JPH066244Y2 - 流体制御用バルブ - Google Patents

流体制御用バルブ

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JPH066244Y2
JPH066244Y2 JP1188990U JP1188990U JPH066244Y2 JP H066244 Y2 JPH066244 Y2 JP H066244Y2 JP 1188990 U JP1188990 U JP 1188990U JP 1188990 U JP1188990 U JP 1188990U JP H066244 Y2 JPH066244 Y2 JP H066244Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、フォークリフトなどの機器類を操作するため
に複数個のスプールからなる流量調整用切換弁を備えて
流体圧制御を行う流体制御用バルブに関するものであ
る。
〔従来の技術〕
一般に、フォークリフトやショベルローダ等の産業車両
に多く採用されている二圧制御バルブでは、荷役物を上
昇,下降させるため、高圧を必要とする油圧系統に合わ
せてリリーフ弁は高圧に設定されているので、高圧を必
要としない前後傾作業等の時にも高圧がかかってしまう
ものである。
従って、低圧作業機の作動圧が低圧リリーフのセット圧
以下で、作業機の速度制御を絞り弁で行っている場合、
回路圧は低圧リリーフセット圧まで上昇することなしに
作業機の負荷圧で余剰油をブリードオフさせて、油圧部
品に悪影響をおよぼないようにすることが必要である。
これら従来の流体制御用装置では、例えば実公昭49-311
18号公報や実公昭54-19514号公報などにも提案されてい
るように、アクチュエータに応じてリリーフ弁で設定圧
を変えたり、パイロット圧切換弁で設定圧を切換えるよ
うにしたものが多く、圧力が自動的に低圧又は高圧に切
換えるように構成され、ポンプの余剰油は高圧リリーフ
または低圧リリーフ圧でリリーフして圧力調整を主体と
するものが多用されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、この設定圧を可変とする圧力調整による変換
タイプでは、リリーフ圧力は大きい圧力を必要とする方
の最大圧力に設定されているので、ポンプの出力は動作
中、リリーフ弁から熱損失となり、即ち一つのスプール
を切換えると余分の流量は低圧リリーフ圧でリリーフ
し、また他のスプールを切換えると高圧リリーフ圧でリ
リーフするため、回路の温度は上昇し、しかも小さな圧
力で作動するアクチュエータに対しては、不必要な高圧
がかかり、その油圧部品の寿命に悪影響を及ぼすことが
多く、操作取扱上でも安全性並びに経済性の上でも、ま
だ充分満足できるものではなかった。
本考案は、これら従来の欠点を排除しようとするもの
で、高低圧操作を切換え高圧を必要とする荷役物を上昇
させるときには、低圧リリーフ弁を不作動とし、より高
いリリーフ圧に設定されている高圧リリーフ弁の設定圧
とし、大きな上昇力を発揮させることができ、また、高
圧を必要としない他の作業は最高圧力を低圧に制限し、
流量調整機能をもち、最適の作業機速度を得る様に流量
調整を行った場合、ポンプの余剰油は低圧リリーフ圧で
リリーフすることなしに、シリンダの負荷圧にてブリー
ドオフさせるため、その操作性を著しく向上でき、低圧
リリーフで余剰油をリリーフさせるよりも、さらにエネ
ルギー損失も小さい流体制御バルブを提供することを目
的としたものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、一端をポンプに、また他端をタンクに連通す
る流体通路中に設けたパイロット操作リリーフ弁と、前
記流体通路に形成したバイパス通路に備えたリフトスプ
ール及びティルトスプールと、前記バイパス通路に通じ
るパイロット回路に高圧リリーフ弁と、低圧リリーフ弁
とを備えた流体制御用バルブにおいて、 前記バイパス通路に備えたリフトスプールの上流側及び
下流側に連絡された連通路に連結され、その差圧で遮断
しうるシャットオフ弁を前記パイロット回路の低圧リリ
ーフ弁の上流側に備え、かつ前記ティルトスプールで前
記バイパス通路の遮断時に前記バイパス通路の上流側と
下流側とを連通する絞り穴を前記ティルトスプールに備
えると共に、該ティルトスプールに連通される高圧流路
に設けたチェック弁の下流に連絡した通路をチェック弁
を介して前記シャットオフ弁の下流側に連結したもので
ある。
〔実施例〕
本考案を実施例につき第1〜7図例を参照して説明する
と、高圧リリーフ弁20及びパイロット操作リリーフ弁
例えばメインピストン15のあるインレット部1と、リフ
トスプール2′のあるリフトブロック部2と、ティルト
スプール3′のあるティルトブロック部3と、低圧リリ
ーフ弁23及びシャットオフ弁21のあるエンドカバー
部4とを、ポンプ5及びタンクに連なった流入口6と、
流出口10のある流体流路9,パイロット回路18′,
19,22,バイパス通路7で連通状態下に結合して多
連の流体制御用バルブとしてある。
前記ポンプ5から供給される圧油の流入口6は、タンク
に連絡される流出口10へ連通する流路9,高圧流路1
1,バイパス通路7の三流路へ分岐しているが、通常は
流入口6側においてオリフィス16を開口したメインピス
トン15が流入口6と流路9とを遮断するよう配備され
バネ17で付勢されており、また該メインピストン15
の背部に形成されるバネ室18には高圧リリーフ弁2
0,低圧リリーフ弁23が回路18′,19で並列に連
通配備され、流体通路の上流側にある高圧リリーフ弁2
0は回路18′,排出路39,流路9から流出口10へ、
また流体通路の下流側にある低圧リリーフ弁23は回路1
9,22排出路40,8から流出口10へ常時連通し、
パイロット回路を構成している。
前記流入口6は、リフトブロック部2、ティルトブロッ
ク部3の高圧流路11へ連通し、チェック弁12,1
2′、供給通路42,43を経てリフトスプール2′
に、チェック弁13,14、供給通路33,34を経て
ティルトスプール3′に達していて、スプールを切換え
ることによりそれぞれ各作業部のシリンダポートへ連通
するようにしてある。
前記バイパス通路7はシリンダ切換弁となるスプール
2′,3′が中立状態の時、流入口6から流入する圧油
を排出路8へバイパスするように設けられている。
そして前記リフトブロック部2のバイパス通路7はリフ
トスプール2′の移動により遮断される上流側をバイパ
ス通路7a,下流側をバイパス通路7bとし、前記ティ
ルトブロック部3のバイパス通路7はティルトスプール
3′の上流側をバイパス通路7c,下流側をバイパス通
路7dとしてある。
前記低圧リリーフ弁23は、リフトスプール2′の移動
により開閉するシャットオフ弁21を介して前記メイン
ピストン15のバネ室18に連通しているが、このシャッ
トオフ弁21のスプール室25は連通路24でリフトブ
ロック部2のバイパス通路7aに通じ、他方バネ室27
は連通路26でティルトブロック部3のバイパス通路7
cに通じている。そして通常はメインピストン15のバ
ネ室18側の回路19と低圧リリーフ弁23側の回路2
2を連通するようにバネ28で付勢されているが、前記連
通路24の油圧が連通路26の油圧よりも高い時、シャ
ットオフ弁21のスプールが前記バネ28に抗して動き
回路19と回路22の連通が断たれる構成としてある。
前記回路22は二股に分岐し、一方は低圧リリーフ弁2
3へ、また他方は通路29へ連通し、該通路29はさら
に二股に分岐した通路31,32でティルトブロック部
3の供給通路33,34へ連通しているが、前記低圧リリー
フ弁23が作動した時に逆流しないようにチェック弁3
0を介して連通されている。
即ち、前記バイパス通路7に備えたリフトスプール2′
の上流側及び下流側に連絡された連通路24,26に連
結され、その差圧で遮断しうるシャットオフ弁21を前
記パイロット回路の低圧リリーフ弁23の上流側に備
え、かつ前記ティルトスプール3′で前記バイパス通路
7の遮断時に前記バイパス通路7の上流側と下流側とを
連通する絞り穴41を前記ティルトスプール3′に備え
ると共に、該ティルトスプール3′に連通される高圧流
路11bに設けたチェック弁13,14の下流側に連絡
した通路31,32をチェック弁30を介して前記シャ
ットオフ弁21の下流側に連結したものである。
なお、前記ティルトブロック部3の高圧通路11は、前記
チェック弁13,14を介して供給通路33,34に連
絡し、圧油はティルトスプール3′のボア部からシリン
ダポートへ連絡されている。このチェック弁13,14
はストローク調整ネジ付ストッパ35,36でストロー
クを規制され、チェック弁シート37,38で絞られる
構成としてあるのでチェック弁付絞り弁としての機能を
有している。
前記ティルトブロック部3のバイパス通路7c,7dを
仕切るティルトスプール3′の中央部には絞り穴41が
設けられ、該ティルトスプール3′を引出し、または、
押込みをした時にバイパス通路7c,7dが該絞り穴4
1で連通するようになっているが、ティルトスプール
3′に設けることに限られるものではなくティルトブロ
ック部3のボディに排出路8に連絡する絞り穴を穿設し
てもよい。
図中、44,45,46はバネである。
しかして、リフトスプール単独操作の場合には、リフト
ブロック部2のリフトスプール2′を引出してリフト上
昇操をすると、バイパス通路7aと7bはリフトスプー
ル2′によって遮断されるので、バイパス通路7aの圧
油は連通路24を通ってシャットオフ弁21のスプール
室25に通じスプールを動かして回路19と回路22を
遮断するので、メインピストン15は高圧リリーフ弁2
0のみと連通することになり、高圧リリーフとして作動
する。
そして流入口6からの圧油は高圧流路11aからチェッ
ク弁12,12′を経て供給通路42,43からリフト
スプール2′に至り、シャットポートに流入する。
また一連目の前記リフトスプール2′を押込んでリフト
下降操作をすると、バイパス通路7aと7bは遮断され
ず、バイパス通路7は開放のままなのでポンプ圧はアン
ロード状態となる。
一方、ティルトスプール単独操作の場合、二連目の前記
ティルトブロック部3のティルトスプール3′を引出又
は押込んでティルト操作をすると、バイパス通路7cと
7dはティルトスプール3′により遮断され、バイパス
通路7aと7cの圧油はそれぞれ連通路24,26によりシ
ャットオフ弁21のスプール室25,バネ室27に通じ
ている。
この場合バイパス通路7a,7cの圧油は同圧であるの
で、シャットオフ弁21のスプールはバネ28で付勢さ
れたまま動かず回路19と回路22は連通状態になるの
で、低圧リリーフ弁23に通じ、メインピストン15は低
圧リリーフ弁23のセット圧を最高圧とする低圧リリー
フとして作動する。
即ち、ティルトスプール操作中におけるリフトスプール
操作の場合、シャットオフ弁21が作動しない状態で、
一連目のリフトスプール2′を作動させると、バイパス
通路7は閉止される。この時二連目のバイパス通路7に
は圧力が閉じ込まれないように、前記ティルトスプール
3′の中央部に絞り穴41が設けてあり、圧力が降下す
るためシャットオフ弁21のバネ28と、反対側に圧力
がかかり、シャットオフ弁21は作動して低圧リリーフ
の回路を遮断して高圧リリーフのみとなる。
そして、前記ティルトスプール単独操作の場合、即ち高
圧流路11に流入する圧油は、例えばティルトスプール
3′を引出した状態では、高圧流路11bからチェック
弁13のチェック弁シート37を通り絞られてティルト
スプール3′に達し、シリンダポートへ流れる。チェッ
ク弁シート37からティルトスプール3′への供給通路
33内は絞られて圧力降下しており、この供給通路33
に通路31,29、チェック弁30を経て回路22,1
9を介して連通しているメインピストン15のバネ室1
8内も圧力が降下した圧と同圧となる。
この時メインピストン15は、バネ17で付勢されてい
るが、メインピストン前後の圧力差によってメインピス
トン15の開度が自動的に調整され、余剰油を流路9,
流出口10へブリードオフする。
すなわちチェック弁シート37前後の圧油の圧力差がバ
ネ17の圧力と等しくなるようにメインピストン15は
自動的に出没し、余剰油をシリンダ負荷圧+バネ圧のブ
リードオフ圧でタンクへブリードオフさせるものであ
る。特に、メイン流路のメイン流量が流量調整用のスプ
ールを通過する時の前後の圧力差を利用してパイロット
操作リリーフ弁のメインピストン15を作動させて余剰
油をブリードオフできることとなる。この場合、チェッ
ク弁シート37の開度が大なる時はブリードオフ量も大
となり、開度が小なる時はブリードオフ量も小となる。
例えばバネ17の圧力が5kgf/cm2に設定されている
時、チェック弁シート37での圧力降下がその開度の大
小にかかわらず5kgf/cm2になるような流量を高圧流
路11bへ流すようにメインピストン15の開度が、自
動的に調整されて余剰油をブリードオフするものであ
る。従ってシリンダの負荷の大小にかかわらず絞り弁を
通る流量を一定に保つことができる。
このようにメインピストン15は、流量制御機能をも併
せ持っているので、単なる高低二圧制御の時にリリーフ
セット圧で圧油をリリーフするのに比べて極めて効率的
である。しかも、リフトスプール2′の切換との関係で
は、シャフトオフ弁21を作動し、低圧リリーフ弁23
のパイロット回路22を遮断して高圧リリーフのみとな
る。
なお、前記リフトブロック部2におけるリフトスプール
2′の引出(リフト上昇)と、ティルトスプール3′の
引出(ティルト後傾斜)または押込(ティルト前傾斜)
との同時操作の時は、バイパス通路7aと7bが遮断さ
れるので、リフトスプール2′単一引出と同様となる。
このリフトスプール2′の押込(リフト下降)と、ティ
ルトスプール3′の引出(ティルト後傾斜)または押込
(ティルト前傾斜)の同時操作はバイパス通路7cと7
dが遮断されるので、ティルトスプール3′の単一操作
の場合と同様となる。
前記ティルトスプール3′の操作を行いながら、次にリ
フトスプール2′の引出をした場合は、先ずバイパス通
路7cと7dが遮断され、次いでバイパス通路7a,7
b間が遮断される。この時ティルトスプール3′に設け
た絞り穴41からバイパス通路7b,7cの圧油は流出
し、バイパス通路7aの圧力に比して低圧となるので、
シャットオフ弁21のスプールは、回路19,22間を
遮断し、メインピストン15は高圧リリーフとして作用
する。
第8図乃至第14図例では高圧専用のリリーフ弁と低圧
専用のリリーフ弁とを併用した形態例で、前記高圧専用
のリリーフ弁はメインピストン15,ピストンバネ室
18及びバネ17と、高圧リリーフ弁20とよりな
り、また低圧専用のリリーフ弁はメインピストン1
,ピストンバネ室18,バネ17と低圧リリー
フ弁23とから成り、前者はインレット部1に、また後
者はエンドカバー部4に配備されている。この場合イン
レット部1のメインピストン15を高圧専用のリリー
フ弁とし、低圧専用のリリーフ弁としてのメインピスト
ン15を高圧流路11と排出路8との間に配備してあ
り、メインピストン15のバネ室18は高圧リリー
フ弁20と連通し、メインピストン15のバネ室18
はシャットオフ弁21を介して低圧リリーフ弁23に
連通している。各メインピストン15,15はそれ
ぞれピストン頭部にオリフィス16,16を有し、
流路9,9′への圧油の流出を遮断するようにバネ17
,17で付勢されているが、メインピストン15
は前述の実施例同様に流量制御機能をも有し、機能的に
作動するのである。
この場合、前記低圧専用リリーフ弁のパイロット回路2
2が低圧リリーフ弁23に通じる通路から分岐してチェ
ック弁30を経てバルブ本体の圧力供給通路31,33
に通じている。そして、圧力供給ポートは高圧通路11
bから絞り弁35,36を経て通じているので、高圧通路1
1bから絞り弁35,36を通る時の圧力降下を低圧専
用リリーフ弁のメインピストン15のばね室18
通じさせて、メインピストン15は絞り弁35,36
の圧力降下の大きさに応じて開閉し(絞り弁の圧力降下
が常に一定になるように余剰油をメインピストン開閉で
タンクへブリードオフする)、絞り弁を通る流量はシリ
ンダポートの負荷の大小にかかわらず、一定量流出する
ようになっている。
また、余剰油をタンクへブリードオフする圧力はシリン
ダポートの負荷圧プラスα(メインピストンを付勢して
いるバネ力による)となる。
即ち、余剰油は低圧リリーフセット圧まで上昇せずにブ
リードオフさせることができるのである。
なお、シャットオフ弁21を用いて低圧リリーフ弁23
のパイロット回路22を開閉するにはバイパス通路7に
おける圧力差を感知してシャットオフ弁21が作動する
ようにしてあればよく、シャットオフ弁21を作動させ
る回路は、弁ブロック部の余肉部分に穴加工を行うこと
で簡単に実現できる。また、エンドカバー部4内に全て
の制御機器を組込めるので、インレット部1は全く標準
品を使用できて便利である。
〔考案の効果〕
本考案は、バイパス通路に備えたリフトスプールの上流
側及び下流側に連絡された連通路に連結され、その差圧
で遮断しうるシャットオフ弁を前記パイロット回路の低
圧リリーフ弁の上流側に備え、かつ前記ティルトスプー
ルで前記バイパス通路の遮断時に、前記バイパス通路の
上流側と下流側とを連通する絞り穴を前記ティルトスプ
ールに備えると共に、該ティルトスプールに連通される
高圧流路に設けたチェック弁の下流側に連絡した通路を
チェック弁を介して前記シャットオフ弁の下流側に連結
したことにより、従来の欠点を適確に排除でき、高圧を
必要とする作業の場合には、自動的に高いリリーフ圧の
設定圧とし、高圧を必要としない他の作業には最高圧力
を低圧に制限し、流量調整機能をもち、最適の作業機速
度を得るように流量調整を行った場合、ポンプの余剰油
は低圧リリーフ圧でリリーフすることなしに、シリンダ
の負荷圧にてブリードオフさせるため、その操作性を著
しく向上でき、低圧リリーフで余剰油をリリーフさせる
よりも、さらにエネルギー損失も少なく、部品の耐久性
をも高められ油圧部品の寿命に悪影響を及ぼさないで安
全性を大幅に向上できるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は切断平面図、第
2図は第1図I−I線における縦断面図、第3図は第1
図II−II線における縦断面図、第4図は第1図のA端面
図、第5図は第1図のB端面図、第6図は第1図のC端
面図、第7図はフローシート、第8図は他の実施例の縦
断面図、第9図は第8図III−III線における切断面図、
第10図は第8図IV−IV線における切断面図、第11図
は第8図のD端面図、第12図は第8図のE端面図、第
13図は第8図におけるF端面図、第14図は第8図の
フローシートである。 1…インレット部、2…リフトブロック部、2′…リフ
トスプール、3…ティルトブロック部、3′…ティルト
スプール、4…エンドカバー部、5…ポンプ、6…流入
口、7…バイパス通路、8,39,40…排出路、9…
流路、10…流出口、11…高圧流路、12,13,1
4,30…チェック弁、15…メインピストン、16…
オリフィス、17,28…バネ、18…バネ室、1
8′,19,22…回路、20…高圧リリーフ弁、21
…シャットオフ弁、23…低圧リリーフ圧、24,26
…連通路、25…スプール室、27…バネ室、29,3
1,36…通路、33,34,42,43…供給通路、
35,36…ストッパ、37,38…チェック弁シー
ト、41…絞り穴。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端をポンプ5に、また他端をタンクに連
    通する流体通路9,9′中に設けたパイロット操作リリ
    ーフ弁15,15,15と、前記流体通路9に形成
    したバイパス通路7に備えたリフトスプール2′及びテ
    ィルトスプール3′と、前記バイパス通路7に通じるパ
    イロット回路18′,19,22に高圧リリーフ弁20
    と、低圧リリーフ弁23とを備えた流体制御用バルブに
    おいて、 前記バイパス通路7に備えたリフトスプール2′の上流
    側及び下流側に連絡された連通路24,26に連結さ
    れ、その差圧で遮断しうるシャットオフ弁21を前記パ
    イロット回路の低圧リリーフ弁23の上流側に備え、か
    つ前記ティルトスプール3′で前記バイパス通路7の遮
    断時に前記バイパス通路7の上流側と下流側とを連通す
    る絞り穴41を前記ティルトスプール3′に備えると共
    に、該ティルトスプール3′に連通される高圧流路11
    bに設けたチェック弁13,14の下流側に連絡した通
    路31,32をチェック弁30を介して前記シャットオ
    フ弁21の下流側に連結したことを特徴とする流体制御
    用バルブ。
  2. 【請求項2】前記シャットオフ弁21が、スプールから
    成るものであって、バネに付勢されて摺動し、前記リフ
    トスプール2′またはティルトスプール3′のいずれか
    一つを作動位置としたときに低圧リリーフ弁23との連
    絡を断つものである実用新案登録請求の範囲第1項記載
    のバルブ。
  3. 【請求項3】前記パイロット操作リリーフ弁15,15
    ,15が、バネで付勢された摺動自在の中空ピスト
    ンであって、中空部に連通するオリフィス16,1
    ,16を備えたメインピストン15,15,1
    である実用新案登録請求の範囲第1項又は第2項記
    載のバルブ。
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