JPH066038Y2 - 袋用素材 - Google Patents

袋用素材

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JPH066038Y2
JPH066038Y2 JP1986125919U JP12591986U JPH066038Y2 JP H066038 Y2 JPH066038 Y2 JP H066038Y2 JP 1986125919 U JP1986125919 U JP 1986125919U JP 12591986 U JP12591986 U JP 12591986U JP H066038 Y2 JPH066038 Y2 JP H066038Y2
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JP
Japan
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bag
folded
paper
string
cut
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JP1986125919U
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JPS6332148U (ja
Inventor
義一 篠原
正巳 藤代
Original Assignee
ニュ−ロング株式会社
株式会社ニュ−パック
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、開口上縁部を二重とした手提げ袋を作成する
ための袋用素材に関するものである。
従来の技術 従来の手提げ紙袋の開口上縁部は、袋への物の出し入れ
によって一番破損しやすい箇所であるため、第9図に示
すように、紙袋1に補強紙2を介して取付けられた把手
紐3の部分に相当して切欠部4を有する折り返し部5を
形成し、紙袋1の開口上縁部を内方に折り曲げて紙袋1
の内面に折り返し部5を接着剤により貼着し、紙袋1の
開口上縁部を二重のものとして補強していた。
しかしながら、補強紙2の紐取付け部分は折り返し部5
の切欠部4によりかくれていないので見栄えが悪く、こ
の部分が折り返し部5により補強されず、前記折り返し
部5の切欠部4を打ち抜き加工により形成するので、前
記切欠部4に相当する形状の紙の切り屑が多量に発生
し、清掃が大変であり、製袋も面倒であった。
また、上記従来技術の欠点を改良するために、提手の対
応位置において袋主体の上周縁部に縦方向の切目を設け
て該周縁部内方かつ下方に折返し、該折返し部を紙袋主
体及び補強紙の内面に接着した手提紙袋が実願昭53−
119357号(実開昭55−36158号)として提
案されている。
しかし、このものは切目が折返し部の折り返し線まで形
成されているので、提手が挿通される切目上縁部が一重
となり、この部分から紙袋が裂け易く、提手の挿通部が
外面より見えて体裁がわるく、しかも、提手挿通部が単
なる切目より成るので提手を通しにくく、提手によって
切目の奥端が拡げられるため、奥端に裂け目を生じて見
栄えが悪く、提手によって形成される膨隆部上に切目の
縁辺が位置して接着されるために切目から折り返し部が
剥がれ易いものであった。
さらに、折り曲げ部のそれぞれにその辺縁から折り目に
向かって折り目に達しない長さの一対のスロットまたは
切り目を設け。下げ手ひもの両端部分を前記スロットま
たは切り目に通過させ、下げ手のひもを紙袋の開口外部
へ導出するようにした紙袋が実願昭57−75435号
(実開昭58−177350号)として提案されてい
る。
しかし、このものはスロットの形成に際して切り抜き片
を生じてその処理が面倒であり、単なる切り目を形成す
る場合は、前記実願昭53−119357号(実開昭5
5−36158号)と同様に、下げ手のひもを通しにく
く、切り目の奥端が下げ手ひもで拡げられて裂け目を生
じ、下げ手ひもによって形成される膨隆部上に切り目の
縁辺が位置して接着されるため、折り曲げ部がひもによ
って形成される膨隆部から剥がれ易いものである。
考案が解決すべき課題 本考案の目的は、上記欠点を解消して、袋の口縁が連続
して2重折りされて切欠部を形成しないので、この切欠
部から袋が破損することがなく紐取付け部分が完全にか
くれて露出せずに見栄えが良く、この部分を補強して強
度を向上し、側方への切目線の奥端から縦方向の切目線
に平行に折り返して折曲げて折曲げ部を形成することに
よって、切り屑を生ずることなく広幅の紐挿通溝が形成
できて切目線に紐を挿通し易く、切目線の奥端が紐で拡
げられることがなくて切目線から裂け目を生じることが
なく、縦方向の切目を膨隆する紐の上面から外れた位置
に存在させることができて切目から折り返し部が剥がれ
にくく、紙の切り屑が発生せず、製袋を容易に行なうこ
とが可能な袋用素材を提供することにある。
問題点を解決するための手段 本考案は、上縁部に内方に折り曲げる折り返し部を形成
した袋用素材において、前記折り返し部に縁より折り目
に達しない途中まで縦方向の切目線を複数設けると共
に、その奥端に側方への切目線を設けたことを特徴とす
る構成を有するものである。
作用 袋用素材の上縁部に形成した折り返し部の切目線の奥端
に設けた側方への切目線の奥端より紐抑え部を側方に折
り返し、補強紙を介して取付けた紐を紙抑え部を折り返
して形成される切欠部に通し、袋の開口上縁部を内方に
折り曲げて折り返し部を袋内面に対して接着剤により貼
着した後、折り返した紐抑え部を補強紙の紐取付部分に
貼着し、補強紙を折り返し部の内側にかくすと共に紐の
挿通部を袋内面に隠し、袋の開口上縁部及び紐の挿通部
を二重に補強する。
実施例 以下、本考案の実施例を図面に基いて詳細に説明する。
第1図において、6は袋用素材となる紙袋の原紙であ
り、原紙6の上縁部には、折り目7に沿って折り曲げる
ことができる折り返し部8が形成されている。折り返し
部8には紙袋に補強紙17を介して取付けられる手提げ
用の紐16に相当する位置に縁より切目線9を介して側
方に折り返し可能な紐抑え部10が複数設けられてい
る。紐抑え部10を側方に折り返すことにより、折り返
し部8には紐16を通す切欠部分が形成される。
そして、切目線9は折り返し部8の縁から折り目7に達
しない途中まで形成された縦方向の切目線の奥端に、そ
れぞれ反対方向の外側に屈曲させて側方への切目線を設
けて成り、折り返し部8が折り目7に沿って折り返され
たとき、紐の位置においても紐の挿通部においても原紙
6が二重となるように構成されている。
また、原紙6の下縁部には袋底面を形成するために折り
曲げられる折り目11が形成され、前記原紙6の縦方向
には筒状に折り曲げるための折り目12が形成されてお
り、原紙6の一側部には原紙6を筒状とするために、原
紙6の他端部と接着するためののり代13が設けられ、
原紙6の折り返し部8にはのり代13に対応する角部に
切欠部14が設けられている。
次に、原紙6からの紙袋15の作成は、まず、原紙6の
上縁部に形成した折り返し部8を折り目7に沿って紙袋
内方となる側へ折り返し、次いで、原紙6の縦方向の折
り目12に沿って原紙6を筒状に折り、原紙6の一側部
に設けたのり代13に接着剤を塗布した後、前記のり代
13を原紙6の他端部と対応させて接着して筒状体に形
成し、次いで、原紙6の下縁部を折り目11に沿って折
った後接着して袋底面を形成し、原紙6を上端が開口す
る紙袋に作成する。
紙袋15には、第2図に示すように、手提げ用の紐16
が補強紙17を介して取付けられており、紙袋15の開
口上縁部は内方に折り曲げられて折り返し部8が形成さ
れ、二重となっている。
18は紙袋15の幅方向の袋側面、19は紙袋15の厚
み方向の袋側面、20は紙袋15の袋底面、21は袋側
面19の折り目である。
補強紙17の紐取付け部分には折り返し部8に切目線9
を介して設けた紐抑え部10が貼着され、前記折り返し
部8を折り返した際には、前記折り返し部8に設けた切
欠部14に紙袋15の袋側面18の裏面一部が露出する
こととなり、この露出した部分にのり代が接着される。
手提げ用の紐16は2枚の補強紙17間に取付けられて
おり、補強紙17は袋側面18の裏面に接着されてい
る。
次に、この実施例の作用について説明すると、原紙6の
上縁部を折り目7に沿ってそれぞれ内側に折り曲げて折
り返し部8を形成し、折り返し部8を手提げ用の紐16
を取付けた補強紙17を挟んで原紙6の裏面に接着剤に
より接着するが、その際、折り返し部8の紐抑え部10
を第3図に示すように、切目線9における側方への切目
線の奥端より側方に折り返して切欠部22を形成した
後、この切欠部22に補強紙17を介して取付けられた
紐16を通す。次いで、第4図に示すように、折り返し
部8に設けた紐抑え部10を補強紙17の紐取付け部分
に接着剤により接着することにより、補強紙17の紐取
付け部分が紐抑え部10の内側にかくれると共に、紐抑
え部10により補強紙17の紐取付け部分の強度を増
し、補強紙17の全体が折り返し部8の内側にかくれ
る。折り返し部8には切目線9を介して紐抑え部10を
設けたので、その製作に際して、紙の切り屑が発生しな
い。
さらに、原紙6を筒状とするために、原紙6の一側部に
設けたのり代13を袋側面18の裏面に接着する時、折
り返し部8の角部には切欠部14が設けられているの
で、のり代13は折り返し部8の切欠部14に原紙6の
他側部となる袋側面18の裏面をのり代13の幅に相当
する面積が露出した状態で接着することとなるため、表
面印刷等が施してあるのり付きの悪い折り返し部8には
のり代13を接着せずに、原紙6の他側部の裏面にのり
代13を強固に接着し、この箇所から剥がれて袋が破損
することがなく、折り返し部8の切欠部14を除いての
り代13を接着する箇所の厚さが薄くなる。
第5図〜第8図は、本考案の他の実施例を示し、原紙6
の上縁部の折り返し部8に設けた切目線の形状をそれぞ
れ異ならせたものである。
第5図は第1図に示した実施例の切目線9とは逆に、原
紙6の折り返し部8の縁より形成された切目線23の奥
端をそれぞれ内側に屈曲して側方への切目線を形成し、
紐抑え部24を設け、紐抑え部24が内側に折り返し可
能となっており、第6図は折り返し部8の縁より形成さ
れた切目線25の奥端を同方向に屈曲して側方への切目
線を形成し、紐抑え部26を設け、紐抑え部26が同方
向に折り返し可能となっている。
また、第7図は原紙6の折り返し部8の縁より形成され
た切目線27の奥端がそれぞれ反対方向に直角に屈折さ
れて側方への切目線を形成し、紐抑え部28が設けら
れ、紐抑え部28はそれぞれ外側に折り返し可能となっ
ている。
さらに、第8図は原紙6の折り返し部8の縁より形成さ
れた切目線29の奥端がそれぞれ両側方向に屈折して側
方への切目線を形成し、紐抑え部30,30が設けら
れ、紐抑え部30,30はそれぞれ両側方向に折り返し
可能となっている。
第5図〜第8図に示す実施例の他の構造は、第1図に示
す実施例とまったく同様のため、同一部位には同一符号
を付して説明を省略する。
なお、紐抑え部の幅は補強紙を介して取付けられた紐の
幅よりもわずかに広くされている。
考案の効果 以上に述べたように、本考案の袋用素材は、その上縁部
に内方に折り曲げる折り返し部を形成し、折り返し部に
は縁より折り目に達しない途中まで縦方向の切目線を複
数設けると共に、その奥端に側方への切目線を設けたの
で、袋の口縁が連続して2重折りされて切欠部が形成さ
れないので、この切欠部から袋が破損することがなく、
手提げ用の紐を取付けた補強紙の紐取付部分が紐抑え部
により隠れて露出せず、紐の挿通部である切目線端部が
袋の外面より見えず体裁が良く、側方への切目線の奥端
から縦方向の切目線に平行に折り返し部を折曲げて折曲
げ部を形成することによって、切り屑を生ずることなく
広幅の紐挿通溝が形成できて簡単に紐を挿通することが
でき、紐挿通溝が広幅のため、紐によって紐挿通溝奥端
に裂け目を生じることがなく見栄えがよい。また紐抑え
部を補強紙の紐取付部分に接着して補強し、しかも側方
への切目線に紐が挿通されるので「縦方向の切目を膨隆
する紐の上面から外れた位置に存在させることができて
切目から折り返し部が膨隆する紐の上面に貼着された紐
抑え部が」剥がれにくく、袋の重量が加わる紐挿通部分
も二重になるので裂けにくい。
さらに、折り返し部に切目線を形成するのみであるので
製造に際して紙の切り屑が発生せず、清掃を行なう必要
がなく、製袋を容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例の原紙の正面図、第2図は、
同上の原紙で作成した紙袋の斜視図、第3図は、折り返
し部取付け時の原紙の要部正面図、第4図は、折り返し
部取付け後の原紙の要部正面図、第5図〜第8図は、本
考案の切目の形状をそれぞれ異ならせた原紙の要部正面
図、第9図は、従来の紙袋の要部斜視図である。 1…紙袋、2…補強紙、3…把手紐、4…切欠部、5…
折り返し部、6…原紙、7…折り目、8…折り返し部、
9…切目線、10…紐抑え部、11…折り目、12…折
り目、13…のり代、14…切欠部、15…紙袋、16
…紐、17…補強紙、18…袋側面、19…袋側面、2
0…袋底面、21…折り目、22…切欠部、23…切目
線、24…紐抑え部、25…切目線、26…紐抑え部、
27…切目、28…紐抑え部、29…切目線、30…紐
抑え部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実願 昭53−11935号(実開 昭55− 36158号)の願書に添付した明細書及び図 面の内容を撮影したマイクロフィルム(J P,U) 実願 昭57−75435号(実開 昭58− 177350号)の願書に添付した明細書及び図 面の内容を撮影したマイクロフィルム(J P,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上縁部に内方に折り曲げる折り返し部を形
    成した袋用素材において、前記折り返し部に縁より折り
    目に達しない途中まで縦方向の切目線を複数設けると共
    に、その奥端に側方への切目線を設けたことを特徴とす
    る袋用素材。
JP1986125919U 1986-08-20 1986-08-20 袋用素材 Expired - Lifetime JPH066038Y2 (ja)

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JP1986125919U JPH066038Y2 (ja) 1986-08-20 1986-08-20 袋用素材

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JP1986125919U JPH066038Y2 (ja) 1986-08-20 1986-08-20 袋用素材

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Publication Number Publication Date
JPS6332148U JPS6332148U (ja) 1988-03-02
JPH066038Y2 true JPH066038Y2 (ja) 1994-02-16

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ID=31019237

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JP1986125919U Expired - Lifetime JPH066038Y2 (ja) 1986-08-20 1986-08-20 袋用素材

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4844937B1 (ja) * 2011-06-20 2011-12-28 正明 杉本 ハンドル付きガゼット袋及びその連続製造方法

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JPS6332148U (ja) 1988-03-02

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