JPH0671892B2 - 自動車のフロントピラ−構造 - Google Patents

自動車のフロントピラ−構造

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JPH0671892B2
JPH0671892B2 JP21217785A JP21217785A JPH0671892B2 JP H0671892 B2 JPH0671892 B2 JP H0671892B2 JP 21217785 A JP21217785 A JP 21217785A JP 21217785 A JP21217785 A JP 21217785A JP H0671892 B2 JPH0671892 B2 JP H0671892B2
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JP
Japan
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front pillar
flange
vehicle
drip channel
joint
Prior art date
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JP21217785A
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JPS6274771A (ja
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孝 鈴木
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は自動車のフロントピラー構造に関する。
【従来の技術】
従来の自動車のフロントピラー構造としては、例えば第
4図及び第5図に示すようなものがある。 1はフロントピラーで、自動車2のフロントウィンドガ
ラス3の左右両側の縁部4を保持している。このフロン
トピラー1はアウタピラー5とインナピラー6とから成
り、フロントピラー1の車外側表面にドリップ部Xを形
成すべく、アウタピラー5の表面にはドリップチャンネ
ル7が所定の接合幅Aで接合されている。そしてドリッ
プチャンネル7の車両前後両側の接合端部8、9には各
々この両接合端部8、9のシール性向上を目的としたペ
イントシール10、11が施してあり、車両後側の接合端部
8に設けてあるドリップ部Xを区画するフランジ12には
シールリップ13が取付けてある。 またアウタピラー5とドリップチャンネル7との接合部
分には取付穴14が設けられれており、この取付穴14へグ
ロメット15を介したタッピングスクリュー16によりウィ
ンドサイドモール17が取付けられている。即ち、ウィン
ドサイドモール17は、その取付穴18付きの固定部17a部
分がタッピングスクリュー16にて取付けられるもので、
グロメット15の頭部によりドリップチャンネル7から少
し離間した状態で固定されている。そしてこのウィンド
サイドモール17は、フロントウィンドガラス3の縁部4
をフロントピラー1へ作業員その他が一旦位置合わせセ
ットした後に取付けられるもので、フロントピラー1の
前側端部と対向してフロントウィンドガラス3の縁部4
を挟持するものである。
【発明が解決しようとする問題点】
しかしながらこのような従来の自動車のフロントピラー
構造にあっては、上述した如き構造であったため以下に
示すような考慮を要する点が幾つかあった。 (a) フロントウィンドガラス3を取付ける際に、フ
ロントウィンドガラス3の左右方向における位置を正確
に位置決めできるような配慮が為されていなかったた
め、フロントウィンドガラス3のフロントピラー1に対
する左右方向での位置決め作業が意外に難しかった。 (b) ドリップチャンネル7とアウタピラー5とを接
合幅Aで以て接合し、且つその前後両接合端部8、9に
ペイントシール10、11を施すようにしたが、車両前側の
ペイントシール11にあってドリップチャンネル7の板厚
に相当する分にしか施せないので、この車両前側の接合
端部9部分でシール不良を起こし易く、錆や腐食の原因
となるおそれがあった。 (c) また、車両前側のペイントシール11はドリップ
チャンネル7の板厚相当部分にしかペイントシール11を
施せないので、ペイントシール11をこのドリップチャン
ネル7の接合端部9に沿って真っ直ぐに施す塗布作業が
難しかった。しかもこのペイントシール11の塗布作業の
際にペイントシール11が取付穴14側にまで流れだすおそ
れがあり、そうするとペイントシール11がそのままの状
態で固まったしまって取付穴14のまわりのグロメット15
取付部分が凹凸になり、後で取付けるグロメット15及び
タップスクリュー16の取付穴14に対するシール性を悪く
することもあり得る。 (d) 従って、ペイントシール11が取付穴14部分にま
で流れ出ないように、ペイントシール11と取付穴14との
距離を大きくとらなければならず、つまりドリップチャ
ンネル7とアウタピラー5の接合幅A全体をどうしても
大きく設定しなければならず、そうするとフロントピラ
ー1全体の断面形状が大きくなってしまって乗員の視野
を妨げ易くなる。 (e) 更に、タッピングスクリュー16の取付方向がフ
ロントピラー1に対して直角方向であるので、ドア19を
最大に開いた状態〔第5図中二点鎖線で示した部分〕で
ドア19の内側から工具を入れて取付作業を行うにも作業
性が悪く、ドア19の開き量の小さい車種の場合などはタ
ッピングスクリュー16を取付けるための工具が使用でき
なくなるので、仕方無くクリップ止めを強いられる場合
もある。 この発明はこのような従来の技術に着目してなされたも
ので、上記の問題点を解決することのできる自動車のフ
ロントピラー構造を提供せんとするものである。
【問題点を解決するための手段】
この発明に係る自動車のフロントピラー構造は上記の目
的を達成するために、ドリップチャンネルの車両前後両
側の接合端部のうち、車両前側の接合端部にフランジを
形成したものである。
【作 用】
ドリップチャンネルの車両前側の接合端部にフランジを
形成したので、このフランジを基準〔ガイド〕にしてフ
ロントウィンドガラスの縁部をフロントピラーへ取付け
れば左右位置を正確に位置決めすることができる。 また、形成したフランジとフロントピラーとの接合端部
にペイントシールを施すのでペイントシールの接合面積
が増大し、ドリップチャンネルの車両前側の接合端部の
シール性が向上する。 更に、形成したフランジをガイドにしてペイントシール
の塗布作業を容易且つ確実に行うことができる。 そして形成したフランジによりペイントシールがドリッ
プチャンネルの後側へ流れ込むことはないので、タッピ
ングスクリューなどを使用する際にそれらの取付面を凹
凸にすることがなく、従ってドリップチャンネルとフロ
ントピラーとの接合幅を小さく設定して乗員の視野を広
げることができる。 更に形成したフランジへウィンドサイドモールを取付け
ることもできるので、フロントピラーにタッピングスク
リューその他を取付けるための取付穴などを設けなくて
済み、フロントピラーの錆、腐食の原因を未然に取り除
くことができる。 そして、更に形成したフランジへウィンドサイドモール
を取付けることもできるので、タッピングスクリューそ
の他の取付け方向をドアの開き量角度に相応させること
もでき、それらの取付け作業を簡単且つ確実に行うこと
ができる。
【実施例】
以下この発明の詳細を図面に基づいて説明する。尚、従
来と共通する部分については同一の符号を付し、重複す
る説明は省略する。 第1図はこの発明の一実施例を示す図である。 ウィンドサイドモール17の内部に位置するドリップチャ
ンネル20の車両前側接合端部21には内部フランジ22が形
成されていて、この内部フランジ22とアウタピラー23と
の接合端部21にペイントシール24が施されている。また
このドリップチャンネル20とアウタピラー23との接合幅
aも小さく設定されている。 このように、ドリップチャンネル20の車両前側の接合端
部21に内部フランジ22を形成したので、フロントウィン
ドガラス3をフロントピラー26へセットする際にこの内
部フランジ22が基準〔ガイド〕になり、この内部フラン
ジ22とフロントウィンドガラス3の縁部4との距離dを
確認しながらフロントウィンドガラス3全体を正確な左
右位置に位置決めすることができる。 また従来のようにドリップチャンネル20の板厚に相当す
る分にだけペイントシール24を施すのでなく内部フラン
ジ22とアウタピラー23との接合端部21にペイントシール
24を施すので、ペイントシール24の塗布作業が行い易く
なると共に、内部フランジ22を形成した分ペイントシー
ル24の接合面積が増大してシール性が向上し、接合部分
における錆、腐食を防止できる。 更に、内部フランジ22を形成したのでペイントシール24
が取付穴14部分にまで流れ出すことがなくなり、ドリッ
プチャンネル20とフロントピラー26との接合幅aを小さ
く設定し乗員の視野を広げることができる。 第2図はこの発明の他の実施例を示す図である。この実
施例は車両前側の接合端部21に形成した内部フランジ22
へスペーサラバー27を取付け、フロントウィンドガラス
3の位置合わせ作業を更に簡便且つ確実化したものであ
る。つまり、内部フランジ22の先端にちょうどフロント
ウィンドガラス3の縁部4と当接するだけの厚さを有す
るスペーサラバー27を取付けでおけば、フロントウィン
ドガラス3の縁部4をこのスペーサラバー27に当接させ
た状態でセットするだけでフロントウィンドガラス3の
左右の位置合わせを簡便且つ確実に行える。その他の構
成及び作用効果については先の実施例と同様に付きその
重複説明を省略する。 第3図はこの発明の更に他の実施例を示す図である。こ
の実施例はウィンドサイドモール28取付け用の取付穴29
をドリップチャンネル30の接合部分に設けず、車両前側
の接合端部21に形成した内部フランジ31に設けたもので
ある。 更に、ウィンドサイドモール28には、先の実施例で示し
たタッピングスクリュー16取付け用の固定部17aを形成
せず、代わりにウィンドサイドモール28の側壁部32へ取
付穴33を設け、この取付穴33と内部フランジ22に設けた
取付穴29とをグロメット15を介したタッピングスクリュ
ー16にて取付・固定したものである。 このようにしたことによりフロントピラー34へ取付穴29
その他を設ける必要がなくなり、雨水その他がフロント
ピラー34内部へ侵入する経路を無くし、フロントピラー
34の錆や腐食を防止するものである。 また、タッピングスクリュー16の取付方向Yがフロント
ウィンドガラス3に沿った方向、即ちドア19の開き角度
にほぼ相応する方向なので、ドア19開時の際のタッピン
グスクリュー16取付け作業が容易である。 加えて、グロメット15の底部35がフロントウィンドガラ
ス3の縁部4へ当接するように予めグロメット15の突出
量lを設定しておけば、このグロメット15が先の実施例
におけるスペーサラバー27と同じ役目を果たしたフロン
トウィンドガラス3の位置決めを更に簡便且つ確実に行
うようにすることができる。その他の構成及び作用効果
については先の実施例と同様に付きその重複説明を省略
する。
【効 果】
この発明に係る自動車のフロントピラー構造は以上説明
した如き内容のものなので、以下のような種々の効果を
奏することができる。 (イ) ドリップチャンネルの車両前側の接合端部にフ
ランジを形成したので、このフランジを基準〔ガイド〕
にしてフロントウィンドガラスの縁部をフロントピラー
へ取付ければ左右位置を正確に位置決めすることができ
る〔位置決め効果〕。 (ロ) また、フランジを形成した分ペイントシールの
接合面積が増大するのでドリップチャンネルの接合端部
のシール性が向上する〔シール性向上〕。 (ハ) 更に、形成したフランジをガイドにしてペイン
トシールの塗布作業を容易且つ確実に行うことができる
〔塗布作業容易〕。 (ニ) そして形成したフランジによりペイントシール
がドリップチャンネルの内側へ流れ込むことはないの
で、タッピングスクリューなどを使用する際にもそれら
のシール性を低下させることはなく、ドリップチャンネ
ルとフロントピラーとの接合幅を小さく設定して乗員の
視野を広げることができる〔視野拡大〕。 (ホ) 更に形成したフランジへウィンドサイドモール
を取付けることもできるので、フロントピラーへタッピ
ングスクリユーその他を取付けるための取付け穴を設け
ずに済み、フロントピラーの錆、腐食の原因を未然に取
り除くことができる〔腐食原因解消〕。 (ヘ) そして、更に形成したフランジへウィンドサイ
ドモールを取付けるようにした場合には、タッピングス
クリユーその他の取付け方向をドアの開き量角度に相応
させることもできるので取付け作業を簡単且つ確実に行
うことができる〔ネジ止め容易〕。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示すフロントピラーの横
断面図、 第2図はこの発明の他の実施例を示す第1図相当の横断
面図、 第3図はこの発明の更に他の実施例を示す第1図相当の
横断面図、 第4図はこの発明の従来例を示す自動車の全体斜視図、
そして 第5図は第4図中の矢示V−V線に沿う断面図である。 1、26、34……フロントピラー 3……フロントウィンドガラス 4……縁部 7、20、30……ドリップチャンネル 8……接合端部〔車両後側〕 12……フランジ〔車両後側〕 9、21……接合端部〔車両前側〕 11、24……ペイントシール〔車両前側〕 10……ペイントシール〔車両後側〕 17、28……ウィンドサイドモール 22、31……フランジ〔車両前側〕

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フロントプラーにドリップ部を形成すべく
    アウタピラーにドリップチャンネルを接合し、且つその
    車両前後両側の接合端部に各々ペイントシールを施した
    自動車のフロントピラー構造において、 上記ドリップチャンネルの車両前後両側の接合端部のう
    ち、車両前側の接合端部にフランジを形成したことを特
    徴とする自動車のフロントピラー構造。
JP21217785A 1985-09-27 1985-09-27 自動車のフロントピラ−構造 Expired - Lifetime JPH0671892B2 (ja)

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JP21217785A JPH0671892B2 (ja) 1985-09-27 1985-09-27 自動車のフロントピラ−構造

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JPS6274771A JPS6274771A (ja) 1987-04-06
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JPH061449Y2 (ja) * 1987-05-08 1994-01-12 スズキ株式会社 車輌用ウィンドシ−ルドガラスの取付構造

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JPS6274771A (ja) 1987-04-06

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