JPH0659618A

JPH0659618A - 歌唱力採点装置

Info

Publication number: JPH0659618A
Application number: JP4209928A
Authority: JP
Inventors: Nobuaki Tanaka; 伸明田中
Original assignee: ASUKOMU KK
Current assignee: ASUKOMU KK
Priority date: 1992-08-06
Filing date: 1992-08-06
Publication date: 1994-03-04

Abstract

(57)【要約】【目的】比較的簡易な構成で、対戦式の採点を自動的
になし得る歌唱力採点装置を提供する。【構成】カラオケ５からのミュージック信号と、マイ
ク６からのプレイヤが歌唱した信号とを比較部７で、比
較し、その一致度よりＣＰＵ８で歌唱力を採点し、採点
値を今回記憶部Ａ９に記憶するとともに、表示器Ａ３に
表示する。次に続く、プレイヤの採点結果は今回記憶部
Ｂ１０に記憶し、表示器Ｂ４に表示する。以後、プレイ
ヤが変わる毎に、その採点値を今回記憶部Ａ９と、今回
記憶部Ｂ１０に交互に記憶し、かつ表示器Ａ３と表示器
Ｂ４に交互に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、カラオケシステム等
で採用される対戦式の歌唱力採点装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来のカラオケシステムには、ＣＤや磁
気テープ等に記憶されている演奏曲を読み出してスピー
カより出力するほかに、歌唱者の歌声をマイクより取込
み、これを基準となるミュージック信号と、リズム、周
波数等を比較して、歌唱力を採点する機能を併せ備えた
ものがある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上記した従来の採点機
能付のカラオケシステムは、単に歌を歌うだけでなく、
その歌唱力の採点結果も表示されるので、歌う人は楽し
みを持って歌えるだけでなく、２チームに分かれて、歌
合戦等を行う場合、採点数値が出るので非常に便利であ
る。

【０００４】しかしながら、従来の採点装置は、プレイ
ヤーが歌う度に、毎回その採点結果を表示するのみであ
るから、例えばＡチームとＢチームに分かれて対戦式で
歌合戦を行う場合には、各チームの採点結果を、毎回記
録しておき、合計を計算せねばならず非常に不便であっ
た。この発明は、上記問題点に着目してなされたもので
あって、比較的簡易な構成で、対戦式の採点を自動的に
なし得る歌唱力採点装置を提供することを目的としてい
る。

【０００５】

【課題を解決するための手段及び作用】この発明の請求
項１記載の歌唱力採点装置は、プレイヤーが歌唱を開始
する前に操作する第１の操作手段と、基準となるミュー
ジック信号を受けるミュージック信号入力手段と、マイ
クからの音声信号を受けるマイク信号入力手段と、前記
ミュージック信号入力手段からの出力信号と、前記マイ
ク信号入力手段からの信号を比較して両信号の一致度よ
り歌唱力を採点する採点手段と、前記第１の操作手段の
奇数回の操作がなされた状態で、歌唱終了で、その回の
採点手段の採点結果を記憶する第１の記憶手段と、前記
第２の操作手段の偶数回の操作がなされた状態で、歌唱
終了時にその回の採点手段の採点結果を記憶する第２の
記憶手段と、前記第１の記憶手段の記憶内容を表示する
第１の表示手段と、前記第２の記憶手段の記憶内容を表
示する第２の表示手段とを、備えている。

【０００６】この歌唱力採点装置では、例えば、カラオ
ケ等の基準となるミュージック信号とプレイヤーがマイ
クから入力される信号を比較して、両信号の一致度よ
り、採点を行う。そして採点結果は、プレイヤーが奇数
番目に歌った場合には、第１の記憶手段に記憶され、プ
レイヤーが偶数番目に歌った場合には、第２の記憶手段
に記憶され、そして第１と第２の記憶手段に記憶された
採点結果が第１と第２の表示手段に表示される。そのた
め、予めＡチームが奇数番目に、Ｂチームが偶数番目に
歌うように順を決めておけば、毎回、両チームの対戦者
の成績が一目で確認でき、互いの対戦意欲を高揚させ、
単に歌うだけでなく、ゲームを楽しむことができる。

【０００７】また、この発明の請求項２記載の歌唱力採
点装置は、請求項１記載のものの構成に加えて、さら
に、前記第１の操作手段の奇数回の操作がなされ、歌唱
が終了する毎に、前記第１の記憶手段の記憶内容を累積
記憶する第１の累積記憶手段と、前記第１の操作手段の
偶数回の操作がなされ、歌唱が終了する毎に、前記第２
の記憶手段の記憶内容を累積記憶する第２の累積記憶手
段と、操作に応答して、前記第１の累積記憶手段の記憶
内容を前記第１の表示手段に表示させ、前記第２の累積
記憶手段の記憶内容を、前記第２の表示手段に表示させ
る第２の操作手段と、を備えている。

【０００８】この歌唱力採点装置では、両チームの毎回
の成績がそれぞれ第１と第２の表示手段に表示するほ
か、各回の点数を、それぞれ第１と第２の累積記憶手段
に累積記憶しておき、必要な時に第２の操作手段を操作
することにより、第１と第２の累積記憶手段の内容が、
それぞれ第１と第２の表示手段に表示され、チーム全体
の成績が一目で確認でき、個人対抗の他に、チーム対抗
も行え、よりゲームを楽しむことができる。

【０００９】

【実施例】以下、実施例により、この発明をさらに詳細
に説明する。図１は、この発明の一実施例を示す対戦式
の歌唱力採点装置のブロック図である。この歌唱力採点
装置は、装置本体部１と、リモコン部２と、２個の表示
器３、４とから構成されている。装置本体部１には、カ
ラオケ５からの基準となるミュージック信号とマイク６
から入力されるプレイヤーの歌唱信号との一致度を検出
する比較部７と、リモコン２からの操作による指令等に
応答して、採点、記憶、累積、表示等の種々の処理動作
を実行するＣＰＵ８と、Ａチーム、Ｂチームの今回のプ
レイヤーの採点結果を記憶する今回記憶部９、今回記憶
部Ｂ１０と、Ａチーム、Ｂチームの採点の累積値を記憶
する累積記憶部Ａ１１、累積記憶部Ｂ１２とを備えてい
る。

【００１０】リモコン２は、装置本体部１と、コード１
３で接続され、スタートキー１４、エンドキー１５、中
間集計キー１６、及び総合得点キー１７を備えている。
また、スタートキー１４、エンドキー１５には、それぞ
れ表示素子としてのＬＥＤ１８、１９を付設している。
表示器Ａ３は、Ａチームの今回得点及び累積値を表示す
るために、また表示器Ｂ４は、Ｂチームの今回の得点及
び累積値を表示するために設けられている。

【００１１】次に、図２に示すフローチャートにより、
上記実施例歌唱力採点装置の動作及び、対戦ゲームの仕
方について説明する。先ず、ＡチームとＢチームに別れ
る。そしてＡチームの一人目がカラオケの曲目を選択
し、基準となるミュージック信号をスタートさせる。Ｃ
ＰＵ８は、入力されるミュージック信号のイントロ部分
を検知すると〔ステップＳＴ（以下ＳＴと略す）１〕、
変数ｎを１インクリメントする（ＳＴ２）。この変数ｎ
は、プレイヤーの順番を示すもので、最初は０である
が、ここでｎ＝１、つまり第１番目のプレイヤーを示す
値となる。次いで、スタートＬＥＤ１８を点滅させ、プ
レイヤーに対し、スタートを促す（ＳＴ３）。このＬＥ
Ｄ１８の点滅を確認して、プレイヤーはスタートキー１
４を押すとともに、歌唱を開始する（ＳＴ４）。歌唱中
は、カラオケ５からのミュージック信号とマイク６から
の歌唱信号が一定のサンプリング時間毎に比較部７で比
較され、一致すれば、パルス信号を出力する。ＣＰＵ８
では、このパルス信号を、採点データとして一分間収集
する（ＳＴ５、ＳＴ６）。一致を示すパルス信号を多く
計数する程、高得点が得られることになる。今回の採点
結果は、今回記憶部Ａ９に記憶される（ＳＴ７）ととも
に、エンドＬＥＤ１９を点滅させる（ＳＴ８）。歌の終
了後、ＬＥＤ１９の点滅を確認して、プレイヤーがエン
ドキー１５を押すと（ＳＴ９）、今回記憶部Ａ９に記憶
されている今回得点を、累積記憶部Ａ１１に加算する
（ＳＴ１０）。そして変数ｎが奇数が偶数かを判定し
（ＳＴ１１）、奇数の場合はＡチームであるから今回記
憶部Ａ９に記憶されている今回得点を表示器Ａ３に表示
する（ＳＴ１２）。もし、仮にｎが偶数の場合は、Ｂチ
ームであるから今回記憶部Ｂ１０に記憶されている今回
得点を表示器Ｂ４に表示する（ＳＴ１３）。

【００１２】Ａチームの一人目が歌を終了した段階で
は、表示器Ａ３に、その人の得点が表示されている。こ
の時点では、まだ中間集計キー１６も、総合得点キー１
７も押されないので、ＳＴ１４、ＳＴ１５の判定はいず
れもＮＯであり、処理はＳＴ１に戻り、次のイントロが
入るのを待機する。続いて、Ｂチームの一人目が曲目を
選択し、カラオケの曲をスタートさせると、そのイント
ロが検出され（ＳＴ１）、変数ｎが２にインクリメント
され（ＳＴ２）、プレイヤーがスタートキー１４を押し
て、歌唱を開始すると、前記と同様にして得点がなされ
（ＳＴ４〜ＳＴ６）、今度は、その採点結果が、今回記
憶部Ｂ１０に記憶される（ＳＴ７）。そして、エンドＬ
ＥＤ１９の点滅に続く、エンドキー１５の操作で（ＳＴ
８、ＳＴ９）、今回記憶部Ｂ１０の記憶内容が、累積記
憶部Ｂ１２に加算される（ＳＴ１０）とともに、表示器
Ｂ４表示される。この時点では、表示器Ａ３に、Ａチー
ムの一人目の得点が、表示器Ｂ４に、Ｂチームの一人目
の得点が、それぞれ表示され、両チームの一人目の対決
は、どちらに軍配が上がったか、一目で知ることができ
る。

【００１３】以後、Ａチームのプレイヤーは奇数番目に
歌い、各回の採点結果は、前回分がクリアされて今回記
憶部Ａ９に記憶されるとともに、その得点が累積結果記
憶部Ａ１１に加算記憶される。また、Ｂチームのプレイ
ヤーは偶数番目に歌い、各回の採点結果は、やはり前回
分がクリアされて今回記憶部Ｂ１０に記憶されるととも
に、その得点が累積結果記憶部Ｂ１２に加算記憶され
る。

【００１４】ここで、対戦が１０人対１０人で、両チー
ムが、それぞれ５人ずつの対戦を終了した時点を、想定
し、ここで中間集計キー１６が押されると、ＳＴ１４の
判定がＹＥＳとなり、累積記憶部Ａ１１に記憶されてい
る累積値が表示器Ａ３に、また累積記憶部Ｂ１２に記憶
されている累積値が表示器Ｂ４に、それぞれチームの中
間集計値として表示される。同様に、両チームの全ての
プレイヤーの歌が終了すると、総合得点キー１７を押
す。これによりＳＴ１５の判定がＹＥＳとなり、累積さ
れていた両チームの総得点の合計が表示器Ａ３、表示器
Ｂ４に、それぞれ表示される。

【００１５】なお、上記実施例では、中間集計キーと総
合得点キーを個別に設けているが、これは兼用すること
も可能である。また、上記実施例では、チームの累積値
は、その都度、加算しているが、各回のプレイヤーの得
点は別途記憶しておき、中間集計キー、あるいは総合得
点キーの操作で一挙に、累積演算を行うようにしてもよ
い。

【００１６】

【発明の効果】請求項１記載の発明によれば、交互に歌
うのみで、１対１で歌唱力を競うことができ、単なる自
分の歌唱力が客観的に採点されるのみでなく、他人との
対戦式で、比較によるゲーム性を楽しむことができる。
また請求項２記載の発明によれば、チームに分かれ、各
チームが交互に歌うのみで、両チームの合計得点が、そ
れぞれ個別に表示されるので、多人数で歌合戦を楽しむ
ことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の一実施例を示す歌唱力採点装置のブ
ロック図である。

【図２】同歌唱力採点装置の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。

【符号の説明】

１装置本体部２リモコン３、４表示器８ＣＰＵ９、１０今回記憶部１１、１２累積記憶部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ＡチームとＢチームに分かれて対戦的に競
うための対戦式の歌唱力採点装置であって、プレイヤーが歌唱を開始する前に操作する第１の操作手
段と、基準となるミュージック信号を受けるミュージック信号
入力手段と、マイクからの音声信号を受けるマイク信号入力手段と、前記ミュージック信号入力手段からの出力信号と、前記
マイク信号入力手段からの信号を比較して両信号の一致
度より歌唱力を採点する採点手段と、前記第１の操作手段の奇数回の操作がなされた状態で、
歌唱終了で、その回の採点手段の採点結果を記憶する第
１の記憶手段と、前記第２の操作手段の偶数回の操作がなされた状態で、
歌唱終了時にその回の採点手段の採点結果を記憶する第
２の記憶手段と、前記第１の記憶手段の記憶内容を表示する第１の表示手
段と、前記第２の記憶手段の記憶内容を表示する第２の表示手
段と、を備えたことを特徴とする対戦式の歌唱力採点装
置。
【請求項２】前記第１の操作手段の奇数回の操作がなさ
れ、歌唱が終了する毎に、前記第１の記憶手段の記憶内
容を累積記憶する第１の累積記憶手段と、前記第１の操作手段の偶数回の操作がなされ、歌唱が終
了する毎に、前記第２の記憶手段の記憶内容を累積記憶
する第２の累積記憶手段と、操作に応答して、前記第１の累積記憶手段の記憶内容を
前記第１の表示手段に表示させ、前記第２の累積記憶手
段の記憶内容を、前記第２の表示手段に表示させる第２
の操作手段と、を備えたことを特徴とする請求項１記載
の対戦式の歌唱力採点装置。