JPH0660876A - アルカリ蓄電池及びその製造方法 - Google Patents

アルカリ蓄電池及びその製造方法

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JPH0660876A
JPH0660876A JP4255323A JP25532392A JPH0660876A JP H0660876 A JPH0660876 A JP H0660876A JP 4255323 A JP4255323 A JP 4255323A JP 25532392 A JP25532392 A JP 25532392A JP H0660876 A JPH0660876 A JP H0660876A
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JP
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polymer
zinc
electrode
polymer layer
negative electrode
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JP4255323A
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English (en)
Inventor
Masanobu Suga
雅信 須賀
Seiichi Akita
成一 秋田
Nobuyuki Kuroda
信行 黒田
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Eneos Corp
Original Assignee
Nippon Oil Corp
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Publication date
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 デンドライトやシェープチェンジの発生を抑
えたアルカリ蓄電池を提供する。 【構成】 亜鉛を活物質とする電極と実質的に直接接す
るようにポリマー層を有し、且つ該ポリマー層が少なく
とも架橋構造を有するポリマーを含有することを特徴と
する亜鉛負極を用いたアルカリ蓄電池。 【効果】 本発明により得られた亜鉛負極を用いたアル
カリ蓄電池は、亜鉛負極表面に実質的に直接接するよう
に配された、架橋構造を有するポリマー層の作用により
デンドライトおよびシェープチェンジの発生が著しく軽
減されているため、充分に長いサイクル寿命を有する。
また本発明の亜鉛負極を用いたアルカリ蓄電池は、亜鉛
負極上のポリマー層に電解液の成分、例えば水等で膨潤
するようなポリマーが含有されていると、該亜鉛負極を
電解液中に浸漬した際に、亜鉛活物質とポリマー層との
間の一部もしくは大部分に薄い電解液層を形成する場合
があり、特に優れた放電特性を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ニッケル−亜鉛蓄電
池、銀−亜鉛蓄電池、亜鉛−マンガン電池などの亜鉛を
負極とする蓄電池に関し、特にその亜鉛負極の改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】亜鉛を負極とするアルカリ2次電池はエ
ネルギー密度が高く良好な出力特性を有し、且つ安価に
製造することが可能なため、ポータブル機器や電気自動
車用の電源として期待されている。
【0003】しかしながら、負極活物質である亜鉛の溶
解度が高いため、放電時に溶出した亜鉛酸イオンが充電
時にデンドライトとなって短絡したり、電極自体がシェ
ープチェンジを起こして利用率が低下したりして、充分
なサイクル寿命を有する亜鉛を負極としたアルカリ2次
電池が得られていない。
【0004】これらの問題を解決するために電解液、セ
パレータ、電極などに様々な改良がなされてきた。しか
しながら、いまだに充分なサイクル寿命を有する亜鉛を
負極としたアルカリ2次電池は得られていない。
【0005】特にセパレータは物理的にデンドライトを
抑制する手段として一般的であり、ポリオレフィン不織
布やその他の素材により様々な研究がなされてきた。セ
パレータにはイオン伝導性と気体透過性を有し、且つデ
ンドライトによる短絡を防止する能力を有することが要
求される。このために例えば、セパレータに金属を保持
させたり(特開昭57−197758、特開昭59−6
3672など)、素材に共重合体を用いたり(特公昭5
5−24660、特開昭60−253152)、界面活
性剤で処理したり(特開平4−141951)といった
工夫がなされてきた。しかしながらこれらは工程が複雑
であり、より簡単な工程で充分な効果が得られる方法が
求められていた。
【0006】また放電時に電解液層に溶出した亜鉛酸イ
オンは放電時に電極上に偏析するため電極がシェープチ
ェンジを起こし、電池の充放電容量が減少してしまい、
これはセパレータの改良によっても防ぐことはできなか
った。
【0007】また特開平3−1457にみられるように
ポリビニルアルコールを電極に直接塗布し、セパレータ
と結着してサイクル特性を向上させることも試みられて
いるが、バインダーとして用いたポリビニルアルコール
にはデンドライトの成長を阻止する能力が充分とは言え
ないため、そのサイクル特性は実用上、満足のできるも
のではない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題点
に鑑みなされたもので、デンドライトとシェープチェン
ジをその初期段階から抑制することによって、サイクル
寿命を向上させた亜鉛を負極とする蓄電池を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的に沿って鋭意研究を進めた結果、亜鉛活物質のごく近
傍に少なくとも架橋構造を有するポリマーを含むポリマ
ー層を配置し、アルカリ蓄電池の亜鉛活物質が実質的に
該ポリマー層を介して電解液に作用するようにすると、
亜鉛負極のデンドライト及びシェープチェンジを抑制で
き、結果としてサイクル寿命に優れたアルカリ亜鉛蓄電
池を得ることが可能となることを見出し本発明に至っ
た。
【0010】すなわち本発明は、亜鉛を活物質とする電
極と実質的に直接接するポリマー層を有し、且つ該ポリ
マー層が少なくとも架橋構造を有するポリマーを含有す
ることを特徴とする亜鉛負極を用いたアルカリ蓄電池に
関する。
【0011】また本発明は、少なくともゾル状のポリマ
ー前駆体を含む塗布膜を亜鉛電極上に形成し、ゲル化す
ることにより亜鉛電極に実質的に直接接するようにポリ
マー層を設ける工程を含み、かつ得られたポリマー層が
少なくとも架橋構造を有するポリマーを含有することを
特徴とする亜鉛負極を用いたアルカリ蓄電池の製造方法
に関する。
【0012】本発明でいうポリマー層を構成するポリマ
ー(以下、「ポリマー(I)」という。)は、少なくと
も架橋構造を有するポリマーを含有する。通常架橋構造
は、ポリマー層の表面に沿って全体にほぼ均一に存在し
ているが、ポリマー層の厚さ方向には均一に存在してい
ても、もしくは不均一であってもよく、場合によっては
ポリマー層の表面および表面近傍のみが架橋構造を有し
ていてもよい。
【0013】一般的には、架橋構造を有しているポリマ
ーは、通常の溶媒には不溶となることが知られている。
【0014】ポリマー(I)中の、通常の溶媒に不溶で
ある成分の割合は、一般に20〜100wt%程度、好
ましくは50〜100wt%程度であることが望まし
い。ここで、ポリマー(I)中に溶媒(電解液を含む)
に溶解する成分が存在していても、ポリマー層の表面お
よび表面近傍の全体に、ほぼ均一に架橋構造を有してい
ていれば、充分にデンドライトの抑制効果が得られる。
ただし不溶成分が20wt%未満である場合、架橋構造
によるデンドライトの抑制効果が充分でないので好まし
くない。
【0015】本発明に用いられるポリマー(I)として
は、一部または全体に架橋構造を有していれば、特に制
限はされないが、本発明のアルカリ蓄電池が充分な性能
を有するためには、ポリマー(I)は電解液中で充分な
イオン伝導を有し、さらには気体透過性や機械的強度が
充分であることが望ましい。
【0016】上記の理由により、ポリマー(I)は、後
述するポリマー(A)、ポリマー(A)の骨格の一部を
基(B)で置換されたポリマー(以下、「ポリマー
(A’)」という。)、ポリマー(C)、ポリマー
(C)の骨格の一部を基(D)で置換されたポリマー
(以下、「ポリマー(C’)」という。)からなる群よ
り選ばれる少なくとも1種類以上の化合物の、一部もし
くは全体を架橋した化合物を含有するポリマーを用いる
のが望ましい。
【0017】また、ポリマー(I)には、必要に応じて
後述するポリマー(E)、ポリマー(E)の一部もしく
は全体を架橋した化合物、さらには架橋されていないポ
リマー(A)、ポリマー(A’)、ポリマー(C)、ポ
リマー(C’)等を含有させておくこともできる。
【0018】例えば上記ポリマー(I)は、アルカリ電
解液中で10−3〜10S/cm程度の高いイオン伝
導を有するようなポリマー(以下「ポリマー(A)」と
いう。)および/または該ポリマー(A)の架橋物を含
有すると、電池の内部インピーダンスを下げることがで
き、充放電特性に対するポリマー層の影響を軽減できる
ために好ましい。
【0019】このようなポリマー(A)としては、例え
ばポリビニルアルコール、ポリアクリロニトリル、カル
ボキシメチルセルロース、ポリアクリル酸、ポリアクリ
レート、ポリメタクリル酸、ポリメタクリレート、ポリ
ヒニルピロリドン、ポリパラバン酸、ポリオキサゾリ
ン、ポリエチレンオキサイド、ポリスチレンスルホン酸
ナトリウムなどが挙げられる。
【0020】また、ポリマー(A)の骨格の一部に、ポ
リマー(A)の気体透過性を向上させる効果を有する基
(以下、「基(B)」という。)を導入すると、自己放
電により負極から発生する水素が電極内部に溜らなくな
り、また充電時に正極から発生する酸素を負極でいわゆ
るノイマン効果によって消費させることができるので好
ましい。ここで、ポリマー(A)の骨格の一部に基
(B)が導入されたポリマーを、ポリマー(A’)とい
う。
【0021】基(B)としては具体的には、例えば−S
iR
【化1】 −CHCH(CH,(ただし、RおよびR’は
水素原子もしくは炭素数1〜4のアルキル基を表す。)
などから成る群より選ばれる1種類以上の基が挙げられ
る。またポリマー(A)に基(B)を導入する方法とし
て、ポリマー(A)に基(B)をグラフトする方法、も
しくはポリマー(A)を構成するモノマーを基(B)を
有するモノマーと共重合する方法等が挙げられる。
【0022】ポリマー(A)に基(B)を導入する場合
の割合は、特に限定されず目的に応じて適宜選択でき、
一般的にはポリマー(A)のモノマーユニット10に対
して基(B)を通常1〜20ユニット、好ましくは7〜
14ユニット程度導入することが望ましい。
【0023】ポリマー(A)および必要に応じて用いら
れるポリマー(A’)の総量の、ポリマー(I)に対す
る割合は、通常20〜100wt%、好ましくは50〜
100wt%程度である。ここで20wt%未満である
と、ポリマー層のイオン伝導率が低く、蓄電池の充放電
特性が充分でない。
【0024】また、ポリマー(I)には、たとえば酸素
透過係数が1×10−10cm(STP)cm−1
−1cmHg−1以上であるような気体透過性に優れた
ポリマー(以下「ポリマー(C)」という。)および/
または該ポリマー(C)の架橋物が含有されるのも好ま
しい。
【0025】ポリマー(C)としては、例えば分子量が
1000〜200万程度のポリオルガノシロキサン、ポ
リビニルトリオルガノシロキサン、ポリアルキルスルホ
ン、ポリ(4−メチルペンテン−1)などが挙げられ
る。特にシロキサン骨格を有するポリマーは気体透過性
に優れているために、これを含有させることによりポリ
マー層の厚さの設定の自由度を大きくする効果が高く、
例えばデンドライトの抑止効果が最も発揮される程度に
までポリマー層を厚く形成することが可能となる。
【0026】また、ポリマー(C)の骨格の一部に、ポ
リマー(C)のイオン伝導性を向上させる効果を有する
基(以下、「基(D)」という。)を導入すると、蓄電
池の内部インピーダンスが減少し、充放電特性が向上す
るために特に好ましい。ここで、ポリマー(C)の骨格
の一部に基(D)が導入されたポリマーを、ポリマー
(C’)という。
【0027】基(D)としては具体的には、例えば−C
OOH、−CN、−CONH、−N(ただし、
Rは水素原子もしくは炭素数1〜4のアルキル基を表
す。)などから成る群より選ばれる1種類以上の解離基
または極性基が挙げられる。またポリマー(C)に基
(D)を導入する方法として、ポリマー(C)に基
(D)をグラフトする方法、もしくはポリマー(C)の
前駆体を基(D)を有するモノマーと共重合する方法等
が挙げられる。
【0028】ポリマー(C)のモノマーユニット10に
対して基(D)を通常1〜10ユニット、好ましくは3
〜7ユニット程度導入することが望ましい。
【0029】ここで、基(D)が1ユニット未満である
と充分な効果が得られず、また10ユニットを超えると
ポリマー(C’)が充分な酸素透過係数を維持できなく
なる可能性があるので好ましくない。
【0030】ポリマー(C)および必要に応じて用いら
れるポリマー(C’)の総量の、ポリマー(I)に対す
る割合は、通常20〜100wt%、好ましくは50〜
100wt%程度である。ここで20wt%未満である
と、ポリマー(C)および必要に応じて用いられるポリ
マー(C’)が、ポリマー層の酸素透過率を向上させる
効果が充分でない。
【0031】ポリマー(I)には上記の他に、必要に応
じて硬化性や柔軟性を付与するためのポリマー(以下、
「ポリマー(E)」という。)および/または該ポリマ
ー(E)の架橋物を含有させることもできる。
【0032】ポリマー(E)としては例えば、ポリスチ
レン、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、ポリエチレ
ンテレフタレート等が挙げられる。
【0033】該ポリマー(E)および/または該ポリマ
ー(E)の架橋物の、ポリマー(I)に対する含有割合
は、特に限定されず、必要に応じて適宜選択できるが、
ポリマー(I)に対して通常2〜50wt%、好ましく
は5〜20wt%程度である。この際、2wt%より少
ないとその効果が得難く、また50wt%より多いと上
記酸素透過係数を維持し且つイオン伝導性を付与するこ
とが困難となってしまうためにいずれも好ましくない。
【0034】ポリマー層の厚さは、ポリマー(I)の種
類、目的とする被覆ポリマーのイオン伝導性、酸素透過
係数、被覆ポリマーの耐久性、電極間距離、セパレータ
ーの厚さ、電極の機械的強度、亜鉛活物質量に応じて適
宜選択でき、乾燥状態で通常0.01〜2.00mm、
好ましくは0.05〜0.5mm程度である。
【0035】この際0.01mmよりも薄い場合には一
般にデンドライトの抑制効果が充分でなく、2.00m
mより厚い場合には酸素透過率もしくはイオン伝導率が
充分でないために、共に好ましくない。
【0036】さらに、本発明において、ポリマー層に電
解液の成分、例えば水等で膨潤するようなポリマーが含
有されていると、電池用亜鉛負極を電解液中に浸漬した
際に、亜鉛活物質とポリマー層との間の一部もしくは大
部分に薄い電解液層を形成する場合があり、特に優れた
放電特姓を有する蓄電池を得ることができ、非常に望ま
しい。
【0037】本発明のアルカリ蓄電池の構成部分である
亜鉛負極は、亜鉛を活物質とする電極と実質的に直接接
するように、上記の構成のポリマー(I)からなるポリ
マー層を有するものである。以下に、ポリマー層の形成
方法および電極の製造方法の例を述べる。
【0038】該ポリマー層を形成するポリマー(I)は
その一部または全部に架橋構造を有しているため、ポリ
マー層を電極と直接接するように形成するためには、一
般的には、ポリマー(I)が架橋される前の化合物(以
下、「ポリマー(I’)」という。)の塗膜を一旦電極
上に形成した後、架橋反応させる方法を用いるのが望ま
しい。
【0039】ここで、ポリマー(I’)としては、例え
ばポリマー(A)、ポリマー(A’)、ポリマー
(C)、ポリマー(C’)からなる群より選ばれる少な
くとも1種類以上の化合物が挙げられ、さらには必要に
応じてポリマー(E)を含有していてもよい。
【0040】電極にポリマー(I’)の塗膜を形成する
方法は、特に限定されず、ポリマー(I’)の種類、性
質、粘度、電極の形状等に応じて適宜選択できる。例え
ばポリマー(I’)を加熱溶融して塗膜を形成する方
法、もしくはポリマー(I’)を溶媒に溶解して塗膜を
形成する方法等が一般的である。
【0041】ここで、ポリマー(I’)の一部もしくは
全部の代わりにポリマー(I’)の前駆体(以下、「前
駆体(J)」という。)を用いて塗膜を形成した後にポ
リマー化する事によりポリマー(I’)の塗膜を形成す
ることもできる。
【0042】ポリマー(I’)を加熱溶融させて塗膜を
形成する方法としては、例えばポリマー(I’)を通常
120〜200℃程度で溶融させ、塗布、スピンコート
もしくはディップコートで亜鉛電極上に塗膜を形成して
冷却する方法等が挙げられる。
【0043】また、ポリマー(I’)を溶媒に溶解して
塗膜を形成する方法としては、ポリマー(I’)を溶解
し得る溶媒、具体的には、例えば水、エタノール、トル
エン等、溶媒として通常用いられているものからポリマ
ー(I’)の種類に応じて選択される溶媒に、ポリマー
(I’)を溶解し、塗布、スピンコートもしくはディッ
プコートで亜鉛電極上に塗膜を形成して加熱乾燥等によ
り溶媒を除去する方法等が挙げられる。
【0044】前駆体(J)の塗膜をポリマー化してポリ
マー(I’)とする方法としては、まず例えばディップ
コート、スピンコート、スプレーコート、ハケ塗布等に
よって前駆体(J)の塗膜を形成し、次いで加熱、光照
射もしくはゲル化する方法、もしくは予め前駆体(J)
を含有する塗装液に硬化促進成分を含有させておき、塗
膜形成後に自動的もしくは加熱等の手段により反応硬化
させ、ポリマー(I’)の塗膜とする方法が挙げられ
る。
【0045】ここで、前駆体(J)は、目的とするポリ
マー(I’)の構成成分の一部もしくは全部がモノマー
もしくはオリゴマーの状態である化合物である。
【0046】すなわち前駆体(J)は、例えばポリマー
(A)、ポリマー(A’)、ポリマ−(C)、ポリマー
(C’)からなる群よりポリマー(I’)の構成成分と
して選ばれた少なくとも1種類以上の化合物のうち、一
部もしくは全部を前駆体の状態で用いればよい。
【0047】ここで、ポリマー(A)を前駆体の状態
(以下、「前駆体(F)」という。)で用いる場合、例
えば酢酸ビニル、アクリロニトリル、アクリル酸、アク
リレート、メタクリル酸、メタクリレート、ビニルピロ
リドン、オキサゾリン、メチルビニルケトン、スチレン
スルホン酸、アクリルアミドなどが挙げられ、必要に応
じて1種類以上混合して用いることができる。
【0048】ポリマー(A’)を前駆体の状態(以下、
「前駆体(G)」という。)で用いる場合、上記前駆体
(F)に基(B)を導入した化合物を用いればよい。
【0049】さらに前駆体(G)に対し、多官能性のモ
ノマーを用いて架橋させることも可能である。多官能性
モノマーとしては、後述のものを用いることができる。
【0050】ポリマー(C)を前駆体の状態(以下、
「前駆体(H)」という。)で用いる場合、例えば、ジ
メチルシラン、メチルフェニルシラン、ジクロロジメチ
ルシラン、ジメチルジエトキシシランなどの各種基を有
するオルガノシランや、4−メチルペンテン−1,2,
6−ジメチルフェノールといったモノマー、あるいは−
SiH、−SiCl、−SiCH=CH、−SiCH
SHなどの基を有する低粘度のポリマーおよびオリゴ
マーなどが挙げられ、必要に応じて1種以上混合して用
いることができる。
【0051】ポリマー(C’)を前駆体の状態(以下、
「前駆体(K)」という。)で用いる場合、上記前駆体
(H)に基(D)を導入した化合物を用いればよい。
【0052】前駆体(J)には、必要に応じてポリマー
(E)、もしくはポリマー(E)の前駆体(以下、「前
駆体(L)」という。)を含有させておくこともでき
る。
【0053】前駆体(L)としては、例えばスチレン、
ビスフェノールA、塩化ビニル、テレフタル酸などが挙
げられる。
【0054】かくして電極上にポリマー(I’)の塗膜
を形成することができる。
【0055】次に、電極上に形成されたポリマー
(I’)の塗膜は、電子線や放射線などを照射して架橋
したり、あるいは上記塗膜に対し架橋剤や架橋助剤を用
いて架橋させることによりポリマー(I)の層とするこ
とができる。この他に、ポリマー(I’)に含まれる官
能基を用い、該官能基と架橋剤を反応させる方法によっ
てもポリマー(I)の層を得ることができる。
【0056】上記電子線や放射線などを照射して架橋す
る方法は特に制限されず、従来より公知の方法を用いる
ことができる。
【0057】また架橋剤も特に制限されず、ポリマー
(I’)に含まれるポリマーの種類や、架橋方法に応じ
て適宜選択できる。
【0058】すなわち該架橋剤としては、例えば硫黄、
イミダゾリン、チアゾール、ジメチルジチオカルバミン
酸亜鉛、チオールなどの硫黄および硫黄同族体によるも
のとその促進剤、ベンゾイルペルオキシド、ジクミルペ
ルオキシド、メタフェニレンビスマレイミド、キノンオ
キシムなどの有機過酸化物と架橋助剤、ジアゾアミノベ
ンゼン、ビスアゾエステルなどのアゾ化合物、テトラエ
トキシチタン、ジブチルすずオキシドなどの有機金属化
合物、トリレンジイソシアネート、グリシジルメタクリ
レートなどの多官能性有機化合物などが挙げられ、目的
に応じて適宜選択できる。
【0059】該架橋剤を用いて架橋する場合、ポリマー
(I’)の塗膜は充分に薄いため、該塗膜に架橋剤を接
触させる方法を用いることができるが、この他に例えば
ポリマー(I’)に該架橋剤を予め混合しておいてもよ
い。
【0060】上記方法以外に、前駆体(J)を用いてア
ルカリ電池用亜鉛負極を得る方法としては、前駆体
(J)を含有する塗装液に、予め多官能性モノマー、あ
るいは反応性オリゴマーを含有させ、塗膜を形成した後
に、光照射、加熱等の処理を行い、架橋構造を有するポ
リマーとする方法が挙げられる。
【0061】ここでいう多官能性モノマーとしては、例
えばN,N−メチレンビスアクリルアミド、ビニルスル
ホン、ジアクリレート、トリアクリレート、ジメタクリ
レート、トリメタクリレート、ジビニルベンゼン、トリ
レンジイソシアネートなどの多官能性有機架橋剤や、ビ
ニルトリクロロシラン、テトラエトキシシランなどの各
種シランカップリング剤等が挙げられる。
【0062】また反応性オリゴマーとしては、ポリアル
キレングリコールジメタクリレート、ポリアルキレング
リコールジアクリレート、ポリメチルハイドロキシシロ
キサン、両末端に官能基を有する各種ポリシロキサン類
など、低粘度の多官能性ポリマーあるいはオリゴマーな
どが挙げられる。
【0063】さらにまた、前駆体(J)には単独で架橋
反応を起こすモノマーを含有させたり、あるいは架橋反
応を起こすモノマー同士を選んで組合せることもでき
る。
【0064】ここで単独で架橋反応を起こすモノマーと
しては、メチルビニルケトン、ビニルイソシアネート、
グリシジルメタクリレートなどが挙げられる。
【0065】また架橋反応を起こすモノマー同士の組合
せとしては、メチルビニルケトンとアクロレイン、ジグ
リシジルエーテルあるいはジイソシアネートと各種ジア
ミン、ジチオール、ジオールなどが挙げられる。
【0066】以上の工程により電極上にポリマー(I)
の層が形成され、本発明のアルカリ蓄電池用亜鉛負極が
得られる。
【0067】本発明のアルカリ蓄電池は、上記のアルカ
リ蓄電池用亜鉛負極を用い、さらにセパレーター、正
極、電解液を組合せたものである。
【0068】本発明で用いられる正極は、通常のアルカ
リ電池用の正極材料であれば特に制限されず、例えばニ
ッケルを主成分とする電極、銀を主成分とする電極、お
よび二酸化マンガンを主成分とする電極等が挙げられ
る。
【0069】また、本発明で用いられるセパレータに関
しても、通常の電池に用いられるセパレータであれば制
限されない。特に、本発明にデンドライト抑制効果が充
電でないセパレータを用いた場合であっても、負極自体
がデンドライト抑制作用およびシェープチェンジ防止作
用を充分に有しているため、サイクル寿命が実用上充分
なアルカリ蓄電池を得ることができる。本発明に用いる
ことにできるセパレータとして、具体的に例えば、セロ
ハン、多孔質ガラス、ポリエチレン不織布、ポリプロピ
レン不織布等が挙げられる。また、従来より用いられて
いる、界面活性剤で処理した不織布、Niなどの金属を
付着させた不織布等のデンドライト抑制効果を有するセ
パレータを用いることもできる。さらには、負極が有す
るポリマー層の性質によっては、セパレータを省略し、
負極、正極および両極の間に設けられた保液層だけで電
池を構成することもできる。さらにまた、負極が有する
ポリマー層は電子伝導性を有していないので、亜鉛負極
が充分な保液力を有する場合に限り、正極と負極のみで
電池を構成することもできる。
【0070】本発明で用いられる電解質は、アルカリ水
溶液を主成分とするものであって通常のアルカリ蓄電池
に用いられるものであれば特に制限されない。電解液の
主成分としては例えば水酸化ナトリウム水溶液、水酸化
カリウム水溶液、水酸化リチウム水溶液等が挙げられ
る。また、電解質には通常のアルカリ蓄電池に用いられ
る各種添加剤を、目的に応じて適宜添加することもでき
る。このような添加剤としては、例えば酸化亜鉛、酸化
鉛、有機界面活性剤等が挙げられる。
【0071】また本発明のアルカリ蓄電池の構成部分で
ある亜鉛負極は、ポリマー層に電解液の成分、例えば水
等で膨潤するようなポリマーが含有されていると、電池
用亜鉛負極を電解液中に浸漬した際に、亜鉛活物質とポ
リマー層との間の一部もしくは大部分に薄い電解液層を
形成する場合があり、特に優れた放電特性を有する蓄電
池を得ることができる。
【0072】
【発明の効果】本発明のアルカリ蓄電池の構成部分であ
る亜鉛負極は、その表面に実質的に直接接するように配
された、架橋構造を有するポリマー層の作用によりデン
ドライトおよびシェープチェンジの発生が著しく軽減さ
れているため、これを用いた蓄電池は充分に長いサイク
ル寿命を有する。
【0073】
【実施例】以下、実施例を用いて本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0074】(実施例1)亜鉛電極の作製 酸化亜鉛6.0g、汞化率3重量%の亜鉛粉末3.0
g、ポリテトラフルオロエチレン0.1gに、濃度5重
量%のポリビニルアルコール水溶液4ミリリットルを加
えて混練した後、20メッシュの板状の銅網(縦5cm
×横20cm)の一部(縦2cm×横20cm)に塗布
し、これをローラで圧延乾燥し、40cmの電極面積
を有する亜鉛電極を得た。これを2cmの電極面積を
有する電極に切り分け実験に使用した。
【0075】亜鉛電極の被覆 濃度10wt%のポリビニルアルコール水溶液10ミリ
リットルに塩酸を加えてpH=3とし、さらにジメチル
ジェトキシシラン1.0gを加え、60℃で5時間加熱
攪拌してゾルとし、これを塗布溶液とした。該塗布溶液
に上記亜鉛電極を浸漬して引上げ、80℃で1時間加熱
乾燥することにより、亜鉛電極表面に実質的に直接接す
る厚さ約200μm程度のポリマー層を有するアルカリ
蓄電池用亜鉛負極が得られた。
【0076】このとき、上記ポリマー層に相当するポリ
マー膜を、水とトルエンでそれぞれ6時間ソックスレー
抽出し、その残渣から不溶成分の含有割合を求めたとこ
ろ76wt%であり、架橋構造の存在が確認された。
【0077】対極に焼結式ニッケル電極(電極面積2c
)、電解液に濃度30重量%の水酸化カリウムの水
溶液を用い、セパレータを介さずに内容量が縦1cm×
横1cm×高さ5cmの電池セルを組んで充放電試験を
行った。(20℃恒温、充電電流10mA、充電終止電
位1.92V、放電電流20mA、放電終止電位1.2
V)
【0078】電池セルの構成を図1に示す。またこのと
きのサイクル特性を図3の電池(a)に示す。
【0079】(実施例2)亜鉛電極の被覆 ポリメチルハイドロシロキサンの
【化2】 ユニット10に対して、5ユニットにビニル酢酸を、ま
た3ユニットに1−ヘプテンを、それぞれ塩化白金酸を
触媒としてグラフトし、これを塗布溶液とした。
【0080】さらに上記塗布溶液に対し、上記ポリメチ
ルハイドロシロキサンの2ユニット分と反応する量の両
末端にビニル基を有するポリジメチルシロキサンを加
え、直ちに、実施例1で得られた亜鉛電極を浸漬し、引
き上げた後に60℃で1時間加熱硬化させ、亜鉛電極表
面に実質的に接する厚さ100μm程度のポリマー層を
有するアルカリ蓄電池用亜鉛負極を得た。
【0081】このとき、上記ポリマー層に相当するポリ
マー膜を、水とトルェンでそれぞれ6時間ソックスレー
抽出し、その残渣から不溶成分の含有割合を求めたとこ
ろ、94wt%であり、架橋構造の存在が確認された。
【0082】上記で得られたアルカリ蓄電池用亜鉛負極
を用い、図2に示した電池セルに組、実施例1と同様の
条件で充放電試験を行った。このときのサイクル特性
を、図3の電池(b)に示した。
【0083】(実施例3)濃度10重量%のポリビニル
アルコール水溶液10ミリリットルを塗布溶液とした。
該塗布溶液に、実施例1で用いたのと同じ亜鉛電極を浸
漬して引上げ、80℃で1時間加熱・乾燥し、さらにテ
トライソプロポキシチタンの10重量%トルエン溶液に
数秒程度浸漬し、引き上げることにより、架橋反応を行
った。
【0084】かくして亜鉛電極表面に実質的に接する厚
さ30μm程度のポリマー層を有するアルカリ蓄電池用
亜鉛負極を得た。
【0085】このとき、上記ポリマー層に相当するポリ
マー膜を、水とトルェンでそれぞれ6時間ソックスレー
抽出し、その残渣から不溶成分の含有割合を求めたとこ
ろ84wt%であり、架橋構造の存在が確認された。
【0086】上記で得られたアルカリ蓄電池用亜鉛負極
を用い、実施例1と同様に充放電試験を行った結果を、
図3中、(c)に示した。
【0087】(比較例1)実施例1で得られた亜鉛電極
に対してポリマーの被覆を行わないこと以外は実施例1
と同様にして、電池セルを組んで充放電試験を行った。
結果を図3の(d)に示す。
【0088】27サイクルでデンドライトの発生により
短絡してしまい、以後充放電が行えなくなった。
【0089】(比較例2)濃度15重量%のポリビニー
ルアルコールの水溶液に、実施例1で作製した亜鉛電極
を浸漬し、引上げ、80℃で1時間加熱乾燥することに
より、亜鉛電極表面に実質的に直接接する厚さ約100
μm程度のポリビニールアルコール層を有する電極を作
製し、実施例2と同様の方法で充放電試験を行った。結
果を図3の(e)に示す。
【0090】このとき上記ポリビニールアルコール層に
相当するポリビニールアルコールの膜を、水とトルエン
でソックスレー抽出を行ったところ、不溶分は認められ
ず、すなわち上記ポリビニールアルコール層には架橋構
造が含まれていないことが確認された。
【0091】本発明による実施例1〜3で作成された電
極は、亜鉛活物質に実質的に直接接するように、架橋構
造を有するポリマー層が設けられているものであり、こ
れらを用いた電池の充放電特性は、図3中(a)、
(b)および(c)に示されているとおり、ポリマー層
を全く有さない比較例1による電極を用いた電池の充放
電特性(d)、架橋構造を有さないポリマー層を有する
比較例2による電極を用いた電池の充放電特性(e)と
比較して、優れた性能を有する。
【0092】すなわち、ポリマー層を全く有さない比較
例1による電極を用いた電池の充放電特性(d)は、充
放電サイクルを重ねていくと、デンドライトによる形状
の変化を起こし、容量の急激な低下、さらには短絡状態
となってしまうことが明確に示されている。
【0093】また、架橋構造を有さないポリマー層を有
する比較例2による電極を用いた電池の充放電特性
(e)も、ポリマー層によるデンドライトとシェープチ
ェンジに対する抑制効果が不十分であって、充放電サイ
クルとともに放電容量が著しく低下する傾向を示した。
【0094】これらに対し、本発明による電極を用いた
場合には、図3中(a)、(b)および(c)に示され
るとおり、デンドライトによる短絡はみられなかった。
また、放電容量が初期放電容量の6割となった時点をサ
イクル寿命と定義した場合、実施例で得られた電極を用
いた電池のサイクル寿命は、ポリマー層を有さない電極
を用いた場合の2倍以上であった。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例で用いた電池セルの構成を示す断面図。
【図2】実施例2で用いた電池セルの構成を示す断面
図。
【図3】実施例及び比較例の充放電特性を示すグラフ。
【符号の説明】
1 ガラスセル 2 負 極 3 正極(Ni電極) 4 電解液 5 流動パラフィン 6 負極端子 7 正極端子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 亜鉛を活物質とする電極と実質的に直接
    接するポリマー層を有し、且つポリマー層が少なくとも
    架橋構造を有するポリマーを含有することを特徴とする
    亜鉛負極を用いたアルカリ蓄電池。
  2. 【請求項2】 少なくともゾル状のポリマー前駆体を含
    む塗布膜を亜鉛電極上に形成し、ゲル化することにより
    亜鉛電極に実質的に直接接するようにポリマー層を設け
    る工程を含み、かつ得られたポリマー層が少なくとも架
    橋構造を有するポリマーを含有することを特徴とする亜
    鉛負極を用いたアルカリ蓄電池の製造方法。
JP4255323A 1992-08-07 1992-08-12 アルカリ蓄電池及びその製造方法 Pending JPH0660876A (ja)

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US08/099,174 US5382482A (en) 1992-08-07 1993-07-29 Zinc electrode for alkaline storage battery
CA002101872A CA2101872A1 (en) 1992-08-07 1993-08-04 Zinc electrode for alkaline storage battery
EP93306208A EP0584987B1 (en) 1992-08-07 1993-08-05 Zinc electrode for alkaline storage battery
DE69321795T DE69321795T2 (de) 1992-08-07 1993-08-05 Zink-Elektrode für alkalische Sammlerbatterie

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2313561A (en) * 1996-05-31 1997-12-03 Samsung Display Devices Co Ltd Coating a plate with hydrophobic resin
CN114976055A (zh) * 2022-06-14 2022-08-30 浙江大学 一种用于锌基液流电池的硅醇薄膜的原位制备方法

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