JPH0671947A - インクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ

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Publication number
JPH0671947A
JPH0671947A JP21424392A JP21424392A JPH0671947A JP H0671947 A JPH0671947 A JP H0671947A JP 21424392 A JP21424392 A JP 21424392A JP 21424392 A JP21424392 A JP 21424392A JP H0671947 A JPH0671947 A JP H0671947A
Authority
JP
Japan
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head
ink jet
paper
dot
pitch
Prior art date
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Pending
Application number
JP21424392A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisayoshi Fujimoto
久義 藤本
Toshio Amano
敏男 天野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Rohm Co Ltd filed Critical Rohm Co Ltd
Priority to JP21424392A priority Critical patent/JPH0671947A/ja
Publication of JPH0671947A publication Critical patent/JPH0671947A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2202/00Embodiments of or processes related to ink-jet or thermal heads
    • B41J2202/01Embodiments of or processes related to ink-jet heads
    • B41J2202/21Line printing

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 比較的低密度のライン型インクジェットプリ
ンタを用いて高速高密度印字を行う。 【構成】 インクジェットヘッド12にはインクジェッ
トノズル13が比較的低密度で等間隔のドットピッチP
にて行方向に配列されている。このヘッド12はキャリ
ッジ16に担持され、キャリッジ16は偏心送りカム1
8によって前記ドットピッチP間を更に分割した分割ピ
ッチpで送り駆動することができる。一方、用紙11は
送りローラ19または戻しローラ20によって所定量送
りあるいは戻し駆動され、各分割ドット位置において用
紙11を動かしながら高密度印字を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインクジェットプリン
タ、特にインクジェットノズルが低密度で配列されたイ
ンクジェットヘッドを用いて高密度ドット印字を可能と
するためのヘッド送り及び紙送り制御機構の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】コンピュータあるいはワードプロセッサ
等の出力機器として用紙上に所望の文字・記号あるいは
数字等を出力するプリンタが広範囲に用いられており、
また近年においては、このようなプリンタは各種のバー
コード、ブロックコードその他のラベルプリンタとして
も用いられる。
【0003】あらゆる文字フォントを任意のドット組み
合わせにてプリント可能なドットプリンタが近年主流と
なり、更にこのドットプリンタの中においても、インク
ジェットプリンタが無騒音、ドットの重ねが容易なこと
から良好な印字品質が得られることなどにおいて多くの
利点を有する。
【0004】しかしながら、このようなインクジェット
プリンタは、インクジェットヘッドの構造が比較的精密
であるため、多数のインクジェットノズルを高密度で配
列することが困難であり、従来におけるインクジェット
プリンタとしては通常の場合シリアル型のプリンタがほ
とんどであった。このシリアルインクジェットプリンタ
によれば、単一のインクジェットノズルまたは列方向に
配列された複数のノズルを有するインクジェットヘッド
が用いられ、このヘッドを用紙に対して行方向に送り走
査して所望の印字作用が得られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなシリアル型インクジェットプリンタでは、どうして
も全体の印字速度に制約があり、高速高密度印字を行う
ことができないという問題があった。このような高速高
密度印字を行うためには、従来ラインプリンタとして知
られている行方向に複数のドットを一度に印字できるヘ
ッドを設け、一行印字と紙送りとを交互に繰り返すこと
によって高速印字を行うことが好ましい。しかしなが
ら、このようなライン型プリンタをインクジェットプリ
ンタで実現するためには、行方向に高密度でインクジェ
ットノズルを配列しなければならず、実際上このような
構造は従来において困難であった。すなわち、インクジ
ェットプリンタでラインノズルヘッドを構成すると、高
密度配置のためにインク路が細くなり、この結果目詰ま
り及びインク噴射不良等が発生するという問題があっ
た。また、インク噴射のために、電歪素子を用いたプリ
ンタでは、高密度ノズル構造では各ノズル毎に必要な体
積変化を得るための電歪素子の変位量を確保した構造が
得られないという問題があった。
【0006】このようなライン型プリンタの困難性を解
消するために、従来いくつかの提案がなされている。
【0007】例えば、比較的低密度で行方向に配列され
たインクジェットヘッドを2段積層し、両ノズルの位置
を千鳥状にずらすことによって実質的に倍密度のライン
型プリンタを提供可能である。
【0008】しかしながら、この二重積層ヘッドでは、
インクジェットノズルの総数は高密度ヘッドと同じにな
り、ヘッド全体の製造が複雑となり、低コストプリンタ
を得ることができないという問題があった。
【0009】また、高密度化のためだけであれば、例え
ばインクノズルを斜めに配置してノズル間距離を開いて
精密加工を容易にしたり、あるいは複数のヘッドをピッ
チをずらして配置したりすることも考えられるが、いず
れの場合においても印字時におけるデータ処理が複雑に
なり、また、前述した従来装置と同様にノズル自体の数
が多いときには、構造が若干簡単になったとしても製造
コストの低減にはつながらず、実際上の装置としては実
現性が少なかった。
【0010】本発明は、上記従来の課題に鑑みなされた
ものであり、その目的は、インクジェットヘッド内のノ
ズル密度は比較的低密度でありながら、このヘッド全体
を行方向にドット間隔内で往復動させるいわゆるシャト
ル型プリンタとして構成することにより、低密度ノズル
ヘッドを用いながら、高速高密度印字を可能とした改良
されたインクジェットプリンタを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るインクジェットプリンタは、用紙に対
面した状態でキャリッジに担持され、複数のインクジェ
ットノズルが等間隔のドットピッチPで行方向に配列さ
れたインクジェットヘッドと、インクジェットヘッドを
ドットピッチP内で行方向に所定分割ピッチp移動させ
るヘッド送り機構と、インクジェットヘッドが各分割ピ
ッチで定められる分割ドット位置に静止しているときに
用紙を所定の送り範囲内で送りまたは戻り制御する紙送
り機構と、を含むことを特徴とする。
【0012】また、本発明に係るインクジェットプリン
タは、用紙に対面した状態でキャリッジに担持され、複
数のインクジェットノズルが等間隔のドットピッチPで
行方向に配列されたインクジェットヘッドと、インクジ
ェットヘッドをドットピッチP内で行方向に所定分割ピ
ッチp移動させるヘッド送り機構と、インクジェットヘ
ッドを所定の移動範囲内で列方向に移動するヘッド列方
向移動機構と、用紙を送り制御する紙送り機構と、を含
むことを特徴とする。
【0013】
【作用】従って、本発明によれば、インクジェットヘッ
ドを所定の分割ドット位置に静止した状態で用紙を送り
方向に所定送り範囲で送り駆動し、次に、インクジェッ
トヘッドを分割ピッチpだけ行方向に移動させ、この分
割ドット位置において用紙を戻り方向にやはり所定の送
り範囲を戻し、これを繰り返すことによって高密度で印
字を行うことを可能とした。
【0014】更に、紙送り機構により用紙を所定の位置
に送り、インクジェットヘッドを分割ピッチpだけ行方
向に移動させ、この分割ドット位置においてインクジェ
ットヘッドを所定の移動範囲内で行方向へ所定距離だけ
移動し、これを繰り返すことによって高密度で印字を行
うことを可能とした。
【0015】この結果、本発明によれば、比較的低密度
のインクジェットノズル配置であっても、各ドットピッ
チP間を分割ドットピッチpだけ移動できるので、十分
に高密度な印字を可能とした。
【0016】特に、本発明によれば、従来のシャトル型
プリンタの原理は用いているが、その印字手順自体は各
分割ドット位置にてインクジェットヘッドを静止させた
状態で用紙の送りまたは戻り制御を所定範囲で行い、ま
たはこの分割ドット位置においてインクジェットヘッド
を行方向へ所定距離だけ移動制御し、従来のシャトル型
プリンタにおける用紙を固定した状態でヘッドをシャト
ル往復させる構造とは異なる原理が用いられている。
【0017】また、本発明に係るプリンタは、特にバー
コードあるいはブロックコード等のラベル印刷には特に
好適である。
【0018】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の好適な実施例
を説明する。
【0019】(1)請求項1記載の発明の実施例 図1には、請求項1記載の発明に係るインクジェットプ
リンタの好適な実施例が示され、プラテン10に沿って
用紙11が矢印ab方向に紙送りまたは戻り駆動されて
いる。本実施例において、プラテン10はフラット板か
らなり、このプラテン10に対して用紙11を挟んでイ
ンクジェットヘッド12が設けられている。そして、こ
のインクジェットヘッド12は図示の如く複数のインク
ノズル13が行方向cdに沿って所定間隔で配列されて
いる。各ノズル13の間隔は、等間隔のドットピッチP
で示されている。
【0020】図1から明らかなように、本実施例におけ
る用紙11はラベル用紙であり、ロール紙上に順次バー
コードラベル11aが剥離可能に配列されている。
【0021】前記インクジェットヘッド12は、2本の
ガイド軸14,15によって行方向に移動可能なキャリ
ッジ16に固定されており、前記ドットピッチPの範囲
内でキャリッジ16はインクジェットヘッド12を矢印
cd方向へ移動することができる。
【0022】そして、このヘッド送り機構は、前記ドッ
トピッチP内で行方向cdに対して所定分割ピッチpだ
け移動させる機構からなり、実施例において、このヘッ
ド送り機構は、キャリッジ16に常時矢印c方向に付勢
力を与える付勢ばね17とキャリッジ16の左側壁16
aを押圧する送りカム18とからなる。すなわち、キャ
リッジ16はインクジェットヘッド12を担持した状態
で常時付勢ばね17によって矢印c方向に付勢されてお
り、その位置は送りカム18の角度により定められるこ
ととなる。従って、送りカム18を偏心カム形状とし、
この偏心送りカム18を詳細には図示していないが、パ
ルスモータあるいはロータリエンコーダによって実施例
においては90°ずつ間欠送りすることにより、偏心送
りカム18はキャリッジ16の位置を前記ドットピッチ
P内に定められた4分割された分割ドット位置に移動制
御することができる。
【0023】図2には、請求項1記載の発明におけるヘ
ッド送り機構の作用が示されており、図2Aから順次
B,C,Dのように偏心送りカム18が図のA,B,
C,Dのように90°ずつ回転することにより、キャリ
ッジ16の位置が順次矢印d方向へ分割ピッチpずつ送
り駆動される状態が示されている。実施例において、例
えば前述したインクジェットヘッド12内のノズル13
のドットピッチPを0.5mmとした場合、図2に示さ
れる分割ドット位置は4分割ピッチpすなわち0.12
5mm毎の分割ピッチpでキャリッジ16、すなわちイ
ンクジェットヘッド12を各分割ドット位置に送り駆動
することができる。
【0024】従って、実施例において、0.5mmドッ
トピッチの比較的低密度ノズル配列であっても、このイ
ンクジェットヘッド12を前述したように1/4分割ド
ット位置に位置決めできることから、実際の印字密度を
高密度化することが可能となる。
【0025】前記各分割ドット位置において、請求項1
記載の発明によれば、用紙11はそのa方向へ送りある
いは反対のb方向に戻り制御され、この送り範囲は実施
例のラベルプリンタにおいては、各ラベルの配列ピッチ
に設定されている。
【0026】そして、このような用紙11の往復移動を
行うため、本実施例においては、通常の紙送り機構が兼
用されており、実施例では送り及び戻しローラ19,2
0が設けられ、これら両駆動ローラ19,20にはそれ
ぞれ用紙11を挟んでテンションローラ21,22が所
定の押圧力を持って配置されている。
【0027】従って、用紙11を通常に紙送りする場
合、及びインクジェットヘッド12の各分割ドット位置
において矢印a方向に印字送りするときには、ローラ1
9が用紙11を所定の速度で所定送り量矢印a方向に送
り駆動する。このとき、ローラ20はフリーかあるいは
所定のバックテンションを与えるために僅かな負荷を用
紙11に与える。
【0028】一方、用紙11を戻り印字のために矢印b
方向に戻すためには、ローラ20が用紙11を矢印b方
向に戻り駆動し、このときローラ19はフリーになるか
あるいは所定のバックテンションを与えるために用紙1
1に負荷を与える。
【0029】図3は請求項1記載の発明によるラベル1
1aの印字作用を示し、インクジェットヘッド12のノ
ズル13が分割ドット位置Aにいるとき、用紙が矢印の
方向へ送り駆動されて印字ライン101に沿った印字が
行われる。そして、所定の送り範囲完了後、ヘッド12
は偏心送りカム18の90°回転によってB位置へ矢印
d方向に送り駆動され、ここで、用紙は矢印b方向に戻
り駆動され、このとき、印字ライン102に沿った印字
が行われる。同様に、ヘッド12が偏心送りカム18に
よって順次分割ドット位置C,Dに送られ。用紙11を
送り及び戻し駆動することにより、このときの印字ライ
ン103,104に沿った印字が行われる。このように
して、比較的低密度で配列されたインクジェットノズル
13を用いながら、このドットピッチ間を行方向にヘッ
ド送りし、分割ドット位置にて所望の印字作用を可能と
したので、実際の印字を高密度化することが可能とな
る。
【0030】前述した実施例は、請求項1記載の発明に
係るインクジェットプリンタをラベルプリンタとして用
いた実施例であるが、本発明はもちろん通常の文字・記
号あるいは数字データも同様に高密度で印字することが
でき、図4には1ページ分のデータを記憶するページメ
モリをもった本発明に係るインクジェットプリンタの制
御回路図が示されている。
【0031】図において、インクジェットヘッド12は
その行方向の移動を偏心送りカム18で行うため、送り
カム18をパルスモータ30によって駆動し、CPU3
1が駆動回路32を介してこのモータ30の駆動制御を
行っている。印字データはページメモリ33内に記憶さ
れており、その内容は図5に示すように、行×列が16
00×2240のメモリセルを有し、1ページ分のドッ
ト情報を内部に記憶している。CPU31はページメモ
リ33から必要な1行分のデータ、すなわち、インクジ
ェットノズル13が静止位置決めされた分割ドット位置
に対応する行データをページメモリ33から読み出し、
これを行レジスタ34に記憶し、この行レジスタ34の
内容によってインクジェットヘッド12のインク噴射が
制御される。
【0032】CPU31は、更に駆動回路35を介して
モータ36を駆動制御し、これによって前述した送り及
び戻しローラ19,20を回転駆動して用紙11の送り
位置を定める。
【0033】図6には、本実施例における印字動作がフ
ローチャートで示されている。
【0034】ステップST1において、インクジェット
ノズル13は左端の位置Aにあり、このときCPU31
がページメモリ33からメモリの1行の左端から順次4
列おきのデータを読み出して行レジスタ34に記憶す
る。そして、インクジェットヘッド12は全ノズル13
に対して行レジスタ34の内容にしたがってジェット噴
射制御を行い(ST2)、次に、印字完了後にCPU3
1はこの印字がページメモリ33の最終行か否かの判定
を行う(ST3)。ページメモリ33の内容が最終行で
ない場合、CPU31はモータ36によってローラ1
9,20を送り駆動してメモリ33の1行分の紙送りを
行う(ST4)。そして、再びCPU31はこの新たな
行の左端から順に4列おきのデータを読み出して(ST
5)、これを行レジスタ34に送り、再びST2におい
て印字を行う。以上の作用を順次繰り返し、これによっ
て、分割ドット位置Aにおける1ページ分の4列おきの
印字が完了することとなる。この状態は、図7の用紙1
1上における印字ライン201として示されている。
【0035】ステップ3(ST3)において、分割ドッ
ト位置Aの最終行までの印字が完了すると、CPU31
はモータ30によって偏心送りカム18を90°回転さ
せ、ヘッド12を1列分右へ移動する(ST6)。これ
によって、ヘッド12のノズル13は分割ドット位置B
に移動したこととなる。そして、この分割ドット位置B
においても、ページメモリ33の最終行の左端から2列
目の以下4列おきのデータが読み出され、行レジスタ3
4に記憶される(ST7)。この状態で、CPU31は
インクジェットヘッド12に印字指令を行い(ST
8)、次にこの印字行がページメモリ33の第1行か否
かの判定を行う(ST9)。このときの印字が第1行で
ない場合、CPU31はモータ36に駆動指令を与え、
ローラ19,20を用いてページメモリ33の1行分、
用紙11を戻し送りする(ST10)。そして、次の行
において再びステップ7(ST7)と同様に新たなデー
タが読み出され(ST11)、これを印字する(ST
8)。そして、この印字ラインは図7の符号202で示
される如く、分割ドット位置Bにおける1ページ分の列
印字を示す。
【0036】そして、印字行202がページメモリ33
の第1行に到達すると、ヘッド12はページメモリ33
の1列分右へ移動され、次の分割ドット位置Cに移行す
る(ST12)。
【0037】以上のようにして、再び分割ドット位置C
にて用紙11が紙送りされ、次に分割ドット位置Dにて
用紙が戻し送りされ、所望の印字ライン203,204
の印字が完了し、これによって低密度ヘッドを用いた高
密度印字が完了する。
【0038】この実施例によれば、例えばA4サイズ
(280mm)を印字するために、ヘッド12の印字周
期を0.2mm秒とすると、 {(0.2ms×8ドット/mm)×280(mm)}
×4=1.792(秒) となり、1ページを約5秒で印字することが可能とな
る。
【0039】(2)請求項2記載の発明の実施例 図8は、請求項2記載の発明に係るインクジェットプリ
ンタの好適な実施例を示す斜視図である。なお、図1と
同一構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0040】インクジェットプリンタは、垂直方向に伸
びる4本のガイド軸40、41、42、43を有してお
り、これらのガイド軸40、41、42、43により正
面視コ字状のスライドガイド44が上下ab方向に案内
されるようになっている。そして、スライドガイド44
は、上下に配置されたプーリ45、46に巻回されたタ
イミングベルト47に固定されており、プーリ46には
ステップモータ48が接続されている。従って、ステッ
プモータ48が所定量回転することによりタイミングベ
ルト47がab方向に所定量回転し、タイミングベルト
47の所定量回転によりスライドガイド44が上下ab
方向へガイド軸40、41、42、43に沿って所定距
離だけ摺動するようになっている。なお、ガイド軸4
0、41、42、43、プーリ45、46、ステップモ
ータ48及びスライドガイド44によりヘッド列方向移
動機構が構成されている。
【0041】そして、スライドガイド44には、2本の
ガイド軸14,15がほぼ水平かつ平行に支持されてお
り、これらのガイド軸14,15によりインクジェット
ヘッド12がcd方向へ摺動自在に支持されており、前
記ドットピッチPの範囲内でキャリッジ16はインクジ
ェットヘッド12を矢印cd方向へ移動し得るようにな
っている。
【0042】そして、このヘッド送り機構は、前記ドッ
トピッチP内で行方向cdに対して所定分割ピッチpだ
け移動させる機構からなり、本実施例において、このヘ
ッド送り機構は、キャリッジ16に常時矢印c方向に付
勢力を与える一端をスライドガイド44に固定された付
勢ばね17とキャリッジ16の左側壁16aを押圧する
送りカム18とからなる。すなわち、キャリッジ16は
インクジェットヘッド12を担持した状態で常時付勢ば
ね17によって矢印c方向に付勢されており、その位置
は送りカム18の角度により定められることとなる。従
って、送りカム18を偏心カム形状とし、この偏心送り
カム18を詳細には図示していないが、パルスモータあ
るいはロータリエンコーダによって実施例においては9
0°ずつ間欠送りすることにより、偏心送りカム18は
キャリッジ16の位置を前記ドットピッチP内に定めら
れた4分割された分割ドット位置に移動制御し得るよう
になっている。
【0043】次ぎに、本実施例の作用について説明す
る。
【0044】ラベル11a印字を行う場合、インクジェ
ットヘッド12のノズル13が分割ドット位置Aにいる
とき、ステップモータ48の回転により回動されるタイ
ミングベルト47によりスライドガイド44が垂直方向
へ移動される。そして、スライドガイド44が矢印の方
向へ移動されて印字ライン101に沿った印字が行われ
る。そして、スライドガイド44の所定距離移動後、ヘ
ッド12は偏心送りカム18の90°回転によってB位
置へ矢印d方向に送り駆動され、ここで、スライドガイ
ド44は矢印b方向に移動され、このとき、印字ライン
102に沿った印字が行われる。同様に、ヘッド12が
偏心送りカム18によって順次分割ドット位置C,Dに
送られ。スライドガイド44を矢印a方向またはb方向
に移動することにより、このときの印字ライン103,
104に沿った印字が行われる。このようにして、比較
的低密度で配列されたインクジェットノズル13を用い
ながら、このドットピッチ間を行方向にヘッド送りし、
分割ドット位置にて所望の印字作用を可能としたので、
実際の印字を高密度化することが可能となる。
【0045】従って、本実施例においては、請求項1記
載の発明の実施例とは異なり、用紙11の往復移動を行
う必要がなくなり、ヘッド12を機械的に移動して、繰
り返し精度を向上し、印字品位が良くなる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
高密度の印字を製造が容易で安価な低密度のライン型の
インクジェットヘッドを使用して行うことが可能とな
り、高速高密度印字を簡単な構造のヘッドにて行うこと
が可能となる。従って、本発明によれば、高速印字を小
電力で行えるため、電池駆動され小型化されたインクジ
ェットプリンタを提供可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明に係るインクジェットプリ
ンタの好適な実施例を示す要部斜視図である。
【図2】実施例におけるヘッドの行方向移動作用を示す
説明図である。
【図3】実施例においてラベル印刷を行うときのヘッド
送りと紙送りの状態を示す説明図である。
【図4】本発明の好適な印字制御回路のブロック図であ
る。
【図5】図4におけるページメモリの一例を示す説明図
である。
【図6】図4の制御回路を駆動するためのフローチャー
トである。
【図7】図6のフローチャートに従った1ページ分の印
字作用を示す説明図である。
【図8】請求項2記載の発明に係るインクジェットプリ
ンタの好適な実施例を示す要部斜視図である。
【符号の説明】 10 プラテン 11 用紙 12 インクジェットヘッド 13 インクジェットノズル 14、15 ガイド軸 16 キャリッジ 17 付勢ばね 18 偏心送りカム 19 送りローラ 20 戻しローラ 40、41、42、43 ガイド軸 44 スライドガイド44 45、46 プーリ 48 ステップモータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 8804−2C B41J 3/12 G

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙に対面した状態でキャリッジに担持
    され、複数のインクジェットノズルが等間隔のドットピ
    ッチPで行方向に配列されたインクジェットヘッドと、 インクジェットヘッドをドットピッチP内で行方向に所
    定分割ピッチp移動させるヘッド送り機構と、 インクジェットヘッドが各分割ピッチで定められる分割
    ドット位置に静止しているときに用紙を所定の送り範囲
    内で送りまたは戻り制御する紙送り機構と、 を含むことを特徴とするインクジェットプリンタ。
  2. 【請求項2】 用紙に対面した状態でキャリッジに担持
    され、複数のインクジェットノズルが等間隔のドットピ
    ッチPで行方向に配列されたインクジェットヘッドと、 インクジェットヘッドをドットピッチP内で行方向に所
    定分割ピッチp移動させるヘッド送り機構と、 インクジェットヘッドを所定の移動範囲内で列方向に移
    動するヘッド列方向移動機構と、 用紙を送り制御する紙送り機構と、 を含むことを特徴とするインクジェットプリンタ。
JP21424392A 1992-06-22 1992-08-11 インクジェットプリンタ Pending JPH0671947A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21424392A JPH0671947A (ja) 1992-06-22 1992-08-11 インクジェットプリンタ

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16317292 1992-06-22
JP4-163172 1992-06-22
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Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0671947A true JPH0671947A (ja) 1994-03-15

Family

ID=26488704

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