JPH0663442U - 車両における小物入れ - Google Patents

車両における小物入れ

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JPH0663442U
JPH0663442U JP583193U JP583193U JPH0663442U JP H0663442 U JPH0663442 U JP H0663442U JP 583193 U JP583193 U JP 583193U JP 583193 U JP583193 U JP 583193U JP H0663442 U JPH0663442 U JP H0663442U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 保持プレート2の不使用時に、その使用位置
と同一部位で定まった箇所に格納して、保持プレート2
の紛失を防止し、また、不使用時に保持プレート2がガ
タ付いて異音を発生したり破損したりすることなく格納
させる。 【構成】 収容凹所15内の対向壁面11,12に、そ
の底壁14から上方に向かって延び、保持プレート2を
受止める受止突条3,4を設けると共に、保持プレート
2における各対向壁面11,12と対向する端縁に、保
持プレート2の転回に伴い各受止突条3,4を通過させ
て、保持プレート2を収容凹所15の底壁14側に格納
可能とする切欠6を形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両の車室内に設けられる小物入れ、詳しくは、小物類を収容する 収容凹所内に、飲料缶等の被収容物の保持孔を備えた保持プレートを支持し、該 保持プレートを介して前記被収容物を前記収容凹所内に収容可能とした車両の小 物入れに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種小物入れは、例えば実開平3−77740号公報などに示されて いるように、小物類を収容する収容凹所の内底面に対する所定高さ位置に、保持 プレートを係止可能とした係止部を設け、該係止部に前記保持プレートを着脱可 能に支持させている。そして、前記保持プレートの使用時には、該保持プレート を前記係止部に係止させて、この保持プレートに設けた保持孔に飲料缶等の被収 容物を挿嵌して保持させ、また、不使用時には、前記保持プレートを前記係止部 から離脱させて任意箇所に格納させるようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、以上の小物入れでは、前記保持プレートの不使用時に、この保持プ レートの定まった格納場所がないことから、該保持プレートを異なる任意箇所に 格納したりして紛失することがある。また、前記保持プレートの不使用時に、該 保持プレートを前記収容凹所内に格納すべく、この収容凹所内に前記保持プレー トを放置したりすると、車両走行時に前記保持プレートがガタ付いて異音が発生 したり、該保持プレートの破損を招く虞れもある。
【0004】 本考案は以上のような問題に鑑みてなしたもので、その目的は、保持プレート の不使用時に、その使用位置と同一部位で定まった箇所に格納できて、前記保持 プレートの紛失を防止することができ、しかも、不使用時に前記保持プレートが ガタ付いて異音を発生したり破損したりすることなく格納できる小物入れを提供 することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、小物類を収容する収容凹所15内に、 飲料缶等の被収容物の保持孔21を備えた保持プレート2を支持し、該保持プレ ート2を介して前記被収容物を前記収容凹所15内に収容可能とした車両におけ る小物入れにおいて、前記収容凹所15内の相対向する対向壁面に、該収容凹所 15の内底部から上方に向かって延び、前記保持プレート2を受止める受止突条 3,4を形成する一方、前記保持プレート2における前記各対向壁面と対向する 端縁に、この保持プレート2の転回に伴い前記各受止突条3,4を通過させて、 前記保持プレート2を前記収容凹所15の内底部に格納可能とする切欠6を形成 したのである。
【0006】
【作用】
前記収容凹所15内に飲料缶等の被収容物を収容させるような場合で、前記保 持プレート2を使用するときには、前記収容凹所15内の対向壁面に設けた各受 止突条3,4に対し、前記保持プレート2に設けた各切欠6を非対向状として、 この保持プレート2を前記各受止突条3,4の上端側に載置することにより、前 記保持プレート2が前記各受止突条3,4を介して収容凹所15の所定高さ位置 に保持される。そして、前記保持プレート2に設けた保持孔21に前記被収容物 を挿嵌して保持させるのである。
【0007】 また、前記保持プレート2の不使用時には、該保持プレート2を使用時に対し 転回させ、この保持プレート2に設けた前記各切欠6を前記各受止突条3,4と 対向させて、これら各受止突条3,4に前記各切欠6を挿嵌させた状態で、前記 保持プレート2を前記収容凹所15の内底部へと格納するのである。
【0008】 以上のようにして前記保持プレート2を格納するときには、該保持プレート2 を使用位置と同一部位で前記収容凹所15における内底部の定まった箇所に格納 できるのであり、従って、前記保持プレート2の紛失を防止することができる。 しかも、不使用時に、前記保持プレート2は、その各切欠6が前記各受止突条3 ,4に挿嵌され、位置規制された状態で前記収容凹所15の内底部に格納される ことから、前記保持プレート2が車両走行時にガタ付いて異音を発生したり、ま た、破損したりすることもなくなる。
【0009】
【実施例】
図1は、本考案にかかる小物入れの一例として車両ドアの内側壁に設けるドア ポケット1を示しており、このドアポケット1は、車幅方向(同図X矢印方向) に対向される左右一対の左壁面11及び右壁面12と、車体前後方向(同図Y矢 印方向)に対向される前壁面13及び後壁面(図示せず)と、これら各壁面の内 底部に設けられる底壁14とにより有底箱形状に形成している。また、前記ドア ポケット1は、内部に小物類を収容する収容凹所15を形成して、この収容凹所 15に飲料缶などの被収容物を挿嵌して保持可能とした複数の保持孔21をもつ 保持プレート2を着脱可能に設け、該保持プレート2を介して前記被収容物を前 記収容凹所15内に収容させるようにしている。
【0010】 そして、前記収容凹所15の内部で前記ドアポケット1を構成する左右壁面1 1,12に、その底壁14から上方に向かって立上がり、前記保持プレート2を 受止支持する複数の受止突条3,3及び4,4を前記左右壁面11,12と一体 状に形成する一方、前記保持プレート2の前記左右壁面11,12と対向される 左右端縁には、前記保持プレート2の反転に伴い前記各受止突条3,4を通過さ せて、前記保持プレート2を前記収容凹所15の内底部に格納可能とする複数の 切欠6を形成する。
【0011】 更に詳記すると、図3で明らかにしたように、前記受止突条3,4を形成する にあたっては、前記左壁面11側に設ける各受止突条3に対し前記右壁面12側 に設ける各受止突条4を、前記各受止突条3の中心部を通る車幅方向の直線に対 し前後方向一方側に所定の等距離Tだけ偏位させて形成する。さらに、前記保持 プレート2の前記左壁面11と対向する左側端縁部に前記各切欠6を形成するに 際しては、前記右壁面12側に設けられる各受止突条4の中心部を通る中心線上 に、該各受止突条4と対向状に前記各切欠6を形成し、また、前記保持プレート 2の前記右壁面12と対向する右側端縁部に前記各切欠6を形成するにあたって は、前記左壁面11側に設けられる各受止突条3の中心部を通る中心線上に、該 各受止突条3と対向状に前記各切欠6を形成するのである。
【0012】 また図に示す実施例では、前記保持プレート2の裏面側に、前記各受止突条 3,4の上端が嵌合する凹部5を形成して、前記各受止突条3,4で前記保持プ レート2を受止支持させるとき、前記凹部5内に前記各受止突条3,4の上端部 を嵌合させることにより、この保持プレート2の前記収容凹所15内における水 平方向の支持位置を規制するようにしている。
【0013】 次に、以上の構成による作用について説明する。先ず、前記保持プレート2の 使用時には、図1,図3で示したように、前記各受止突条3,4に対して前記保 持プレート2に設けた各切欠6を非対向状となし、この保持プレート2を前記各 受止突条3,4の上端側に載置させると共に、前記凹部5内に前記各受止突条3 ,4の上端部を嵌合させて、該保持プレート2の前記収容凹所15内における水 平方向の支持位置を規制する。斯くすることにより、前記保持プレート2が前記 各受止突条3,4を介して収容凹所15の所定高さ位置に移動不能に保持される 。そして、前記保持プレート2に設けた保持孔21に前記被収容物を挿嵌して保 持させるのである。
【0014】 また、前記保持プレート2の不使用時には、以上のような使用状態から、該保 持プレート2を車幅方向(X矢印方向)へと反転させ、この反転状態で前記保持 プレート2を前記各受止突条3,4の上部側に位置させて、該各受止突条3,4 に前記保持プレート2に設けた各切欠6を対向させる。すると、図2で示したよ うに、前記各切欠6が前記各受止突条3,4に挿嵌され、該各受止突条3,4を 通過しながら、前記保持プレート2が前記収容凹所15の底壁14上に格納され るのである。
【0015】 以上のようにして前記保持プレート2を格納することにより、該保持プレート 2を使用位置と同一部位で前記収容凹所15における底壁14上の定まった箇所 に格納できるのであり、従って、前記保持プレート2の紛失を防止することがで きる。しかも、不使用時に、前記保持プレート2は、その各切欠6が前記各受止 突条3,4に挿嵌され、位置規制された状態で前記収容凹所15の内底部に格納 されることから、前記保持プレート2が車両走行時にガタ付いて異音を発生した り、破損したりすることもなくなる。
【0016】 また、前記各受止突条3,4と各切欠6とを、図3のように形成する場合は、 前記収容凹所15から前記保持プレート2を上方に持上げて、該保持プレート2 を前後逆向きに入れ換えることにより、前記各切欠6が前記各受止突条3,4と 対向されることから、前述したように、前記保持プレート2を必ずしも反転させ ることなく、該保持プレート2の前記収容凹所15内への格納を行うことができ る。
【0017】 さらに、前記各受止突条3,4と各切欠6とを形成するにあたっては、図4で 示したように、前記左右壁面11,12にそれぞれ対向状に前記各受止突条3, 4を設けると共に、前記保持プレート2の前記左右壁面11,12と対向する端 縁で、前記各受止突条3,4との非対向位置に、それぞれ前記各切欠6を形成し て、前記保持プレート2を車体前後方向(Y矢印方向)に反転させたとき、前記 各切欠6を前記各受止突条3,4と対向させるようにしてもよい。斯くするとき には、前記保持プレート2の不使用時に、該保持プレート2を車体前後方向に反 転させることにより、前記各切欠6を前記各受止突条3,4に挿嵌させて、前記 保持プレート2の前記収容凹所15内への格納を行うことができる。
【0018】 尚、以上の実施例では、小物入れの一例として車両ドアの内側壁に設けるドア ポケットについて説明したが、本考案は、センターコンソールやインストルメン トパネル上に設けられる収容部などに適用することもできる。
【0019】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案は、小物類を収容する収容凹所15内に、飲料缶 等の被収容物の保持孔21を備えた保持プレート2を支持し、該保持プレート2 を介して前記被収容物を前記収容凹所15内に収容可能とした車両における小物 入れにおいて、前記収容凹所15内の相対向する対向壁面に、該収容凹所15の 内底部から上方に向かって延び、前記保持プレート2を受止める受止突条3,4 を形成する一方、前記保持プレート2における前記各対向壁面と対向する端縁に 、この保持プレート2の転回に伴い前記各受止突条3,4を通過させて、前記保 持プレート2を前記収容凹所15の内底部に格納可能とする切欠6を形成したか ら、前記保持プレート2の不使用時には、該保持プレート2を使用時に対し転回 させることにより、この保持プレート2に設けた前記各切欠6を前記各受止突条 3,4と対向させ、これら各受止突条3,4に前記各切欠6を挿嵌させた状態で 、前記保持プレート2を前記収容凹所15の内底部へと格納できるのであり、つ まり、前記保持プレート2の不使用時には、該保持プレート2を使用位置と同一 部位で前記収容凹所15における内底部の定まった箇所に格納できるのであり、 従って、前記保持プレート2の紛失を防止することができる。
【0020】 しかも、不使用時に、前記保持プレート2は、その各切欠6が前記各受止突条 3,4に挿嵌され、位置規制された状態で前記収容凹所15の内底部に格納され ることから、前記保持プレート2が車両走行時にガタ付いて異音を発生したり、 また、破損したりするのも防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる小物入れの斜断面図で保持プレ
ートの使用状態を示す。
【図2】保持プレートの格納状態を示す斜断面図であ
る。
【図3】各受止突条と切欠との位置関係を示す平面図で
ある。
【図4】他の実施例を示す平面図である。
【符号の説明】
15 収容凹所 2 保持プレート 21 保持孔 3,4 受止突条 6 切欠

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小物類を収容する収容凹所(15)内
    に、飲料缶等の被収容物の保持孔(21)を備えた保持
    プレート(2)を支持し、該保持プレート(2)を介し
    て前記被収容物を前記収容凹所(15)内に収容可能と
    した車両における小物入れであって、 前記収容凹所(15)内の相対向する対向壁面に、該収
    容凹所(15)の内底部から上方に向かって延び、前記
    保持プレート(2)を受止める受止突条(3)(4)を
    形成する一方、 前記保持プレート(2)における前記
    各対向壁面と対向する端縁に、この保持プレート(2)
    の転回に伴い前記各受止突条(3)(4)を通過させ
    て、前記保持プレート(2)を前記収容凹所(15)の
    内底部に格納可能とする切欠(6)を形成していること
    を特徴とする車両における小物入れ。
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Cited By (4)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011000960A (ja) * 2009-06-18 2011-01-06 Inoac Corp 容器保持トレイ
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JP3077740U (ja) * 2000-11-15 2001-05-29 株式会社アサヒヤ 珪酸成分および/もしくはアルミニウム成分を含有する廃棄物を出発物質とする粒状ゼオライト系土壌改良剤

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