JPH0665641A - 深絞り性に優れる薄鋼板の製造方法 - Google Patents

深絞り性に優れる薄鋼板の製造方法

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JPH0665641A
JPH0665641A JP4219198A JP21919892A JPH0665641A JP H0665641 A JPH0665641 A JP H0665641A JP 4219198 A JP4219198 A JP 4219198A JP 21919892 A JP21919892 A JP 21919892A JP H0665641 A JPH0665641 A JP H0665641A
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才二 松岡
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坂田  敬
Toshiyuki Kato
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 C:0.01%以下、Si:2.0 %以下、Mn:3.0
%以下、P:0.20%以下、S:0.05%以下、Al :0.01
〜0.20%及びN:0.01以下を含み、かつ Ti :0.005 〜
0.20%及び Nb :0.001 〜0.2 %の1種以上を含有する
シートバーを素材として、仕上熱間圧延をAr3点以上で
開始し、その途中で、冷却速度20℃/s以上で30℃以上
の冷却を行ってAr3点以下とし、引き続きAr3点〜500
℃で圧下率50〜95%の潤滑圧延を行ったのち、再結晶処
理を施す。 【効果】 深絞り性に優れる熱延薄鋼板を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自動車用鋼板などに用
いて有用な深絞り性に優れる熱延薄鋼板の製造方法を提
案するものである。
【0002】自動車のパネルなどに使用される深絞り用
薄鋼板には、その特性として優れた深絞り性が要求され
る。深絞り性向上のためには、機械的特性として、高い
ランクフォード値(平均r値)と高い延性(El)を鋼
板に付与することが肝要である。そのような深絞り用薄
鋼板は、Ar3変態点以上で熱間圧延を施したのち、冷間
圧延により最終板厚の薄板とし、しかるのち再結晶焼鈍
を施して製造する冷延鋼板が一般的に使用されている。
しかしながら近年、低コスト化を目的として、従来冷延
鋼板を使用していた部材を熱延鋼板に代替しようとする
要求が高まってきた。
【0003】また、近年になって自動車の車体軽量化な
らびに安全性向上などを目的として、引張強さが35〜60
Kgf/mm2 というような高強度の鋼板を用いようとする機
運が急速に高まってきた。このような高強度の鋼板であ
ってもプレス成形の際には優れた深絞り性を示すことが
要求されることは云うまでもなく、高張力化とともに優
れた深絞り性が要求されている。
【0004】
【従来の技術】しかしながら、従来の加工用熱延鋼板
は、加工性とくに延性を確保するため、未再結晶フェラ
イト組織ができるのをさけAr3変態点以上で圧延を終了
していた。そのため、一般にはγ→α変態時に集合組織
がランダム化することから熱延鋼板の深絞り性は冷延鋼
板に比べ著しく劣っていた。
【0005】これまで、深絞り性に優れた熱延鋼板及び
製造方法についてはいくつかの開示がある。たとえば、
特開昭59−226149号公報の成形性のすぐれた熱延鋼板及
びその製造方法には、C:0.002 %、Si:0.02%、Mn:
0.23%、P:0.009 %、S:0.008 %、Al :0.025
%、N:0.0021%、Ti:0.10%を含有する低炭素Al キ
ルド鋼を、仕上圧延の最初から500 〜 900℃の温度範囲
で潤滑油を施しつつ、圧下率76%又は93%の熱間圧延に
て板厚1.6mm の鋼帯とし再結晶焼鈍することによる平均
r値が 1.21 又は1.48の特性を有する薄鋼板の製造例が
示されている。また、特開昭62−192539号公報の高r値
熱延鋼板の製造方法には、C:0.008 %、Si:0.04%、
Mn:1.53%、P:0.015 %、S:0.004 %、Ti:0.068
%、Nb:0.024 %の低炭素Al キルド鋼を、Ar3〜Ar3
+150 ℃の温度範囲で圧延し再結晶焼鈍を施すことによ
る平均r値が1.41程度の特性を有する薄鋼板の製造例が
示されている。しかしながらこれらの手段によって得ら
れる平均r値は高々1.5 程度であり、深絞り性を十分に
満たしているとは言い難い。
【0006】一方、前記したような、自動車の車体軽量
化ならびに安全性向上などに対処するため、より高強度
で従来鋼にくらべて同等以上の高い深絞り性を有する鋼
板についての研究開発が進められているが、より高強度
で深絞り性に優れた熱延鋼板に関する研究については、
ほとんど行われていないのが現状である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記の問
題点を有利に解決しようとするもので、鋼の成分組成及
び製造条件を規制することによる、より高強度で従来鋼
より格段に優れる深絞り性を有する熱延薄鋼板の製造方
法を提案することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、深絞り性を
向上させるべく鋭意研究を重ねた結果、冷間圧延を施す
ことなく優れる深絞り性を有する薄鋼板が製造できるこ
とを見出したものである。
【0009】すなわち、この発明の要旨は、 C:0.01wt%以下、 Si:2.0 wt%以下、 Mn: 3.0wt%以下、 P: 0.20 wt%以下、 S: 0.05 wt%以下、 Al: 0.01 wt%以上、 0.20 wt%以下及び N: 0.01 wt%以下、 を含み、かつ Ti:0.005 wt%以上、 0.2wt%以下及び Nb:0.001 wt%以上、 0.2wt%以下 のうちの1種又は2種を含有し、残部は鉄及び不可避的
不純物の組成になるシートバーを素材として、仕上げ熱
間圧延をAr3変態点以上の温度で開始し、その圧延途中
にて圧延加工を施すことなく20℃/s以上の冷却速度で
30℃以上の冷却を行ってAr3変態点以下の温度とし、引
き続きAr3変態点以下、500 ℃以上の温度域にて潤滑を
施しながらAr3変態点以下の合計圧下率が50%以上、95
%以下の圧延加工によに最終板厚としたのち、巻取り又
は焼鈍工程にて再結晶処理を施すことを特徴とする深絞
り性に優れる薄鋼板の製造方法(第1発明)であり、
【0010】第1発明の鉄の一部と置換して、 B:0.0001wt%以上、0.0050wt%以下 を含有させてなる深絞り性に優れる薄鋼板の製造方法
(第2発明)であり、第1又は第2発明の鉄の一部と置
換して、 Ni:0.1 wt%以上、 1.5wt%以下、 Mo:0.01wt%以上、 1.5wt%以下及び Cu:0.1 wt%以上、 1.5wt%以下 のうちの1種又は2種以上をそれぞれ含有させてなる深
絞り性に優れる薄鋼板の製造方法(第3発明、第4発
明)であり、
【0011】さらに、第1、第2、第3又は第4発明の
再結晶処理を連続溶融亜鉛めっき工程にて行うことを特
徴とする深絞り性に優れる薄鋼板の製造方法(第5発
明)である。
【0012】
【作用】この発明をさらに詳しく以下に述べる。まず、
この発明の基礎となった実験結果について述べる。
【0013】 C:0.002 wt%、Si:0.01wt%、Mn:
0.15wt%、P:0.01wt%、S:0.005wt%、Al :0.05w
t%、N:0.002 wt%、Ti:0.045 wt%及び Nb :0.015
wt%を含有する鋼スラブを 1150 ℃の温度に加熱均熱
後粗圧延し、仕上圧延開始温度:920 ℃、圧延仕上温
度:700 ℃及びAr3変態点以下の圧下率:70%の熱間圧
延を施し板厚:1.6mm とした。
【0014】このとき、仕上圧延パス間でAr3変態点
(870 ℃)を挟んだ温度域での冷却を冷却速度:50℃/
sと一定にして行い、冷却開始温度と冷却終了温度との
温度差(以下単に冷却温度差という)を変化させた。ま
た冷却後のAr3変態点以下の温度域での圧延は潤滑圧延
とし、この潤滑圧延により圧延仕上温度が 700℃となる
ように調整した。上記熱間圧延に続き 750℃−5hの再
結晶焼鈍を施し、得られた熱延鋼板について平均r値を
調査した。
【0015】これらの調査結果を図1にまとめて示す。
図1は平均r値におよぼす冷却温度差の関係を示すグラ
フで、この図から明らかなように、平均r値は冷却温度
差に強く依存し、冷却温度差を30℃以上とすることによ
り高い平均r値が得られる。
【0016】 C:0.002 wt%、Si:0.01wt%、Mn:
0.17wt%、P:0.01wt%、S:0.005wt%、Al :0.05w
t%、N:0.002 wt%、Ti:0.048 wt%及び Nb :0.017
wt%を含有する鋼スラブを 1150 ℃の温度に加熱均熱
後粗圧延し、仕上圧延開始温度:920 ℃、圧延仕上温
度:700 ℃及びAr3変態点以下の圧下率:70%の熱間圧
延を施し板厚:1.6mm とした。
【0017】このとき、仕上圧延パス間でAr3変態点
(870 ℃)を挟んだ温度域での冷却を冷却温度差:50℃
と一定にし、冷却速度を変化させて行った。また冷却後
のAr3変態点以下の温度域での圧延は潤滑圧延とし、こ
の潤滑圧延により圧延仕上温度が 700℃となるように調
整した。上記熱間圧延に続き750 ℃−5hの再結晶焼鈍
を施し、得られた熱延鋼板について平均r値を調査し
た。
【0018】これらの調査結果をまとめて図2に示す。
図2は平均r値におよぼす冷却速度の影響を示すグラフ
で、この図から明らかなように、平均r値は冷却速度に
も強く依存し、冷却速度を20℃/s以上とすることによ
り高い平均r値が得られる。
【0019】 C:0.002 wt%、Si:0.01wt%、Mn:
0.11wt%、P:0.01wt%、S:0.006wt%、Al :0.05w
t%、N:0.002 wt%、Ti:0.052 wt%及び Nb :0.015
wt%を含有する鋼スラブを 1150 ℃の温度に加熱均熱
後粗圧延し、仕上圧延をAr3変態点以上の温度で開始
し、圧延仕上温度を 600〜930 ℃の温度範囲で変化させ
て熱間圧延を行い板厚:1.6mm とした。
【0020】このとき、仕上圧延パス間での冷却を冷却
速度:30℃/s、冷却温度差:50℃とし、冷却後の圧延
がAr3変態点(870 ℃)以下の温度域となる試料につい
ては、Ar3変態点以下の温度域での圧下率を70%とし、
その圧延を潤滑圧延ならびに無潤滑圧延の2通りで行っ
た。上記熱間圧延に続き 750℃−5hの再結晶焼鈍を施
し、得られた熱延鋼板について平均r値を調査した。
【0021】これらの調査結果をまとめて図3に示す。
図3は平均r値におよぼす圧延仕上温度及びAr3変態点
以下の温度域での圧延における潤滑の有無の影響を示す
グラフで、この図から明らかなように平均r値は圧延仕
上温度及び圧延時の潤滑の有無に強く依存し、圧延仕上
温度をAr3変態点以下とし、かつAr3変態点以下での圧
延を潤滑圧延とすることにより高い平均r値が得られ
る。
【0022】以上の実験結果をもとにさらに研究を重ね
た結果、以下のようにこの発明範囲を限定した。
【0023】(1) 鋼の成分組成 この発明において、鋼の成分組成は重要であり、C:0.
01wt%以下、Si:2.0wt%以下、Mn:3.0 wt%以下、
P:0.20wt%以下、S:0.05wt%以下、Al :0.01〜0.
20wt%及びN:0.01wt%以下を含み、かつTi:0.005 〜
0.2 wt%及びNb:0.001 〜0.2 wt%の1種または2種を
含有させることが必要である。さらに必要に応じて、
B:0.0001〜0.0050wt%及び/又は Ni :0.1 〜1.5 wt
%、Mo:0.01〜1.5 wt%、Cu:0.1 〜1.5 wt%のうちの
1種又は2種以上を含有させてもよく、鋼の成分組成が
これらの条件を満たさないと優れた深絞り性は得られな
い。
【0024】以下に、各々の成分についての限定理由を
述べる。 C:0.01wt%以下 Cは、少なければ少ないほど深絞り性が向上するので好
ましいが、含有量が0.01wt%まではさほど悪影響をおよ
ぼさないので、その含有量の上限を 0.01 wt%とする。
【0025】Si:2.0 wt%以下 Siは、鋼を強化する作用があり、所望の強度に応じて必
要量含有させるものであるが、含有量が 2.0wt%を超え
ると深絞り性及び表面性状に悪影響をおよぼす。したが
って、その含有量は2.0 wt%を上限とする。
【0026】Mn:3.0 wt%以下 Mnは、鋼を強化する作用があり、所望の強度に応じて必
要量含有させる。しかし含有量が 3.0wt%を超えると深
絞り性に悪影響を与えるので、その含有量は3.0 wt%を
上限とする。
【0027】P:0.2 wt%以下 Pは、鋼を強化する作用があり、所望の強度に応じて必
要量含有させるが、含有量が 0.20 wt%を超えると深絞
り性に悪影響を与える。したがって、その含有量は 0.2
0 wt%を上限とする。
【0028】S:0.05 wt %以下 Sは、少なければ少ないほど深絞り性が向上するので好
ましいが、含有量が0.05 wt%まではさほど悪影響をお
よぼさないので、その含有量の上限を 0.05wt%とす
る。
【0029】Al :0.01〜0.20wt% Al は、脱酸を行い、炭窒化物形成成分の歩止り向上の
ために必要に応じて添加されるが、含有量が 0.01 wt%
未満ではその効果がなく、0.2 wt%を超えて含有させて
もそれ以上の効果は得られなく、逆に延性の劣化につな
がる。したがって、その含有量が 0.01 wt%以上、0.2
wt%以下とする。
【0030】N:0.01wt%以下 Nは、少なければ少ないほど深絞り性が向上するので好
ましいが、含有量が0.01 wt%まではさほど悪影響をお
よぼさないので、その含有量は 0.01 wt%を上限とす
る。
【0031】Ti:0.005 〜0.2 wt% Tiは、鋼中の固溶C及び固溶Nを炭窒化物として析出固
定し、深絞り性に有利な{111}方位を優先的に形成
させる効果がある。含有量が 0.005wt%に満たないとそ
の効果がなく、一方 0.2wt%を超えて含有させてもそれ
以上の効果は得られなく、逆に延性の劣化につながる。
したがって、その含有量は 0.005wt%以上、0.2 wt%以
下とする。なお、Ti/48≧(C/12+N/14) の関係式
を満たして含有させることが材質上好ましい。
【0032】Nb:0.001 〜0.2 wt% Nbは、鋼中の固溶Cを炭化物として析出固定すること、
仕上圧延前組織を微細化することなどから、深絞り性に
有利な{111}方位を優先的に形成させる効果があ
る。含有量が 0.001wt%未満ではその効果がなく、0.2
wt%を超えて含有させてもそれ以上の効果は得られな
く、逆に延性を劣化させる。したがって、その含有量は
0.001wt%以上、0.2 wt%以下とする。なお、Nb/93≧
C/12の関係式を満たして含有させることが材質上好ま
しい。
【0033】B:0.0001〜0.005 wt% Bは、耐二次加工脆性の改善のために含有させる。含有
量が 0.0001wt %未満ではその効果がなく、一方、0.00
5 wt%を超えて含有させると深絞り性が劣化する。した
がって、その含有量が 0.0001 wt%以上、0.005 wt%以
下とする。
【0034】Ni:0.1 〜1.5 wt% Niは、鋼を強化する作用があるとともに、Cu添加時の鋼
板表面性状の改善に有効である。その効果は含有量が
0.1wt%以上で発現するが、1.5 wt%を超えて含有させ
ると深絞り性に悪影響を与える。したがって、その含有
量は 0.1wt%以上、1.5 wt%以下とする。
【0035】Mo:0.01〜1.5 wt% Moは、鋼を強化する作用があり、所望の強度に応じて必
要量含有させる。含有量が 0.01wt %以上でその効果が
あらわれるが、1.5 wt%を超えると深絞り性に悪影響を
およぼす。したがって、その含有量は 0.01wt %以上、
1.5 wt%以下とする。
【0036】Cu:0.1 〜1.5 wt% Cuは、鋼を強化する作用があり、所望の強度に応じて必
要量含有させる。その効果は含有量が 0.1wt%以上で発
現するが、1.5 wt%を超えて含有させると深絞り性及び
表面性状に悪影響を与える。したがって、その含有量は
0.1wt%以上、1.5 wt%以下とする。
【0037】(2) 熱間圧延 熱間圧延工程はこの発明において最も重要であり、最終
の所定板厚に仕上熱間圧延を行うにあたって、Ar3変態
点以上の温度で仕上圧延を開始すること、そして、その
圧延途中にて圧延加工を施すことなく冷却速度:20℃/
s以上、Ar3変態点を挟んだ冷却温度差:30℃以上の冷
却を行ったのち、Ar3変態点以下、500℃以上の温度域
にて潤滑を施しながらAr3変態点以下の合計圧下率が50
%以上、95%以下の圧延加工を行うことを必要とする。
【0038】仕上圧延開始温度はAr3変態点以上とする
が、この温度より低いと、仕上圧延にてγ粒の微細化を
行うことができなく、その結果熱延鋼板に{111}集
合組織が形成されなく、そのため低い平均r値しか得ら
れない。また、Ar3変態点以上で仕上圧延を開始したの
ち、その圧延途中で圧延加工を施すことなく冷却速度:
20℃/s以上、冷却温度差:30℃以上でAr3変態点以下
の温度に冷却することを必要とするが、このような冷却
を行わないとAr3変態点以上の温度の圧延で微細化した
γ粒が再び粗大化するため、熱延板に{111}集合組
織が形成されなく、前記した実験結果から明らかなよう
に低い平均r値しか得られなくなる。なお、上記Ar3
態点を挟む冷却は、仕上圧延機群の中間のスタンド間又
は1ないし3スタンド間で行うことができる。
【0039】Ar3変態点を挟む冷却後の圧延温度は、A
r3変態点以上の温度域では、いくら圧延してもγ→α変
態により集合組織がランダム化するため、熱延鋼板に
{111}集合組織が形成されなく低い平均r値しか得
られない。一方、500 ℃以下に圧延温度を低下しても、
より一層の平均r値の向上は望めなく圧延荷重が増大す
るのみである。したがって、冷却後の圧延温度はAr3
態点以下、500 ℃以上とする。
【0040】仕上圧延でのAr3変態点以下の合計圧下率
は、50%に満たないと熱延鋼板に{111}集合組織が
形成されなく、一方、95%を超えると熱延鋼板に平均r
値に好ましくない集合組織が形成するという不都合が生
じるので、Ar3変態点以下の合計圧下率は50%以上、95
%以下とする。
【0041】また、Ar3変態点以下の圧延を無潤滑圧延
にすると、ロールと鋼板との間の摩擦力に起因するせん
断変形により、深絞り性に好ましない{110}方位が
鋼板表層部に優先的に形成され、前記実験結果からも明
らかなように平均r値の向上が望めなくなるので、深絞
り性を確保するために潤滑圧延とすることが必要であ
る。
【0042】なお、圧延素材については、常法にしたが
って製鋼、連続鋳造したスラブを再加熱するか、又は連
続鋳造後直ちにもしくは保温処理をして粗圧延を行いシ
ートバーとしたものを使用する。また、ロール径、ロー
ル及び圧延機の構造ならびに潤滑油の種類などは任意で
よい。
【0043】(3) 再結晶処理 この発明は仕上圧延途中での冷却後の圧延温度がAr3
態点以下であるため、圧延ままの熱延鋼板は加工組織を
呈している。そのため圧延ままの熱延鋼板には再結晶処
理を施して{111}集合組織を形成させる必要があ
る。この再結晶処理を施さないと{111}集合組織が
形成されないため高い平均r値が得られない。
【0044】この再結晶処理は、熱間圧延後の巻取工程
又は再結晶焼鈍工程で行うことができる。巻取工程によ
り再結晶処理を施すときには、巻取温度は 650℃以上と
することが重要である。これは、巻取温度が 650℃未満
では再結晶しないため{111}方位が形成されなく平
均r値の向上が望めなくなるためである。一方再結晶焼
鈍工程で行う場合は、バッチ焼鈍法又は連続焼鈍法とも
に適し、その焼鈍温度は650 〜950 ℃が好ましい。ま
た、連続溶融亜鉛めっき工程にて焼鈍することもよく、
この焼鈍に続いて亜鉛めっきを施すことができる。
【0045】なお、熱間圧延後及び再結晶処理後の鋼板
には、形状矯正、表面粗度などの調整のために、圧下率
10%以下の調質圧延を加えてもよく、さらにこの発明に
よって得られる熱延薄鋼板は、加工用表面処理鋼板の原
板及び冷延鋼板の素材としても適用できる。上記表面処
理としては、亜鉛めっき(合金系を含む)、すずめっき
及びほうろう等がある。
【0046】
【実施例】表1に示す成分組成に調整した鋼スラブを粗
圧延後、7スタンドの熱間圧延機にて表2に示す条件で
仕上圧延を施したのち、同じく表2に示す再結晶処理を
行った。
【0047】
【表1】
【0048】
【表2】
【0049】なお、表2において試料 No.1〜3、9及
び11は F3 スタンド、No. 7は F3及びF4スタンドでの
圧延をそれぞれ行なわないで、この区間でAr3変態点を
挟む冷却を行った。また、試料 No.5と6は連続溶融亜
鉛めっき設備にて再結晶焼鈍及びめっき処理を施した。
かくして得られた鋼板についてその引張特性を調査し
た。この調査結果を上記表2に併記した。
【0050】ここに、引張特性は JIS 5号引張試験片を
用いて測定し、平均r値は15%引張予ひずみを与えたの
ち、3点法にて測定し、L方向(圧延方向)、D方向
(圧延方向に対して45°方向) 及びC方向(圧延方向に
対して90°方向) の平均値として
【数1】平均r値=(rL +2rD +rc )/4 より求めた。
【0051】表2から明らかなようにこの発明に適合す
る熱延鋼板及びこれに亜鉛めっきを施しためっき鋼板は
比較例にくらべて優れた深絞り性を有していることがわ
かる。
【0052】
【発明の効果】この発明は、極低炭素鋼の成分組成を限
定し、最終板厚に仕上熱間圧延を行うにあたって、Ar3
点以上で仕上圧延を開始し、その途中で20℃/s以上の
冷却速度で30℃以上の冷却を行ってAr3点以下に冷却し
たのち、Ar3点〜500 ℃の温度域で潤滑圧延を行い、そ
の後再結晶処理を施すことにより、深絞り性に優れる熱
延薄鋼板を得るものであって、経済性に優れる熱延鋼板
の用途拡大に大きく貢献することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】平均r値におよぼす冷却温度差の影響を示すグ
ラフである。
【図2】平均r値におよぼす冷却速度の影響を示すグラ
フである。
【図3】平均r値におよぼす圧延仕上温度及びAr3変態
点以下の温度域での圧延における潤滑の有無の影響を示
すグラフである。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年7月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項5
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】Ar3変態点を挟む冷却後の圧延温度は、A
r3変態点以上の温度域では、いくら圧延してもγ→α変
態により集合組織がランダム化するため、熱延鋼板に
{111}集合組織が形成されなく低い平均r値しか得
られない。一方、500 ℃未満に圧延温度を低下しても、
より一層の平均r値の向上は望めなく圧延荷重が増大す
るのみである。したがって、冷却後の圧延温度はAr3
態点以下、500 ℃以上とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】この再結晶処理は、熱間圧延後の巻取工程
又は再結晶焼鈍工程で行うことができる。巻取工程によ
り再結晶処理を施す場合には、巻取温度は 650℃以上と
することが重要である。これは、巻取温度が 650℃未満
では再結晶しないため{111}方位が形成されなく平
均r値の向上が望めなくなるためである。一方再結晶焼
鈍工程で行う場合は、バッチ焼鈍法又は連続焼鈍法とも
に適し、その焼鈍温度は650 〜950 ℃が好ましい。ま
た、連続溶融亜鉛めっき工程にて焼鈍することもよく、
この焼鈍に続いて亜鉛めっきを施すことができる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正内容】
【0048】
【表2】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】C:0.01wt%以下、 Si:2.0 wt%以下、 Mn: 3.0wt%以下、 P: 0.20 wt%以下、 S: 0.05 wt%以下、 Al: 0.01 wt%以上、 0.20 wt%以下及び N: 0.01 wt%以下、 を含み、かつ Ti:0.005 wt%以上、 0.2wt%以下及び Nb:0.001 wt%以上、 0.2wt%以下 のうちの1種又は2種を含有し、残部は鉄及び不可避的
    不純物の組成になるシートバーを素材として、仕上げ熱
    間圧延をAr3変態点以上の温度で開始し、その圧延途中
    にて圧延加工を施すことなく20℃/s以上の冷却速度で
    30℃以上の冷却を行ってAr3変態点以下の温度とし、引
    き続きAr3変態点以下、500 ℃以上の温度域にて潤滑を
    施しながらAr3変態点以下の合計圧下率が50%以上、95
    %以下の圧延加工により最終板厚としたのち、巻取り又
    は焼鈍工程にて再結晶処理を施すことを特徴とする深絞
    り性に優れる薄鋼板の製造方法。
  2. 【請求項2】C:0.01wt%以下、 Si:2.0 wt%以下、 Mn: 3.0wt%以下、 B:0.0001wt%以上、 0.0050 wt%以下、 P: 0.20 wt%以下、 S: 0.05 wt%以下、 Al: 0.01 wt%以上、 0.20 wt%以下及び N: 0.01 wt%以下、 を含み、かつ Ti:0.005 wt%以上、 0.2wt%以下及び Nb:0.001 wt%以上、 0.2wt%以下 のうちの1種又は2種を含有し、残部は鉄及び不可避的
    不純物の組成になるシートバーを素材として、仕上げ熱
    間圧延をAr3変態点以上の温度で開始し、その圧延途中
    にて圧延加工を施すことなく20℃/s以上の冷却速度で
    30℃以上の冷却を行ってAr3変態点以下の温度とし、引
    き続きAr3変態点以下、500 ℃以上の温度域にて潤滑を
    施しながらAr3変態点以下の合計圧下率が50%以上、95
    %以下の圧延加工により最終板厚としたのち、巻取り又
    は焼鈍工程にて再結晶処理を施すことを特徴とする深絞
    り性に優れる薄鋼板の製造方法。
  3. 【請求項3】C:0.01wt%以下、 Si:2.0 wt%以下、 Mn: 3.0wt%以下、 P: 0.20 wt%以下、 S: 0.05 wt%以下、 Al: 0.01 wt%以上、 0.20 wt%以下及び N: 0.01 wt%以下、 を含み、かつ Ti:0.005 wt%以上、 0.2wt%以下及び Nb:0.001 wt%以上、 0.2wt%以下 のうちの1種又は2種と、さらに Ni: 0.1wt%以上、 1.5wt%以下、 Mo: 0.01 wt%以上、 1.5wt%以下 Cu: 0.1wt%以上、 1.5wt%以下 のうちの1種又は2種以上を含有し、残部は鉄及び不可
    避的不純物の組成になるシートバーを素材として、仕上
    げ熱間圧延をAr3変態点以上の温度で開始し、その圧延
    途中にて圧延加工を施すことなく20℃/s以上の冷却速
    度で30℃以上の冷却を行ってAr3変態点以下の温度と
    し、引き続きAr3変態点以下、500 ℃以上の温度域にて
    潤滑を施しながらAr3変態点以下の合計圧下率が50%以
    上、95%以下の圧延加工により最終板厚としたのち、巻
    取り又は焼鈍工程にて再結晶処理を施すことを特徴とす
    る深絞り性に優れる薄鋼板の製造方法。
  4. 【請求項4】C:0.01wt%以下、 Si:2.0 wt%以下、 Mn: 3.0wt%以下、 B: 0.0001 wt%以上、0.0050wt%以下、 P: 0.20 wt%以下、 S: 0.05 wt%以下、 Al: 0.01 wt%以上、 0.20 wt%以下及び N: 0.01 wt%以下、 を含み、かつ Ti:0.005 wt%以上、 0.2wt%以下及び Nb:0.001 wt%以上、 0.2wt%以下 のうちの1種又は2種と、さらに Ni: 0.1wt%以上、 1.5wt%以下、 Mo: 0.01 wt%以上、 1.5wt%以下、 Cu: 0.1wt%以上、 1.5wt%以下、 のうちの1種又は2種以上を含有し、残部は鉄及び不可
    避的不純物の組成になるシートバーを素材として、仕上
    げ熱間圧延をAr3変態点以上の温度で開始し、その圧延
    途中にて圧延加工を施すことなく20℃/s以上の冷却速
    度で30℃以上の冷却を行ってAr3変態点以下の温度と
    し、引き続きAr3変態点以下、500 ℃以上の温度域にて
    潤滑を施しながらAr3変態点以下の合計圧下率が50%以
    上、95%以下の圧延加工により最終板厚としたのち、巻
    取り又は焼鈍工程にて再結晶処理を施すことを特徴とす
    る深絞り性に優れる薄鋼板の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3及び4に記載の再結晶
    処理を連続溶融亜鉛めっき工程にて行うことを特徴とす
    る深絞り性に優れる薄鋼板の製造方法。
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