JPH0663152A - カテーテル - Google Patents

カテーテル

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JPH0663152A
JPH0663152A JP5053953A JP5395393A JPH0663152A JP H0663152 A JPH0663152 A JP H0663152A JP 5053953 A JP5053953 A JP 5053953A JP 5395393 A JP5395393 A JP 5395393A JP H0663152 A JPH0663152 A JP H0663152A
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catheter
wire
hollow shaft
axis
operating wire
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JP5053953A
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I Stefanadis Christdaulos
クリストダウロス・アイ・ステファナディス
K Tovtauzas Pablos
パブロス・ケイ・トヴタウザス
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    • A61M29/00—Dilators with or without means for introducing media, e.g. remedies
    • A61M29/02—Dilators made of swellable material
    • A—HUMAN NECESSITIES
    • A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61F—FILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 切開拡開や虚血等を招くことなく、急激な血
管切開を短時間でかつ効果的に処置することを可能とす
るカテーテルを提供する。 【構成】 細長い柔軟性を有する中空のカテーテル軸１
と、該中空カテーテル軸１のための操作ワイヤ９とを備
え、上記操作ワイヤ９が中空カテーテル軸１に沿って延
ばされており、かつ中空カテーテル軸１の末端に固定さ
れており、該操作ワイヤ９の末端が、中空軸に巻回され
たコイル状部とされており、それによって、中空カテー
テル軸１の長手軸に沿って操作ワイヤ９を前進させた際
に上記コイル状部分の外径を増加させることができ、該
操作ワイヤを後退させたときに、上記コイル状部分の外
径を小さくし得るように構成されたカテーテル。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、カテーテルに関し、特
に、血管壁を支持するためのエンドプロセシス（ｅｎｄ
ｐｒｏｔｈｅｓｉｓ）等として好ましいカテーテルに関
する。
【０００２】
【従来の技術】血管壁の急激な切開、特に（１）血管形
成術に伴う冠状動脈壁の急激な切開、（２）大動脈動脈
瘤の急激な切開は、患者の生命を脅かしかねない。前者
のケースにおいては、動脈内膜の離脱細胞群、すなわち
フラップ（ｆｌａｐ）が未梢血流を阻害し、心筋梗塞を
招くことになろう。
【０００３】こうした併発症を防ぐ、または処置するに
は、患者に冠状動脈バイパス手術を緊急に施すことが必
要であるが、これは成功率が非常に低い。主として手術
箇所に対する「橋渡し（ブリッジ）」として併用される
ものとして、ある種のバルーンカテーテル（オートパー
フュージョンカテーテル）がある。この種のカテーテル
は、障害域に配置された時に、フラップを導管壁に押さ
えつけると共に、特殊な通路を介して血液を末梢流入さ
せる。
【０００４】手術を施すことなく冠状動脈の急激な切開
を処置する別の手段としては、一般には金属製の人工代
替物（ステント）を永久的に配置する方法がある。こう
した人工代替物は、その拡張形態においてフラップを支
持し、血管路を通って血液が流れることを可能とする。
しかしながら、ステントは血栓症（４〜２０％）及び再
閉塞症（約３０％）を引き起こす率が高い。大動脈の急
激な切開に関する限りでは、唯一、比較的有効な処置と
して、手術によりグラフトを配置する方法がある。しか
しながら、その成功率は低く、動脈瘤が広範囲に渡って
いるケースや、生命に必須の導管が関与するケース等で
は、その成功率がさらに低くなる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】こうした従来の導管切
開処置具を併用した手術においては、その成功率が低
い。人工代替物（ステント）を永久的に配置する手法に
おいては、併発症を招く恐れが高い。さらに、従来の処
置具を用いた手術においては、その処置が長時間に渡る
ため、切開拡開や虚血等を招く恐れが高い。
【０００６】本発明の目的は、上記問題点を解決すると
ころにあり、急激な導管切開を短時間で、かつ効果的に
処置することを可能とするカテーテルを提供することに
ある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、細長い柔軟性
を有する中空軸と、上記中空軸のための操作ワイヤとを
備え、前記操作ワイヤが、前記中空軸に沿って延びてお
り、かつ該中空軸の末端部に固定されており、前記中空
軸の長手方向軸に沿って前記操作ワイヤを前方に進めた
際にコイル状部分の外径が増加し、かつ前記中空軸の長
手方向軸に沿ってワイヤを後退させた際にコイル状部分
の外径が小さくなるように、前記操作ワイヤの末端部が
前記中空軸の回りに巻回されたコイル状部分とされてい
るカテーテルである。
【０００８】また、本発明のカテーテルでは、請求項２
に記載のように、前記操作ワイヤが、コイル状部分と直
線状部分とを有し、該直線状部分が中空軸内に位置され
ていてもよい。
【０００９】
【作用及び発明の効果】本発明のカテーテルによれば、
単に経皮的に導管内に挿入するだけで時間のロスなく短
時間で障害箇所の緊急処置を施すことができるため、長
時間に渡る虚血や切開の経時拡大を防止することが可能
となる。さらに、本器具を用いた処置によれば、フラッ
プが導管壁に固定されるようになるので、永久処置を施
すことができる。従って、本発明具を用いた処置法によ
れば、以下のような理由により優れた手術処置を施すこ
とが可能である。
【００１０】（１）生命維持に直接関連する処置または
治療時間が短縮される。 （２）人工的血液または体外循環装置を要する緊急大手
術に起因する危険性が回避される。 特に、大動脈の動脈瘤切開に関しては、何らの手術代替
法が従来提案されていないことが強調されよう。
【００１１】従来のステントと比較した場合、本発明に
よるカテーテルすなわちステントは所望の処置結果が得
られた後に除去されるため、導管内にステント等の人工
代替物を長時間に渡って配することにより引き起こされ
る併発症の発生を防止することができる。さらにはま
た、フラップ支持及び液体循環の回復に関しては、その
効果において何らの不都合を引き起こすこともない。
【００１２】本発明のカテーテルは、トランスルミナル
・エンドプロセシス（ｔｒａｎｓｌｕｍｉｎａｌ ｐｒ
ｏｔｈｅｓｉｓ）に特に好適に使用される。本カテーテ
ルは、細長状で、柔軟性を有する中空軸を備えており、
中空軸には二重の機能を果たす操作ワイヤが取付けられ
ている。さらに特定すると、操作ワイヤはサイズ調節可
能な径のコイル部を有し、このコイル部が血管壁の形状
に一致した形態を取りながら血管壁を支持し得るように
構成されている。このため、操作ワイヤは中空カテーテ
ル軸に沿って延設されており、コイル部が軸先端部に巻
きつけられている。そして操作ワイヤの先端部は中空軸
の先端部に固定されている。中空軸の長手軸に沿ってワ
イヤを前進させると、ワイヤのコイル部の外径が拡径さ
れ、一方、中空軸の長手軸に沿ってワイヤを後退させる
と、カテーテル軸外面を当接外囲するようになることに
より、ワイヤのコイル部の外径が小さくなる。
【００１３】さらに、切開壁の固定を要さない場合に
は、本発明のカテーテルは障害箇所に対して「橋渡し
（ブリッジ）」として使用されよう。大動脈の動脈瘤切
開に特定すると、本発明のカテーテルによってのみ血流
回復が可能であり、長時間に渡って患者に手術を施すこ
とにより生じる経時的な切開拡大を防止することができ
る。
【００１４】冠状動脈切開に関し、従来から行われてい
る一時的処置と比較した場合、本発明のカテーテルは以
下の優れた効果を発揮する。 （１）操作が容易であり、より好ましい処置を行うこと
ができる。 （２）柔軟性を有するため、種々の形状の導管内への配
置が可能である。 （３）長手方向に沿って各スパイラルが相異なる径をと
ることができるので、湾曲導管の導壁に均一に当接する
ことが可能である。
【００１５】
【実施例】以下に、本発明の一実施例について図面を参
照して説明する。図５において、導管支持用の一時的な
トランスルミナル・エンドプロセシスは、末端部８に、
ステンレス製、もしくはそれに類似するねじれ及び曲げ
弾性特性を有する物質からなる操作アームまたはワイヤ
９を設けた導管カテーテルから構成される。この操作ア
ームまたはワイヤ９は、カテーテル軸１のルーメン内を
通過しており、カテーテル軸１の先端から少し離れたと
ころで現れており、そこではスパイラル２を形成してお
り、該操作アームまたはワイヤ９の先端部位が図示（図
１）のごとくカテーテルの先端部に取付けられている。
【００１６】この操作アームまたはワイヤ９を外部操作
により後方に引っ張ると、スパイラル２が半径方向に収
縮し、カテーテル軸１の外面に当接する。このため、器
具の障害域への挿入が容易に成される。一方、この操作
アームまたはワイヤ９を外部操作によりカテーテル軸１
に沿って前進させると、図２に示すように、スパイラル
２が拡径され、アームまたはワイヤにターン３が形成さ
れる。操作アームまたはワイヤ９をさらに前進させる
と、ついには、ターン３の径が血管壁等の管壁の径に達
し、切開フラップが管壁に当接保持されるようになる。
本器具は柔軟性を有するため、湾曲管形状に沿って配置
することが可能で、例えば図３に示すように、ワイヤま
たはターン５は管壁の湾曲４に一致した形態を取ること
ができる。
【００１７】さらに、本発明による器具によれば、互い
に径の異なるターンを形成することも可能である。図４
に示す実施態様においては、器具が先細管６内に配置さ
れており、ターン７の径がカテーテル軸１の先端に向か
って漸次減少する形態をとって先細管６の内壁に当接す
る。すなわち、先細管６の先端部に沿って管壁に隙間な
く当接している。
【００１８】本発明によるトランスルミナル・エンドプ
ロセシスを、ステントを配置することが望ましい血管領
域内に配置する際には、操作アームまたはワイヤ９を最
後方位置まで引っ張り出し、図１に示すようにワイヤ９
の巻回部をカテーテル軸１の外面に当接させる。操作ア
ームまたはワイヤ９を図２に示す矢印方向に前進させる
と、ワイヤ９の巻回部の外径が拡径される。ワイヤ９を
さらに前進させ、巻回部の外径を拡径し続けると、遂に
は図３及び図４に示すようにワイヤ９の巻回部の各スパ
イラルが血管壁に当接する。操作ワイヤ９が連続ストラ
ンドから構成されている限り、各スパイラルまたはコイ
ルの径は同一でなくてもよく、ステントを配置すべき領
域の内径によって決められる種々の径に容易に適合させ
ることが可能である。ステントを取り出す際には、まず
操作ワイヤ９を後方に引出し、巻回部をカテーテル軸回
りに収縮させてから、カテーテルを患者の体腔内から取
り出す。
【００１９】上記の説明及び図は本発明の一実施態様を
例示するものであり、それに限定する意図はない。さら
にはまた、本発明の精神及び範囲内において種々の変更
が可能であり、当業者において容易に理解されるもので
あろう。
【図面の簡単な説明】
【図１】ワイヤのスパイラルが完全に縮径されている状
態を示す、本発明の実施例にかかるカテーテル末端部を
示す図。
【図２】図１に示したカテーテルと同一のカテーテルの
末端部を示し、但し、スパイラルが拡径された状態を示
す図。
【図３】本発明のカテーテルの末端部を示し、血管の湾
曲部分に沿ってワイヤのスパイラルが拡径された状態を
示す図。
【図４】本発明のカテーテルの末端部を示し、拡径状態
にあるワイヤのスパイラルが管の先細部分に沿って配置
されている状態を示す図。
【図５】図１〜図４に示したカテーテルの末端部におい
て、ステントを構成し得る操作系が設けられたカテーテ
ルの中央部分を示す図。
【符号の説明】
１…中空軸 ２…スパイラル ３…ターン ７…ターン ９…操作アームまたはワイヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クリストダウロス・アイ・ステファナディ ス ギリシャ、15452、アテネ、パライオ シ ンヒコ、テペレニオウ ９ (72)発明者 パブロス・ケイ・トヴタウザス ギリシャ、15561、アテネ、コラルゴス 24、カラオリアンドチミトリオウ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 細長い柔軟性を有する中空軸と、 上記中空軸のための操作ワイヤとを備え、 前記操作ワイヤが、前記中空軸に沿って延びており、か
    つ該中空軸の末端部に固定されており、前記中空軸の長
    手方向軸に沿って前記操作ワイヤを前方に進めた際にコ
    イル状部分の外径が増加し、かつ前記中空軸の長手方向
    軸に沿ってワイヤを後退させた際にコイル状部分の外径
    が小さくなるように、前記操作ワイヤの末端部が、前記
    中空軸の回りに巻回されたコイル状部分とされている、
    カテーテル。
  2. 【請求項２】 前記操作ワイヤが、コイル状部分と、直
    線状部分とを備え、前記直線状部分が前記中空軸の内側
    に位置されている、請求項１に記載のカテーテル。
JP5053953A 1992-03-13 1993-03-15 カテーテル Pending JPH0663152A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
GR92100104 1992-03-13
GR920100104 1992-03-13

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JPH0663152A true JPH0663152A (ja) 1994-03-08

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