JPH0666451A - 温風暖房機の送風機制御方法 - Google Patents
温風暖房機の送風機制御方法Info
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- JPH0666451A JPH0666451A JP4194698A JP19469892A JPH0666451A JP H0666451 A JPH0666451 A JP H0666451A JP 4194698 A JP4194698 A JP 4194698A JP 19469892 A JP19469892 A JP 19469892A JP H0666451 A JPH0666451 A JP H0666451A
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Abstract
作において、送風機の発生する騒音を低減し、併せて大
風量による冷風の発生も軽減する。 【構成】 本発明は、温風暖房機30の制御シーケンスに
おいて、低出力燃焼および残熱回収中は、モータのスタ
ー結線により送風機の低速回転を行ない、高出力燃焼中
のみデルタ結線による高速回転を行なうもので、ハイ・
ローバーナを組込んだ温風暖房機の運転において、室温
センサ2により室温を検知し、設定温度より低い温度に
なるとスター結線運転による燃焼を開始し、室温が下が
るとデルタ結線運転による高燃焼に移り、室温が上昇す
るとスター結線運転にもどり、室温がさらに高くなると
残熱回収運転(スター結線)となり、しかる後に運転を
停止する。
Description
方法、特にスターデルタ結線の送風機をハイ(Hi)・ロー
(Lo)バーナを搭載した温風機に取付け、バーナの高( ハ
イ) 燃焼中にデルタ結線による高速回転大風量とし、低
( ロー) 燃焼および残熱回収運転時にはスター結線によ
る低速回転小風量とする方法に関する。
送風機の電動機をスター結線、デルタ結線にして静音対
策を施したものにおいて、バーナの燃焼方式を燃油量を
高低切替をなし出力を可変とし、その送風機の運転と出
力の関係を高燃焼デルタ運転、低燃焼スター運転として
温風機の騒音対策、風量調整をなす制御方法である。
ては、送風機の回転制御はしていない。しかし、回転制
御が不可欠である場合には、インバータを用いまたはモ
ータコイルの極数を変換することが行われ、場合によっ
ては温風機の台数を制御するなどの対策がとられた。
合には、(a) 電源周波数が50ヘルツ地域と60ヘルツ地域
との双方で適用する送風能力を設定したモータを暖房機
に組み込む設計にしようとすると、設計が煩雑で、仮に
そのような設計をしたとしても、50ヘルツ地域では風量
が不足し、他方60ヘルツ地域では風量が多くなり、騒音
が大になる問題がある。そこで、(b) 低騒音化の目的で
送風機に覆いをしたりするとコストが高くなる。
(a) インバータを使用することが理想的ではあるが、イ
ンバータは高価であり、(b) モータの極数変換もまた高
価になる問題がある。そこで本発明の課題は、ハイ・ロ
ーバーナを用いる温風機において、50ヘルツ地域でも60
ヘルツ地域でも使用可能であり、騒音を抑える一方で必
要な風量を提供することのできるモータの制御回路を提
供する。
を搭載した温風暖房機においては、回転制御を行わない
場合に、高出力・低出力での必要量を決定すると、温風
暖房機の設計において、暖房機としての風量は高出力時
の値に合わせる。従って、低出力時は必要以上の風量と
なり、暖房機の缶体の過冷却による燃焼不良や冷風供給
による作物に対する冷害の問題が発生する。
風機の騒音は無視することができないという騒音対策上
の問題がある。
ローバーナを具備する温風暖房機(30)の運転シーケンス
において、低出力燃焼および残熱回収においては送風機
のモータのスター結線による低速回転を行ない、高出力
燃焼においてのみ送風機のモータのデルタ結線による高
速回転を行なうことを特徴とし、また、室温センサ(2)
により室温を検知し、温風暖房機の設定温度より低い温
度になると燃焼を開始し、送風機ON−OFF接点(21)
をONして接点(22b) から送風機スター運転用電磁開閉
器(MCS)につないでスター運転を開始し、バーナモータ
接点(23)、点火トランス接点(24)、低燃焼バルブ接点(2
5)の順にONして着火動作に入り、着火が確認されると
点火トランス接点(24)をOFFして点火トランス(IG)を
止め、それ以後スター運転をなし、室温が下がると高燃
焼バルブ接点(26)をONして高燃焼に移り、接点(22b)
をOFF、接点(22a) をONしてデルタ運転に移行し、
室温が上昇すると高燃焼バルブ接点(26)をOFFし、接
点(22a) をOFF、接点(22b) をONしてスター運転に
もどり、室温がさらに上昇し温風暖房機の設定温度より
も高くなると、低燃焼バルブ接点(25)をOFFにし残熱
回収運転に入り、しかる後にバーナモータ接点(23)、送
風機ON−OFF接点(21)をOFFして温風暖房機の運
転を停止することを特徴とする。
た温風暖房機の制御シーケンスにおいて、低出力燃焼中
や残熱回収中はスター結線による低速回転を行ない、高
出力燃焼中にはデルタ結線による高速回転を行なうこと
により、その時々の必要に応じた風量を温風暖房機に与
えて騒音発生を抑制するものである。
房に使用する温風暖房機を製造販売するものである。図
3(A) はその温風暖房機の正面断面図、同図(B) は同図
(A) の側断面図で、図中、矢印を付した符号30で示すも
のが油焚きの温風暖房機、31はバーナ、32は制御盤、33
は燃焼室、34は火炎、35は煙管、36はスクリュープレー
ト、37は煙室、38は煙室蓋、39は煙道エルボ、40は煙
突、41は送風機、42は空気吸込口、43は温風吹出口、44
は整流板、45は遮熱板である。
ーナ31で油の噴霧と空気を混合して噴出させそれに着火
して火炎34を作る。燃焼ガスは煙管35、煙室37、煙突40
を経て白抜矢印Iで示すように温室外に排出される一方
で、温室内の空気は矢印IIで示すように送風機41の回転
により空気吸込口42から温風暖房機内に取込まれ、燃焼
室33と煙管35のまわりで加温された温風は温風吹出口43
から矢印III 方向に温室内へ供給される。
ローバーナを搭載する技術を開発した。図4はハイ・ロ
ーバーナの原理を説明する図で、図中、3はCPU、0
1は低燃焼信号出口、02は高燃焼信号出口、10は燃焼
空気の送量を調節するための送風量制御器、11はバーナ
ファン、12は燃料ポンプ、13はノズルである。
を出すかに応じて燃料ポンプ12がノズル13へ供給する燃
料の量を制御するとともに、送風量制御器10は燃焼空気
量(送風量) を制御しバーナファン11でノズル13へ向け
供給する。かかる燃料と燃焼空気量の制御によってハイ
( 高) 燃焼とロー( 低) 燃焼が得られるのである。
され、図中、1は温度設定ボリューム、2は室温セン
サ、3は図4に示したCPU、4はA/D・1、5はA
/D・2、01と02はそれぞれ図4に示した低燃焼信
号出口と高燃焼信号出口、6は低(ロー)燃焼出力リレ
ー、7はローバーナ、8は高(ハイ)燃焼出力リレー、
9はハイバーナで6aと8aはそれぞれローバーナ7とハイ
バーナ9の接点である。
のアナログ信号はA/D・1と2とを介してCPUに入
力され、CPU3は室温センサ2が検知した室温と温度
設定ボリュームに入力された設定温度との差に従って低
燃焼信号または高燃焼信号をそれぞれ出口01または0
2から低燃焼出力リレー6または高燃焼出力リレー8に
送る。低(高)燃焼出力信号が出されると接点6a(8a)が
閉じ、ローバーナ7またはハイバーナ9が低または高燃
焼を開始する。
て、温風暖房機のモータはデルタ結線の高速回転をなす
ものであり、それに伴い前記した問題が発生したのであ
る。
示され、同図(A) と(B) はそれぞれ制御回路と動力回路
の図で、図中、2は図5に示した室温センサ、20は制御
回路、21は送風機ON−OFF接点、22a と22b はスタ
ーデルタ切換接点、23はバーナモータ接点、24は点火ト
ランス接点、25は低燃焼バルブ接点、26は高燃焼バルブ
接点、MCSは送風機スター運転用電磁開閉器、MCD
は送風機デルタ運転用電磁開閉器、BMはバーナモー
タ、IGは点火トランス、OV1は低燃焼用バルブ、O
V2は高燃焼用バルブ、FMは送風機モータ、ThD、
ThSはサーマル、R、S、R1、S1、T1、U1、
V1、W1、X1、Y1、Z1は三相交流電線で、RS
間のAC電圧は200 Vに設定した。
タ結線運転用電磁開閉器、ThDはMCDの熱電動過電
流継電器(OCRD) 用のサーマル、MCSは送風機スター
結線運転用電磁開閉器、ThSはMCSの熱電動過電流
継電器(OCRS) 用サーマルである。操作において、室温
センサ2により室温を検知し、室温が暖房機の設定温度
以下になると燃焼が開始する。接点21をONにして接点
22b から送風機スター運転用電磁開閉器MCSにつなが
り、スター運転を開始する。
CSの接点が閉じ、三相交流電源のR1、S1、T1
は、ThDを通りU1、V1、W1端子を経てFMに入
り、それぞれX1、Y1、Z1端子を経由しThSを経
てMCSで閉端され、FMのコイルはスター結線され
る。
中、MCDの接点が閉じ、三相交流電源のR1はTh
D、MCDを経てY1端子に接続される。同様にS1は
Z1へ、T1はX1へと接続され、FMのコイルはデル
タ結線される。
4、低燃焼バルブ接点25と順にONして着火動作に入
る。着火が確認されると、点火トランス接点24がOFF
して点火トランスは止まり、以後低燃焼が継続する。こ
のときはスター運転を続ける。
が重くなると制御回路20は、高燃焼バルブ接点26をON
して高燃焼に移る。それと同時に、接点22b をOFF、
接点22a をONしてデルタ運転に移行する。燃焼出力が
大になるのに伴い送風量も増して暖房能力が大になる。
FFし、接点22a をOFF、接点22b をONして、デル
タ運転→スター運転となり、さらに、室温が上昇して暖
房機の設定温度以上になると、低燃焼バルブ接点をOF
Fにし、残熱回収運転に入る。その後、バーナモータ接
点23、送風機ON−OFF接点をOFFして停止に至
る。
開始の次にサーモスタットのONを確認する。OFFで
あれば再度サーモスタットのONを確認する。ONであ
れば(i) 燃焼スタート予備運転( プリパージ) 、送風機
スター結線運転に入る。
再びプリパージに戻るがYes であれば燃焼運転になる。
その際、低燃焼条件か高燃焼条件かを確認し、低燃焼が
Yesであれば低燃焼運転に入り、送風機はスター結線運
転となる。また、高燃焼条件がYes であれば高燃焼運転
になり、送風機はデルタ結線運転となる。
り、ONであれば再び低燃焼条件確認に戻る。ここでサ
ーモスタットOFFを確認すると、消火に移り残熱回収
に入り送風機はスター結線運転となる。かくして運転は
終了する。このように燃焼条件が高燃焼のときのみ送風
機はデルタ結線運転され、スター結線運転は、プリパー
ジ、低燃焼中、残熱回収のときになる。
て、低出力燃焼および残熱回収の間はスター結線による
低速回転を行ない、高出力燃焼の間だけデルタ結線によ
る高速運転を行なうのである。上記した送風機スターデ
ルタ運転のための動力回路は図1(B) の回路図に示され
る。図中、サーマルThS、ThDはそれぞれスター運
転およびデルタ運転のモータの過電流検出用安全装置で
ある。
をもったデルタ結線モータ送風機搭載の温風暖房機の使
用と比較すると、(1) 高燃焼以外はすべてスター結線運
転となり送風量が適切なものになり、冷風の発生が抑制
され、また運転音が低減し送風機の低騒音化が実現さ
れ、(2) 高燃焼中はデルタ結線運転で大風量となし、適
切な暖房がなされ、(3) 全燃焼時間中、騒音が問題にな
る高速回転が約20%程度に抑えられる、という効果が得
られた。
(A) は制御回路の図、同図(B)は動力回路図である。
である。
図(A) は正面断面図、同図(B)は側断面図である。
る。
ックを用いた図である。
1 、 Z1 三相交流電源 MCS 送風機スター結線運転用電磁開閉器 MCD 送風機デルタ結線運転用電磁開閉器 BM バーナモータ IG 点火トランス OV1 低燃焼用バルブ OV2 高燃焼用バルブ FM 送風機電動機(モータ) ThD、ThS サーマル
方法、特にスターデルタ結線の送風機をハイ(Hi)・ロー
(Lo)バーナを搭載した温風機に取付け、バーナの高( ハ
イ) 燃焼中にデルタ結線による高速回転大風量とし、低
( ロー) 燃焼および残熱回収運転時にはスター結線によ
る低速回転小風量とする方法に関する。
送風機の電動機をスター結線、デルタ結線にして静音対
策を施したものにおいて、バーナの燃焼方式を燃油量を
高低切替をなし出力を可変とし、その送風機の運転と出
力の関係を高燃焼デルタ結線運転、低燃焼スター結線運
転として温風機の騒音対策、風量調整をなす制御方法で
ある。
ては、送風機の回転制御はしていない。しかし、回転制
御が不可欠である場合には、インバータを用いまたはモ
ータコイルの極数を変換することが行われ、場合によっ
ては温風機の台数を制御するなどの対策がとられた。
合には、(a) 電源周波数が50ヘルツ地域と60ヘルツ地域
との双方で適用する送風能力を設定したモータを暖房機
に組み込む設計にしようとすると、設計が煩雑で、仮に
そのような設計をしたとしても、50ヘルツ地域では風量
が不足し、他方60ヘルツ地域では風量が多くなり、騒音
が大になる問題がある。そこで、(b) 低騒音化の目的で
送風機に覆いをしたりするとコストが高くなる。
(a) インバータを使用することが理想的ではあるが、イ
ンバータは高価であり、(b) モータの極数変換もまた高
価になる問題がある。そこで本発明の課題は、ハイ・ロ
ーバーナを用いる温風機において、50ヘルツ地域でも60
ヘルツ地域でも使用可能であり、騒音を抑える一方で必
要な風量を提供することのできるモータの制御回路を提
供する。
を搭載した温風暖房機においては、回転制御を行わない
場合に、高出力・低出力での必要量を決定すると、温風
暖房機の設計において、暖房機としての風量は高出力時
の値に合わせる。従って、低出力時は必要以上の風量と
なり、暖房機の缶体の過冷却による燃焼不良や冷風供給
による作物に対する冷害の問題が発生する。
風機の騒音は無視することができないという騒音対策上
の問題がある。
ローバーナを具備する温風暖房機(30)の運転シーケンス
において、低出力燃焼および残熱回収においては送風機
のモータのスター結線運転による低速回転を行ない、高
出力燃焼においてのみ送風機のモータのデルタ結線運転
による高速回転を行なうことを特徴とし、また、室温セ
ンサ(2) により室温を検知し、温風暖房機の設定温度よ
り低い温度になると燃焼を開始し、送風機ON−OFF
接点(21)をONして接点(22b) から送風機スター結線運
転用電磁開閉器(MCS) につないでスター結線運転を開始
し、バーナモータ接点(23)、点火トランス接点(24)、低
燃焼バルブ接点(25)の順にONして着火動作に入り、着
火が確認されると点火トランス接点(24)をOFFして点
火トランス(IG)を止め、それ以後スター結線運転をな
し、室温が下がると高燃焼バルブ接点(26)をONして高
燃焼に移り、接点(22b) をOFF、接点(22a) をONし
てデルタ結線運転に移行し、室温が上昇すると高燃焼バ
ルブ接点(26)をOFFし、接点(22a) をOFF、接点(2
2b) をONしてスター結線運転にもどり、室温がさらに
上昇し温風暖房機の設定温度よりも高くなると、低燃焼
バルブ接点(25)をOFFにし残熱回収運転に入り、しか
る後にバーナモータ接点(23)、送風機ON−OFF接点
(21)をOFFして温風暖房機の運転を停止することを特
徴とする。
た温風暖房機の制御シーケンスにおいて、低出力燃焼中
や残熱回収中はスター結線運転による低速回転を行な
い、高出力燃焼中にはデルタ結線運転による高速回転を
行なうことにより、その時々の必要に応じた風量を温風
暖房機に与えて騒音発生を抑制するものである。
房に使用する温風暖房機を製造販売するものである。図
3(A) はその温風暖房機の正面断面図、同図(B) は同図
(A) の側断面図で、図中、矢印を付した符号30で示すも
のが油焚きの温風暖房機、31はバーナ、32は制御盤、33
は燃焼室、34は火炎、35は煙管、36はスクリュープレー
ト、37は煙室、38は煙室蓋、39は煙道エルボ、40は煙
突、41は送風機、42は空気吸込口、43は温風吹出口、44
は整流板、45は遮熱板である。
ーナ31で油の噴霧と空気を混合して噴出させそれに着火
して火炎34を作る。燃焼ガスは煙管35、煙室37、煙突40
を経て白抜矢印Iで示すように温室外に排出される一方
で、温室内の空気は矢印IIで示すように送風機41の回転
により空気吸込口42から温風暖房機内に取込まれ、燃焼
室33と煙管35のまわりで加温された温風は温風吹出口43
から矢印III 方向に温室内へ供給される。
ローバーナを搭載する技術を開発した。図4はハイ・ロ
ーバーナの原理を説明する図で、図中、3はCPU、0
1は低燃焼信号出口、02は高燃焼信号出口、10は燃焼
空気の送量を調節するための送風量制御器、11はバーナ
ファン、12は燃料ポンプ、13はノズルである。
を出すかに応じて燃料ポンプ12がノズル13へ供給する燃
料の量を制御するとともに、送風量制御器10は燃焼空気
量(送風量) を制御しバーナファン11でノズル13へ向け
供給する。かかる燃料と燃焼空気量の制御によってハイ
( 高) 燃焼とロー( 低) 燃焼が得られるのである。
され、図中、1は温度設定ボリューム、2は室温セン
サ、3は図4に示したCPU、4はA/D・1、5はA
/D・2、01と02はそれぞれ図4に示した低燃焼信
号出口と高燃焼信号出口、6は低(ロー)燃焼出力リレ
ー、7はローバーナ、8は高(ハイ)燃焼出力リレー、
9はハイバーナで6aと8aはそれぞれローバーナ7とハイ
バーナ9の接点である。
のアナログ信号はA/D・1と2とを介してCPUに入
力され、CPU3は室温センサ2が検知した室温と温度
設定ボリュームに入力された設定温度との差に従って低
燃焼信号または高燃焼信号をそれぞれ出口01または0
2から低燃焼出力リレー6または高燃焼出力リレー8に
送る。低(高)燃焼出力信号が出されると接点6a(8a)が
閉じ、ローバーナ7またはハイバーナ9が低または高燃
焼を開始する。
て、温風暖房機のモータはデルタ結線の高速回転をなす
ものであり、それに伴い前記した問題が発生したのであ
る。
示され、同図(A) と(B) はそれぞれ制御回路と動力回路
の図で、図中、2は図5に示した室温センサ、20は制御
回路、21は送風機ON−OFF接点、22a と22b はスタ
ーデルタ切換接点、23はバーナモータ接点、24は点火ト
ランス接点、25は低燃焼バルブ接点、26は高燃焼バルブ
接点、MCSは送風機スター結線運転用電磁開閉器、M
CDは送風機デルタ結線運転用電磁開閉器、BMはバー
ナモータ、IGは点火トランス、OV1は低燃焼用バル
ブ、OV2は高燃焼用バルブ、FMは送風機モータ、T
hD、ThSはサーマル、R、S、R1、S1、T1、
U1、V1、W1、X1、Y1、Z1は三相交流電線
で、RS間のAC電圧は200 Vに設定した。
タ結線運転用電磁開閉器、ThDはMCDの熱電動過電
流継電器(OCRD) 用のサーマル、MCSは送風機スター
結線運転用電磁開閉器、ThSはMCSの熱電動過電流
継電器(OCRS) 用サーマルである。操作において、室温
センサ2により室温を検知し、室温が暖房機の設定温度
以下になると燃焼が開始する。接点21をONにして接点
22b から送風機スター結線運転用電磁開閉器MCSにつ
ながり、スター結線運転を開始する。
CSの接点が閉じ、三相交流電源のR1、S1、T1
は、ThDを通りU1、V1、W1端子を経てFMに入
り、それぞれX1、Y1、Z1端子を経由しThSを経
てMCSで閉端され、FMのコイルはスター結線され
る。
中、MCDの接点が閉じ、三相交流電源のR1はTh
D、MCDを経てY1端子に接続される。同様にS1は
Z1へ、T1はX1へと接続され、FMのコイルはデル
タ結線される。
4、低燃焼バルブ接点25と順にONして着火動作に入
る。着火が確認されると、点火トランス接点24がOFF
して点火トランスは止まり、以後低燃焼が継続する。こ
のときはスター結線運転を続ける。
が重くなると制御回路20は、高燃焼バルブ接点26をON
して高燃焼に移る。それと同時に、接点22b をOFF、
接点22a をONしてデルタ結線運転に移行する。燃焼出
力が大になるのに伴い送風量も増して暖房能力が大にな
る。
FFし、接点22a をOFF、接点22b をONして、デル
タ結線運転→スター結線運転となり、さらに、室温が上
昇して暖房機の設定温度以上になると、低燃焼バルブ接
点をOFFにし、残熱回収運転に入る。その後、バーナ
モータ接点23、送風機ON−OFF接点をOFFして停
止に至る。
開始の次にサーモスタットのONを確認する。OFFで
あれば再度サーモスタットのONを確認する。ONであ
れば(i) 燃焼スタート予備運転( プリパージ) 、送風機
スター結線運転に入る。
再びプリパージに戻るがYes であれば燃焼運転になる。
その際、低燃焼条件か高燃焼条件かを確認し、低燃焼が
Yesであれば低燃焼運転に入り、送風機はスター結線運
転となる。また、高燃焼条件がYes であれば高燃焼運転
になり、送風機はデルタ結線運転となる。
り、ONであれば再び低燃焼条件確認に戻る。ここでサ
ーモスタットOFFを確認すると、消火に移り残熱回収
に入り送風機はスター結線運転となる。かくして運転は
終了する。このように燃焼条件が高燃焼のときのみ送風
機はデルタ結線運転され、スター結線運転は、プリパー
ジ、低燃焼中、残熱回収のときになる。
て、低出力燃焼および残熱回収の間はスター結線による
低速回転を行ない、高出力燃焼の間だけデルタ結線によ
る高速運転を行なうのである。上記した送風機スター結
線運転デルタ結線運転のための動力回路は図1(B) の回
路図に示される。図中、サーマルThS、ThDはそれ
ぞれスター結線運転およびデルタ結線運転のモータの過
電流検出用安全装置である。
をもったデルタ結線モータ送風機搭載の温風暖房機の使
用と比較すると、(1) 高燃焼以外はすべてスター結線運
転となり送風量が適切なものになり、冷風の発生が抑制
され、また運転音が低減し送風機の低騒音化が実現さ
れ、(2) 高燃焼中はデルタ結線運転で大風量となし、適
切な暖房がなされ、(3) 全燃焼時間中、騒音が問題にな
る高速回転が約20%程度に抑えられる、という効果が得
られた。
(A) は制御回路の図、同図(B)は動力回路図である。
である。
図(A) は正面断面図、同図(B)は側断面図である。
る。
ックを用いた図である。
1 、 Z1 三相交流電源 MCS 送風機スター結線運転用電磁開閉器 MCD 送風機デルタ結線運転用電磁開閉器 BM バーナモータ IG 点火トランス OV1 低燃焼用バルブ OV2 高燃焼用バルブ FM 送風機電動機(モータ) ThD、ThS サーマル
Claims (2)
- 【請求項1】 ハイ・ローバーナを具備する温風暖房機
(30)の運転シーケンスにおいて、 低出力燃焼および残熱回収においては送風機のモータの
スター結線による低速回転を行ない、 高出力燃焼においてのみ送風機のモータのデルタ結線に
よる高速回転を行なうことを特徴とする温風暖房機の送
風機制御方法。 - 【請求項2】 室温センサ(2) により室温を検知し、温
風暖房機の設定温度より低い温度になると燃焼を開始
し、 送風機ON−OFF接点(21)をONして接点(22b) から
送風機スター運転用電磁開閉器(MCS) につないでスター
運転を開始し、 バーナモータ接点(23)、点火トランス接点(24)、低燃焼
バルブ接点(25)の順にONして着火動作に入り、 着火が確認されると点火トランス接点(24)をOFFして
点火トランス(IG)を止め、それ以後スター運転をなし、 室温が下がると高燃焼バルブ接点(26)をONして高燃焼
に移り、接点(22b) をOFF、接点(22a) をONしてデ
ルタ運転に移行し、 室温が上昇すると高燃焼バルブ接点(26)をOFFし、接
点(22a) をOFF、接点(22b) をONしてスター運転に
もどり、 室温がさらに上昇し温風暖房機の設定温度よりも高くな
ると、低燃焼バルブ接点(25)をOFFにし残熱回収運転
に入り、 しかる後にバーナモータ接点(23)、送風機ON−OFF
接点(21)をOFFして温風暖房機の運転を停止すること
を特徴とする温風暖房機の送風機制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4194698A JPH0666451A (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 温風暖房機の送風機制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4194698A JPH0666451A (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 温風暖房機の送風機制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0666451A true JPH0666451A (ja) | 1994-03-08 |
Family
ID=16328788
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4194698A Pending JPH0666451A (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 温風暖房機の送風機制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0666451A (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1992
- 1992-06-30 JP JP4194698A patent/JPH0666451A/ja active Pending
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