JPH066308Y2 - 防振ブシュ構造 - Google Patents

防振ブシュ構造

Info

Publication number
JPH066308Y2
JPH066308Y2 JP1987123210U JP12321087U JPH066308Y2 JP H066308 Y2 JPH066308 Y2 JP H066308Y2 JP 1987123210 U JP1987123210 U JP 1987123210U JP 12321087 U JP12321087 U JP 12321087U JP H066308 Y2 JPH066308 Y2 JP H066308Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bush
bolt
vibration
tapered surface
snap ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987123210U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6429546U (ja
Inventor
基夫 村松
章 中込
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Isuzu Motors Ltd filed Critical Isuzu Motors Ltd
Priority to JP1987123210U priority Critical patent/JPH066308Y2/ja
Publication of JPS6429546U publication Critical patent/JPS6429546U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH066308Y2 publication Critical patent/JPH066308Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Springs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、例えば、シリンダブロックとシリンダヘッ
ドとをガスケットを介してボルトによって締め付けて固
定する取付構造に適用できる防振ブシュ構造に関する。
〔従来の技術〕
従来、第4図に示すように、吸気マニホルドの取付構造
に防振ゴムブシュ構造を適用したものが開示されてい
る。該防振ゴムブシュ構造は、シリンダヘッド等の第1
部材27と吸気マニホルド等の第2部材26とをガスケ
ット等の弾性体22を介してボルト28によって締め付
けて固定する場合に、第2部材26とボルト28との間
に、防振のためゴムブシュ21を介在させたものであ
る。
ゴムブシュ21は小径部24と大径部25から成り、そ
の小径部24は第2部材26に形成された取付孔29に
嵌合され、その大径部25は第2部材26の上面とボル
ト28の頭部鍔部31との間に挟持されている。ボルト
28の頭部鍔部31と第1部材27との間にはカラー2
3が介在されており、ボルト28の第1部材27へのね
じ込み位置を所定量に規制している。図中、30はガス
ケット22に形成されたボルト28の貫通孔を示す。
また、実開昭58−146073号公報に記載されたよ
うな吸気マニホルドの取付構造が開示されている。該吸
気マニホルドの取付構造は、吸気マニホルドの下流側端
部をエンジン本体側からの振動を吸収するための弾性体
を介し、シリンダヘッドの取付部に締め付けたものであ
り、特に、弾性体の両面にプレートを接続し、一方のプ
レートを吸気マニホルドのフランジ部に結合すると共
に、他方のプレートをシリンダヘッドの取付部に吸気マ
ニホルドと共に段付ボルトで締め付けたものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、第4図に示されているような防振ゴムブ
シュ構造については、ゴムの劣化によってゴム自体にク
リープ即ちへたりが生じるが、ボルト28はカラー23
を介して第1部材27に対して所定の位置に固定されて
いるものであり、従ってゴムブシュ21は初期圧力を受
けているのみである。そのためゴムブシュ自体にクリー
プによって締付け圧及びガスケット面圧が低下し、エア
等の流体の漏れが発生する原因となる。
また、前掲実開昭58−146073号公報に開示され
た吸気マニホルドの取付構造については、一方のプレー
トを吸気マニホルドのフランジ部に結合し、他方のプレ
ートをシリンダヘッドの取付部に吸気マニホルドと共に
段付ボルトで締め付けているが、ボルトと吸気マニホル
ドのフランジ部との間に介在されているブシュについて
は、以前として上記ゴムブシュと同様な問題点を有して
いる。
そこで、この考案の目的は、上記の問題点を解消するこ
とであり、長期間の使用によってブシュにへたりが生じ
たとしても、第1部材と第2部材間のガスケット或いは
パッキンの面圧及び締め付け力が低下しないように、ス
ナップリング及び皿ばねによるばね力によってブシュに
弾性力を持たせ、エア等の流体の漏洩を防止する防振ブ
シュ構造を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、上記の目的を達成するために、次のように
構成されている。即ち、この考案は、縁部にテーパ面を
備えた取付孔が形成され且つ該取付孔にボルトを挿通し
て第1部材にガスケットを介在して取り付けられた第2
部材、前記テーパ面に対応するテーパ面を備え且つ前記
第2部材と前記ボルトの間で前記取付孔に嵌入されたブ
シュ、前記テーパ面に対応する前記ブシュの貫通孔の内
周面に形成された溝、及び該溝内に配置されて前記ブシ
ュに半径方向外向きのばね力を付勢するスナップリン
グ、から構成したことを特徴とする防振ブシュ構造に関
する。
また、この防振ブシュ構造において、前記ブシュの大径
部と前記ボルトのボルト頭部との間には皿ばねが配置さ
れ、前記皿ばねは前記第1部材に前記第2部材を前記ボ
ルトで固定した状態で前記ブシュの前記大径部の端部テ
ーパ面を前記第2部材の方向に押圧するものである。
また、この防振ブシュ構造において、前記スナップリン
グは前記ブシュにばね力を付勢するために半径方向外向
きに拡開力を有し、前記ボルトと前記第1部材との間に
は前記ブシュの前記貫通孔に嵌入されたカラーが配置さ
れている。
〔作用〕
この考案による防振ブシュ構造は、上記のように構成さ
れており、次のように作用する。即ち、この防振ブシュ
構造は、ブシュにスナップリング及び皿ばねを組み込
み、前記ブシュに弾性力即ちばね力を持たせることがで
きるので、たとえ前記ブシュが長期間の使用によって劣
化したとしても、前記ブシュにスナップリング及び皿ば
ねで半径方向外向きのばね力を付勢することによって吸
気マニホルド等の第2部材を押圧することができ、第1
部材と第2部材間のガスケットの面圧を常に一定に維持
することができる。
それ故に、この防振ブシュ構造を用いれば、前記第1部
材と前記第2部材、前記第2部材と前記ブシュ及び前記
ブシュとボルトとの間から流体の漏洩が生じるようなこ
とはない。
〔実施例〕
以下、図面を参照して、この考案による防振ブシュ構造
の一実施例を詳述する。
第1図には、この考案による防振ブシュ構造が符号10
で全体的に示されている。この防振ブシュ構造10は、
シリンダヘッド等の第1部材7と吸気マニホルド等の第
2部材6とをガスケット2(パッキンを含む)を介して
ボルト14によって締め付けて固定する場合に、第2部
材6とボルト14との間に、防振のためゴムブシュ等の
ブシュ1を介在させたものである。
ブシュ1は、主として、小径部15、大径部16及び小
径部15と大径部16とを結ぶテーパ面11から成る。
ブシュ1の中央には、カラー3が貫通する貫通孔17が
形成されている。また、ブシュ1のテーパ面11の部位
における内周面には、環状の溝8が形成されている。ブ
シュ1の小径部15は第2部材6に形成された取付孔1
9に嵌入されている。ブシュ1の大径部16は第2部材
6の上面とボルト14の頭部鍔部18との間に配置され
ている。一方、第2部材6に形成した取付孔19の上面
側の縁部には、テーパ面9が形成されている。そして、
ブシュ1のテーパ面11が、取付孔19の縁部のテーパ
面9に当接した状態に、ブシュ1の小径部15が第2部
材6の取付孔19に嵌入されている。
また、ボルト14の頭部鍔部18と第1部材7との間に
はカラー3が介在されており、ボルト14の第1部材7
へのねじ込み位置を所定量に規制している。また、ブシ
ュ1の上面には、ブシュ1を第2部材6に押し付ける皿
ばね4が接触して一体的に配置されている。
第2図は第1図の線II-IIにおけるブシュの断面図であ
る。第2図に示すように、ブシュ1の内周面に形成され
た環状の溝8内には、半径方向外向きに拡開力を有する
スナップリング5が配置されている。
第3図は第1図の符号A部分を示す拡大断面図である。
第3図には、ブシュ1、皿ばね4、スナップリング5及
び第2部材6の関係が、詳細に示されている。一般に、
ゴムブシュ等のブシュ1を長期間使用することによっ
て、ブシュ1自体即ちゴム等の材質の劣化によってクリ
ープ即ちへたりが生じてくる。この材質の劣化によっ
て、ブシュ1のテーパ面11,13の面圧が低下してく
る。そのため、もしブシュ1にばね力が付与されていな
い場合には、第1部材7と第2部材6との間に挟持され
ているガスケット2に対する締付け圧力が低下し、例え
ば、吸気等の流体が漏洩するという問題が生じてくる。
ところが、この防振ブシュ構造10では、ブシュ1の上
面に位置する皿ばね4及びブシュ1の内部に位置するス
ナップリング5によって、ブシュ1に対してばね力が付
勢されている。従って、ブシュ1の上面のテーパ面13
の面圧が低下してくると、皿ばね4のテーパ面12がブ
シュ1のテーパ面13に接触して、皿ばね4によってF
の力が働き、ブシュ1の面圧を補償することができ
る。
また、ブシュ1の下面のテーパ面11の面圧が低下して
くると、ばねであるスナップリング5は半径方向外向き
に働く拡開力によってFの力が働く。ブシュ1自体
は、FとFの合力Fの面圧を有しているが、皿ばね
4による力Fとスナップリング5による力Fとが働
くことによって、ΔFとΔFの合力ΔFが増加す
る。
即ち、ブシュ1自体、皿ばね4及びスナップリング5に
よる合計の面圧Fは次の式で表される。
F=F+Fであるので、 ΔF=ΔF+ΔFである。
従って、F=F+ΔFである。
これによって、ブシュ1の弾性力Fが低下したとして
も、第2部材6に対するブシュ1の面圧は、皿ばね4及
びスナップリング5によって力ΔFだけ増大され、ブシ
ュ1自体の面圧低下を防止することができ、ガスケット
2の締め付け圧力を一定に保つことができる。
〔考案の効果〕
この考案による防振ブシュ構造は、上記のように構成さ
れており、次のような効果を有する。即ち、この防振ブ
シュ構造は、シリンダヘッド等の第1部材にガスケット
を介して吸気マニホルド等の第2部材をボルトによって
締め付け、前記第2部材と前記ボルトとの間にゴムブシ
ュ等のブシュを介在させ、前記ブシュに組み込んだ皿ば
ね及びスナップリングから成るばねによって前記第2部
材に対する前記ブシュにばね力を持たせたので、たとえ
前記ブシュ及び前記ガスケットが長期間使用によって劣
化したとしても、前記ブシュ自体に前記ばね即ち前記皿
ばねと前記スナップリングとのばね力が付勢されること
によって、前記ブシュは前記第2部材を所定の弾性力で
押圧することができ、前記ガスケットの面圧を一定に維
持することができる。
それ故に、シリンダヘッド等の前記第1部材と前記ガス
ケットとの間及び吸気マニホルド等の前記第2部材と前
記ガスケットとの間から、吸気等の流体が漏洩するよう
なことはない。しかも、前記ブシュ、前記皿ばね及び前
記スナップリングを一体化した構造に構成することがで
きるので、作業工数を減少させることができ、作業性を
改善することができる。また、この防振ブシュ構造は、
例えば、同様な効果を得るために、コイルスプリングを
使用した時に比較して、コストを低減させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による防振ブシュ構造の一実施例を示
す断面図、第2図は第1図の線II-IIにおけるブシュの
断面図、第3図は第1図の符号A部分を示す拡大断面
図、及び第4図は従来の防振ゴムブシュ構造を示す断面
図である。 1……ブシュ、2……ガスケット、3……カラー、4…
…皿ばね、5……スナップリング、6……第2部材、7
……第1部材、8……環状溝(溝)、9,11,12,
13……テーパ面、10……防振ブシュ構造、14……
ボルト、15……小径部、16……大径部、17……貫
通孔、18……ボルト頭部鍔部、19……取付孔。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】縁部にテーパ面を備えた取付孔が形成され
    且つ該取付孔にボルトを挿通して第1部材にガスケット
    を介在して取り付けられた第2部材、前記テーパ面に対
    応するテーパ面を備え且つ前記第2部材と前記ボルトの
    間で前記取付孔に嵌入されたブシュ、前記テーパ面に対
    応する前記ブシュの貫通孔の内周面に形成された溝、及
    び該溝内に配置されて前記ブシュに半径方向外向きのば
    ね力を付勢するスナップリング、から構成したことを特
    徴とする防振ブシュ構造。
  2. 【請求項2】前記ブシュの大径部と前記ボルトのボルト
    頭部との間には皿ばねが配置され、前記皿ばねは前記第
    1部材に前記第2部材を前記ボルトで固定した状態で前
    記ブシュの前記大径部の端部テーパ面を前記第2部材の
    方向に押圧することを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項に記載の防振ブシュ構造。
  3. 【請求項3】前記スナップリングは前記ブシュにばね力
    を付勢するために半径方向外向きに拡開力を有し、前記
    ボルトと前記第1部材との間には前記ブシュの前記貫通
    孔に嵌入されたカラーが配置されていることを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第1項に記載の防振ブシュ構
    造。
JP1987123210U 1987-08-13 1987-08-13 防振ブシュ構造 Expired - Lifetime JPH066308Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987123210U JPH066308Y2 (ja) 1987-08-13 1987-08-13 防振ブシュ構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987123210U JPH066308Y2 (ja) 1987-08-13 1987-08-13 防振ブシュ構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6429546U JPS6429546U (ja) 1989-02-22
JPH066308Y2 true JPH066308Y2 (ja) 1994-02-16

Family

ID=31371854

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987123210U Expired - Lifetime JPH066308Y2 (ja) 1987-08-13 1987-08-13 防振ブシュ構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH066308Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6429546U (ja) 1989-02-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3525567B2 (ja) 筒形防振支持体
US6227784B1 (en) Fastener assembly with vibration isolating features
US5005810A (en) Fluid-filled cushioning device having sealing arrangement for easy assembling
US3990324A (en) Vibration damper and method of making said damper
US5501075A (en) Elastic mounting apparatus for mounting a turbocharger housing on an internal combustion engine
JP2912622B2 (ja) センディング・ユニット用シール
US6371073B1 (en) Isolated cover with independent sealing system
JP3858144B2 (ja) 防振装置
JP3517549B2 (ja) 防振支持装置
JPH066308Y2 (ja) 防振ブシュ構造
JPH0128358Y2 (ja)
JPH0346206Y2 (ja)
JPH11223166A (ja) マニホールドの取付構造
JPH088336Y2 (ja) ワッシャーシール
JPS6336233Y2 (ja)
JPS6332360Y2 (ja)
JPS5835856Y2 (ja) シ−ルワツシヤ
JPH0434275Y2 (ja)
JPH0144752Y2 (ja)
JPH088335Y2 (ja) ワッシヤーシールの取付構造
JPH0231620Y2 (ja)
JPS6332361Y2 (ja)
JPH0543221Y2 (ja)
JPH048291Y2 (ja)
JPS6347641Y2 (ja)