JPH0660793U - 電動圧縮機 - Google Patents

電動圧縮機

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JPH0660793U
JPH0660793U JP331493U JP331493U JPH0660793U JP H0660793 U JPH0660793 U JP H0660793U JP 331493 U JP331493 U JP 331493U JP 331493 U JP331493 U JP 331493U JP H0660793 U JPH0660793 U JP H0660793U
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JP
Japan
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electric compressor
electric
closed container
hermetic container
compression unit
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Application number
JP331493U
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Inventor
雄二 吉井
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Sanden Holdings Corp
Original Assignee
Sanden Corp
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Publication date
Application filed by Sanden Corp filed Critical Sanden Corp
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Priority to US08/194,092 priority patent/US5514922A/en
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 漏電や感電を防止できる電動圧縮機を提供す
ること。 【構成】 密閉容器2と、密閉容器2内に配置された圧
縮部4、密閉容器2内に配置され、圧縮部4を駆動する
電気的駆動源6とを含む電動圧縮機において、密閉容器
2の内面と外面の内、少なくとも一方に電気絶縁性を有
する被膜が構成されていることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、冷凍装置、空調装置等に用いられる電気的駆動源を内蔵した電動圧 縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の電動圧縮機は、密閉容器と、該密閉容器内に配置された圧縮部 と、上記密閉容器内に配置され、上記圧縮部を駆動する電気的駆動源とを含んで いる。例えば、特開平1−178799号公報、特開平1−187387号公報 参照。
【0003】 図2に示す電動圧縮機は、特開平1−178799号公報に開示されるもので あるが、この電動圧縮機1の場合、密閉容器2内を高圧室(吐出圧力)とし、そ の中に圧縮部4及び電気的駆動源6等を内蔵し、軸受部等を潤滑する潤滑油が密 閉容器2の底部に溜るように成っている。
【0004】 図3に示す電動圧縮機は、特開平1−187387号公報に開示されるもので あるが、この電動圧縮機1の場合、密閉容器2を低圧側(吸入圧力)と高圧側( 吐出圧力)とに分け、高圧側に圧縮部4を設け、低圧側に圧縮部4を駆動する電 気的駆動源6及び各軸受部を潤滑する油溜りを設けている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
住宅空調用の冷凍回路に使用されている冷媒は、一般にHCFC−22であり 、一方、冷蔵庫の冷凍回路に用いられている冷媒は、CFC−12が用いられて いるが、最近の環境保護の観点からCFC−12からHFC−134aに変わろ うとしている。
【0006】 これらHCFC−22及びHFC−134aは、本質的に電気を流し易く、こ の為、電動圧縮機の電気絶縁性が非常に悪く、漏電や感電の危険性が生じる可能 性があった。特に、近い将来に一般に普及すると思われる電気自動車の空調用に 電動圧縮機を使用した場合、事故等で電動圧縮機が破損した時に搭乗者の感電事 故が憂慮される。
【0007】 それ故に、本考案の課題は、漏電や感電を防止できる電動圧縮機を提供するこ とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案によれば、密閉容器と、該密閉容器内に配置された圧縮部と、上記密閉 容器内に配置され、上記圧縮部を駆動する電気的駆動源とを含む電動圧縮機にお いて、上記密閉容器の内面と外面の内、少なくとも一方に電気絶縁性を有する被 膜が構成されていることを特徴とする電動圧縮機が得られる。
【0009】
【作用】
本考案の電動圧縮機の場合、密閉容器の内面と外面の内、少なくとも一方に電 気絶縁性を有する被膜が構成されているので、この被膜により漏電及び感電が防 止される。
【0010】
【実施例】
図1は本考案の一実施例による電動圧縮機の縦断面図である。
【0011】 図1を参照して、本実施例の電動圧縮機1は、電気自動車用に開発された小型 、軽量の電動圧縮機であり、この電動圧縮機1は、密閉容器2と、圧縮部4と、 電気的駆動源(モータ)6とを含んでいる。
【0012】 密閉容器2は、フロントハウジング20と、センターハウジング21と、ステ ータハウジング22とから成る。
【0013】 フロントハウジング20は、略カップ状であり、その一端部の中央には、吐出 ポート20aが形成されている。
【0014】 センターハウジング21も略カップ状であり、その一端部は、シール部材23 を介在させてフロントハウジング20の他端部に嵌入されている。センターハウ ジング21の一端部近傍の内面には、略リング状の支持壁21aが形成され、こ の支持壁21aには、連通孔21bが形成されており、また、支持壁21aの内 周面によって構成される孔21cには、ラジアルボールベアリング24が嵌入さ れている。フロントハウジング20とセンターハウジング21とは、ボルト25 によって連結されている。
【0015】 ステータハウジング22も略カップ状であり、その一端部の外面中央には、吸 入ポート22aが形成され、また、一端部の内面中央には、略リング状の支持壁 22bが形成され、この支持壁22bの内周面によって構成される孔22cには 、ラジアルニードルベアリング26が嵌入されている。また、ステータハウジン グ22の一端部には、嵌入孔22dが形成され、この嵌入孔22dに密閉端子2 7が嵌入されている。センターハウジング21とステータハウジング22とは、 ボルト28によって連結されている。
【0016】 上述のフロントハウジング20、センターハウジング21、及びステータハウ ジング22は、いずれもアルミニウム系合金でできており、これらの内面及び外 面は、電気絶縁性を有する被膜で覆われている。これらの電気絶縁性被膜は、ア ルミニウム系合金を陽極酸化処理して生成される陽極酸化被膜、即ち、アルマイ トである。
【0017】 フロントハウジング20内に、圧縮部4が配置されている。この圧縮部4は、 スクロール式のものであり、固定スクロール部材40と、可動スクロール部材4 1とから成る。
【0018】 固定スクロール部材40は、第1の板体40aと、この第1の板体40aの一 面に形成された第1のうず巻き体40bとから成る。第1の板体40aの他面に は、脚部40cが形成され、この脚部40cは、フロントハウジング20の一端 内面に突き合わされ、更に第1の板体40aの外周縁部と、フロントハウジング 20の内周面との間に、シール部材42が介在している。これにより、第1の板 体40aとフロントハウジング20の一端内面との間に、吐出室43が構成され る。一方、第1の板体40aとセンターハウジング21の支持壁21aとの間に 吸入室44が構成される。また、第1の板体40aの中央部には、吐出孔40d が形成され、更に、第1の板体40aの他面には、吐出孔40dを開閉する吐出 弁45と、この吐出弁45の開き具合を制限するバルブリテーナ46が、ボルト 47によって固定されている。
【0019】 可動スクロール部材41は、第2の板体41aと、この第2の板体41aの一 面に形成された第2のうず巻き体41bとから成る。第2の板体41aの他面に は、軸受部41cが形成されている。可動スクロール部材41は、両うず巻き体 40b,41bの間に流体ポケット48が構成されるように、固定スクロール部 材40に組み合わされる。第2の板体41aとセンターハウジング21の一端面 との間には、回転阻止機構49が設けられている。
【0020】 センターハウジング21とステータハウジング22とで構成される収納室29 内に、電気的駆動源6が配置されている。この電気的駆動源6としてモータ6が 用いられている。このモータ6は、クランクシャフト60と、回転子61と、固 定子62とから成る。
【0021】 クランクシャフト60は、主軸部60aと、大径部60bと、クランクピン6 0cとから成る。主軸部60aの一端は、ニードルベアリング26を介して支持 壁22bに支持されている。主軸部60aには、吸入ポート22aと収納室29 とを連通する連通路60d,60eが設けられている。また、主軸部60aには 、バランスウェエイト63,64が取り付けられている。大径部60bは、主軸 部60aの他端に連設され、ボールベアリング24を介して支持壁21aに支持 されている。大径部60bには、連通路60eに連通する潤滑油通路60fが設 けられている。大径部60bの可動スクロール部材41側には、カウンターウェ イト65が取り付けられている。クランクピン60cは、大径部60bの可動ス クロール部材41側面に設けられている。クランクピン60cには、大径部60 bの潤滑油通路60fに連通する潤滑油通路60gが設けられている。また、ク ランクピン60cには、偏心ブッシュ66が回転自在に取り付けられている。こ の偏心ブッシュ66は、ニードルベアリング67を介在させて可動スクロール部 材41の軸受部41cに挿入されている。これにより、クランクシャフト60が 可動スクロール部材41に連結されている。
【0022】 回転子61は、主軸部60aの外周面に取り付けられている。固定子62は、 その略半分をステータハウジング22内に圧入され、残り半分は、センターハウ ジング21内に配置されている。固定子62は、密閉端子27に接続されている 。
【0023】 本実施例の場合、密閉容器2の内面及び外面を電気絶縁性被膜で覆ってあるが 、密閉容器の内面だけ或いは外面だけを電気絶縁性被膜で覆うようにしても構わ ない。
【0024】 また、本実施例の場合、圧縮部4としてスクロール式のものが用いられている が、これに限らず、斜板式のもの、ベーン式のもの、ロータリー式のもの等でも 構わない。
【0025】 尚、本実施例の場合、アルミニウム系合金よりなる密閉容器2の表面を陽極酸 化処理することによアルマイトを生成させ、このアルマイト被膜を電気絶縁性被 膜としてあるが、密閉容器に電気絶縁性被膜を構成する方法としてはこれに限ら ず、エポキシ、ポリエステル等を粉体塗装により被膜化する方法、シリコン、フ ェノール、又はウレタンに密閉容器を浸漬してこれを被膜化する方法、プチルゴ ム、エチレンプロピレンゴム、クロロプレンゴム、又はニトリルブタジエンゴム に密閉容器を浸漬、或いはこれらの物質を密閉容器に塗布することにより被膜化 する方法等もある。
【0026】
【考案の効果】
本考案の電動圧縮機は、密閉容器の内面と外面の内、少なくとも一方に電気絶 縁性を有する被膜を備えているので、この被膜により漏電及び感電を防止するこ とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の一実施例による電動圧縮機の縦
断面図である。
【図2】図2は従来の電動圧縮機の一例の縦断面図であ
る。
【図3】図3は従来の電動圧縮機の他の例の縦断面図で
ある。
【符号の説明】
1 電動圧縮機 2 密閉容器 4 圧縮部 6 電気的駆動源

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉容器と、該密閉容器内に配置された
    圧縮部と、上記密閉容器内に配置され、上記圧縮部を駆
    動する電気的駆動源とを含む電動圧縮機において、上記
    密閉容器の内面と外面の内、少なくとも一方に電気絶縁
    性を有する被膜が構成されていることを特徴とする電動
    圧縮機。
  2. 【請求項2】 上記密閉容器がアルミニウム系合金で構
    成され、上記電気絶縁性を有する被膜が、上記密閉容器
    を陽極酸化処理して生成される陽極酸化被膜であること
    を特徴とする電動圧縮機。
JP331493U 1993-02-08 1993-02-08 電動圧縮機 Withdrawn JPH0660793U (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP331493U JPH0660793U (ja) 1993-02-08 1993-02-08 電動圧縮機
US08/194,092 US5514922A (en) 1993-02-08 1994-02-08 Hermetic motor driven fluid apparatus having improved insulating structure
US08/453,682 US5747905A (en) 1993-02-08 1995-05-30 Hermetic motor driven fluid apparatus having improved insulating structure

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP331493U JPH0660793U (ja) 1993-02-08 1993-02-08 電動圧縮機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0660793U true JPH0660793U (ja) 1994-08-23

Family

ID=11553902

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP331493U Withdrawn JPH0660793U (ja) 1993-02-08 1993-02-08 電動圧縮機

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JP (1) JPH0660793U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002364546A (ja) * 2001-06-08 2002-12-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電動機内蔵の圧縮機と、これを搭載した移動車
JP2009150248A (ja) * 2007-12-19 2009-07-09 Panasonic Corp インバータ一体型電動圧縮機
JP2013115860A (ja) * 2011-11-25 2013-06-10 Jtekt Corp 電動モータおよびこれを備える電動ユニット

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Legal Events

Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19970508