JPH065802Y2 - 電気治療器用導子 - Google Patents
電気治療器用導子Info
- Publication number
- JPH065802Y2 JPH065802Y2 JP1987072807U JP7280787U JPH065802Y2 JP H065802 Y2 JPH065802 Y2 JP H065802Y2 JP 1987072807 U JP1987072807 U JP 1987072807U JP 7280787 U JP7280787 U JP 7280787U JP H065802 Y2 JPH065802 Y2 JP H065802Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conductor
- electrode
- electrotherapy device
- water
- terminal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Electrotherapy Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は人体に電気的刺激またはエネルギーを与える電
気治療器の導子に関する。導子とは一般に電極とその付
属品、例えばリード線および導電媒体である導電ゲル、
含水スポンジを含む。本考案は人体表面に密着しかつ装
着容易な導子に関するものである。
気治療器の導子に関する。導子とは一般に電極とその付
属品、例えばリード線および導電媒体である導電ゲル、
含水スポンジを含む。本考案は人体表面に密着しかつ装
着容易な導子に関するものである。
[従来技術] 電気治療器の導子の従来技術としては、公知の金属板電
極と含水スポンジ層を組合せたスポンジ導子、および導
電ゴム電極と導電ゲルまたは導電粘着層からなる粘着導
子が知られている。スポンジ導子は広く整形外科領域
で、疼痛の寛解等の低周波治療に用いられているが、人
体への固定のために帯ベルト、治具または吸引装置が必
要で大掛りである。加えて含水スポンジの電気抵抗が30
0〜1000Ω/(10〜15cm2電極)と大きく、治療に必要な
電流を得るため、人体の抵抗分約1000Ωと比較して、必
要量の2〜3倍位の電圧をかけざるをえない欠点があ
る。一方粘着導子は装着性は良いが、多数回の再使用で
汚れて導電性が下り、また不特定の人に用いる場合、不
快感があり非衛生な面もある。尚その電気抵抗は低く、
一般に10〜100Ω/(10〜15cm2電極)である。
極と含水スポンジ層を組合せたスポンジ導子、および導
電ゴム電極と導電ゲルまたは導電粘着層からなる粘着導
子が知られている。スポンジ導子は広く整形外科領域
で、疼痛の寛解等の低周波治療に用いられているが、人
体への固定のために帯ベルト、治具または吸引装置が必
要で大掛りである。加えて含水スポンジの電気抵抗が30
0〜1000Ω/(10〜15cm2電極)と大きく、治療に必要な
電流を得るため、人体の抵抗分約1000Ωと比較して、必
要量の2〜3倍位の電圧をかけざるをえない欠点があ
る。一方粘着導子は装着性は良いが、多数回の再使用で
汚れて導電性が下り、また不特定の人に用いる場合、不
快感があり非衛生な面もある。尚その電気抵抗は低く、
一般に10〜100Ω/(10〜15cm2電極)である。
[本考案の目的] 本考案の目的は、人体の固定、装着が容易で、使い捨て
可能で、衛生的であり、かつ電気抵抗の低い、電気治療
器の導子を提供することである。
可能で、衛生的であり、かつ電気抵抗の低い、電気治療
器の導子を提供することである。
[考案の構成] 本考案者は、かかる目的を達成するために鋭意研究を行
なった結果、含水ポケット手段を用いることが非常に有
効であることを見い出し、以下の考案に到達した。
なった結果、含水ポケット手段を用いることが非常に有
効であることを見い出し、以下の考案に到達した。
即ち本考案は、電気治療器に使用される導子であって、
導電体よりなる電極と、該電極と該電気治療器を電気的
に結線する結線手段と、該電極の少なくとも一部を着脱
自在の状態で収納した含水ポケット手段、及び該ポケッ
ト手段を固定するための固定帯手段を備え、且つ該含水
ポケット手段が親水性高分子を用いた不織布からなるも
のであって、該固定帯手段が粘着帯からなるものである
ことを特徴とする電気治療器用導子である。
導電体よりなる電極と、該電極と該電気治療器を電気的
に結線する結線手段と、該電極の少なくとも一部を着脱
自在の状態で収納した含水ポケット手段、及び該ポケッ
ト手段を固定するための固定帯手段を備え、且つ該含水
ポケット手段が親水性高分子を用いた不織布からなるも
のであって、該固定帯手段が粘着帯からなるものである
ことを特徴とする電気治療器用導子である。
以下本考案について、必要に応じて図面を用いながら更
に詳細に説明する。
に詳細に説明する。
導電体よりなる電極としては金属板,導電ゴム,導電エ
ラストマー等を用いることができる。含水ポケットには
少なくとも人体に接する面において、好ましくは全体に
おいて水を親水包含し易い、セルロース等の親水性高分
子からなる不織布,紙,織布,スポンジ薄体等を用いる
と電気抵抗が10〜100Ω/(10〜15cm2電極)と低く、か
つ衛生的で好ましい。かかる含水ポケットの全体が保水
性部材からなる場合には、製造するのが容易であって、
且つ薄層にしても所定の保水量を確保しやすく使用する
時間が長くなっても乾燥しにくく導電性が得られるので
実用上特に好ましい。含水ポケット(2)は少なくとも一
方向に開口部を有し、電極が着脱自在に入れうる構造で
ある。電極には端子を介して、あるいは直接端子リード
線が付設される。固定帯は、サージカルテープ,絆創膏
等の粘着帯、またはテープ,バンド等の可撓性および/
または伸縮性を有する帯を用いる。電極および含水ポケ
ットを治療部位に固定帯で装着して電気治療を行う。
ラストマー等を用いることができる。含水ポケットには
少なくとも人体に接する面において、好ましくは全体に
おいて水を親水包含し易い、セルロース等の親水性高分
子からなる不織布,紙,織布,スポンジ薄体等を用いる
と電気抵抗が10〜100Ω/(10〜15cm2電極)と低く、か
つ衛生的で好ましい。かかる含水ポケットの全体が保水
性部材からなる場合には、製造するのが容易であって、
且つ薄層にしても所定の保水量を確保しやすく使用する
時間が長くなっても乾燥しにくく導電性が得られるので
実用上特に好ましい。含水ポケット(2)は少なくとも一
方向に開口部を有し、電極が着脱自在に入れうる構造で
ある。電極には端子を介して、あるいは直接端子リード
線が付設される。固定帯は、サージカルテープ,絆創膏
等の粘着帯、またはテープ,バンド等の可撓性および/
または伸縮性を有する帯を用いる。電極および含水ポケ
ットを治療部位に固定帯で装着して電気治療を行う。
第1図は本考案の一実施態様である。導電エラストマー
電極(1)はおよび端子リード線(3)からなる矩形の導子本
体、セルロース不織布ポケット(5)および絆創膏からな
る固定帯(6)からなる導子の例である。ポケットを水ま
たは水溶液で濡らした状態で使用した後、そのポケット
の使い捨て可能な導子であり、経皮電気刺激治療気等に
好ましい。
電極(1)はおよび端子リード線(3)からなる矩形の導子本
体、セルロース不織布ポケット(5)および絆創膏からな
る固定帯(6)からなる導子の例である。ポケットを水ま
たは水溶液で濡らした状態で使用した後、そのポケット
の使い捨て可能な導子であり、経皮電気刺激治療気等に
好ましい。
第2図は本考案の別な実施態様である。金属電極(1)に
は端子(2)が付設され導子本体となる。端子リード線(3)
は別体となるが、端子(2)と接続される。ポリビニルア
ルコール・スポンジ薄体等から含水ポケット(5)を作
る。固定帯(6)は導子本体程度の巾の伸縮性バンドであ
り、接合部(7)で留めることが出来るようになってい
る。これらは低周波治療器等で四肢等を治療するのに好
ましい。
は端子(2)が付設され導子本体となる。端子リード線(3)
は別体となるが、端子(2)と接続される。ポリビニルア
ルコール・スポンジ薄体等から含水ポケット(5)を作
る。固定帯(6)は導子本体程度の巾の伸縮性バンドであ
り、接合部(7)で留めることが出来るようになってい
る。これらは低周波治療器等で四肢等を治療するのに好
ましい。
[考案の効果] 本考案は、経皮電気刺激治療,低周波治療,干渉低周波
治療等の電気治療器に用いて、導子の電気抵抗が低く患
部に装着しやすいので、有効でかつ安全に加療すること
ができる。また本考案の導子は衛生的かつ一部を使い捨
て可能にもできて電気治療法に資するものである。
治療等の電気治療器に用いて、導子の電気抵抗が低く患
部に装着しやすいので、有効でかつ安全に加療すること
ができる。また本考案の導子は衛生的かつ一部を使い捨
て可能にもできて電気治療法に資するものである。
第1図は本考案の斜視図である。矢印は電極(1)のポケ
ット(5)への挿入することを示す。第2図は本考案の別
態様の斜視図である。 1…電極,2…端子,3…端子リード,5…含水ポケッ
ト,6…固定帯,7…接合部。
ット(5)への挿入することを示す。第2図は本考案の別
態様の斜視図である。 1…電極,2…端子,3…端子リード,5…含水ポケッ
ト,6…固定帯,7…接合部。
Claims (3)
- 【請求項1】電気治療器に使用される導子であって、導
電体よりなる1個の電極と、該電極と該電気治療器を電
気的に結線する結線手段と、該電極の少なくとも一部を
着脱自在の状態で収納した含水ポケット手段、及び該ポ
ケット手段を固定するための固定帯手段を備え、且つ該
含水ポケット手段が親水性高分子を用いた不織布からな
るものであって、該固定帯手段が粘着帯からなるもので
あることを特徴とする電気治療器用導子。 - 【請求項2】該結線手段が、該電極に具備された端子
と、該端子に接続される端子リード線からなるものであ
る実用新案登録請求の範囲第1項記載の電気治療器用導
子。 - 【請求項3】該結線手段が、該電極に直接具備された端
子リード線である実用新案登録請求の範囲第1項記載の
電気治療器用導子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987072807U JPH065802Y2 (ja) | 1987-05-18 | 1987-05-18 | 電気治療器用導子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987072807U JPH065802Y2 (ja) | 1987-05-18 | 1987-05-18 | 電気治療器用導子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63184053U JPS63184053U (ja) | 1988-11-28 |
JPH065802Y2 true JPH065802Y2 (ja) | 1994-02-16 |
Family
ID=30916583
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987072807U Expired - Lifetime JPH065802Y2 (ja) | 1987-05-18 | 1987-05-18 | 電気治療器用導子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH065802Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60194963A (ja) * | 1984-03-16 | 1985-10-03 | 松下電工株式会社 | 低周波マツサ−ジ機 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60141847U (ja) * | 1984-02-29 | 1985-09-19 | セルコム株式会社 | 低周波電気治療装置における関節用治療導子ユニツト |
-
1987
- 1987-05-18 JP JP1987072807U patent/JPH065802Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60194963A (ja) * | 1984-03-16 | 1985-10-03 | 松下電工株式会社 | 低周波マツサ−ジ機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63184053U (ja) | 1988-11-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5218973A (en) | Disposable wound treatment electrode | |
US4211222A (en) | Iontophoretic burn-protection method | |
US3774592A (en) | Method for providing an improved body electrode electrical connection | |
ES2660829T3 (es) | Electrodos para aplicar un campo eléctrico in vivo durante un período de tiempo | |
US5974344A (en) | Wound care electrode | |
US4635641A (en) | Multi-element electrode | |
US4164226A (en) | Iontophoretic burn-protection electrode structure | |
US2651304A (en) | Therapeutic electrode | |
EP0140980A1 (en) | Therapeutic appliance employing flat battery | |
EP0293068A1 (en) | An electric therapeutic apparatus | |
BRMU8901002Y1 (pt) | disposição construtiva para uma bandagem portadora de um dispositivo estimulador de nervos transcutâneo elétrico | |
JPH02126861A (ja) | 電気刺激による傷治療装置 | |
ES2908251T3 (es) | Aparato y método para realizar una electroencefalografía | |
JPH10230018A (ja) | 電気治療具,皮膚貼着用帯電盤付きバンド及び電荷注入器 | |
JPH0258940B2 (ja) | ||
CN110612141B (zh) | 微弱电流片 | |
KR200413138Y1 (ko) | 전기 자극용 도전성 패드 | |
KR20230008156A (ko) | 전기적 상처 관리를 위한 장치 | |
JPH065802Y2 (ja) | 電気治療器用導子 | |
GB2030453A (en) | Applying undirectional electric current to the skin of a living body | |
TWI465271B (zh) | 用於表面施加神經-肌肉電刺激之複合導電墊塞組合體 | |
KR200398568Y1 (ko) | 저주파 치료기용 패드 | |
JPH0246910Y2 (ja) | ||
KR100191415B1 (ko) | 전위치료기의 전기장 증강체 | |
RU2212906C2 (ru) | Способ и устройство хвостенкова с.и. для лечения человека от бессонницы |