JPH0664442A - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JPH0664442A
JPH0664442A JP4224397A JP22439792A JPH0664442A JP H0664442 A JPH0664442 A JP H0664442A JP 4224397 A JP4224397 A JP 4224397A JP 22439792 A JP22439792 A JP 22439792A JP H0664442 A JPH0664442 A JP H0664442A
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義則 川村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 空調能力の低下を防止しながらも使用者に揺
らぎ感を与え、且つ使用者に揺らぎ感を与えるのに不要
な空調機器が一緒に揺らぐことを防止することを可能に
する。 【構成】 車室内へ空気を送る送風ダクト2と、この送
風ダクト2内に空気流を発生させるブロワ3と、送風ダ
クト2のヒータコア16の下流側を流れる空気を加湿す
る加湿器4と、オートエアコン選択時にブロワ3の風量
制御、車室内の温度制御を入力信号に基づいて自動的に
コントロールする制御装置5とを備えている。そして、
制御装置5に弱揺らぎスイッチ34のオン信号が入力さ
れた場合には、加湿器4を所定時間毎にオン、オフする
ことによって、ブロワ3により車室内に送られる空気の
加湿量を変化させて、ブロワ3の風量を変化させること
なく自動車の乗員に揺らぎ感を与える揺らぎモードを実
行するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、使用者に揺らぎ感を与
える揺らぎモードを行うようにした空気調和装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、運転者の催眠を防止する対策
の1つとして、送風機の印加電圧を交互に増減して風量
を変化させて運転者に揺らぎ感を与える揺らぎモードを
行うことにより、運転者の覚醒度を高めるようにした空
気調和装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の空気
調和装置において、例えば最大冷房運転時には、送風機
の風量を減らす方向でしか運転者に揺らぎ感を与えるこ
とができず、目標吹出温度(TAO)より吹出口から吹
き出される空気の吹出温度が大きく上昇して冷房能力が
著しく低下してしまうという不具合があった。そこで、
揺らぎモード時に目標吹出温度も揺らがせることが考え
られるが、目標吹出温度を揺らがせると、運転者に揺ら
ぎ感を与えるのに不要な空調機器(内外気切替ダンパ、
吹出口切替ダンパ等)も一緒に揺らいでしまうという課
題があった。本発明は、空調能力の低下を防止しながら
も使用者に揺らぎ感を与え、且つ使用者に揺らぎ感を与
えるのに不要な空調機器が一緒に揺らぐことを防止する
空気調和装置の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、室内に空気を
送るための送風ダクトと、この送風ダクトを介して室内
へ空気を送る送風機と、この送風機により室内に送られ
る空気を加湿する加湿器と、使用者に揺らぎ感を与える
揺らぎモードを指示する指示手段を有し、この指示手段
により揺らぎモードが指示された際に、前記加湿器の加
湿量を繰り返し変化させる制御装置とを備えた技術手段
を採用した。
【0005】
【作用】本発明は、指示手段によって揺らぎモードが指
示されると、加湿器の加湿量を繰り返し変化させること
により、送風機により送風ダクト内を流れる空気が加湿
器より発生する水分により冷却される度合が変化する。
このため、使用者に揺らぎ感が与えられるので、仮に最
大冷房運転時であっても空気調和装置の空調能力を低下
させることはない。
【0006】
【実施例】つぎに、本発明の空気調和装置を図に示す一
実施例に基づいて説明する。 〔実施例の構成〕図1は本発明を用いた自動車用空気調
和装置を示した図である。自動車用空気調和装置1は、
オートエアコンであって、車室内に空気を送るための送
風ダクト2、この送風ダクト2内に車室内に向かう空気
流を発生させるブロワ3、送風ダクト2内を流れる空気
を加湿する加湿器4、および各空調機器を制御して室内
温度と風量を自動コントロールする制御装置5とを備え
る。
【0007】送風ダクト2の内部には、内気導入口6か
ら導入した車室内空気(内気)または外気導入口7から
導入した車室外空気(外気)をデフ吹出口8、フェイス
吹出口9またはフット吹出口10へ送る空気流路が形成
されている。送風ダクト2の上流側には、内気と外気と
を切り替える内外気切替ダンパ11が設けられている。
また、送風ダクト2の下流側には、デフ吹出口8、フェ
イス吹出口9、フット吹出口10をそれぞれ開閉するデ
フダンパ12、フェイスダンパ13、フットダンパ14
が設けられている。
【0008】そして、送風ダクト2内には、エバポレー
タ15が設けられている。このエバポレータ15は、送
風ダクト2内を流れる空気と冷媒とを熱交換させる冷凍
サイクルの冷媒蒸発器である。そのエバポレータ15の
下流側には、ヒータコア16が設けられている。このヒ
ータコア16は、エバポレータ15より吐出された空気
とエンジン冷却水とを熱交換させる熱交換器である。な
お、ヒータコア16の前面には、ヒータコア16を通過
する空気量とヒータコア16を迂回する空気量とを調節
するエアミックスダンパ17が設けられている。
【0009】ブロワ3は、本発明の送風機であって、送
風ダクト2の上流側に収められ、ブロワモータ18によ
り回転駆動される。そのブロワモータ18は、ブロワコ
ントローラ19より印加される印加電圧に応じて、ブロ
ワ3の回転数を連続的に変化させる。加湿器4は、送風
ダクト2のヒータコア16の下流側に連結する連結ダク
ト20に組み付けられ、例えば超音波式加湿器等が使用
され、印加電圧に応じて振動子を振動させることにより
発生した霧化粒子を送風ダクト2内を流れる空気に誘引
させて空気を加湿する。なお、加湿器4は、制御装置5
よりハイレベル(Hi)の電圧が印加されると加湿量が
多くなり、ローレベル(Lo)の電圧が印加されると加
湿量が少なくなる。
【0010】制御装置5は、加湿器4と、ブロワコント
ローラ19と、内外気切替ダンパ11、デフダンパ1
2、フェイスダンパ13、フットダンパ14およびエア
ミックスダンパ17を駆動するアクチュエータ21〜2
5とを制御する。なお、制御装置5は、各種の入力信号
とインプットされたプログラムに基づいて各アクチュエ
ータを制御して車室内を空調するものである。そして、
制御装置5は、使用者に操作される温度設定器26、オ
ートエアコンスイッチ27、車室内の温度を検出する内
気センサ28、外気温度を検出する外気センサ30、日
射量を検出する日射センサ31を備える。さらに、制御
装置5は、エバポレータ15の下流の温度を検出するエ
バ後温度センサ32、ヒータコア16内に流入するエン
ジン冷却水の温度を検出する水温センサ33を備える。
なお、制御装置5は、図2に示したように、それぞれ制
御装置へ自動車の乗員に揺らぎ感を与える揺らぎモード
を指示する指示手段としての弱揺らぎスイッチ34、中
揺らぎスイッチ35、強揺らぎスイッチ36を備える。
【0011】また、制御装置5は、目標吹出温度TAO
を次の数式1によって算出する。
【数1】 TAO=Kset ・Tset −KR ・TR−KAM・TAM−KS ・TS+C なお、Kset は温度設定ゲイン、Tset は温度設定器2
6の設定温度信号、KR は内気温度ゲイン、TRは内気
センサ28の温度信号、KAMは外気温度ゲイン、TAM
は外気センサ30の温度信号、KS は日射ゲイン、TS
は日射センサ31の日射信号、Cは補正定数である。
【0012】次に、制御装置5は、各揺らぎスイッチ3
4〜36がオフ、あるいは強揺らぎスイッチ36がオン
(揺らぎモード)のとき、エアミッスダンパ17の目標
開度SWを、次の数式2によって算出する。
【数2】 SW={(TAO−TE)/(TW−TE)}×100 また、制御装置5は、弱揺らぎスイッチ34がオン(揺
らぎモード)のとき、エアミッスダンパ17の目標開度
SWを、次の数式3によって算出する。
【数3】 SW={(TAO+1−TE)/(TW−TE)}×100 そして、制御装置5は、中揺らぎスイッチ35がオン
(揺らぎモード)のとき、エアミッスダンパ17の目標
開度SWを、次の数式4によって算出する。
【数4】 SW={(TAO+2−TE)/(TW−TE)}×100 なお、TEはエバ後温度センサ32の温度信号、TWは
水温センサ33の温度信号である。そして、エアミック
スダンパ17は、アクチュエータ25によって、実際の
開度が目標開度SWになるように制御される。
【0013】次に、オートエアコンスイッチ27のオン
時における内外気切替制御について説明する。内外気切
替ダンパ11は、図3に示したように、目標吹出温度T
AOにより決定される。そして、内外気切替ダンパ11
は、アクチュエータ21によって決定された内気モー
ド、外気モードとなるように駆動される。次に、オート
エアコンスイッチ27のオン時における吹出口制御につ
いて説明する。フェイスダンパ13とフットダンパ14
は、図4に示したように、目標吹出温度TAOにより決
定される。そして、フェイスダンパ13とフットダンパ
14は、アクチュエータ23、24によって決定された
フットモード、バイレベルモード、フェイスモードとな
るように駆動される。
【0014】次に、オートエアコンスイッチ27のオン
時における風量制御について説明する。ブロワ3の風量
(ブロワモータ18の印加電圧)は、エンジンの起動後
に水温センサ33によって検出される水温の値が十分に
上昇した後に、図5に示したように、目標吹出温度TA
Oにより決定される。なお、ここで決定された電圧を、
基準電圧Vとする。そして、ブロワ3は、ブロワコント
ローラ19を介して制御装置5によって制御される。つ
まり、制御装置5は、ブロワモータ18の印加電圧を検
出して、ブロワコントローラ19によるブロワモータ1
8への印加電圧を制御する。また、強揺らぎスイッチ3
6がオン(揺らぎモード)のとき、制御装置5は、図5
で決定された基準電圧Vに、図6(A)のタイムチャー
トに示すような揺らぎ電圧ΔVを減じた電圧(V−Δ
V)と基準電圧Vとを所定時間毎に交互に繰り返すよう
にブロワモータ18を制御する。
【0015】次に、オートエアコンスイッチ27のオン
時における加湿量制御について説明する。加湿器4の加
湿量は、図6(B)のタイムチャートに示したように、
各揺らぎスイッチ34〜36の選択状態(揺らぎモー
ド)に応じて制御装置5にプログラムされた揺らぎ波形
により決定される。そして、加湿器4は、弱揺らぎスイ
ッチ34がオンされている場合に、ローレベル(Lo)
の低電圧が印加されて低加湿量に制御される。また、中
揺らぎスイッチ35、強揺らぎスイッチ36がオンされ
ている場合には、加湿器4にハイレベル(Hi)の高電
圧が印加されて高加湿量に制御される。
【0016】〔実施例の作用〕つぎに、この自動車用空
気調和装置1の作動を図1ないし図7に基づいて簡単に
説明する。図7は制御装置5のオートエアコンスイッチ
27のオン時の作動フローチャートである。先ず、温度
設定器26の設定温度信号Tset 、内気センサ28の温
度信号TR、外気センサ30の温度信号TAM、日射セ
ンサ31の日射信号TSを読み込む。さらに、エバ後温
度センサ32の温度信号TE、水温センサ33の温度信
号TWを読み込む(ステップS1)。次に、前述の数式
1にしたがって目標吹出温度TAOを算出する(ステッ
プS2)。
【0017】そして、制御装置5にプログラムされてい
る図3に基づいて内外気モードを決定し(ステップS
3)、制御装置5にプログラムされている図4に基づい
て吹出口モードを決定する(ステップS4)。次に、弱
揺らぎスイッチ34がオンされているか否かを判断する
(ステップS5)。ステップS5の判断結果がNoの場
合には、中揺らぎスイッチ35がオンされているか否か
を判断する(ステップS6)。ステップS6の判断結果
がNoの場合には、強揺らぎスイッチ36がオンされて
いるか否かを判断する(ステップS7)。
【0018】ステップS7の判断結果がNoの場合に
は、前述の数式2にしたがってエアミックスダンパ17
の目標開度SWを算出し(ステップS8)、次に、目標
開度SWが得られるようにエアミックスダンパ17を駆
動するアクチュエータ25へ制御信号を出力し(ステッ
プS9)、加湿器4をオフ(OFF)する(ステップS
10)。そして、制御装置5にプログラムされている図
5に基づいてブロワ3の風量、つまりブロワモータ18
の印加電圧を決定し(ステップS11)、次に、決定さ
れた印加電圧がブロワモータ18に印加されるように、
ブロワコントローラ19へ制御信号を出力する(ステッ
プS12)。そして、その後リターンする。したがっ
て、各揺らぎスイッチ34〜35がオフされている場合
には通常の風量制御および温度制御が行われる。
【0019】また、ステップS5の判断結果がYesの
場合には、前述の数式3にしたがってエアミックスダン
パ17の目標開度SWを算出し(ステップS13)、次
に、目標開度SWが得られるようにエアミックスダンパ
17を駆動するアクチュエータ25へ制御信号を出力す
る(ステップS14)。そして、加湿器4にローレベル
(Lo)の電圧を所定時間毎に印加する(ステップS1
5)。その後にステップS11の制御を行う。したがっ
て、弱揺らぎスイッチ34がオンされている場合には、
加湿器4に所定時間毎にローレベル(Lo)の電圧が印
加される。よって、エバポレータ15を通過する際に冷
却された冷風、あるいはヒータコア16を通過する際に
加熱された温風は、送風ダクト2の下流側を通過すると
き、加湿器4で発生する霧化粒子によって冷やされた
り、冷やされなかったりする。このため、吹出口より吹
き出される空気の吹出温度は、図6(C)に示したよう
に、TAO±1(℃)の範囲で揺らぐことになる。
【0020】また、ステップS6の判断結果がYesの
場合には、前述の数式4にしたがってエアミックスダン
パ17の目標開度SWを算出し(ステップS16)、次
に、目標開度SWが得られるようにエアミックスダンパ
17を駆動するアクチュエータ25へ制御信号を出力す
る(ステップS17)。そして、加湿器4にハイレベル
(Hi)の電圧を所定時間毎に印加する(ステップS1
8)。その後にステップS11の制御を行う。したがっ
て、中揺らぎスイッチ35がオンされている場合には、
弱揺らぎスイッチ34がオンされているときより加湿量
が大きく揺らぐため、吹出口より吹き出される空気の吹
出温度が、図6(C)に示したように、TAO±2
(℃)の範囲で大きく揺らぐことになる。
【0021】ステップS7の判断結果がYesの場合に
は、前述の数式2にしたがってエアミックスダンパ17
の目標開度SWを算出し(ステップS19)、次に、目
標開度SWが得られるようにエアミックスダンパ17を
駆動するアクチュエータ25へ制御信号を出力する(ス
テップS20)。そして、加湿器4にハイレベル(H
i)の電圧を所定時間毎に印加する(ステップS2
1)。
【0022】さらに、図6(A)に基づいて図5の基準
電圧Vに揺らぎ電圧ΔVを減じた印加電圧(V−ΔV)
を決定し(ステップS22)、次に、印加電圧(V−Δ
V)と基準電圧Vとが所定時間毎に交互にブロワモータ
18に印加されるように、ブロワコントローラ19へ制
御信号を出力する(ステップS23)。なお、本例で
は、加湿器4がオフされた時にブロワモータ18に印加
電圧(V−ΔV)が印加され、加湿器4にハイレベル
(Hi)の電圧が印加された時にブロワモータ18に基
準電圧Vが印加される。そして、その後リターンする。
【0023】したがって、強揺らぎスイッチ36がオン
されている場合には、上述の中揺らぎスイッチ35がオ
ンされているときの作動に加えて、加湿器4がオフされ
ている時にはブロワ3により送風ダクト2内を流れる空
気の冷却度が弱まる。このため、吹出口より吹き出され
る空気の吹出温度は、図6(C)に示したように、TA
Oを中心にして大きく揺らぐことになる。
【0024】〔実施例の効果〕以上のように、この実施
例の自動車用空気調和装置1は、仮に最大冷房運転(M
ax・Cool)時であっても、ブロワ3の風量を減ら
す方向だけでなく、加湿器4の加湿量にて車室内へ吹き
出す空気の温度を揺らがせることができる。このため、
車室内へ吹き出される空気の吹出温度が目標吹出温度よ
り大きく上昇することを防止できるので、揺らぎモード
時の冷房能力の低下を抑えることができる。
【0025】また、弱揺らぎスイッチ34と中揺らぎス
イッチ35がオンされている時には、加湿量を変化させ
て自動車の乗員に揺らぎ感を与える揺らぎモードを行う
ようにしている。このため、ブロワ3の音や送風ダクト
2内の送風ノイズが変化しないので、自動車の乗員に不
快感を与えてしまうことはない。そして、強揺らぎスイ
ッチ36がオンされている時には、加湿量とブロワ3の
風量を変化させて自動車の乗員に揺らぎ感を与える揺ら
ぎモードを行うようにしている。このため、仮にブロワ
3の風量の変化速度が小さくても、揺らぎによる快適感
を得ることができる。さらに、目標吹出温度TAOを揺
らがせることなく、自動車の乗員に揺らぎ感を与える揺
らぎモードを行うようにしている。このため、自動車の
乗員に揺らぎ感を与えるのに不要な空調機器(例えば内
外気切替ダンパ11、フェイスダンパ13、フットダン
パ14等)が一緒に揺らいでしまうという不具合を防止
することができる。
【0026】〔変形例〕本実施例では、弱揺らぎスイッ
チ34、中揺らぎスイッチ35、強揺らぎスイッチ36
の選択状態によって吹出温度の揺らぎ量を3段階に変化
させたが、1つの揺らぎスイッチのみ設けて吹出温度の
揺らぎ量を変化させても良い。また、加湿器4による加
湿量の変化のみで使用者に揺らぎ感を与える揺らぎモー
ドを行うようにしても良い。本実施例では、指示手段と
して、手動操作によって揺らぎモードを指示する弱揺ら
ぎスイッチ34、中揺らぎスイッチ35、強揺らぎスイ
ッチ36等の操作スイッチを用いたが、例えば室内の温
度が設定温度付近に安定した時に自動的に揺らぎモード
を指示する指示手段を用いても良い。本実施例では、加
湿器4をオン、オフすることにより加湿量を変化させて
自動車の乗員に揺らぎ感を与える揺らぎモードを行った
が、例えば加湿器4にローレベルの電圧とハイレベルの
電圧とを交互に印加することにより加湿量を変化させて
使用者に揺らぎ感を与える揺らぎモードを行っても良
い。本実施例では、本発明を自動車用空気調和装置に用
いたが、本発明を他の車両用空気調和装置に用いても良
く、また家庭用空気調和装置に用いても良い。
【0027】
【発明の効果】本発明は、加湿器の加湿量を繰り返し変
化させるだけで、使用者に揺らぎ感を与えることができ
るので、最大冷房運転時において空気調和装置の空調能
力の低下を抑えることができる。また、指示手段による
揺らぎモードの指示によって加湿器の加湿量を変化させ
て使用者に揺らぎ感を与えることができるので、使用者
に揺らぎ感を与えるのに不要な空調機器が一緒に揺らぐ
ことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を用いた自動車用空気調和装置を示した
概略図である。
【図2】図1の自動車用空気調和装置の揺らぎスイッチ
を示した平面図である。
【図3】目標吹出温度と内外気モードとの関係を示した
グラフである。
【図4】目標吹出温度と吹出口モードとの関係を示した
グラフである。
【図5】目標吹出温度とブロワモータの基準電圧との関
係を示したグラフである。
【図6】ブロワモータの印加電圧、加湿器の加湿量、吹
出温度のタイムチャートである。
【図7】制御装置のプログラムによる作動フローチャー
トである。
【符号の説明】
1 自動車用空気調和装置 2 送風ダクト 3 ブロワ(送風機) 4 加湿器 5 制御装置 34 弱揺らぎスイッチ(指示手段) 35 中揺らぎスイッチ(指示手段) 36 強揺らぎスイッチ(指示手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)室内に空気を送るための送風ダク
    トと、 (b)この送風ダクトを介して室内へ空気を送る送風機
    と、 (c)この送風機により室内に送られる空気を加湿する
    加湿器と、 (d)使用者に揺らぎ感を与える揺らぎモードを指示す
    る指示手段を有し、この指示手段により揺らぎモードが
    指示された際に、前記加湿器の加湿量を繰り返し変化さ
    せる制御装置とを備えた空気調和装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記制御装置は、前
    記指示手段により揺らぎモードが指示された際に、前記
    送風機の風量も交互に増減させることを特徴とする空気
    調和装置。
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