JPH0665030U - ガラス一体モール - Google Patents

ガラス一体モール

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JPH0665030U
JPH0665030U JP705793U JP705793U JPH0665030U JP H0665030 U JPH0665030 U JP H0665030U JP 705793 U JP705793 U JP 705793U JP 705793 U JP705793 U JP 705793U JP H0665030 U JPH0665030 U JP H0665030U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass
main body
injection molding
molding
hard resin
Prior art date
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Pending
Application number
JP705793U
Other languages
English (en)
Inventor
憲幸 橋本
潔 富山
文雄 石倉
恭司 瀧川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shiroki Corp
Original Assignee
Shiroki Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Shiroki Corp filed Critical Shiroki Corp
Priority to JP705793U priority Critical patent/JPH0665030U/ja
Publication of JPH0665030U publication Critical patent/JPH0665030U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガラスの縁部に形成されるガラス一体モール
に関し、芯金が不要でコストも安く、軽量化が図れるガ
ラス一体モールを提供することを目的とする。 【構成】 ガラス11の縁部に形成されるガラス一体モ
ールにおいて、ガラス11の縁部に射出成形で形成され
る硬質樹脂の本体部14と、本体部14の少なくとも外
部露出部分に射出成形で形成され、硬質樹脂と、溶解度
パラメータが略等しい軟質樹脂の表皮部16とから構成
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ガラスの縁部に形成されるガラス一体モールに関する。
【0002】
【従来の技術】
次に、図面を用いて従来例を説明する。本従来例では、図3に示すように、自 動車の固定式 (はめ込み式) のガラス1の下端部に設けられるモールについて説 明を行う。
【0003】 図3における A-A 断面図である図2において、2はクォータパネル、3はガ ラス1の下縁部に射出成形によって形成されるガラス一体モールである。このガ ラス一体モール3において、4は軟質樹脂 (例えば、PVC等) の本体部である。 この本体部4は、ガラス1の下縁部を覆う包囲部4aと、ガラス1の表面とクォ ータパネル2の表面との段差を緩和する棚部4bとから構成されている。
【0004】 5は本体部4の棚部4bの外部露出面上に配設されるステンレス薄板、6は本 体部4の棚部4b内部に設けられる補強用の芯金である。これらステンレス薄板 5及び補強用の芯金6は、射出成形用の金型にセットされ、本体部4の射出成形 と同時に取り付けられるものである。
【0005】 又、ステンレス薄板5の断面形状は、絞り加工等により、略 C 字形とし、剛 性を向上させている。これは、ステンレス薄板5が平板であると、棚部4b表面 に鋭利な角が発生を防止し危険であること、及び、本体部4が剛度が不足してい る軟質樹脂であるので、平板であると容易に変形しやすいこと等のためである。
【0006】 更に、本体部4の棚部4bの幅が広くなると、材質が軟質樹脂では、強度不足 となる。これを防止するため、棚部4bの肉厚を厚くすると、射出成形後、棚部 4bは、他の部分に較べて冷えるのが遅くなり、成形表面に所謂 ヒケ が発生し 、外観品質が劣る。よって、芯金6を設けることで、肉厚を一定にしつつ、強度 を確保し、ヒケの発生を防止しているのである。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記構成のガラス一体モールには、下記の様な問題点がある。 芯金6を用いることでコストがアップし、重量も重くなる。
【0008】 ステンレス薄板5を設ける場合には、このステンレス薄板5の断面形状を略 C 字形に加工する必要があり、コストがアップする。 本考案は、上記問題点に鑑みて成されたもので、その目的は、芯金が不要でコ ストも安く、しかも、軽量化が図れるガラス一体モールを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する請求項1記載の考案は、ガラスの縁部に形成されるガラス 一体モールにおいて、前記ガラスの縁部に射出成形で形成される硬質樹脂の本体 部と、該本体部の少なくとも外部露出部分に射出成形で形成され、前記硬質樹脂 と、溶解度パラメータが略等しい軟質樹脂の表皮部とから構成される。
【0010】 請求項2記載の考案は、請求項1記載の考案における硬質樹脂は、ガラス繊維 入りポリプロピレンである。 請求項3記載の考案は、請求項1又は2記載の考案における軟質樹脂は、ポリ プロピレンと略溶解度パラメータが等しいエラストマーである。
【0011】 請求項4記載の考案は、請求項1記載の考案において、硬質樹脂の外部露出部 分に裏面にホットメルト接着剤が塗布された光輝性プレートを設け、該光輝性プ レート以外の外部露出部分及び前記光輝性プレートの周縁部に射出成形で前記軟 質樹脂の表皮部を形成したものである。
【0012】
【作用】 本考案の請求項1乃至3記載のガラス一体モールにおいて、ガラスの縁部に射 出成形で形成される本体部は硬質樹脂であるので、剛性及び強度があり、芯金等 の補強材が不要となり、コストが安く、軽量化が図れる。
【0013】 又、少なくとも本体部の外部露出面に形成された軟質樹脂の表皮部は、溶解度 パラメータが本体部と略等しいので、射出成形によって、本体部に容易に本体部 上に形成され、更に、ボディとの隙間とのシールを行う。
【0014】 本考案の請求項4記載のガラス一体モールにおいて、光輝性プレートはホット メルト接着剤によって、本体部に取り付けられ、軟質樹脂が光輝性プレートの周 縁部を覆うことにより、角部が外部に露出しない。
【0015】
【実施例】
次に図面を用いて本考案の一実施例を説明する。図1は本考案の一実施例の断 面構成図である。
【0016】 図において、11はガラス、12はクォータパネル、13はガラス11の縁部 に形成されるガラス一体モールである。14はガラス11の下方の縁部に射出成 形で形成される硬質樹脂 (本実施例では、硬質ガラス繊維40%含有のポリプロピ レン) の本体部である。この本体部14は、ガラス11の下縁部を覆う包囲部1 4aと、ガラス11の表面とクォータパネル12の表面との段差を緩和する棚部 14bとから構成されている。
【0017】 15は本体部13の外部露出部分に設けられる光輝性プレートとしての平板状 のステンレス薄板である。このステンレス薄板14の裏面には、ポリプロピレン 用のホットメルト接着剤が塗布され、このホットメルト接着剤によってステンレ ス薄板15は本体部13に固着されている。
【0018】 16は、本体部14のステンレス薄板15以外の外部露出部分及びステンレス 薄板15の周縁部に、射出成形によって、形成された軟質樹脂としての表皮部で ある。この表皮部16は、本体部14と略溶解度パラメータが等しいエラストマ ーを本実施例では選んだ。
【0019】 次に、上記構成のガラス一体モール13の製造方法を説明する。先ず、ガラス 11の下方の縁部を第1の金型にセットし、ガラス11の下方の縁部に本体部1 4を射出成形で形成する。
【0020】 一方、ステンレス薄板15は、ステンレス薄板巻回ロールより繰り出され、裏 面にホットメルト接着剤が塗布され、第2の金型にセットされる。そして、本体 部11が取り付けられたガラス11を第2の金型にセットし、射出成形で表皮部 16を形成する。
【0021】 上記構成のガラス一体モールにおいては、本体部14の材質として、PVC より も比重の軽い硬質ガラス繊維40%含有のポリプロピレンを用いた。よって、本体 部14の剛性及び強度が従来のもの較べて遙かに高く、補強用の芯金が不要とな り、コストダウン及び軽量化が図れる。
【0022】 又、本体部14の剛性及び強度が高いこと、及び、周縁部が表皮部16によっ て覆われることにより、ステンレス薄板の剛性をアップし、角部が外部に露出す るのを防止する為の断面 C 字形の加工が不要となり、更に、板厚自身も従来の ものよりも薄くする事ができ (例えば、0.4〜0.5mm → 0.2mm 以下) コストダウ ンが図れる。
【0023】 更に、将来的には、ガラス11が樹脂ガラス化された時には、この様な強度を 有するガラス一体モールが有用である。
【0024】
【考案の効果】
以上述べたように本考案によれば、芯金が不要でコストも安く、軽量化が図れ るガラス一体モールを提供することを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の断面構成図である。
【図2】従来例を説明する図3における A-A 断面図で
ある。
【図3】従来例を説明する図である。
【符号の説明】
11 ガラス 13 ガラス一体モール 14 本体部 14a 棚部 14b 包囲部 15 ステンレス薄板(光輝性プレート) 16 表皮部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 瀧川 恭司 神奈川県藤沢市桐原町2番地 シロキ工業 株式会社内

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス(11)の縁部に形成されるガラ
    ス一体モールにおいて、 前記ガラス(11)の縁部に射出成形で形成される硬質
    樹脂の本体部(14)と、 該本体部(14)の少なくとも外部露出部分に射出成形
    で形成され、前記硬質樹脂と、溶解度パラメータが略等
    しい軟質樹脂の表皮部(16)と、 から構成されることを特徴とするガラス一体モール。
  2. 【請求項2】 前記硬質樹脂は、 ガラス繊維入りポリプロピレンであることを特徴とする
    請求項1記載のガラス一体モール。
  3. 【請求項3】 前記軟質樹脂は、 ポリプロピレンと略溶解度パラメータが等しいエラスト
    マーであることを特徴とする請求項1又は2記載のガラ
    ス一体モール。
  4. 【請求項4】 前記硬質樹脂の外部露出部分に裏面にホ
    ットメルト接着剤が塗布された光輝性プレート(15)
    を設け、 該光輝性プレート(15)以外の外部露出部分及び前記
    光輝性プレート(15)の周縁部に射出成形で前記軟質
    樹脂の表皮部(16)を形成したことを特徴とする請求
    項1記載のガラス一体モール。
JP705793U 1993-02-25 1993-02-25 ガラス一体モール Pending JPH0665030U (ja)

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JP705793U JPH0665030U (ja) 1993-02-25 1993-02-25 ガラス一体モール

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JP705793U JPH0665030U (ja) 1993-02-25 1993-02-25 ガラス一体モール

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JPH0665030U true JPH0665030U (ja) 1994-09-13

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ID=11655446

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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