JPH0660323A - テーパ状エッチング方法 - Google Patents

テーパ状エッチング方法

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JPH0660323A
JPH0660323A JP4224663A JP22466392A JPH0660323A JP H0660323 A JPH0660323 A JP H0660323A JP 4224663 A JP4224663 A JP 4224663A JP 22466392 A JP22466392 A JP 22466392A JP H0660323 A JPH0660323 A JP H0660323A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
etching
substrate
resist
sio
gas
Prior art date
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Pending
Application number
JP4224663A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Kasahara
正樹 笠原
Shigemitsu Watanabe
重光 渡辺
Tsukasa Yamada
司 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、基板の表面に、任意の傾斜角度の段
差を形成することが可能であるようにした、テーパ状エ
ッチング方法を提供することを目的とする。 【構成】基板11上に、縁部が傾斜するようにレジスト
15を形成した後、エッチングガスを使用して異方性エ
ッチングすることにより、該基板上に、該レジストの傾
斜面に対応して傾斜した段部11aを形成するようにし
た、テーパ状エッチング方法において、装置として平行
平型、ECR型等のRIE装置10、エッチングガスと
してCF4+O2等の反応ガスを用い、かつエッチング条
件を任意に設定して、該レジスト及び基板のエッチング
レート比αを調節することにより、該基板上の傾斜面の
傾斜角度θ’が適宜に調整され得るように、テーパ状エ
ッチング方法を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば薄膜磁気ヘッド
等を製造する場合に、SiO2基板(基板上のSiO2
でもよい)に対してテーパ付きの段差を形成するための
エッチング方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば薄膜磁気ヘッド等の製造工
程において、セラミック基板上に形成されたSiO2
に対して、テーパ付きの段差を形成する場合、イオンミ
リング装置を使用して、イオンビームを照射することに
より、エッチングが行なわれている。
【0003】このようなエッチング方法によれば、図6
に示すように、基板1上に形成されたSiO2膜2は、
その表面に、縁部が角度θで傾斜するようにレジスト3
が形成された後(図6(A)に示す)、上記のようにイ
オンビームを照射することにより、該レジスト3及びS
iO2膜2がエッチングされる。従って、該レジスト3
の形状が、該SiO2膜2に転写せしめられることによ
り、該SiO2膜2上に、該レジスト3の傾斜面に対応
して角度θ’で傾斜した段部2aが形成されることにな
る(図6(B)に示す)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな方法においては、SiO2膜2に形成される段部2
aの傾斜角度θ’を変更したい場合、レジスト3の形状
やイオンビームの入射角度を適宜に調整することによ
り、該傾斜角度θ’が調整され得るものの、その調整範
囲は、比較的狭く、大幅な変更を行なうことは困難であ
った。
【0005】本発明は、以上の点に鑑み、基板の表面
に、任意の傾斜角度の段差を形成することが可能である
ようにした、テーパ状エッチング方法を提供することを
目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、基板上に、縁部が傾斜するようにレジストを形成
した後、反応性のイオンエッチングを使用してエッチン
グすることにより、該基板上に、該レジストの傾斜面に
対応して傾斜した段部を形成するようにした、テーパ状
エッチング方法において、エッチング条件を任意に設定
して、該レジスト及び基板のエッチングレート比を調節
することにより、該基板上の傾斜面の傾斜角度が適宜に
調整され得ることを特徴とする、テーパ状エッチング方
法により、達成される。
【0007】
【作用】上記構成によれば、段部を形成すべき基板の表
面に、縁部が傾斜するようにレジストを形成した後、反
応性のイオンエッチングを使用してエッチングを行なう
ようにし、而もエッチング条件を任意に設定することに
より、即ちエッチングガスの組成,エッチングガスの特
定の成分の量や、レジスト厚、放電条件等を適宜に選定
することにより、該レジストの傾斜角度が、該基板の表
面に転写されると共に、その際形成される基板上の段差
の傾斜角度が、任意の角度に調整され得ることになり、
所望の傾斜角度の段差が得られることになる。
【0008】
【実施例】以下、図面に示した実施例に基づいて、本発
明を詳細に説明する。図1は、本発明の方法の実施する
ための一例で、平行平板型RIE(リアクティブイオン
エッチング)装置(ECR型のRIE装置でもよい)の
一例を示している。
【0009】図1において、RIE装置10は、エッチ
ングすべき基板、この場合SiO2基板11が載置され
る、一方の電極12と、該電極12に対して上方から対
向するように配設された他方の電極13と、該電極1
2,13の間にRF電圧を印加するRF電源14とから
構成されており、少なくとも該電極12,13の間は、
外部に対して気密的に構成され、真空排気装置(図では
省略)に接続されていて、外部から矢印で示すように、
エッチングガス、この場合CF4及びO2から成るエッチ
ングガスが流入せしめられ得るようになっている。
【0010】また、上記SiO2基板11は、前以て、
図2(A)に示すように、その表面に縁部が角度θで傾
斜するように厚さtのレジスト15が塗布されている。
【0011】このようなSiO2基板11を上記RIE
装置10により、エッチングすると、上述したエッチン
グガス中の成分がレジスト15及びSiO2基板11と
反応することにより、該レジスト15及びSiO2基板
11が徐々にエッチングされることになる(図2(B)
参照)。
【0012】かくして、エッチングが完了すると、図2
(C)に示すように、SiO2 基板11の表面に、段
差11aが、形成されることになる。この場合、α=
(SiO2基板のエッチングレート)/(レジストのエ
ッチングレート)としたとき、α=1となるようにガス
組成等のエッチング条件を調整した場合、該段差11a
の傾斜角度θ’はレジスト15の傾斜角度θに等しく、
また段差11aの高さは、該レジスト15の厚さtに等
しくなる。
【0013】ここで、上記CF4及びO2から成るエッチ
ングガスに関して、例えばO2の量を変更することによ
り、α>1に調整すると、図3に示すように、SiO2
基板11のエッチングレートが、レジスト15のエッチ
ングレートより大きくなるので、SiO2基板11の表
面に形成される段差11aは、傾斜角度θ’が、レジス
ト15の傾斜角度θより大きくなると共に、その高さ
が、レジスト15の厚さtより大きくなる。
【0014】また、同様にして、例えばO2の量を変更
することにより、α<1に調整すると、図4に示すよう
に、SiO2基板11のエッチングレートが、レジスト
15のエッチングレートより小さくなるので、SiO2
基板11の表面に形成される段差11aは、傾斜角度
θ’’が、レジスト15の傾斜角度θより小さくなると
共に、その高さが、レジスト15の厚さtより小さくな
る。
【0015】かくして、O2の量を変更することによ
り、段差11aの傾斜角度θ’が適宜に調整され得るこ
とになる。この時、θ’、θ、αの間にはtan-1(α
・tanθ)=θ’の関係が成立する。
【0016】図5は、図4の場合に比較して、レジスト
15の厚さをt/αとした場合を示している。この場合
には、SiO2基板11の表面に形成される段差11a
は、その高さが、図2の場合と同じ高さtであり、且つ
その傾斜角度θ’’が、図4の場合と同じ角度θ’’で
ある。
【0017】このようにして、エッチングガスのうち、
2の量を調整し、またはレジスト15の厚さtを変更
することにより、SiO2基板11の表面に形成される
段差11aの傾斜角度及び厚さが、適宜に調整され得る
ことになる。
【0018】尚、上記の実施例においては、SiO2
板11に対してのエッチングの例を示したが、基板全体
がSiO2で無くても、任意の材料の基板の少なくても
表面部にSiO2膜が付着している構造でも、上記の実
施例と同様の加工ができる事は言うまでもない。また、
表1の様に、被段差形成材料が反応性のイオンエッチン
グが可能な材料で、かつ、レジストのエッチングレート
と独立にエッチンングレートを調整可能な被段差形成材
料とエッチングガスの組み合わせであれば、上記実施例
と同様にして、任意の角度での段差加工が可能である。
尚、表1中の基板の材質は、本発明による加工条件、例
えば、温度、電圧、真空度等に耐える物であれば、任意
に選ぶ事ができる。また、表1の各エッチングガスの第
一項目の成分(CF4、CC14)は、被段差加工材料を
反応性のイオンエッチングでエッチングできるガスであ
れば、表1に示したガス以外のガスでもかまわない。同
様に、表1の各エッチングガスの第二項目の成分
(O2)は、レジストを反応性のイオンエッチングでエ
ッチングできるガスであれば、O2以外でも何等支障は
ない。
【0019】
【表1】
【0020】また、上記説明においては、エッチングガ
スのO2の量を調整する場合と、レジスト15の厚さを
調整する場合について述べたが、これに限らず、エッチ
ングガスの他の組成、各ガス圧を変更したり、電極1
2,13間に印加するRF電力を調整する等の、各種エ
ッチング条件を変更することにより、該段差の傾斜角度
及び高さが任意に調整され得ることになる。
【0021】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、基
板の表面に、任意の傾斜角度の段差を形成することが可
能である、極めて優れたテーパ状エッチング方法が提供
され得ることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による方法を実施するためのRIE装置
の概略図である。
【図2】本発明によるエッチング方法の一実施例におけ
る、(A)はエッチング前を示し、(B)はエッチング
途中、及び(C)はエッチング終了後の状態を示すそれ
ぞれSiO2基板の断面図である。
【図3】図1の方法にて、エッチングガスを変更した場
合の(A)はエッチング前を示し、(B)はエッチング
途中、及び(C)はエッチング終了後の状態を示すそれ
ぞれSiO2基板の断面図である。
【図4】図1の方法にて、さらにエッチングガスを変更
した場合の(A)はエッチング前を示し、(B)はエッ
チング途中、及び(C)はエッチング終了後の状態を示
すそれぞれSiO2基板の断面図である。
【図5】本発明によるエッチング方法の他の実施例にお
ける、(A)はエッチング前を示し、(B)はエッチン
グ途中、及び(C)はエッチング終了後の状態を示すそ
れぞれSiO2基板の断面図である。
【図6】従来のイオンビームによる方法の一例における
(A)はエッチング前を示し、及び(B)はエッチング
終了後の状態を示すそれぞれSiO2基板の断面図であ
る。
【符号の説明】
10 RIE装置 11 SiO2基板 11a 段部 12 電極 13 電極 14 RF電源 15 レジスト α エッチングレート比 θ’、θ’’ 傾斜角度

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に、縁部が傾斜するようにレジス
    トを塗布した後、エッチングガスを使用してエッチング
    することにより、該基板上に、該レジストの傾斜面に対
    応して傾斜した段部を形成するようにした、テーパ状エ
    ッチング方法において、 反応性のイオンエッチングでエッチングを行い、かつエ
    ッチング条件を任意に設定して、該レジスト及び基板の
    エッチングレート比を調節することにより、該基板上の
    傾斜面の傾斜角度が適宜に調整され得ることを特徴とす
    る、テーパ状エッチング方法。
JP4224663A 1992-07-31 1992-07-31 テーパ状エッチング方法 Pending JPH0660323A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100728153B1 (ko) * 2005-06-24 2007-06-13 세이코 엡슨 가부시키가이샤 반도체 장치의 제조 방법
WO2009051631A1 (en) * 2007-10-18 2009-04-23 Skyworks Solutions, Inc. Baw structure with reduced topographic steps and related method
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JP2020202222A (ja) * 2019-06-07 2020-12-17 日亜化学工業株式会社 発光素子及びその製造方法

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