JPH0656805U - スローリーク付レギュレータ - Google Patents
スローリーク付レギュレータInfo
- Publication number
- JPH0656805U JPH0656805U JP280493U JP280493U JPH0656805U JP H0656805 U JPH0656805 U JP H0656805U JP 280493 U JP280493 U JP 280493U JP 280493 U JP280493 U JP 280493U JP H0656805 U JPH0656805 U JP H0656805U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure chamber
- space
- diaphragm
- primary
- regulator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Fluid-Driven Valves (AREA)
- Control Of Fluid Pressure (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 残留ガスの混入のないレギュレータを提供す
る。 【構成】 一次圧室2から二次圧室3への流通を調整す
るための調整弁4を一次圧室2に設ける一方、その調整
弁4と連動するダイヤフラム11を二次圧室3の外側に設
け、その室壁12と前記ダイヤフラム11との間に形成され
るスペース13を、スローリーク20を介して大気と連通さ
せるとともに、前記室壁12には、前記二次圧室3から前
記スペース13に向けての流通のみを許容する逆止弁17を
設けている。
る。 【構成】 一次圧室2から二次圧室3への流通を調整す
るための調整弁4を一次圧室2に設ける一方、その調整
弁4と連動するダイヤフラム11を二次圧室3の外側に設
け、その室壁12と前記ダイヤフラム11との間に形成され
るスペース13を、スローリーク20を介して大気と連通さ
せるとともに、前記室壁12には、前記二次圧室3から前
記スペース13に向けての流通のみを許容する逆止弁17を
設けている。
Description
【0001】
本考案は一次側流路と二次側流路とに接続されるスローリーク付レギュレータ に関する。
【0002】
一次側流路から二次側流路への流量の調整は、従来、図2に示すようなレギュ レータ1によっておこなわれていた。そのレギュレータ1の一次側流路と接続さ れる一次圧室2には、その一次圧室2から、二次側流路と接続される二次圧室3 への流通を調整するための調整弁4が設けられ、その一次圧室2と二次圧室3と を画成する隔壁5に開設された弁口6を開閉する弁体7がスプリング8によって 閉方向に付勢して設けられている。
【0003】 一方、二次圧室3の外壁にはスプリング10で付勢されるダイヤフラム11が設け られ、そのダイヤフラム11と二次圧室3の室壁12との間のスペース13が、その室 壁12に開設された小孔14を介して二次圧室3と連通している。そして、そのダイ ヤフラム11が、その室壁12に摺動自在に貫挿された連接棒15を介して弁体7と接 続され、自由状態ではスプリング10の付勢力で弁口6が開かれている。
【0004】 このような構成により、一次側の圧力が設定圧に達するまでは弁口6が開かれ ており、一次側から二次側へガスが流通し、例えば、二次側の圧力が一次側より も高くなるとスプリング10の弾発力に抗してダイヤフラム11が上凸状に変形し、 連接棒15を介して弁体7を引き上げ弁口6を閉じる。
【0005】 二次側の圧力が下がれば、ダイヤフラム11が元のフラットな形状に戻り弁体7 が押し下げられて再び弁口6が開かれ、一次側から二次側へガスが流通する。こ のようにして、一次側から二次側への流通が調整される。
【0006】
ところで、二次側の圧力が高くなってダイヤフラム11が上凸状に変形するとス ペース13の容積が増えるため、小孔14から二次側のガスがスペース13内に導入さ れる。このガスは、二次側の圧力が低くなってダイヤフラム11が元のフラットな 形状に戻っても完全にはスペース13から排出し尽くされず、その何割かはスペー ス13内に残留する。
【0007】 そのため、その次ぎに一次側から異種のガスを供給した場合、その残留ガスが 二次側で混入してしまうことがあり、このような不具合の解消が望まれていた。
【0008】 本考案はこのような実情に鑑みてなされ、残留ガスの混入がないレギュレータ を提供することを課題としている。
【0009】
本考案は、上述の課題を解決するための手段を以下のように構成している。 すなわち、一次側流路に接続される一次圧室から、二次側流路に接続される二 次圧室への流通を調整するためのスローリーク付レギュレータにあって、前記一 次圧室には、その一次圧室から前記二次圧室への流通を調整するための調整弁が 設けられる一方、その調整弁と連動するダイヤフラムが、前記二次圧室の外側に 設けられ、その室壁と前記ダイヤフラムとの間に形成されるスペースが、スロー リークを介して大気と連通されるとともに、前記室壁には、前記二次圧室から前 記スペースに向けての流通のみを許容する逆止弁を設けてあることを特徴として いる。
【0010】
二次側の圧力が高くなってダイヤフラムが変形すると、調整弁が閉じて一次側 から二次側へのガスの流通が停止し、かつ逆止弁が開かれてスペース内に二次側 のガスが導入される。このスペース内のガスは、二次側の圧力が低くなってダイ ヤフラムが元のフラットな形状に戻る際には、逆止弁が閉じるためもっぱらスロ ーリークから大気に放出される。よって、たとえスペース内に残留ガスが存在し ていても、その残留ガスは再び二次側に戻ることがなく、従って、一次側から異 なるガスを供給しても、そのガスに残留ガスが混入することはない。
【0011】
以下に本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。 図1は本考案のスローリーク付レギュレータ1の断面図で、符号2は一次側流 路(図示省略)と接続される一次圧室、3は二次側流路(図示省略)と接続され る二次圧室、4は一次圧室2から二次圧室3へのガスの流通を調整するための調 整弁で、一次圧室2と二次圧室3とを画成する隔壁5に開設された弁口6を開閉 する弁体7が一次圧室2の外側の室壁9との間に介装されたスプリング8によっ て閉方向に付勢されるように構成されている。
【0012】 11は二次圧室3の外側に設けられるダイヤフラムで、二次圧室3の室壁12との 間にスペース13を画成し、かつハウジング16との間に介装されたスプリング10に よってその中央部が下方に付勢されており、その中央部が連接棒15を介して弁体 7と接続されている。その連接棒15は室壁12に開設された開孔にブッシュを介し てシールが施された状態で摺動自在に貫挿されており、自由状態ではスプリング 10の付勢によって弁口6が開かれた状態となっている。
【0013】 17は二次圧室3からスペース13へ向けての流通のみを許容する逆止弁で、その 弁体18がダイヤフラム11との間に介装されたスプリング19によって室壁12に開設 された小孔14を閉塞する方向に付勢されている。20はスペース13と大気とを連通 するスローリークでキャピラリよりなり、ハウジング16に貫通して設けられてい る。
【0014】 このような構成により、前に一次側から供給したガスがスペース13に残留して いても、その残留ガスが、後から供給した異なるガスに混入するような不具合を 解消することができる。
【0015】 詳しく説明すると、一次側の圧力が設定圧に達するまでは弁口6が開かれてお り、一次側から二次側へガスが流通する。そして、例えば、二次側の圧力が一次 側よりも高くなった場合に、ダイヤフラム11が上凸状に変形すると、逆止弁17が 開かれてスペース13内に二次側のガスが導入される。このガスは、二次側の圧力 が低くなってダイヤフラム11が元のフラットな形状に戻る際には、逆止弁17が閉 じられるためもっぱらスローリーク20から大気に放出される。よって、たとえス ペース13内に残留ガス存在していても、その残留ガスは再び二次側に戻ることが なく、従って、一次側から異なるガスを供給しても、そのガスに残留ガスが混入 することはない。
【0016】
以上説明したように、本考案のスローリーク付レギュレータによれば、一次圧 室から二次圧室への流通を調整するための調整弁を一次圧室に設ける一方、その 調整弁と連動するダイヤフラムを二次圧室の外側に設け、その室壁と前記ダイヤ フラムとの間に形成されるスペースを、スローリークを介して大気と連通させる とともに、前記室壁には、前記二次圧室から前記スペースに向けての流通のみを 許容する逆止弁を設けてあるので、スペースに残留したガスは再び二次側に戻る ことなく、もっぱらスローリークを介して大気に放出される。よって、一次側か ら異なるガスを供給した場合にもそのガスに残留ガスが混入することがなくなる 。
【図1】本考案のスローリーク付レギュレータの一実施
例を示す模式的断面図である。
例を示す模式的断面図である。
【図2】従来のレギュレータの模式的断面図である。
2…一次圧室、3…二次圧室、4…調整弁、11…ダイヤ
フラム、12…室壁、13…スペース、17…逆止弁、20…ス
ローリーク。
フラム、12…室壁、13…スペース、17…逆止弁、20…ス
ローリーク。
Claims (1)
- 【請求項1】 一次側流路に接続される一次圧室から、
二次側流路に接続される二次圧室への流通を調整するた
めのスローリーク付レギュレータであって、前記一次圧
室には、その一次圧室から前記二次圧室への流通を調整
するための調整弁が設けられる一方、その調整弁と連動
するダイヤフラムが、前記二次圧室の外側に設けられ、
その室壁と前記ダイヤフラムとの間に形成されるスペー
スが、スローリークを介して大気と連通されるととも
に、前記室壁には、前記二次圧室から前記スペースに向
けての流通のみを許容する逆止弁を設けてあることを特
徴とするスローリーク付レギュレータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP280493U JPH0656805U (ja) | 1993-01-09 | 1993-01-09 | スローリーク付レギュレータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP280493U JPH0656805U (ja) | 1993-01-09 | 1993-01-09 | スローリーク付レギュレータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0656805U true JPH0656805U (ja) | 1994-08-05 |
Family
ID=11539573
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP280493U Pending JPH0656805U (ja) | 1993-01-09 | 1993-01-09 | スローリーク付レギュレータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0656805U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015152338A1 (ja) * | 2014-04-04 | 2015-10-08 | 株式会社コスメック | 減圧弁 |
-
1993
- 1993-01-09 JP JP280493U patent/JPH0656805U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015152338A1 (ja) * | 2014-04-04 | 2015-10-08 | 株式会社コスメック | 減圧弁 |
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