JPH065776B2 - 光電変換装置の作製方法 - Google Patents

光電変換装置の作製方法

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JPH065776B2
JPH065776B2 JP59057714A JP5771484A JPH065776B2 JP H065776 B2 JPH065776 B2 JP H065776B2 JP 59057714 A JP59057714 A JP 59057714A JP 5771484 A JP5771484 A JP 5771484A JP H065776 B2 JPH065776 B2 JP H065776B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の技術分野〕 本発明は、光照射により光起電力を発生しうる接合を少
なくとも1つ有するアモルファス半導体を含む非単結晶
半導体を絶縁基板上に設けられた光電変換素子を複数個
電気的に直列接続した、高い電圧の発生の可能な光電変
換半導体装置の作製方法に関する。
〔従来の技術及びその問題点〕
従来、光電変換装置、即ち同一基板上に複数の素子を配
置し、それを集積化、アレー化または複合化した装置は
その実施例が多く知られている。
例えば、非単結晶半導体、特にアモルファスシリコンを
含む非単結晶を主成分としたPIN接合により、光起電力
を光照射により発生させるが、このような接合を有する
半導体の上下に電極を直列に接続するため、一つのセル
の下側電極と隣のセルの上側電極との電気的連結を活性
領域の外側でさせていたが、各セル間は互いに電気的に
アイソレイトされていることを必要な条件としていた。
第1図には、従来構造の代表的な例を示している。
第1図(A)は、光電変換装置1を透光性のガラス基板
2を下側にした背面より見た平面図である。図におい
て、光照射により光起電を発生する活性領域14と、非
活性領域15とを有する。
第1図(A)のA−A′、B−B′の縦断面図を対応さ
せて第1図(B)及び(C)に示すように前記活性領域
14において、各セル11、13において、ガラス基板
2上の第1の電極を構成する透光性導電膜3は各セル間
で互いに分離されている。また、半導体4は各セル間に
おいて互いに連結されている。また、前記非活性領域1
5において、セル13の上側電極5は、セル11の下側
電極と連結部6、7でのコンタクト18で連結し、これ
を繰り返し5つのセルを外部電極8と9の間にて直列接
続させている。
しかし、前記従来構造の光電変換装置は一見半導体4が
1枚であるため製造歩留が高いように見える。しかし実
際には、第1の導電膜のパターニング用の第1のマス
ク、非活性領域形成にための第2のマスク、第2の導電
膜のパターニング用の第3のマスクの3種類のマスクを
用いるが、これらのマスクにおいて、第1のマスクと第
3のマスクとがセルファライン方式でないため、マスク
ずれを起こしやすい。このずれ(金属マスクにおいては
0.3〜1mmのずれは極当然である)により、セルの有効
面積が10〜20%も実質的に減少してしまうことが判
明した。
さらにマスクを用いるため、第1図(B)に示すように
前記活性領域14での電極間の開溝であるアイソレイシ
ョン領域22は、0.2〜1mm、例えば0.5mmを有するた
め、セル幅を10mmとする時、2mmずれるとすると、セル
幅11は8mmとなり、アイソレイション幅22は2.5mm
となってしまい、20%も有効面積が減少してしまう。
またセルの外枠30の占める面積も5〜7%もある。こ
のため、上下の電極の組み合わせをセルフレジストレイ
ション化することがその効率向上のために強く求められ
ていた。
また前記従来構造の光電変換装置においては、ガラス基
板2に非活性領域15が設けられ、この非活性領域15
は基板全体における20〜30%も占めてしまう。この
ためプロセス上の効率が低くなり、ひいては製造コスト
の低下を図ることができない。
このため、非活性領域15が存在しない光電変換装置を
作ることが極めて重要であった。
さらに、基板がガラス基板であるため、機械的ストレス
により破損しやすい。
以上説明したようなマスク合わせによる光電変換装置の
作製による光電変換装置の欠点を改善するために、レー
ザスクライブ方式による光電変換装置の作製方法を用い
て作製された光電変換装置が提案されている(例えば、
特開昭57−12568号公報等)。
前記レーザスクライブ法による光電変換装置の概要を説
明すると、 (1)ガラスからなる透明基板上にレーザエネルギによ
り透明電極郡に罫欠いて複数個の透明電極条を形成す
る。
(2)前記透明基板および前記透明電極条上に半導体材
料の能動領域を形成する。
(3)前記能動領域を前記最初の罫書きに隣接してそれ
に平行にレーザで罫書いて前記透明電極を実質的に傷つ
けないようにその能動領域の細条群を形成する。
(4)前記能動領域の細条群を背面電極と直列に接続す
る。
このようにして作製された光電変換装置は前記マスク合
わせ法により作製された光電変換装置の問題点を解決す
ることが可能となった。
しかしながら、前記能動領域を前記最初の罫書きに隣接
してそれに平行にレーザで罫書いて前記透明電極を実質
的に傷つけないようにその能動領域の細条群を形成し
て、前記能動領域の細条群を背面電極と直列に接続する
際、前記能動領域を形成する材料は、面抵抗が低いため
に、能動領域を直列に接続する前に、能動領域の端縁を
誘電材料で絶縁する必要がある。
また、基板としてガラスを用いているため、機械的スト
レスにより破損しやすい。
〔発明が解決すべき課題〕
本発明は、前記問題点に鑑み、機械的ストレスに強く、
前記能動領域に特別の絶縁材料を別個に設けることな
く、能動領域を直列に接続する連結部を備えた光電変換
半導体装置の作製方法を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明光電変換装置の作製方法は、可曲性を有する金属
基板上に絶縁性薄膜を形成した絶縁表面を有する基板の
該絶縁表面上に形成された第1の導電膜に直線状に第1
の開溝をレーザスクライブ法により形成して複数の第1
の電極を形成する工程と、該第1の電極および該電極間
の前記第1の開溝上に光照射により光起電力を発させる
非単結晶半導体を形成する工程と、該非単結晶半導体に
対し前記直線状の第1の開溝に平行にレーザスクライブ
法により前記非単結晶半導体の前記第1の開溝と直交す
る端部に至らない内部に前記第1の電極の一部を露呈さ
せる開溝または開孔を形成する工程と、該開溝内または
開孔内および前記非単結晶半導体上に酸化物導電物から
なる第2の導電膜を形成して連結部を構成せしめた後該
第2の導電膜に前記第1の開溝に平行にレーザスクライ
ブ法により第2の開溝を形成することにより複数の第2
の電極を形成して集積化する工程とを有することを特徴
とする。
〔実施例〕
第2図は、本発明光電変換装置及びその製造工程を示し
ている。
第2図において、厚さ100μmのステンレス薄膜2′上
に有機樹脂薄膜、例えば、ポリイミド樹脂膜2″を1〜
10μmの厚さに形成し、これをして絶縁表面を有する
基板2(例えば、厚さ100μm、長さ60cm、幅20
cm)として用いる。この有機樹脂薄膜2″上に電子ビー
ム蒸着法またはマグネトスパッタ法にて耐熱性を有し、
かつ昇華性を有する金属であるクロムを厚さ2000Åまた
は反射性金属であるアルミニューム1000Åとその上にス
パッタ法にてSnOを1100Åの厚さに形成させ、複合の導
電性薄膜を用いる。この場合のシート抵抗は3.5Ω/□
を有していた。
第2図の場合は、4つのセルを直列接続させた例で示し
ている。すなわち、本発明光電変換装置の実施例は、活
性領域14を同一基板に100〜200ケ同時に有するより大
きい20cm×60cmの基板を用いた。
各セルでは、第1の導電膜3を基板2全面に形成し、こ
の導電膜3を所定の形状にレーザ、例えば1.06μまたは
0.53μの波長のYAGレーザでレーザスクライブをマイ
クロコンピュータにより記憶され制御されたパターンに
従って直線状の第1の開溝16を形成した。
さらにセルの外側でのリークを除去せるため、分離用開
溝26及び26′を形成させた。そしてセル領域11、
13及び外部接続用電極部8及び9を形成させた。
即ち、ここにYAGレーザ(発光波長0.53μ、焦点距離50m
m、光径20μ)を照射した。その条件として、繰り返し
周波数6kHz、平均出力0.2w、走査速度30cm/分とし
た。
前記レーザスクライビングにより形成された第1の開溝
16は、幅が約25μ、長さが20cm、深さが有機樹脂
薄膜2″上それぞれの第1の電極3を完全に切断分離し
て形成した。
前記第1のセル11および第2のセル13を構成する幅
は10mmとした。
この時、電子顕微鏡にて調べた範囲では、有機樹脂薄膜
2″の表面には何らの損傷も、部分的な劣化も見られな
かった。このレーザ光は1600℃以上の温度を有する
と推察されるが、連続使用上限温度が180℃程度の低
い耐熱性しか有しない前記有機樹脂薄膜2″に何ら損傷
を与えなかった。
即ち、前記有機樹脂薄膜2″上の導電性薄膜に対し、選
択的に第1の開溝16を作成することができることがわ
かった。その上、2つのプローブ間には1MΩ以上の抵
抗(幅は1cmとする)を得ることができた。
第3図はレーザ光の繰り返し周波数を可変にしたもの
で、開溝が形成される場合の電気抵抗を示している。
第3図において、走査速度30cm/分、平均出力0.2
W、光径25μのYAGレーザ(波長0.53μ)を用
いた。周波数は10KHzより下げてゆくと、曲線45は
7kHz以下で不連続に1MΩ以上45′となって電気的
にアイソレイションを行うことができるようになったこ
とが判明した。
しかし、この周波数が4kHz以下ではこの導電性薄膜
2′に加えて下地の有機樹脂薄膜2″をもその中心部
(ガウス分布のエネルギ密度の最も高い領域)で損傷し
た。
第4図は第3図の特性を得るための走査速度が一定速度
で行われる必要性を調べたものである。
即ち、第2図(A)の第1の開溝16により2点46、
47に対しその上方から下方へと長い距離を一定速度で
走査させる必要性を示している。
さらに一定速度の例は走査速度40cm/分の時、30〜
50cm/分(±25%)程度以内の速度の幅まで開溝の
形成が可能であった。即ち基板の位置49(幅20cm)
での46、47が第2図(A)に示されている。即ち走
査速度が一定の走査中に最適速度の±20%以内である
ことが重要である。
次に、第2図(B−1)に示すように、光照射により光
起電力を発生する水素または弗素が添加された非単結晶
半導体4を前記第1の電極3、前記第1の開溝16の全
ての上面に均質の膜厚に形成させる。
前記半導体4は、例えばSixC1-x(0<x<1一般には
x=0.7〜0.8)のP型を約150Åの厚さに、さらに水素
またはハロゲン元素が添加された珪素を主成分とするI
型の半導体を0.4〜0.8μの厚さに、さらにN型の微結晶
化した珪素またはN型のSixC1-x(0<x<1x〜0.9)
を主成分とする半導体のPIN接合構造とした。これを、
P(SixC1-xx=0.7〜0.8)−I(Si)−N(μCSi)
−P(SixC1-xx=0.7〜0.8)−I(SixGe1-xx=0.6〜0.
8)−N(微結晶化SiまたはSixC1-x0<x<1)といっ
たPINPIN構造のタンデム構造としても良い。
さらに開孔15をレーザ光により形成させ、第2図
(B)におけるB−B′、C−C′の縦断面図を第2図
(B−1)、(B−2)に対応して示している。
前記開孔15は前記有機樹脂薄膜2″の表面には損傷を
与えずに第1の電極3の側面17を露出させた。
この時、導電性薄膜の上端部を0〜5μの幅で露出させ
た結果、導電性薄膜の側面および上面が連結部のコンタ
クトを構成した。またレーザの出力を少なくすると、レ
ーザ光の0.53μの波長は珪素の高い吸収係数のため、珪
素のみを除去することができる。この場合は上面のコン
タクトとすることができる。
この開孔15の形成条件は、前記第1の開溝16を形成
する条件とレーザ光パルスを不連続に15の位置のみに
加える以外は同一であり、第1の開溝16を基準として
平行に走査して形成し、第3図及び第4図の特性を用い
ることができた。
次に第2図(C)のパターンを形成させた。第2図
(C)のD−D′、E−E′、G−G′に対応した縦断
面図を第2図(C−2)、(C−3)、(C−1)に示
している。
半導体4上に第2の電極5、25、25′を電子ビーム
蒸着法によりITOを400〜1000Å例えば700Åの厚さに形
成させた。
すると、開孔15において、前記第1の電極3の側面ま
たは上面17に対し、ITOの導電性酸化物がコンタクト
し、オーム接触させることができた。
このコンタクトは、前記第1の電極3構成する導電性薄
膜3が酸化して絶縁膜を作りやすい。アルミニュームの
みでは、コンタクト部で長期使用においてアルミナが形
成され、その接触抵抗が30Ω以上となり好ましくなかっ
た。このためアルミニュームを用いる場合には必ずその
上面に酸化物である酸化スズまたはITOが必要である。
かかるため、第2の電極5、25、25′を構成するIT
Oを酸化物としてコンタクトを構成すると、長期使用に
対し接触抵抗は3Ω以下で変化がなく、好ましかった。
さらに他の構造としては、第1の電極を耐熱性のクロ
ム、ステンレスなどの酸化物絶縁物を作らない金属を用
いた。特に、レーザ加工にはクロムが接触抵抗が少な
く、かつレーザ加工性にすぐれ、好ましかった。
第2の電極5、25、25′がITOのみからなるとき
は、レーザ光が透過するので、第2の開溝20はITOと
その下の半導体4とを実質的にレーザスクライブで形成
できる。第2図(C)に示すようにレーザスクライブに
より第2の開溝20を形成したが、このレーザスクライ
ブは、YAGレーザ(波長0.53μ)をテレビモニタにて前
記第1の開溝16をモニタしつつ、それより50〜200μ
第2のセル13側に入った位置にて第2の開溝20を形
成した。レーザ光の平均出力0.1〜0.3Wとし、ビーム径
10〜30μφ、ビーム走査速度0.1〜1m/分、一般的に
は0.3m/分として行った。
前記第2の開溝20の形成には、半導体の光照射係数が
極めて大きい。0.6μ以下の波長即ち0.53μのQスイッ
チがかけられたレーザ光が特に優れていた。
かくすると、Si(水素またはハロゲン元素が添加された
0.5μ以上の厚さを有する半導体)が本来昇華性であ
り、かつ0.53μの波長の吸収係数が大きいため、レーザ
光より速やかに昇温し、半導体とその上のITOとを同時
に気化して除去させることができた。
かくして、連結部12において、セル13の第1の電極
23′と、セル11の第2の電極25とが酸化物コンタ
クト18により前記開孔15を介してオーム接触してい
る。特に連結部12におけるコンタクト部17は、前記
開孔15のレーザスクライブ法による形成時に作られた
前記第1の電極23、23′の側面または上面と0〜5
μの幅の第1の電極25、25′の上端面とで達成さ
れ、いわゆるサイドコンタクト構造を有している。即
ち、2つのセルはわずか10〜70μφの第2の開孔15の
サイドコンタクトで十分であり、この部分に第2の電極
5、25、25′を構成する材料を密接させて電気的に
直列接続させている。
第2図(C−1)、(C−2)の縦断面図より明らかな
ごとく、半導体4上には第2の電極5、25、25′が
形成されているにすぎない。
そして、前記第2の開溝20は、その下の半導体4を除
去して形成され、さらに第1の電極23をえぐることな
く、各素子の第2の電極間を電気的にアイソレイトさせ
ることができた。
さらに第2図(C)において、これらの上面に透光性有
機樹脂28を2Pプロセス(特に昇温させることなく紫
外光により硬化する液体を用いて透光性絶縁膜を張りつ
けるプロセス)によりコーティングして完成する。
本発明の前記プロセにより、1cm×5cmの光電変換装置
を金属薄膜上の絶縁表面を有する有機樹脂薄膜上に1つ
作るのではなく、20cm×20cmまたは20cm×40cm
の大きさの基板上に一度に多数の光電変換装置をつくる
ことが可能となった。
そして最後にこれらを第2図(C−3)に示すように、
境界70で裁断法により切断し、それぞれの光電変換装
置とした。このためには、従来の光電変換装置にように
活性領域と非活性領域とを作るのではなく、全て実質的
に活性領域14とし、且つレーザ光によるレーザスクラ
イブ法で開溝を端から端まで作り、そのためにレーザ光
の走査速度を大きな有機樹脂薄膜上で常に一定にさせて
おく必要がある。走査速度が一定でなくレーザスクライ
ブの遅い部分では有機樹脂薄膜に損傷がおきてしまうか
らである。
第2図Cでの開溝20、27、27′が端から端まで直
線状の走査がなされているのは、量産性を考えた時重要
である。特に、レーザ光の走査のし始め、し終わりの走
査速度の変化している領域では照射部におけるエネルギ
密度が大きくなってしまう。このため、直線的なレーザ
スクライブによる開溝形成は極めて重要なプロセスであ
る。これらの開溝は入射光側から全く見られないため商
品価値を妨げない。
また、第2図Cおいて、明らかなように、セルの有効面
積は連結部12の10〜300μ幅の極めて僅かな部分
を除いて他の全てが有効であり、実効面積は92%以上
を得ることができ、従来例の80%に比べ本発明構造は
格段に優れたものであった。
さらにこの変換効率は、蛍光灯(300Lx)下で6.3%を有
し、解放電圧1.9Vを得ることができた。
第2図において開孔15は、1つのみを半導体内部の特
に中央付近に存在させたが、この開孔は、複数個、例え
ば2〜4個を破線的にまたは長円構造をさせY方向に第
1の開溝16と第2の開溝20の間に作製しても、ま
た、櫛目状に半導体4の内部に第1の開溝16に沿って
形成させても良い。
以上の説明は、本発明実施例の第2図のパターンには限
定されない。セルの数、大きさはその設計仕様によって
定まられるものである。また半導体はプラズアマCVD
法、減圧CVD法、光CVD法または光プラズマCVD
法をもちいて形成しても良い。
また、非単結晶シリコンを主成分とするPIN接合、ヘ
テロ接合、タンデム接合のみに限らず多くの構造への応
用が可能である。
前記実施例においては、有機樹脂薄膜2″上に集積化さ
せた構造を示したが、金属薄膜上に窒化珪素、酸化珪素
または酸化クロム等の絶縁膜を300〜3000Åの厚さにバ
リア層として形成し、または基体自体が絶縁表面(非透
光性でもよい)であってその上に第1の電極用の導電性
薄膜を形成してもよいことはいうまでもない。
〔発明の効果〕
(1)本発明光電変換装置の作製方法は、可曲性を有す
る金属薄膜上に絶縁性薄膜、例えば絶縁性有機樹脂薄膜
を設けた絶縁表面を有する基板を使用したから、機械的
ストレスにより破損しにくく、耐機械破損防止、低価格
化に適した光電変換装置を実現できる。
(2)絶縁表面を有する大面積基板に同時に多数の光電
変換装置を作り、これを分割して各基板上に1つの光電
変換装置を作る方式を採用することが可能となる。この
ため、従来の1/3〜1/5の価格での製造が可能とである。
(3)第1の開溝、開孔、第2の開溝とがコンピュータ
制御されたレーザスクライブ法によるセルフレジストレ
イション方式で形成できるため、セルの有効面積が大き
く、かつマスクレス工程であるため、製造歩留が高い。
(4)各セル間分離の第1、第2の開溝のレーザスクラ
イブラインの幅が10〜70μと極めて小さく、かつ開
孔も10〜50μφと極めて小さく、また第1の開溝は
光照射面からは全く見えない。その結果肉眼によりバイ
ブリッド化されていることを確認され得ず、高賦課価値
商品を与えることができる。
(5)コネクタが金属のような場合は、マイグレイトし
てリークが発生しやすいが、本発明は、コネクタを構成
する導体に導電性酸化物を用いて第1の電極と第2の電
極とを接続したので、連結部においてリークの少ない高
信頼性を有する光電変換装置が得られる。
(6)本発明は、前記コネクタを構成する導電性酸化物
は、一方の光電変換素子の第2の電極と同一酸化物によ
り設けたから、第2の電極及びコネクタを1工程で形成
できる構成を採っているので、従来アルミニューム等の
コネクタを別工程で形成する必要もなくまたマイグレイ
ションの防止もでき、極めて高い最終歩留を達成でき
る。
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の光電変換装置の縦断面図である。 第2図は、本発明の光電変換装置の平面図および縦断面
図を製造工程に従って示した図である。 第3図は、本発明のステンレス基板上の有機樹脂上の導
電性薄膜をレーザスクライブした時のレーザスクライブ
による電気抵抗の変化を示す図である。 第4図は、本発明の走査速度を一定とした時の様子を示
す図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可曲性を有する金属基板上に絶縁性薄膜を
    形成した絶縁表面を有する基板の該絶縁表面上に形成さ
    れた第1の導電膜に直線状に第1の開溝をレーザスクラ
    イブ法により形成して複数の第1の電極を形成する工程
    と、該第1の電極および該電極間の前記第1の開溝上に
    光照射により光起電力を発させる非単結晶半導体を形成
    する工程と、該非単結晶半導体に対し前記直線状の第1
    の開溝に平行にレーザスクライブ法により前記非単結晶
    半導体の前記第1の開溝と直交する端部に至らない内部
    に前記第1の電極の一部を露呈させる開溝または開孔を
    形成する工程と、該開溝内または開孔内および前記非単
    結晶半導体上に導電性酸化物からなる第2の導電膜を形
    成して連結部を構成せしめた後該第2の導電膜に前記第
    1の開溝に平行にレーザスクライブ法により第2の開溝
    を形成することにより複数の第2の電極を形成して集積
    化する工程とを有することを特徴とする光電変換装置の
    作製方法。
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