JPH0666326B2 - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JPH0666326B2
JPH0666326B2 JP6155487A JP6155487A JPH0666326B2 JP H0666326 B2 JPH0666326 B2 JP H0666326B2 JP 6155487 A JP6155487 A JP 6155487A JP 6155487 A JP6155487 A JP 6155487A JP H0666326 B2 JPH0666326 B2 JP H0666326B2
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oxide film
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drain
gate oxide
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豪彌 江崎
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は半導体装置およびその製造方法に関し、特に超
LSIの構成要素であるMOSFET(電界効果トラン
ジスタ)に関するものである。
従来の技術 高集積化の実現のため素子が縮小されているため、素子
内の電界強度が高くなり耐圧が低下している。これを改
善するため、ソース・ドレインを低・高濃度の2領域で
構成するLDD(Lightly Doped Draiu)構造が提案さ
れ開発されている。ゲートを形成したのち、低濃度領域
(n-)を形成するためのイオンを1×1013cm-2注入
し、ゲート両端面にSiO2から成る側壁を気相成長+垂直
ドライエッチで自己整合的に形成し、そのSiO2側壁をマ
スクとして高濃度(n+)ソース・ドレインを4×1015
cm-2のA注入で形成し、大体側壁の巾だけずれたn-
n+構造が形成されている。
発明が解決しようとする問題点 n-の表面の大部分は絶縁膜である側壁に覆われていてゲ
ートの影響力が及ばない。従ってn-の表面は外界の影響
を受けやすく素子特性が不安定である。
また、ゲート酸化膜は高集積化に伴なって薄くなってお
り、ゲートの形成時に、ゲート/酸化膜の選択エッチ比
が有限のため、薄いゲート酸化膜がゲート周辺ではさら
に薄くなり、後に気相成長膜で側壁を形成するものその
膜質は熱酸化膜より劣るので耐圧低下が問題である。
本発明はこの様な従来例の問題点を解決するためになさ
れたものである。
問題点を解決するための手段 すなわち、本発明の半導体装置は、1導電型半導体基板
上に第1ゲート酸化膜を介して設けられた主ゲート、上
記基板上に第2ゲート酸化膜を介しかつ上記主ゲート両
側に接して設けられた副ゲート、上記主及び副ゲートに
より隔てられ上記基板表面に設けられた2導電型のソー
ス・ドレインを備え、上記第2ゲート酸化膜が第1ゲー
ト酸化膜と同等以上の厚みでしかも上記ソース・ドレイ
ンが低・高濃度の2領域から成っていて、上記低濃度領
域表面が主ゲートと副ゲートによりすべて覆われている
構造を有するものである。
そして、本発明の方法は、1導電型半導体基板上に第1
ゲート酸化膜を介して主ゲートを形成する工程、上記主
ゲート側壁を酸化防止被膜で覆う工程、熱酸化により上
記主ゲート直下以外の領域に上記第1ゲート酸化膜と同
等以上の厚みの第2ゲート酸化膜を形成する工程、上記
酸化防止被膜を除去し低濃度ソース・ドレインを上記主
ゲートをマスクとしてイオン注入で形成する工程、上記
主ゲート両側に接した導電性材料から成る側壁を形成す
る工程、上記導電性材料から成る側壁をマスクとして高
濃度ソース・ドレインをイオン注入で形成する工程とを
含んで成るものである。
本発明を用いることにより、たとえばn-層の表面をもゲ
ート電極で覆う。その際、n-層上のゲート酸化膜はチャ
ネル部のそれと同等以上の厚みとする。この構造を実現
するため、主ゲート形成後、主ゲート側面を酸化防膜で
覆って主ゲート部以外の酸化膜を厚くしてのち、主ゲー
ト両側面に接し、電気的にも接続された副ゲートを形成
する。
作用 本発明によれば、たとえばn-層上がゲートに覆われてい
るので、外界の影響がそれでしや断される。ゲート端部
でのゲート酸化膜厚の減少がないのでゲートの耐圧低下
はない。
実施例 本発明の半導体装置の実施例としてLDDMOSトラン
ジスタ構造を第1図に示す。P型10Ω,cm(100)
面のシリコン半導体基板1に分離用の厚い酸化膜(1μ
m)2が選択的に形成され、厚さ80nmの第1のゲート
酸化膜3aを介してポリシリコン(厚さ0.3μm)の主
ゲート4aおよびその両側面に接続しかつ基板1上に第
2のゲート酸化膜(厚さ100Å)3bを介して同じく
ポリシリコンの副ゲート4aが形成されてゲート4を成
している。主ゲート4aをマスクとした 注入による
n-層5,5′および副ゲート4bをマスクとしたA
注入によるn+層6,6′が低・高濃度のソース・ドレイ
ンを成しており、n-層5,5′は第2ゲート酸化膜3b
を介して副ゲート4bに覆われている。ゲートが低い電
圧でドレインが高い電圧のとき、n-層表面はゲートに覆
われているので空乏化される。その分n-層5,5′内に
はドレイン電圧の増大に伴ない空乏層が拡がりn-−P基
板間接合での電界強度が低下する。従って、従来例の絶
縁膜側壁と同等の電界強度で十分なら、n-層をより濃く
する事が出来る。n-層は寄生抵抗を有しているので、本
発明ではその寄生抵抗が小さくできる。
次に本発明の製造工程の一例について第2図に沿って述
べる。
(A)基板1上に選択的に分離用酸化膜2を約1μm厚に
選択酸化法で成長せしめてのち、露出した基板1表面に
熱酸化で第1のゲート酸化膜3aを約8nm厚に成長せし
め引続きポリシリコン4aを気相成長法で厚さ0.3μm
になるよう堆積せしめてパターンを形成する。このと
き、露出したゲート酸化膜3a′はドライエッチングで
一部除去され薄くなる。
(B)ゲート4aの側壁をシリコン窒化膜の様な酸化防止
膜7で覆い、ポリシリコン4aの端部での酸化膜の膨張
を抑えつつ薄くなった酸化膜3a′を熱酸化で10nm厚
まで厚くして第2ゲート酸化膜3bを成長せしめる。
(C)ゲート4aをマスクとして、 を1×1013cm-2
注入してn-層5,5′を形成する。注入前に酸化防止膜
7を除去しておく。これは、n-層5,5′がゲート4a
と必らず重なり部分を持つようにするためである。
(D)ポリシリコンを堆積し、ドライエッチすることでゲ
ート4aの両側面に於て接したポリシリコンの副ゲート
4bが形成される。これをマスクとしてA を4×1
15cm-2注入してn+層6,6′が形成される。n-層5,
5′とn+層6,6′は接続されていてソース・ドレイン
を成している。
発明の効果 本発明によれば、 (1)n-層上がすべてゲートで覆われているので外界の影
響を受けず特性が安定している。
(2)ゲート・ドレイン間電圧が直接印加される部分のゲ
ート酸化膜が薄くならないので耐圧低下がない。
(3)ゲート・ドレイン間電圧でn-層表面が空乏化され易
いのでドレイン・ソース耐圧は高い。あるいは、耐圧を
従来通り保てば、その分n-層を高濃度に出来るので寄生
抵抗が低く、ドレイン電流が高い。
(4)副ゲート直下のゲート酸化膜を成長せしめる際、主
ゲート側面を酸化防止膜で覆うので、主ゲート直下のゲ
ート酸化膜厚は影響を受けず、チャネルの電気特性は維
持されている。
等の効果がもたらされ、ますます微細化が進むMOSF
ETの特性を向上させるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例のMOSトランジスタの断面
図、第2図(A)〜(D)は本実施例のMOSトランジスタの
製造方法を示す工程断面図である。 1……シリコン半導体基板、2……酸化物、3……ゲー
ト酸化膜、4……ゲート、4a……主ゲート、4b……
副ゲート、5,5′……n-層、6,6′……n+層、7…
…酸化防止膜。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1導電型半導体基板上に第1ゲート酸化膜
    を介して設けられた主ゲート、上記基板上に第2ゲート
    酸化膜を介しかつ上記主ゲート両側に接して設けられた
    副ゲート、上記主及び副ゲートにより隔てられ上記基板
    表面に設けられた2導電型のソース・ドレインを備え、
    上記第2ゲート酸化膜が第1ゲート酸化膜と同等以上の
    厚みでしかも上記ソース・ドレインが低・高濃度の2領
    域から成り、上記低濃度領域表面が主ゲートと副ゲート
    によりすべて覆われている半導体装置。
  2. 【請求項2】1導電型半導体基板上に第1ゲート酸化膜
    を介して主ゲートを形成する工程、上記主ゲート側壁を
    酸化防止被膜で覆う工程、熱酸化により上記主ゲート直
    下以外の領域に上記第1ゲート酸化膜と同等以上の厚み
    の第2ゲート酸化膜を形成する工程、上記酸化防止被膜
    を除去し低濃度ソース・ドレインを上記主ゲートをマス
    クとしてイオン注入で形成する工程、上記主ゲート両側
    に接した導電性材料から成る側壁を形成する工程、上記
    導電性材料から成る側壁をマスクとして高濃度ソース・
    ドレインをイオン注入で形成する工程とを含んで成る半
    導体装置の製造方法。
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JPH02139937A (ja) * 1988-11-18 1990-05-29 Nec Corp Ldd構造のmosfet
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