JPH067115Y2 - シールドジャッキシュー振れ止め装置 - Google Patents
シールドジャッキシュー振れ止め装置Info
- Publication number
- JPH067115Y2 JPH067115Y2 JP16549688U JP16549688U JPH067115Y2 JP H067115 Y2 JPH067115 Y2 JP H067115Y2 JP 16549688 U JP16549688 U JP 16549688U JP 16549688 U JP16549688 U JP 16549688U JP H067115 Y2 JPH067115 Y2 JP H067115Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rod
- shield jack
- shoe
- segment
- tip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は、シールドジャッキの反力をセグメントに伝達
するシューが、セグメントに片当りしないようにしたシ
ールドジャッキシュー振れ止め装置に関するものであ
る。
するシューが、セグメントに片当りしないようにしたシ
ールドジャッキシュー振れ止め装置に関するものであ
る。
［従来の技術］ 従来使用されているシールド機の一例を第２図によって
説明すると、シールド機ａの前面には回転しながら土砂
を掘削するカッターｂがあって、掘削した土砂はスクリ
ューコンベヤｃで排出し、シールド機ａはシールドジャ
ッキｄで推力を受け、前進するようになっている。ｅは
リングプレート、ｆは組立を完了したセグメントであっ
て、シールドジャッキｄの後端から突出しているロッド
ｇはシューｈを介してセグメントｆに推力の反力を受け
させるようになっている。
説明すると、シールド機ａの前面には回転しながら土砂
を掘削するカッターｂがあって、掘削した土砂はスクリ
ューコンベヤｃで排出し、シールド機ａはシールドジャ
ッキｄで推力を受け、前進するようになっている。ｅは
リングプレート、ｆは組立を完了したセグメントであっ
て、シールドジャッキｄの後端から突出しているロッド
ｇはシューｈを介してセグメントｆに推力の反力を受け
させるようになっている。
第３図に示すように、シールドジャッキｄの後端外周に
はフランジｉが設けてあって、このフランジｉがリング
プレートｅに固着されており、シールドジャッキｄの後
端から摺動自在に突出しているロッドｇの先端には球面
軸受ｊが設けてあって、この球面軸受ｊにシューｈが取
付けられており、トンネルの半径方向への回動を許すピ
ンｋがシューｈと球面軸受ｊとを貫通している。
はフランジｉが設けてあって、このフランジｉがリング
プレートｅに固着されており、シールドジャッキｄの後
端から摺動自在に突出しているロッドｇの先端には球面
軸受ｊが設けてあって、この球面軸受ｊにシューｈが取
付けられており、トンネルの半径方向への回動を許すピ
ンｋがシューｈと球面軸受ｊとを貫通している。
ロッドｇと共にシューｈがロッドｇの中心軸線を中心に
回転すると、シューｈとセグメントｆとの接触面積が減
少して反力を十分に支持することができなくなるので、
ロッドｇの回転を防止するため、ロッドｇと平行に移動
する回転防止杆ｌをロッドｇの先端に結合し、回転防止
杆ｌがリングプレートｅを密に摺動自在に貫通するよう
にして、ロッドｇが中心軸線を中心に回転しないように
していた。
回転すると、シューｈとセグメントｆとの接触面積が減
少して反力を十分に支持することができなくなるので、
ロッドｇの回転を防止するため、ロッドｇと平行に移動
する回転防止杆ｌをロッドｇの先端に結合し、回転防止
杆ｌがリングプレートｅを密に摺動自在に貫通するよう
にして、ロッドｇが中心軸線を中心に回転しないように
していた。
［考案が解決しようとする課題］ 従来の回転防止杆ｌは、シールドジャッキｄとは別体の
リングプレートｅを密に貫通させなければならないの
で、リングプレートｅに穿設する回転防止杆ｌの貫通孔
の穿設位置の精度を出すのがシールドジャッキｄの取付
位置との関係でむずかしく、シールドジャッキｄを組立
てたり、取外したりするのが厄介であった。
リングプレートｅを密に貫通させなければならないの
で、リングプレートｅに穿設する回転防止杆ｌの貫通孔
の穿設位置の精度を出すのがシールドジャッキｄの取付
位置との関係でむずかしく、シールドジャッキｄを組立
てたり、取外したりするのが厄介であった。
またシューｈはセグメントｆに密に接するようにするた
め、球面軸受ｊによりピンｋを中心にトンネルの半径方
向に若干振れて向きが変るようになっているが、セグメ
ントｆに当るまでは自重で下向きになる傾向があるた
め、シューｈの角部がセグメントｆに片当たりしてセグ
メントｆを破損してしまうことがあった。
め、球面軸受ｊによりピンｋを中心にトンネルの半径方
向に若干振れて向きが変るようになっているが、セグメ
ントｆに当るまでは自重で下向きになる傾向があるた
め、シューｈの角部がセグメントｆに片当たりしてセグ
メントｆを破損してしまうことがあった。
本考案はこのような従来の欠点を改善し、回転防止杆が
リングプレートを直接貫通しなくてすむようにすると共
に、シューが自重で下向き傾向になるのを防ぐようにし
たシールドジャッキシュー振れ止め装置を提供すること
を目的とするものである。
リングプレートを直接貫通しなくてすむようにすると共
に、シューが自重で下向き傾向になるのを防ぐようにし
たシールドジャッキシュー振れ止め装置を提供すること
を目的とするものである。
［課題を解決するための手段］ 本考案のシールドジャッキシュー振れ止め装置は、シー
ルドジャッキの後端外周にフランジを設け、該フランジ
を摺動自在に貫通した回転防止杆を前記シールドジャッ
キのロッド先端部側面に結合し、前記ロッドの先端に支
持したシューのロッド側端と前記ロッドの先端との間に
弾性体を挿入したことを特徴とするものである。
ルドジャッキの後端外周にフランジを設け、該フランジ
を摺動自在に貫通した回転防止杆を前記シールドジャッ
キのロッド先端部側面に結合し、前記ロッドの先端に支
持したシューのロッド側端と前記ロッドの先端との間に
弾性体を挿入したことを特徴とするものである。
［作用］ リングプレートには回転防止杆貫通用の貫通孔を穿設し
なくてすみ、シューは弾性体により、セグメントに接す
るまでの振れが防止される。
なくてすみ、シューは弾性体により、セグメントに接す
るまでの振れが防止される。
［実施例］ 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第１図において１はシールドジャッキであって、その後
端外周面にはフランジ２が一体に設けてある。シールド
ジャッキ１の後端から摺動自在に突出しているロッド３
の側面には、ロッド３と平行に移動する回転防止杆４の
先端が結合されている。回転防止杆４はフランジ２に穿
設してある貫通孔５を密に摺動自在に貫通し、ロッド３
が中心軸線を中心として回転しないようにしている。シ
ールドジャッキ１のフランジ２はリングプレート６に固
着されているが、リングプレート６には、シールドジャ
ッキ１と回転防止杆４との双方を緩く貫通させる孔７が
穿設されている。
端外周面にはフランジ２が一体に設けてある。シールド
ジャッキ１の後端から摺動自在に突出しているロッド３
の側面には、ロッド３と平行に移動する回転防止杆４の
先端が結合されている。回転防止杆４はフランジ２に穿
設してある貫通孔５を密に摺動自在に貫通し、ロッド３
が中心軸線を中心として回転しないようにしている。シ
ールドジャッキ１のフランジ２はリングプレート６に固
着されているが、リングプレート６には、シールドジャ
ッキ１と回転防止杆４との双方を緩く貫通させる孔７が
穿設されている。
ロッド３の先端８には球面軸受９が設けてあって、ここ
にシュー10が取付けられており、トンネルの半径方向へ
の回動を許すピン11がシュー10と球面軸受９とを貫通し
ている。シュー10のロッド側端12とロッド３の先端８と
の間には、リング状のゴム或いはスプリング等の弾性体
13が挿入してあって、シュー10がセグメントｆ（第２図
参照）に接しない状態のとき、シュー10が自重で下向き
傾向にならないように、シュー10がロッド側端(12)の全
周にわたって弾発力を与えている。
にシュー10が取付けられており、トンネルの半径方向へ
の回動を許すピン11がシュー10と球面軸受９とを貫通し
ている。シュー10のロッド側端12とロッド３の先端８と
の間には、リング状のゴム或いはスプリング等の弾性体
13が挿入してあって、シュー10がセグメントｆ（第２図
参照）に接しない状態のとき、シュー10が自重で下向き
傾向にならないように、シュー10がロッド側端(12)の全
周にわたって弾発力を与えている。
ロッド３が第１図の右方に摺動したときには、回転防止
杆４も貫通孔５を密に摺動して右方に移動するため、ロ
ッド３は中心軸線を中心とする回転を行うことなく伸長
し、シュー10はセグメントｆに正対して接触することに
なる。そしてセグメントｆ側の接触面の微小な傾きに対
しては、弾性体13が局部的に歪むことにより、シュー10
の全面積がセグメントｆに密接してシールドジャッキの
反力を受けることになる。
杆４も貫通孔５を密に摺動して右方に移動するため、ロ
ッド３は中心軸線を中心とする回転を行うことなく伸長
し、シュー10はセグメントｆに正対して接触することに
なる。そしてセグメントｆ側の接触面の微小な傾きに対
しては、弾性体13が局部的に歪むことにより、シュー10
の全面積がセグメントｆに密接してシールドジャッキの
反力を受けることになる。
［考案の効果］ 本考案が有する回転防止杆はシールドジャッキと一体に
なっているフランジを貫通しているため、シールドジャ
ッキの取付け時にシールドジャッキと貫通孔の正確な位
置決めを行う必要がなく、よってリングプレートに対す
るシールドジャッキの取付位置は精度を必要としなくな
り、組立、取外しが容易になる。
なっているフランジを貫通しているため、シールドジャ
ッキの取付け時にシールドジャッキと貫通孔の正確な位
置決めを行う必要がなく、よってリングプレートに対す
るシールドジャッキの取付位置は精度を必要としなくな
り、組立、取外しが容易になる。
さらにシューがセグメントに接していない状態でシュー
は弾性体によって傾きを防止されるので、シューがセグ
メントに接触し始めるときには全面で接するため、セグ
メントに破損を生ずることがない。
は弾性体によって傾きを防止されるので、シューがセグ
メントに接触し始めるときには全面で接するため、セグ
メントに破損を生ずることがない。
第１図は本考案の一実施例の横断面図、第２図はシール
ド機の縦断側面図、第３図は第２図のIII−III線におけ
る従来装置の横断面図である。 図中、１はシールドジャッキ、２はフランジ、３はロッ
ド、４は回転防止杆、５は貫通孔、８は先端、10はシュ
ー、12はロッド側端、13は弾性体を示す。
ド機の縦断側面図、第３図は第２図のIII−III線におけ
る従来装置の横断面図である。 図中、１はシールドジャッキ、２はフランジ、３はロッ
ド、４は回転防止杆、５は貫通孔、８は先端、10はシュ
ー、12はロッド側端、13は弾性体を示す。
Claims (1)
- 【請求項１】シールドジャッキの後端外周にフランジを
設け、該フランジを摺動自在に貫通した回転防止杆を前
記シールドジャッキのロッド先端部側面に結合し、前記
ロッドの先端に支持したシューのロッド側端と前記ロッ
ドの先端との間に弾性体を挿入したことを特徴とするシ
ールドジャッキシュー振れ止め装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16549688U JPH067115Y2 (ja) | 1988-12-21 | 1988-12-21 | シールドジャッキシュー振れ止め装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16549688U JPH067115Y2 (ja) | 1988-12-21 | 1988-12-21 | シールドジャッキシュー振れ止め装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0284893U JPH0284893U (ja) | 1990-07-02 |
| JPH067115Y2 true JPH067115Y2 (ja) | 1994-02-23 |
Family
ID=31452034
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16549688U Expired - Lifetime JPH067115Y2 (ja) | 1988-12-21 | 1988-12-21 | シールドジャッキシュー振れ止め装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH067115Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4504544B2 (ja) * | 2000-09-22 | 2010-07-14 | 株式会社森本組 | シールド掘進機の推進機構 |
-
1988
- 1988-12-21 JP JP16549688U patent/JPH067115Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0284893U (ja) | 1990-07-02 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |