JPH066695U - 防火シャッター - Google Patents

防火シャッター

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JPH066695U
JPH066695U JP4460192U JP4460192U JPH066695U JP H066695 U JPH066695 U JP H066695U JP 4460192 U JP4460192 U JP 4460192U JP 4460192 U JP4460192 U JP 4460192U JP H066695 U JPH066695 U JP H066695U
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JP
Japan
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combustible
sheets
shutter curtain
seat plate
separated
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JP4460192U
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尾 眞 人 平
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Sanwa Shutter Corp
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Sanwa Shutter Corp
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  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数枚のカーテンを所定間隔だけ隔てて昇降
させるように成された防火シャッターのシャッターカー
テンを狭いスペースに収納することができるようにする
と共に、部品点数を大幅に減少させて製造コストを低減
することを目的としている。 【構成】 開口部を閉塞するシャッターカーテン1が複
数枚の不燃シート2a〜2cから成り、各不燃シート2
a〜2cは互いに重ね合わされた状態で一つの巻取ドラ
ム3に巻き取られ、巻取ドラム3から巻き出されたシャ
ッターカーテン1の左右両端を案内するガイドレール4
には、シャッターカーテン1を不燃シート2a〜2cご
とに分離すると共に、分離した各不燃シート2a〜2c
を断熱層となる空気層5の厚さ分だけ隔てた状態で上下
に案内する案内溝4a〜4cが平行に形成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、建造物内で火災が発生したときに、通路を遮断して延焼を防止する 防火シャッターに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の防火シャッターは、図3に示すように、そのシャッターカーテン31が 、所定厚の断熱空間32を隔てて昇降されるスラットカーテン33及び不燃シー ト34により二重に構成されると共に、その下端部が座板35で連結され、前記 スラットカーテン33と不燃シート34の夫々が別々の巻取ドラム36及び37 に巻き取られて成る(実公昭45−30532号,特公昭52−19708号公 報参照)。 したがって、このシャッターカーテン31を閉じると、スラットカーテン33 と不燃シート34の間に断熱空間32となる空気層が形成されるので、片側から 出火しても、その熱が反対側に伝わりにくく高い断熱効果が得られる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の防火シャッターは、スラットカーテン33と不燃シート 34の夫々が別々の巻取ドラム36及び37に巻き取られているので、大きな収 納スペースが必要となるため、スペースに余裕がない場合には設置することがで きない。 また、巻取ドラム36及び37が二つ必要になることから、部品点数も増え、 組立が複雑になり手間が係ると同時に、製造コストが嵩むとうい問題があった。 そこで本考案は、シャッターカーテンを狭いスペースに収納することができ、 部品点数を大幅に減少して製造コストを低減することを技術的課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために、本考案は、開口部を閉塞するシャッターカーテン が複数枚の不燃シートから成り、各不燃シートは互いに重ね合わされた状態で一 つの巻取ドラムに巻き取られ、巻取ドラムから巻き出されたシャッターカーテン の左右両端を案内するガイドレールには、シャッターカーテンを不燃シートごと に分離すると共に、分離した各不燃シートを断熱層となる空気層の厚さ分だけ隔 てた状態で上下に案内する案内溝が平行に形成されたことを特徴とする。
【0005】
【作用】
本考案によれば、複数枚の不燃シートからなるシャッターカーテンを一つの巻 取ドラムに巻き取るようにしており、しかも、不燃シートは隙間なく重ねられて 巻取ドラムに巻き取られるので、その巻径も小さくて済み、狭いスペースに収納 することができる。 また、シャッターカーテンを閉じると、各不燃シートが案内溝によりシートご とに分離されて、各不燃シート間に断熱層が形成されるので高い断熱効果が得ら れる。
【0006】
【実施例】
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて具体的に説明する。 図1は本考案に係る防火シャッターを示す側面図、図2はその横断面図である 。
【0007】 図中1は、部屋の出入口や通路等を閉塞するシャッターカーテンであって、三 枚の不燃シート2a,2b,2cから成り、各不燃シート2a,2b,2cは互 いに重ね合わされた状態で一つの巻取ドラム3に巻き取られている。 各不燃シート2a〜2cは、例えば金属シート,不燃繊維で織られたシート, 加熱されると発泡する不燃発泡材,その他任意の不燃性材料で形成されている。
【0008】 4は、巻取ドラム3から巻き出されたシャッターカーテン1の左右両端を案内 するガイドレールであって、当該ガイドレール4には、シャッターカーテン1の 不燃シート2a〜2cをシートごとに分離すると共に、分離した各不燃シート2 a〜2cを断熱層となる空気層5の厚さ分だけ隔てた状態で上下に案内する案内 溝4a,4b,4cが所定間隔で平行に形成され、各案内溝4a〜4cの開口部 には、その長手方向に沿って不燃性の断熱材6,6・・・が設けられている。
【0009】 また、シャッターカーテン1には、ガイドレール4の案内溝4a〜4cに沿っ て案内される各不燃シート2a〜2cの下端部を案内溝4a〜4cの間隔に保持 する座板7が取り付けられている。 この座板7は、各不燃シート2a〜2cの下端部にピン8a〜8cで連結され ており、シャッターカーテン1が全閉されたときに水平になるように取り付けら れている。
【0010】 また、不燃シート2a〜2cのうち最も内側に巻かれる不燃シート2cがピン 8cを介して座板7に対して回動可能に取り付けられると共に、その他の不燃シ ート2a,2bのピン8a,8bが座板7の前後方向に沿って穿設された長孔9 a,9bに摺動可能に連結されている。 そして、シャッターカーテン1を巻き取って行くと、外側の不燃シート2aが 座板7の前端側を上方に持ち上げて座板7が傾斜し、これに伴ってピン8a,8 bは長孔9a,9bに沿って摺動するので、座板7が傾斜しても不燃シート2a 〜2cの間隔が狭くなることはない。
【0011】 なお、10,10は、シャッターカーテン1の各不燃シート2a〜2cを、ガ イドレール4の各案内溝4a〜4cの間隔で巻取ドラム3から巻き出すための開 口部11を形成するパイプであって、当該パイプ10,10には火災時に不燃シ ート2a〜2cに対して放水するシャワーノズル12が形成されている。
【0012】 以上が本発明の一例構成であって次にその作用について説明する。 まず、シャッターカーテン1を巻き取ると、各不燃シート2a〜2cは隙間な く重ね合わされて一つの巻取ドラムに巻き取られるので、シャッターカーテン1 の巻径が小さくて済み、また巻取ドラム3も一つで足りるので広い収納スペース を必要としない。 また、シャッターカーテン1は各不燃シート2a〜2cと座板7のみで形成さ れ、巻取ドラム3も一つで足りるので、部品点数が極めて少なく、組立が簡単な だけでなく、製造コストも軽減することができる。
【0013】 なお、シャッターカーテン1を巻取ドラム3に巻き取る際に、不燃シート2a は最も外側で巻き取られ、各不燃シート2a〜2cの巻径がわずかに異なるので 、不燃シート2a〜2cの下端部にズレを生じ、座板7の前面側が上向きに傾斜 するが、不燃シート2a,2bの下端部のピン8a,8bは、座板7に形成され た長孔9a,9bに沿って前方側に摺動するので、各シート2a〜2cは平行溝 4a〜4cの間隔に保持され、スムースに開閉することができる。
【0014】 そして、火災等の非常時には、巻取ドラム3から重なって巻き出された各不燃 シート2a〜2cが、開口部11に配設されたパイプ10,10により夫々案内 溝4a〜4cと等しい間隔に分離され、各案内溝4a〜4cに案内されて所定間 隔で閉じられる。 そして、シャッターカーテン1を巻き出すに従って、傾斜していた座板7は徐 々に水平に近付き、全閉されたときに水平状態になる。
【0015】 このとき、各不燃シート2a〜2cは、その上端側がパイプ10,10により 、下端側が座板7により、左右両側がガイドレール4により、夫々所定間隔だけ 隔てられた状態で保持されるので、各不燃シート2a〜2cの間には空気層5が 形成されることとなり、高い断熱効果が得られる。 また、不燃シート2a〜2cに吸水性のあるシートを使用して、パイプ10の シャワーノズル12から放水すれば、不燃シート2a〜2cが水で濡れるので、 より高い耐火性が得られる。なお、この場合に、不燃シート2bだけを吸水性の あるシートで形成してもよい。
【0016】 なお、実施例の説明では、シャッターカーテン1を三枚の不燃シート2a〜2 cで形成した場合について説明したが、本考案はこれに限らず任意の枚数に設定 することができ、枚数を増減することにより、断熱性能を任意に設定することが できる。 また、放水手段として開口部11のパイプ10にシャワーノズル12を形成し た場合について説明したが、ガイドレール4内にシャワーノズルを形成する場合 であってもよい。 さらに、各不燃シート2a〜2cが一つの座板7に連結される場合に限らず、 別々の座板に連結されている場合であってもよい。 さらにまた、座板7に対して不燃シート2a〜2cのいずれか一つの下端部が 回動可能に取り付けられ、他の不燃シートが前後方向に摺動可能に連結されてい ればよく、実施例のように不燃シート2cの下端部を回動自在に取り付ける場合 に限られない。
【0017】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案によれば、シャッターカーテン自体を薄くすること ができると同時に、一つの巻取ドラムに不燃シートを重ね合わせて巻き取るよう にしているので、その巻径も小さくなり、狭い収納スペースにも設置することが できるという効果を有する。 また、巻取ドラムが一つで済むので、部品点数が減少し、組立の手間や製造コ ストの低減を図ることができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る防火シャッターを示す側面図。
【図2】 その横断面図。
【図3】 従来の防火シャッターを示す側面図。
【符号の説明】
1・・・・・・・シャッターカーテン 2a〜2c・・・不燃シート 3・・・・・・・巻取ドラム 4・・・・・・・ガイドレール 4a〜4c・・・案内溝 5・・・・・・・空気層 7・・・・・・・座板

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部を閉塞するシャッターカーテン
    (1) が複数枚の不燃シート(2a, 2b, 2c)から成り、各不
    燃シート(2a, 2b, 2c)は互いに重ね合わされた状態で一
    つの巻取ドラム(3) に巻き取られ、巻取ドラム(3) から
    巻き出されたシャッターカーテン(1) の左右両端を案内
    するガイドレール(4) には、シャッターカーテン(1) を
    不燃シート(2a, 2b, 2c)ごとに分離すると共に、分離し
    た各不燃シート(2a, 2b, 2c)を断熱層となる空気層(5)
    の厚さ分だけ隔てた状態で上下に案内する案内溝(4a, 4
    b, 4c)が平行に形成されたことを特徴とする防火シャッ
    ター。
  2. 【請求項2】 各不燃シート(2a, 2b, 2c)の下端部が座
    板(7) で連結され、不燃シート(2a, 2b, 2c)の巻径に差
    が生じたときに座板(7) が傾斜するように、一の不燃シ
    ート(2c)の下端部が座板(7) に対して回動可能に取り付
    けられると共に、その他の不燃シート(2a,2b) の下端部
    が座板(7) の傾斜に応じて当該座板(7) の前後方向に摺
    動可能に取り付けられて成る前記請求項1記載の防火シ
    ャッター。
JP4460192U 1992-06-26 1992-06-26 防火シャッター Expired - Lifetime JP2568991Y2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008169587A (ja) * 2007-01-10 2008-07-24 Bunka Shutter Co Ltd 複合シートシャッター
JP2011153454A (ja) * 2010-01-27 2011-08-11 Shinsen:Kk 防火シャッター装置
KR20210013385A (ko) * 2019-07-24 2021-02-04 김기대 차열 강화 방화셔터
KR20230158728A (ko) * 2022-05-12 2023-11-21 김동선 차열성능을 구비한 방화셔터

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JP2568991Y2 (ja) 1998-04-22

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