JPH0656571U - バタフライバルブ - Google Patents

バタフライバルブ

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JPH0656571U
JPH0656571U JP109293U JP109293U JPH0656571U JP H0656571 U JPH0656571 U JP H0656571U JP 109293 U JP109293 U JP 109293U JP 109293 U JP109293 U JP 109293U JP H0656571 U JPH0656571 U JP H0656571U
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JP
Japan
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seat ring
valve
peripheral surface
convex portion
annular
Prior art date
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Pending
Application number
JP109293U
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English (en)
Inventor
重信 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP109293U priority Critical patent/JPH0656571U/ja
Publication of JPH0656571U publication Critical patent/JPH0656571U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 弁閉止時の水密性や流量特性が良好で、弁体
開閉時にシートリングが捩れて破損したりすることがな
く、且つ、コストの低廉なバタフライバルブを提供す
る。 【構成】 弾性材料よりなるシートリング2の外周面の
巾方向中央部付近に環状凸部23が形成され、弁箱1の
内周面にシートリング2の環状凸部23を収容する環状
凹溝11が形成されていて、環状凸部23が環状凹溝1
1に密嵌されている。

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は流体輸送用配管に使用されるバタフライバルブに関する。
【従来の技術】
流体輸送用配管に使用されるバタフライバルブは、弁閉塞時に確実に止水でき ることが要求される。そのために、弁体側もしくは弁箱側に弾性材料よりなるシ ートを設け、弁体を閉じた時にシートが弾性的に圧縮されて、弁体とシートの間 の水密性が得られる構造としたものが多い。特に弁体の外径よりも若干小さい内 径を有するゴム製のシートリングを弁箱内面に嵌装したものが広く用いられてい る。
【0001】 このような構造のバタフライバルブにあっては、シートリングの弁体と接する 部分の厚さを大きくし、シートリングに充分な弾性を持たせるようにすることが 有効であり、通常、図4に示すように、全体に厚さを大きくするとともに、内面 Cをテーパー状に形成して厚さを大きくした形状のシートリングSが広く用いら れている。
【0002】 また、実公昭53−30741号公報には、シートリングの外周面(裏側)に 環状の突条を形成したバタフライバルブが提案されている。 また、実公昭52−30060号公報には、内周面の巾方向中央部付近を内方 へ突出させた、いわゆる「中高形状」のシートリングが提案されている。 更に、特公昭58−25911号公報には、実公昭52−30060号公報記 載のシートリングの改良品として、環状の突条の断面がコサイン関数で表される 曲線形状の巾とした「山形形状」のシートリングが提案されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで従来のバタフライバルブは、通常、シートリングの重量が大であり、 しかも耐薬品性に優れたゴムのように高価な材料が使用されているので、コスト 高につき、また全コスト中に占めるシートリングのコストの割合も大きい。この ような点から、図4に示したようなバタフライバルブは、全体の重量が大きく、 コスト的に不利である。
【0004】 また、実公昭53−30741号公報記載のバタフライバルブは、シートリン グの外周面に環状の突条が形成され、弁体と接する部分の厚さが大きいので充分 な弾性を有し、従って水密性が優れ、更に、環状の突条が弁体内周面の環状凹溝 に密嵌されているので、弁開閉時の弁体とシートリングの摩擦によるシートリン グの管軸方向の移動や、シートリングの捩れによる損傷が防止されると云う長所 があるが、外周面の環状の突条が「巾広」に形成されているので、やはりコスト 的には不利である。
【0005】 また、実公昭52−30060号公報記載のバタフライバルブ及び特公昭58 −25911号公報記載のバタフライバルブは、流体の流路となるシートリング の内面が内方へ突出して流路の断面積が狭められたり、乱流が発生しやすい等の ために流動抵抗が大きく、加えて、流体や混入異物等によってシートリングが磨 耗しやすいと云う欠点がある。
【0006】 本考案は上記のような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであって、弁閉 止時の水密性や流量特性が良好で、弁体開閉時にシートリングが捩れて破損した りすることがなく、且つ、コストの低廉なバタフライバルブを提供することを目 的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案のバタフライバルブは、弾性材料よりな るシートリングの外周面の巾方向中央部付近に環状凸部が形成され、弁箱内周面 にシートリング外周面の環状凸部を収納する環状凹溝が形成されていて、前記環 状凸部が環状凹溝に密嵌されていることを要旨とするものである。
【0008】
【作用】 本考案のバタフライバルブは、弾性材料よりなるシートリングの外周面の巾方 向中央部付近に環状凸部を形成することによって、シートリングの弁体と接する 部分の厚さを大きくして、シートリングの弾性を増加することができるので、水 密性が高められる。
【0009】 また、厚さを部分的に増加するだけであるから、従来のバタフライバルブのシ ートリングに比べ、重量を軽くすることができる。
【0010】 また、シートリングは外径を大きくすることによって厚さを大きくし、内面に 狭窄部を作ることがないので、流量が減少したり、流動抵抗が大きくなることが ない。
【0011】 更に、シートリング外周の環状凸部が弁箱内周面の環状凹溝に密嵌されて収容 されているので、弁体の開閉によるシートリングの移動や捩じれ等が起こりにく い。
【0012】
【実施例】
以下本考案の実施例を、図面を参照して説明する。 図1は、本考案実施例のバタフライバルブの閉塞時の状態を示す説明図であっ て、(A)は(B)のY−Y断面に沿って切断した一部切欠正面図、(B)は( A)のX−X断面に沿って切断した一部切欠側面図、図2は図1(B)のZ−Z 断面に沿って切断した一部拡大断面図である。
【0013】 図1に示すバタフライバルブは、金属、硬質塩化ビニル等の合成樹脂等の剛性 材料からなる円筒状の弁箱1の内面に、ゴム等の弾性材料よりなるシートリング 2が嵌着され、シートリング2の内面には、剛性材料からなる概ね円板状の弁体 3が弁軸4によって軸支されている。そして、弁軸4を弁箱1の外部から手動、 電動、空気圧等の手段で操作することによって、弁体3は図1に示される全閉位 置と、これと直角方向の全開位置の間を回動可能とされている。
【0014】 シートリング2は、その内径が弁体3の外径よりもやや小さく形成されていて 、弁体3を閉の位置にすると、シートリング2が弾性変形して弁体3の周縁部が シートリング2を強く圧縮し、水密性が得られる構造となっている。
【0015】 次に、弁箱1、シートリング2、弁体3等の構成について詳述する。 図2に示すように、シートリング2は、概ね円筒状のシートリング本体部21 、シートリング本体部21の軸方向両端に、半径方向外向きに延びるフランジ部 22、22が一体的に形成されていて、このフランジ部22、22を管フランジ 面に当て、管フランジ間にバタフライバルブを挟むようにして締めつけて施工す る。
【0016】 シートリング2の外周面の巾方向中央部付近には、環状凸部23が形成されて いる。環状凸部は図2に示すようになだらかな曲線状断面のもの23のほか、図 3に示すような階段状断面のもの23a、その他台形断面のもの等であってもよ い。
【0017】 環状凸部23あるいは23aの高さhは、シートリング2の材質(硬度等)、 流体の圧力、本体部21の厚さT、シートリング2の圧縮率(=〔弁体の外径− シートリングの内径〕/〔2×シートリング本体部の厚さT〕)等を勘案して決 める。また環状凸部23あるいは23aの巾bは、バタフライバルブの口径(≒ 弁体の外径)やシートリングの巾B、環状凸部の高さh、シートリングの材質等 に関係するが、シートリングの巾Bの1/5〜1/2が好ましい。Bの1/5未 満ではシートリングの弾性変形量を充分に取ることが難しく、Bの1/2超では 、コスト削減効果が小さい。
【0018】 弁箱1の内周面には、シートリング2の外周面の環状凸部23を収納する環状 凹溝11が形成されていて、環状凸部23は環状凹溝11と密嵌している。この ため、バタフライバルブを開閉する場合の弁体3とシートリング2の摩擦力が働 いても、シートリング2の移動や捩じれ、それらによるシートリングの破損等が 起こりにくい。
【0019】
【考案の効果】
以上の説明で明らかなように、本考案のバタフライバルブは、シートリングの 重量を軽くしてコストが低減できるとともに、高い水密性が得られる。
【0020】 また、シートリングの内径を小さくしたり、内面に狭窄部を作ることがないの で、流量が減少したり、流動抵抗が大きくなることがなく、管路の敷設コストや 運転コストが低減できる。
【0021】 更に、弁箱とシートリングが密嵌された構造となって、弁体の開閉によるシー トリングの移動、捩じれ、それによるシートリングの破損等の事故が起こりにく い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例のバタフライバルブの閉塞時の状
態を示す説明図であって、(A)は一部切欠正面図。
(B)は一部切欠側面図。
【図2】図1(B)のZ−Z断面に沿って切断した一部
拡大断面図。
【図3】他の実施例を示す一部拡大断面図。
【図4】従来技術を示す一部拡大断面図。
【符号の説明】
1 弁箱 11 環状凹溝 2 シートリング 21 シートリング本体部 22 フランジ部 23,23a 環状凸部 3 弁体 4 弁軸

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性材料よりなるシートリングの外周面
    の巾方向中央部付近に環状凸部が形成され、弁箱内周面
    にシートリング外周面の環状凸部を収容する環状凹溝が
    形成されていて、前記環状凸部が環状凹溝に密嵌されて
    いることを特徴とするバタフライバルブ。
JP109293U 1993-01-20 1993-01-20 バタフライバルブ Pending JPH0656571U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP109293U JPH0656571U (ja) 1993-01-20 1993-01-20 バタフライバルブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP109293U JPH0656571U (ja) 1993-01-20 1993-01-20 バタフライバルブ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0656571U true JPH0656571U (ja) 1994-08-05

Family

ID=11491864

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP109293U Pending JPH0656571U (ja) 1993-01-20 1993-01-20 バタフライバルブ

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100694506B1 (ko) * 2005-04-19 2007-03-13 양세정 동파이프용 절연 버터플라이밸브
KR101320553B1 (ko) * 2013-01-22 2013-10-28 (주)다리온 가스 배관용 댐퍼 유닛
CN108561571A (zh) * 2018-06-26 2018-09-21 宁津美华工业有限公司 一种蝶阀阀座

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4129972B2 (ja) * 2002-02-18 2008-08-06 オリンパス株式会社 偏心光学系

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