上記水溶液を滴下
し、さらに同回転数で30秒間攪拌混合することによっ
てW/O型乳化物を得た。次に、予め別に氷冷しておい
た1M−硫酸アンモニウムを含む0.5%−カルボキシメ
チルセルロースナトリウム水溶液200mlに上記W/
O型乳化物を加え、10,000rpm の速度で30
秒間攪拌混合し、W/O/W型乳化物を生成せしめた。
以下、上記実施例1と同様にして、rEPO含有マイク
ロカプセルを得た。得られたrEPO含有マイクロカプ
セルは、その最大粒径が55μmであって平均粒径が2
3μmであり、その変動係数が48%であった。また、
rEPOの取込み率は約95%であった。
【0027】実施例5 ポリ乳酸重合体(重量平均分子量5,000)1gをジ
クロロメタン5mlに溶解し、有機溶剤溶液とした。r
G−CSF1mg及びニッピハイグレードゼラチンタイ
プB40mgを1mlの日本薬局方注射用水に溶解し、
孔径0.22μmのメンブランフィルターで無菌濾過し
て水溶液とした。ホモジナイザーによって攪拌下(2
8,000rpm)の上記有機溶剤溶液中に上記水溶液
を滴下し、さらに同回転数で30秒間攪拌混合すること
によってW/O型乳化物を得た。次に、予め別に氷冷し
ておいた1M−塩化カリウムを含む0.5%−日本薬局
法精製ゼラチン水溶液200mlに上記W/O型乳化物
を加え、10,000rpmの速度で30秒間攪拌混合
し、W/O/W型乳化物を生成せしめた。以下、上記実
施例1と同様にしてrG−CSF含有マイクロカプセル
を得た。得られたrG−CSF含有マイクロカプセル
は、その最大粒径が60μmであって平均粒径が25μ
mであり、その変動係数は44%であった。また、rG
−CSFの取込み率は約90%であった。
【0028】実施例6 ポリ乳酸グリコール酸共重合体(乳酸/グリコール酸比
率=75/25、重量平均分子量10,000)250
mgをジクロロメタン5mlに溶解し、有機溶剤溶液と
した。rEPO1mg及びニッピハイグレードゼラチン
タイプB40mgを1mlの10mMリン酸緩衝液(p
H6.5)に溶解し、生理活性物質溶液とした。ホモジ
ナイザーによって攪拌(28,000rpm)下の上記
有機溶剤溶液中に上記生理活性物質溶液を滴下し、更に
同回転数で30秒間攪拌混合してW/O型乳化物を得
た。次に、予め別に氷冷しておいた0.1M−塩化カル
シウムを含む0.5%−ポリビニルアルコール水溶液2
00ml中に上記W/O型乳化物を加え、7,500r
pmの速度で30秒間攪拌混合し、W/O/W型乳化物
を生成せしめた。以下、上記実施例1と同様にして、r
EPO含有マイクロカプセルを得た。得られたrEPO
含有マイクロカプセルは、その最大粒径が25μmであ
って平均粒径が13μmであり、その変動係数が47%
であった。また、rEPO取込み率は約90%であっ
た。
【0029】実施例7 ポリ乳酸グリコール酸共重合体(乳酸/グリコール酸比
率=75/25、重量平均分子量10,000)1gを
ジクロロメタン5mlに溶解し、生体適合高分子物質の
有機溶剤溶液とした。rEPO1mg及びニッピハイグ
レードゼラチンタイプB40mgを1mlの日本薬局方
注射用水に溶解し、孔径0.22μmのメンブランフィ
ルターで無菌濾過し、生理活性物質の水溶液とした。ホ
モジナイザーによって攪拌(28,000rpm)下の
上記有機溶剤溶液中に上記水溶液を滴下し、更に同回転
数で30秒間攪拌混合してW/O型乳化物を得た。次
に、予め別に氷冷しておいた各種濃度の塩化ナトリウム
を含む0.5%−ポリビニルアルコール水溶液200m
l中に上記W/O型乳化物をそれぞれ加え、10,00
0rpmの速度で30秒間攪拌混合し、W/O/W型乳
化物を生成せしめた。更に、これらのW/O/W型乳化
物を含む分散液を引続き室温で穏和に攪拌することによ
り、残存する塩化メチレンを揮散させ、かつポリ乳酸グ
リコール酸共重合物を固化させた後、3,000rp
m、10分間の遠心分離により生成したマイクロカプセ
ルを捕集した。
【0030】このようにして得られたマイクロカプセル
を再び注射用水に分散し、更に遠心分離を行う操作を5
回繰り返すことにより、外水層中のポリビニルアルコー
ル、塩化ナトリウム及び遊離したrEPO、ポリ乳酸グ
リコール酸共重合物を洗浄した。最終的に捕集されたマ
イクロカプセルは5%−マンニトール水溶液5mlに再
分散した後、凍結乾燥に供した。二次乳化工程での外水
層の塩濃度のみを変えて調製した各rEPO含有マイク
ロカプセルの最大粒径、平均粒径及び変動係数を求め、
また、その形状を観察した。結果を第1表に示す。
【0030】
【表1】
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、W/O/W型乳化物を
つくる際の外水層に所定濃度の塩物質を存在させること
により、粘度調整や分別整粒操作を必要とすることなく
粒径が微細かつ均一なマイクロカプセルを製造すること
ができ、工業上有利である。また、この方法で製造され
る本発明の生理活性物質と生体適合高分子物質とからな
るマイクロカプセル型徐放性製剤は、優れた徐放性を有
しており、一回の投与により長期間に亘って生理活性物
質の薬効を発現させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、実施例1で得られたrEPO含有マ
イクロカプセル中のrEPO含有量の経時的変化を示し
たグラフ図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生理活性物質を含有する内包物と生体内
    分解性及び/又は生体内組織適合性を有する生体適合高
    分子物質で形成された外殻物質とを有し、最大粒径が1
    50μm以下であって平均粒径が5〜100μmであ
    り、かつ、変動係数が50%以下であることを特徴とす
    るマイクロカプセル型徐放性製剤。
  2. 【請求項2】 生理活性物質を含有する水溶液と生体内
    分解性及び/又は生体内組織適合性の生体適合性高分子
    物質を含有する有機溶剤溶液とでW/O型乳化物を調製
    し、次いでこのW/O型乳化物と水溶性高分子物質の水
    溶液とで二次乳化させてW/O/W型乳化物を調製し、
    得られたW/O/W型乳化物から上記有機溶剤を蒸散、
    固化させ、更に洗浄し、乾燥させて生理活性物質を内包
    物とし、かつ、生体適合高分子物質を外殻物質とするマ
    イクロカプセル型徐放性製剤を調製するに際し、上記二
    次乳化工程でその外水層に0.1M濃度ないし飽和濃度
    の塩物質を存在させることを特徴とするマイクロカプセ
    ル型徐放性製剤の製造法。
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