JPH0663011B2 - 新設用高炉のステーブクーラ - Google Patents
新設用高炉のステーブクーラInfo
- Publication number
- JPH0663011B2 JPH0663011B2 JP1230196A JP23019689A JPH0663011B2 JP H0663011 B2 JPH0663011 B2 JP H0663011B2 JP 1230196 A JP1230196 A JP 1230196A JP 23019689 A JP23019689 A JP 23019689A JP H0663011 B2 JPH0663011 B2 JP H0663011B2
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- JP
- Japan
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- stave
- blast furnace
- furnace
- stave cooler
- brick
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- Blast Furnaces (AREA)
Description
る新設用ステーブクーラに関する。
いう)は、一般的に第5図および第6図に示したよう
に、煉瓦10を鋳包み製作したステーブ100が用いられ
ることが多く、この場合鋳包み煉瓦10の脱落を防止し
かつ耐熱性を高めるため、その炉内側面に煉瓦積み12
をしている。なお、10aは鉄皮に対する取付けボルト
である。
炉内側煉瓦積みを省略している場合もある。この場合、
鋳包み煉瓦の保持力を高めるために、第7図に示すよう
に、ステーブ101の炉内側に、特開平1−127610号公報
に示されているような、台形の抱き込み煉瓦13を使用
することが多い。
ようになったが、この取替え用のステーブとしては第8
図および第9図に示すように、取替え時における重量面
での制約より鋳物のみからなるステーブ102が一般的で
ある。102aは取付けボルトである。
難点がある。
う工程を要し、高炉建設工期が長期化してしまう。また
煉瓦積みや鋳包み煉瓦には比較的容易にクラックが発生
したり、脱落しやすい。
で重量が過大で、高炉操業中の取替え用ステーブとして
使用することは困難である。
を高めてはいるものの、鋳物の方が熱膨張率が高いた
め、鋳物の熱変形により煉瓦にクラックが発生・成長
し、煉瓦は2〜3年で脱落してしまい、鋳物だけとなっ
てしまう。そうすると鋳物が炉内の高熱を直接受けるこ
とから、熱による収縮が大きくなり、熱亀裂が発生・成
長する。さらにこの亀裂が成長して鋳物内部の冷却パイ
プにまでつながってしまうと、安全上冷却パイプを盲に
して操業せざるを得なくなり、その部分の冷却能力が失
われ、その後の高炉寿命に悪影響を及ぼす。
用するには、煉瓦を含むため重量が大き過ぎて、高炉操
業中の取替え工事用としては適切でない。
るから、軽量で高炉操業中の取替え用ステーブとして有
用であるとしても、煉瓦脱落後の上記ステーブ101と同
様に、熱変形に弱く、熱亀裂が冷却パイプにまで到達し
たり、ステーブ取付ボルト孔近くに亀裂を生じるなどの
問題が依然として残っている。
れ、耐熱変形性に優れ、また熱亀裂が成長しにくく、耐
摩耗性の高いステーブクーラを提供することにある。
つ突出高さが10〜100mmのリブにより網目状に画成
して多数の凹部を形成し、この煉瓦を有しない炉内表面
を直接高炉内に臨ませたことで解決できる。
形する必要がなく、製造に際して容易かつ安価となる。
しかも高炉への取付けに当たって、煉瓦を有していない
ので軽量であるから作業性に優れ、高炉操業中における
取替え用として有用である。さらに、ステーブの炉内側
において煉瓦積みを必要とせず、その分高炉建設工期の
短縮化を図ることができる。
してある。その結果、局部的に大きな熱負荷が作用して
も、そのリブの個所では内部応力が働かず、ステーブ全
体の熱変形を防止できる。また表面から微細な亀裂が入
ったとしても、リブの付け根で亀裂の進行が停止し、亀
裂を最小限に抑制できる。
から、高炉装入材料と直接接触することになり、操業中
多数の凹部の中に装入材料が滞留し、これが装入材料に
対してセルフライニングの役割をなすから、摩耗の防止
を図かることができる。すなわち、ステーブは、炉内装
入原料(鉄鉱石、焼結鉱、コークス等)との接触により
摩耗する。しかるに、本発明によれば、炉内側表面に突
出高さが10〜100mmのリブにより画成された多数の
凹部を形成したものであるために、炉内装入原料が各凹
部において滞留し、前記の炉内装入原料とステーブの炉
内側表面とのすべり摩耗を、前記の滞留原料と炉内原料
とのすべり摩耗により置換でき、結果として、セルフラ
イニング作用により、ステーブの炉内側表面の摩耗を確
実に防止できる。
の横断面に沿う繰り返し変形を防止する効果がある。
側面図である。ステーブ1の炉内側表面にはその本体と
一体的に鋳造により、網目状にリブ2が形成され、この
リブ2に画成されて多数の六角形、三角形および菱形の
凹部3が形成されている。4は突起部6に形成された取
付けボルト用孔であり、ステーブ1を高炉鉄皮(図示せ
ず)に取付ける時に使用する。5は高炉炉体を冷却させ
る冷却水を流通させる冷却パイプ、7は吊り下げ用フッ
クである。
と、熱亀裂がステーブ表面に発生してもその亀裂の進行
はリブ2の付け根で止まり、亀裂の全体への波及を防止
できる。他方で、凹部3が形成されていることから、そ
の凹部3に高炉の装入材料が溜まることから、装入材料
に対してセルフライニングの効果を有し、耐摩耗性が高
まり、ステーブの摩耗を防止できる。
を格子状に形成し、凹部を矩形とした点の他は基本的に
前記例と同一である。このほか、リブを表面全体に亀甲
状とするなど、網目の形状が限定されるものではない。
り、直角以外の角度で交差する方が、熱応力の緩和のた
めに効果的である。
を参照しながら説明すると、同図における各記号で示し
た各部の寸法が次の数値を採ることが好ましい。
m未満では、強度向上の点が劣るばかりでなく、高炉の
装入材料の粒径以上とすることによる前述のセルフライ
ニング効果を期待できない。また、100mmを超えると、
冷却パイプを埋設する必要によるステーブクーラ本体の
厚みが最小限必要であるから、ステーブクーラ全体の厚
みが増し、軽量化の目的にも反する。
丸形が好ましい。このボルト孔は炉内まで開口貫通され
ているため角形の場合、そのコーナーから熱亀裂が入る
ことが多いが、丸形とすることにより、熱亀裂の起点が
なくなる。
めることができる。
に本発明にかかるステーブ(前記第1図〜第3図に記載
のもの)を使用した。その結果、凹部なし(リブ無)の
フラット形ステーブに比べ、本発明のリブ付ステーブ
が、第1表に示すように、耐熱性(耐熱亀裂性)、耐摩
耗性に優れていることが判明した。
図れ、熱亀裂が成長しにくく、耐摩耗性の高いステーブ
クーラを提供することができる。
はその側面図、第3図は本発明の他の例を示す斜視図、
第4図は本発明にかかるステーブの寸法例を説明するた
めの部分斜視図、第5図は従来のステーブの斜視図、第
6図はその側面図、第7図は従来の他のステーブの側面
図、第8図は従来のさらに他のステーブの斜視図、第9
図はその側面図である。 1…ステーブ、2…リブ、3…凹部、4…ボルト取付け
用孔、5…冷却パイプ、10…鋳包み煉瓦、11…鉄
皮、13…抱き込み煉瓦。
Claims (1)
- 【請求項1】新規に設置される高炉用ステーブクーラに
おいて、 ステーブクーラ本体の炉内側表面にほぼ一定の厚みでか
つ突出高さが10〜100mmのリブにより網目状に画成
して多数の凹部を形成し、この煉瓦を有しない炉内表面
を直接高炉内に臨ませたことを特徴とする新設用高炉の
ステーブクーラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1230196A JPH0663011B2 (ja) | 1989-09-05 | 1989-09-05 | 新設用高炉のステーブクーラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1230196A JPH0663011B2 (ja) | 1989-09-05 | 1989-09-05 | 新設用高炉のステーブクーラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0394008A JPH0394008A (ja) | 1991-04-18 |
JPH0663011B2 true JPH0663011B2 (ja) | 1994-08-17 |
Family
ID=16904091
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1230196A Expired - Lifetime JPH0663011B2 (ja) | 1989-09-05 | 1989-09-05 | 新設用高炉のステーブクーラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0663011B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021518521A (ja) * | 2018-03-15 | 2021-08-02 | プライメタルズ テクノロジーズ リミテッド | ステーブ保護システム |
JP2021518522A (ja) * | 2018-03-15 | 2021-08-02 | プライメタルズ テクノロジーズ リミテッド | ステーブ保護システム |
Families Citing this family (4)
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---|---|---|---|---|
DE19751356C2 (de) * | 1997-11-20 | 2002-04-11 | Sms Demag Ag | Kühlelemente für Schachtöfen |
WO2011062261A1 (ja) * | 2009-11-19 | 2011-05-26 | 新日本製鐵株式会社 | ステーブ、高炉及び高炉の運転方法 |
JP5093420B2 (ja) * | 2010-02-23 | 2012-12-12 | 新日本製鐵株式会社 | ステーブおよび高炉 |
JP5500682B2 (ja) * | 2010-04-09 | 2014-05-21 | 新日鉄住金エンジニアリング株式会社 | ステーブクーラ及びその製造方法 |
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JPS5877511A (ja) * | 1981-10-31 | 1983-05-10 | Nippon Steel Corp | 高炉ステ−ブの剥離除去工法 |
JPS63190109A (ja) * | 1987-01-31 | 1988-08-05 | Nippon Steel Corp | 高炉ステ−ブの取外し工法 |
-
1989
- 1989-09-05 JP JP1230196A patent/JPH0663011B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
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---|---|---|---|---|
JP2021518521A (ja) * | 2018-03-15 | 2021-08-02 | プライメタルズ テクノロジーズ リミテッド | ステーブ保護システム |
JP2021518522A (ja) * | 2018-03-15 | 2021-08-02 | プライメタルズ テクノロジーズ リミテッド | ステーブ保護システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0394008A (ja) | 1991-04-18 |
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