JPH0668219U - 車両用部品の蓋状部の紛失防止構造 - Google Patents

車両用部品の蓋状部の紛失防止構造

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JPH0668219U
JPH0668219U JP1310293U JP1310293U JPH0668219U JP H0668219 U JPH0668219 U JP H0668219U JP 1310293 U JP1310293 U JP 1310293U JP 1310293 U JP1310293 U JP 1310293U JP H0668219 U JPH0668219 U JP H0668219U
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JP
Japan
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lid
string
main body
shaped
vehicle
Prior art date
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Pending
Application number
JP1310293U
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English (en)
Inventor
利夫 三代川
哲夫 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Stanley Electric Co Ltd
Original Assignee
Stanley Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Stanley Electric Co Ltd filed Critical Stanley Electric Co Ltd
Priority to JP1310293U priority Critical patent/JPH0668219U/ja
Publication of JPH0668219U publication Critical patent/JPH0668219U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の車両用部品に設けられるこの種の紛失
防止構造においては、別部材の紐を溶着することで本体
部と蓋状部とを接続させるものであったので、前記紐の
両端で溶着作業を行わなければならず、車両用部品の組
立工程を煩雑化して生産効率を低下させる問題点があっ
た。 【構成】 本考案により、紐状部材4は可撓性の樹脂部
材を用いて蓋状部3と二重成形により一体に形成すると
共に、前記紐状部材3の自由端側には本体部2の適宜位
置に設けられた取付受部2aと係着可能とする取付部3
aが設けられている車両用部品1の蓋状部3の紛失防止
構造としたことで、紐状部材4は一端で蓋状部3と一体
化され、他の一端側でも挿着など単純な工程により本体
部2と取付可能なものとなり、この紛失防止構造を設け
ることによる組立作業の煩雑化を避け課題を解決する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両用灯具のカバーなど、前記車両用灯具の取外時に備えて一部が 分割して形成され、前記した取外時には車体などから完全に離脱が行われる車両 用部品の蓋状部の構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の車両用部品90において、本体部91と蓋状部92とが設けられたとき に採用されている紛失防止構造の例を示すものが図4であり、前記本体部91に はスリット93aを設けたボス93が設けられると共に、蓋状部92にも同様に スリット94aを設けたボス94が設けられ、合成繊維或いは天然繊維で形成し た紐95の一方の端部を前記本体部91のスリット93a間に挟み込むと共に、 他の一方の端部を蓋状部92のスリット94a間に挟み込み、その後に前記ボス 93及びボス94を加熱して押し潰すことで前記紐95と溶着し、前記本体部9 1と蓋状部92とを連接して紛失の防止を図るものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記した従来の構成においては、前記スリット93a、94a 間に紐95を挟み込む工程、及びボス93、94で溶着させる工程と工程数が多 く手間を要し、生産性を阻害する問題点を生じると共に、例えばボス93、94 に溶着のために行われる加熱で紐95が変質し切断を生じ易いものとなり信頼性 も劣るものとなる問題点も生じ、これらの点の解決が課題とされるものとなって いた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は前記した従来の課題を解決するための具体的手段として、樹脂部材で 形成され、必要に応じて車体から離脱が行われる車両用部品の蓋状部を紐状部材 で本体部に連接して成る紛失防止構造において、前記紐状部材は可撓性の樹脂部 材を用いて前記蓋状部と一体に形成すると共に、前記紐状部材の自由端側には前 記本体部の適宜位置に設けられた取付受部と係着可能とする取付部が設けられて いることを特徴とする車両用部品の蓋状部の紛失防止構造を提供することで課題 を解決するものである。
【0005】
【実施例】
つぎに、本考案を図に示す一実施例に基づいて詳細に説明する。図1及び図2 に符号1で示すものは例えば車両用灯具などである車両用部品であり、この車両 用部品1は取付、取外時に備えるなどの目的で本体部2と蓋状部3とに分割され て形成され、車体への車両用部品1の取付を行う際には前記蓋状部3を所定位置 から外した状態で、先ず車体と本体部2との取付を行い、この取付が終了した後 に蓋状部3を嵌着などで所定位置に取付ける構成とされている。
【0006】 また、逆に車両用部品1の取外しを行う際には、先ず、蓋状部3を本体部2か ら外した状態としておき、この状態で車体からの本体部2の車体などからの取外 しを行うものであり、この実施例においては取付け、取外し何れの場合において も蓋状部3は本体部2から一旦に分離されるものとなり、従って蓋状部3の紛失 を防止するための構成が必要とされている。
【0007】 ここで、本考案においては上記紛失を防止するための構成として、前記蓋状部 3に紐状部材4を設けるものであり、このときに前記紐状部材4は前記蓋状部3 の成形時に一体に形成されるものとされている。尚、その成形時に前記蓋状部3 が硬質な部材で形成されることが要求されるときには、二重成形(ダブルインジ ェクション)など適宜な手段を用いることで、前記蓋状部3が形成される樹脂に 左右されることなく、前記紐状部材4にABS樹脂あるいはゴムなど可撓性に富 む樹脂の採用を可能としている。
【0008】 このときに、前記紐状部材4は例えば帯状で且つ薄肉部が設けられるなどの形 状とされて充分な柔軟性を持つものとされるが、同時に前記紐状部材4の自由端 側には例えば枠状とされた取付部4aが設けられるものとされ、続いて説明する ように本体部2との係着を可能とされている。
【0009】 一方の本体部2には、図3に示すように例えば柱状とした取付受部2aが設け られ、前記したように枠状とされた取付部4aを挿入することで、この取付受部 2aと取付部4aとを係着可能とされている。尚、このときに両者、即ち、取付 受部2aと取付部4aとには例えばクリック構造などによる係止機構を設け、一 旦係着が行われたときには容易に離脱しないものとしても良い。
【0010】 また、前記取付受部2aは、例えば本体部2にこの本体部2を車体に取付ける ために設けられている取付ステーなどを兼用しても良く、この場合には取付部4 aの形状を適宜とすることで、本体部2に取付受部2aを特別に設ける必要はな いものとなり、この実施例においても、このように兼用した例(図3参照)で示 してある。
【0011】 上記の構成としたことで、本体部2と蓋状部3とは紐状部材4で連接され紛失 を防止するものとなるが、このときに前記紐状部材4は蓋状部3と一体に成形さ れると共に、本体部2とは単純な挿入作業などにより接続できるものであるので 、上記紛失を防止する機能を設けたことで車両用部品1の組立を行う工程に、工 程の煩雑化などの負担を殆ど及ぼさないものとなる。また、この取付を行う工程 において、加熱などが一切行われないものとなるので、紐状部材4の劣化も防止 され、切断などを生じることなく強度が保証されるものとなる。
【0012】 尚、上記の説明は車両用灯具など本体部2を取外すために設けられる蓋状部3 の場合の例で説明したが、これは、例えばトランクルームの内張に設けられる工 具収納部など、着脱すること自体を目的として設けられる構成に採用しても良い ものであることは言うまでもない。
【0013】
【考案の効果】 以上に説明したように本考案により、紐状部材は可撓性の樹脂部材を用いて蓋 状部と一体に形成すると共に、前記紐状部材の自由端側には本体部の適宜位置に 設けられた取付受部と係着可能とする取付部が設けられている車両用部品の蓋状 部の紛失防止構造としたことで、紐状部材は一端で蓋状部と一体化され、他の一 端側でも挿着など単純な工程により取付可能なものとなり、この紛失防止構造を 設けることによる組立作業の煩雑化を避け、生産性の向上に極めて優れた効果を 奏するものである。
【0014】 また、上記の取付工程中に溶着工程など加熱を不要とし、前記紐状部材に変質 或いは劣化を生じるのを防止して、強度を保証できるものとして蓋状部の確保を 確実なものとし信頼性の向上にも優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る車両用部品の蓋状部の紛失防止
構造の一実施例を示す平面図である。
【図2】 図1のA―A線に沿う断面図である。
【図3】 本体部と紐状部材との接続状態を示す説明図
である。
【図4】 従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1……車両用部品 2……本体部 2a……取付受部 3……蓋状部 4……紐状部材 4a……取付部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29L 31:30 4F

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂部材で形成され、必要に応じて車体
    から離脱が行われる車両用部品の蓋状部を紐状部材で本
    体部に連接して成る紛失防止構造において、前記紐状部
    材は可撓性の樹脂部材を用いて前記蓋状部と一体に形成
    すると共に、前記紐状部材の自由端側には前記本体部の
    適宜位置に設けられた取付受部と係着可能とする取付部
    が設けられていることを特徴とする車両用部品の蓋状部
    の紛失防止構造。
  2. 【請求項2】 前記紐状部材と前記蓋状部とは、前記紐
    状部材側に可撓性の樹脂部材が用いられて二重成形によ
    り一体に形成されていることを特徴とする請求項1記載
    の車両用部品の蓋状部の紛失防止構造。
JP1310293U 1993-02-26 1993-02-26 車両用部品の蓋状部の紛失防止構造 Pending JPH0668219U (ja)

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JPH0668219U true JPH0668219U (ja) 1994-09-22

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ID=11823794

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011214242A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Aisin Kiko Co Ltd 車両用リッドロック装置
JP2016002962A (ja) * 2014-06-19 2016-01-12 トヨタ紡織株式会社 ラゲージトリムとカバー部材の連結構造

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6068543A (ja) * 1983-02-24 1985-04-19 イートン コーポレーシヨン 原子質量の測定システム

Patent Citations (1)

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