JPH0663386B2 - 昇降式空気膜構造物 - Google Patents

昇降式空気膜構造物

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JPH0663386B2
JPH0663386B2 JP10729989A JP10729989A JPH0663386B2 JP H0663386 B2 JPH0663386 B2 JP H0663386B2 JP 10729989 A JP10729989 A JP 10729989A JP 10729989 A JP10729989 A JP 10729989A JP H0663386 B2 JPH0663386 B2 JP H0663386B2
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roof
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美仁 杉本
克博 鈴木
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Sato Kogyo Co Ltd
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Sato Kogyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は各種催物開催場、競技場、集会場等に使用され
る空気膜構造物に係るものである。
(従来の技術) 従来、この種の空気膜構造物は、第6図に示すように剛
性の高い部材でフレーム(a)を架構し、同フレーム(a)上
に膜屋根(b)を配置するか、第7図に示すように構造物
の内部に柱(c)を立設し、同柱(c)の上部を支点として膜
屋根(d)を配置するか、或いはまた密封型の膜構造とし
て内部の空気圧を外圧より高くして膜屋根(e)を保形す
る構造のものが採用されている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら第6図に示す構造においては、フレーム自
体の重量が大きくなり、構造が大掛りとなるため、スパ
ンの大きい場合は不経済になる。
また第7図に示す構造においては、内部に柱があるため
競技場等には使用できず、用途に制約がある。
更に第8図に示す構造においては、屋内の内圧の維持管
理、換気等に費用がかかり、更に火災等の防災上の問
題、屋内の人間の健康管理に対する配慮等の制約があ
る。
本発明は前記従来技術の有する問題点に鑑みて提案され
たもので、その目的とする処は、内部に柱がない大スパ
ンの膜構造物が構成され、屋根重量が軽減され、外部環
境に即応するように屋根が昇降され、維持管理費が低廉
な昇降式空気膜構造物を提供する点にある。
(課題を解決するための手段) 前記の目的を達成するため、本発明に係る昇降式空気膜
構造物は、浮遊ガスが封入された膜構造屋根の下端縁に
沿って配設された梁を、外周壁体に配設された支柱に、
同支柱に装架された昇降装置を介して支持して構成され
ている。
(作用) 本発明は前記したように構成されているので、荒天の場
合、前記膜構造屋根を構造物の外周壁体に配設された支
柱に装架された昇降装置を介して下降せしめ、前記膜構
造屋根の下端縁に沿って配設された梁を前記支柱上に載
架し、前記膜構造屋根と、外周壁体とによる密閉空間を
構成するものである。
また晴天時には、前記支柱に装架された昇降装置を介し
て、前記膜構造屋根を上昇せしめ、同屋根と前記壁体と
の間に外部空間に連通する開放された空間を形成するも
のである。
(実施例) 以下、本発明を図示の実施例について説明する。(A)は
膜構造屋根で、下端部の環状梁(1)間に、上下膜片(2a)
を間隔保持用の布状または紐状片(2b)で連結した袋体
(2)を連結するとともに、同袋体(2)にヘリウムの如き浮
遊ガスを封入して構成されている。
(B)は外周壁体で、所要間隔毎に中空の支柱(4)が配設さ
れ、同支柱(4)に第4図及び第5図に示す如き膜構造屋
根の昇降装置が組込まれている。
即ち同支柱(4)の下端部にはオイルシリンダー(5)が組込
まれており、一方、前記膜構造屋根(A)の梁(1)からは前
記支柱(4)に昇降自在に嵌挿されたロツド(6)が垂設さ
れ、更に同ロツド(6)の下端に取付けられたピストン(7)
が前記オイルシリンダー(5)に可摺動的に嵌装されてい
る。
図中(C)は空気膜構造物内部に設けられたスタンドであ
る。
図示の実施例は前記したように構成されているので、荒
天の場合には前記オイルシリンダー(5)内のオイル(8)を
排除すると、前記膜構造屋根(A)はその下端縁の梁(1)よ
り垂設されたロツド(6)と支柱(4)とを案内として下降
し、前記梁(1)が外周壁体(B)の上端部に着座し、(第2
図及び第5図参照)、同外周壁体(B)と前記膜構造屋根
(A)とによって密閉された空間が形成される。
好天の場合には、前記オイルシリンダー(5)にオイル(8)
を圧入することによってピストン(7)、ロツド(6)を介し
て前記膜構造屋根(A)を扛上する。この際、同膜構造屋
根(A)は浮遊ガスが封入されているので軽量で前記昇降
装置の構成が簡略化されるものである。
かくして第4図及び第1図に示すように、膜構造屋根
(A)と外周壁体(B)との間に外気に連通する開放された空
間が形成され、外部環境と調和した内部空間が形成され
るとともに、採光、換気効果が向上されるものである。
(発明の効果) 本発明に係る空気膜構造物によれば前記したように、浮
遊ガスを封入された膜構造屋根の下端縁に沿って配設さ
れた梁が、構造物の外周壁体に配設された支柱に組込ま
れた昇降装置を介して支持されているので、前記膜構造
屋根を昇降せしめることによって、内部空間の高さを変
えることができ、また気象条件によって密閉型空間と開
放型空間とを同一の屋根で作ることができるため、前記
空気膜構造物において開催されるイベントに多様性をも
って対応することができる。また本発明によれば内部に
柱がないので、大スパンの屋根構造物を構成することが
できる。更に浮遊ガスを使用した空気膜構造物とするこ
とによって、屋根重量を軽減し、経済的に施工しうるも
のである。
また本発明によれば、従来の密封型の膜構造のように、
内部の空気圧を外圧より高くして膜屋根を保形する必要
がないので、出入口や内部構造に気密性を保持させる必
要がなく、維持管理費が節減されるものである。
請求項2の発明は、前記外周壁体に配設された支柱を中
空支柱としてその下端部に液圧シリンダー部を設け、前
記膜構造屋根の下端縁の梁から垂設されたロツドを前記
中空支柱に昇降自在に嵌挿するとともに、同ロツドの下
端に装架したピストンを前記液圧シリンダー部に可摺動
的に嵌装して、前記膜構造屋根の昇降装置を構成したこ
とによって、簡単な構成で同膜構造屋根を精確に昇降し
うるようにしたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は夫々本発明に係る昇降式空気膜構造
物の一実施例における膜構造屋根上昇時並に下降時の状
態を示す正面図、第3図はその縦断面図、第4図及び第
5図は夫々膜構造屋根昇降装置の同屋根上昇時並に下降
時の状態を示す縦断面図、第6図及び第7図並に第8図
は夫々従来の空気膜構造物の縦断面図である。 (A)…膜構造屋根、(B)…外周壁体、 (1)…梁、(4)…支柱、 (5)…油圧シリンダー、(6)…ロツド、 (7)…ピストン。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】浮遊ガスが封入された膜構造屋根の下端縁
    に沿って配設された梁を、外周壁体に配設された支柱
    に、同支柱に装架された昇降装置を介して支持してなる
    ことを特徴とする昇降式空気膜構造物。
  2. 【請求項2】前記支柱を下端部に液圧シリンダー部を具
    えた中空支柱として、前記膜構造屋根の下端縁の梁から
    垂設され、前記中空支柱に昇降自在に嵌挿されたロツド
    の下端に、前記液圧シリンダー部に可摺動的に嵌装され
    たピストンを装架してなる請求項1記載の昇降式空気膜
    構造物。
JP10729989A 1989-04-28 1989-04-28 昇降式空気膜構造物 Expired - Fee Related JPH0663386B2 (ja)

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