JPH0662549A - モールドモータ - Google Patents

モールドモータ

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Publication number
JPH0662549A
JPH0662549A JP12363093A JP12363093A JPH0662549A JP H0662549 A JPH0662549 A JP H0662549A JP 12363093 A JP12363093 A JP 12363093A JP 12363093 A JP12363093 A JP 12363093A JP H0662549 A JPH0662549 A JP H0662549A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
protector
mold
lead wire
stator
molding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12363093A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisao Igarashi
久男 五十嵐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibaura Mechatronics Corp
Original Assignee
Shibaura Engineering Works Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Shibaura Engineering Works Co Ltd filed Critical Shibaura Engineering Works Co Ltd
Priority to JP12363093A priority Critical patent/JPH0662549A/ja
Publication of JPH0662549A publication Critical patent/JPH0662549A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モールドモータのモールド成形に際して、口
出線10を覆う保護具6と成形型との間からモールド部
材であるプリミックスの食み出しが少なくなるモールド
モータを提供することを目的としている。 【構成】 口出線10の成形型から引き出す部分を熱可
塑性樹脂で形成される保護具6で覆い、この保護具6を
前記成形型で幾らか圧縮するよう構成し、成形型のモー
ルド時の温度に対して前記保護具6の熱軟化温度を軟化
開始温度にしたモールドモータ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、成形型から固定子の口
出線を引き出してプリミックスを充填しモールド成形さ
れるモールドモータに関する。
【0002】
【従来の技術】モールドモータは、巻線を施した固定子
を成形型内に装着し、成形型を構成する上型と下型とを
密閉した後内部に無機質材料を混合した熱硬化性樹脂を
注入して成形型から口出線を引き出した状態でモールド
成形する。
【0003】この様な作業を行うために、口出線の引き
出し部分に保護具を用い、この保護具の外周を成形型の
上型と下型との間に形成される引き出し孔部分で挟持す
ることにより、口出線を損傷しないようにして、成形型
内部を密封し、かつ口出線を外部へ引き出すようにして
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、成形型にモ
ールド部材となるプリミックスを注入すると口出線の引
き出し孔と保護具との馴染みが悪いこと等に起因して、
双方のわずかな隙間から成形型に高圧力で注入されたプ
リミックスが洩れ出してバリを生じるという問題があ
る。
【0005】そして、このバリを取り除くには、リード
線などに損傷を与えないように注意を要するばかりか、
保護具の外周に沿ってバリを取り除くことは機械化が困
難であり、製造上大きな障害となっていた。
【0006】本発明は、この様な事情に鑑みてなされた
ものであり、モールドモータのモールド成形に際して、
口出線を覆う保護具と成形型との間からモールド部材で
あるプリミックスの食み出しが少なくなるモールドモー
タを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決する手段】本発明は、口出線の成形型から
引き出す部分を熱可塑性樹脂で形成される保護具で覆
い、この保護具を前記成形型で幾らか圧縮するよう構成
し、成形型のモールド時の温度に対して前記保護具の熱
軟化温度を軟化開始の温度にしたことによって問題点を
解決している。
【0008】
【作用】保護具は、成形型に接触して幾らか軟化するた
め、成形型による圧縮によって成形型と馴染みがよくな
り、隙間が少なくなる。
【0009】この保護具の軟化は、成形型の温度に対し
て軟化の開始直前の温度であり、保護具の表面が成形型
に馴染む程度であり、保護具全体の軟弱化が起こること
はなく、モールド成形時のプリミックスの圧力で保護具
が塑成変形して流動するように成形型から飛び出すこと
はない。
【0010】さらに、モールドに際して成形型にプリミ
ックスを注入すると内部から保護具が大きな圧力を受け
るが成形型に挟持される保護具は、塑成変形によって成
形型に密着するために摩擦力が増大し、成形型から滑り
出すことが防止される。
【0011】そして、保護具と成形型とが密着するた
め、成形型に充填されるプリミックスが保護具の外周に
沿って食み出してバリを生じることが少なくなる。
【0012】
【実施例】本発明を図面に示された一実施例に基づいて
説明すると、第1図は、本発明のモールドモータの製造
方法を示すための固定子および口出線の保護具の取り付
け状態を示す平面図であり、第2図は、巻線の巻枠と保
護具の形状例を示す要部の斜視図、第3図は、保護具を
拡大して示した要部の斜視図である。
【0013】第4図は、巻枠の突起に保護具取り付け用
のホゾを係合させて取り付けた状態を示す図であり、第
5図は、突起および取り付け用のホゾの形状例を示す図
である。
【0014】さらに、第6図は、成形型内に固定子を装
着した状態を示す図であり、第7図は、第6図における
要部拡大図である。
【0015】図において、1は、固定子鉄心であり、2
は、固定子鉄心1の外形に合わせて形成された樹脂絶縁
物からなる巻枠である。
【0016】巻枠2は、固定子鉄心1の外周を覆うよう
に結合させて取り付けらている。
【0017】巻枠2の外周には、巻線3をトロイダル状
に巻き回すことにより、巻線が施されて固定子が形成さ
れている。
【0018】巻枠2には、巻線3の相間絶縁を行うべく
軸方向および半径方向外側に突出させて設けた仕切り板
4と、相間絶縁を兼ねて軸方向および半径方向外側に突
出し、かつ夫々対向する一組の突起5a、5bからなる
取り付け部5が形成されている。 保護具6は、夫々ナ
イロンなどの熱可塑性樹脂で形成される下箱8と上箱9
とを夫々突き合わせ固定して形成されており、下箱8に
は、一方向に延出して形成された取り付け用のホゾ7が
形成され、また、上箱8および下箱9のホゾ7の根本部
分には、開口部11、内部には、口出線10を一本づつ
区分けする配列板12、開口部11の反対面には、口出
線10の引き出し部13が形成されている。 保護具6
の取り付け用のホゾ7は、その側部の外側が取り付け部
5を形成する夫々の突起5a、5bの間隔形状に合わせ
て形成されており、先端には、幅方向(円周方向)に突
出する突起7a、7bが形成されている。
【0019】保護具6を巻枠2の取り付け部5に取り付
けた状態を第4図に示しており、ホゾ7は、その後部の
側面が夫々の突起5a、5bと係合して円周方向および
半径方向共に移動規制することから、保護具6は、固定
子に対し確実に位置決め、仮固定がなされる。
【0020】また、第4図において、13は成形型の上
型、14は下型、15は樹脂を注入するゲートであり、
上型13、下型14は、ヒータ等で高温(例えば、普通
の熱硬化性樹脂であるプリミックスの注入の場合、15
0℃程度)に加熱することに対する余熱がなされてい
る。
【0021】上型13、下型14には、夫々重ね合わせ
て口出線10の引き出し孔をなす溝13a、14aが形
成され、上型13、下型14の内部と外部との連通がな
されている。
【0022】この様な構成において、巻線の口出線10
を保護具6のホゾ7に沿わせ開口部11、配列板12、
引き出し部13の順に配線して外側に引き出し、上箱
8、下箱9を重ね合わせることにより、口出線10に保
護具6が取り付けられる。
【0023】しかる後、保護具6が上型13、下型14
に形成された溝13a、14aに配置されるように固定
子を成形型13、14内に装着する。
【0024】このとき、保護具6は、取り付け部5とホ
ゾ7との係合部分により径方向の移動および円周方向の
移動が規制されるため、例えば、下型14の溝14aに
結合させて確実に仮固定できるために、上型13、下型
14を突き合わせて密閉するときに位置ずれすることが
なく、口出線10の損傷を防止することができる。
【0025】そして、保護具6に口出線10が挟持され
るため、口出線を介して巻線が引っ張られることが避け
られる。
【0026】また、ゲート15から注入されるプリミッ
クスの圧力で保護具6が外部に飛び出す恐れも解消され
る。
【0027】さらに、保護具6は、ナイロンなどの熱可
塑性樹脂で形成されることによりモールド時の上型1
3、下型14の熱で塑性変形させて溝13a、14aで
形成される引き出し孔の内周面に密接させることができ
ることから、従来のごとく口出線の引き出し孔の隙間か
ら注入プリミックスが洩れ出してバリを生じることが少
なくなる。
【0028】そしてこの時、保護具6が熱可塑性の場
合、口出線引き出し孔内周に確実に密接させるべく上型
13、下型14の接合時に成形型の余熱で塑性変形して
馴染むため、成形型の接合方向に保護具6の外形を口出
線引き出し孔の内径より僅かに大に形成することがで
き、成形型の密封性に支障を生じなくすることができ
る。
【0029】このとき、保護具6は、上型13と下型1
4とを接合によって保護具6を挟持する際に生じる圧縮
力によって、塑成変形の効果が大きく現れ、より密着性
が向上することになり、確実にバリを少なくすることが
できる。
【0030】しかも、溝13a、14aの円周方向の寸
法を保護具6の寸法より少し大きくしても成形型の圧縮
によって塑性変形する保護具6がこの幅方向の隙間をも
埋めることができ確実に密閉ができる。
【0031】したがって、この様な構成は、保護具6を
成形型の溝13a、14aに嵌合する際に極めて都合が
良くなる。
【0032】また、取り付け部5の夫々突起5a、5b
および保護具6の突出部の取り付け用のホゾ7の形状
は、本実施例に限定されるものではなく、例えば、第5
図に示されるように夫々の対向面に凹部を有する突起1
5a、15bおよびこの間隔形状に合わせて突部を側面
に有するホゾ17を形成するなど夫々の突起およびその
間隔形状に合わせたホゾを形成することにより、同様の
効果を得ることができる。 勿論、巻枠2など固定子側
と保護具6側とに相互に形成されるピンと穴の嵌合で形
成されても同じ効果を得ることができる。
【0033】この場合でもピンを軸方向に突出して保護
具6がそのピンに軸方向から嵌合できるように構成する
と組み立てが容易になる。
【0034】すなわち、これらの結合は、巻線3等固定
子を構成する部分が軸方向の一方へ開放されるため、開
放される軸方向から嵌合して結合するように構成するこ
とが組み立て上有利な結果となる。
【0035】さらに、保護具6の結合部を本実施例のご
とく、鉄心にトロイダル状に巻線を施す固定子を構成す
る巻線3の相互間に取り付ける場合、取り付け部で相間
絶縁部を兼ねることができる。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、保護具の外周に沿って
バリを生じることが少なく、後加工が不要になり、製造
に都合のよいモールドモータを得ることができ、その効
果は極めて大きいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のモールドモータを示すための固定子お
よび口出線の保護具の取り付け状態を示す平面図であ
る。
【図2】巻線の巻枠と保護具の形状例を示す要部の斜視
【図3】保護具を拡大して示した要部の斜視図である。
【図4】巻枠の突起に保護具取り付け用のホゾを係合さ
せて取り付けた状態を示す図である。
【図5】突起および取り付け用のホゾの形状例を示す図
である。
【図6】成形型内に固定子を装着した状態を示す図であ
る。
【図7】第6図における要部拡大図である。
【符号の説明】
1……固定子鉄心 2……巻枠 3……巻線 5……取り付け部 6……保護具 7、17……ホゾ 10……口出線 13……上型 14……下型

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】巻線を施した固定子を成形型内に収納して
    プリミックスでモールドするモールドモータにおいて、
    口出線の成形型から引き出す部分を熱可塑性樹脂で形成
    される保護具で覆い、この保護具を前記成形型で幾らか
    圧縮するよう構成し、成形型のモールド時の温度に対し
    て前記保護具の熱軟化温度を軟化開始の温度にしたこと
    を特徴とするモールドモータ。
JP12363093A 1993-04-26 1993-04-26 モールドモータ Pending JPH0662549A (ja)

Priority Applications (1)

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JP12363093A JPH0662549A (ja) 1993-04-26 1993-04-26 モールドモータ

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JP63052744A Division JPH0630560B2 (ja) 1988-03-08 1988-03-08 モールドモータの製造方法

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JPH0662549A true JPH0662549A (ja) 1994-03-04

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JP (1) JPH0662549A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1619771A1 (en) * 2004-06-22 2006-01-25 EMBRACO EUROPE S.r.l. Stator unit for a rotary electrical machine and its method of assembly
JP2016039640A (ja) * 2014-08-05 2016-03-22 日本電産テクノモータ株式会社 モータ

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EP1619771A1 (en) * 2004-06-22 2006-01-25 EMBRACO EUROPE S.r.l. Stator unit for a rotary electrical machine and its method of assembly
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