JPH065656U - ゴルフボールのホルダー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 二個のゴルフボールとティを腰に装着して携
行できるようにすると共に、ゴルフボールを簡単に取出
すことができるようにする。 【構成】 二個のゴルフボールＡ、Ａを上下に重ねた状
態で収納するホルダー本体１の上下の開口を蓋４、５に
よって個々に開閉自在とすると共に、ホルダー本体１の
背面に腰への装着具８を取付け、前記ホルダー本体１の
側面位置にティＢの保持部を設け、更にホルダー本体１
の周壁に指先でゴルフボールＡ、Ａを押し出すための上
下に長い窓孔１０が設けられている。窓孔１０の部分
で、上位のゴルフボールＡは上方に、また下位のゴルフ
ボールＡは下方に押すことにより、上下のボールを上下
別々に取出すことができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、ゴルフのプレー時に予備のゴルフボールを携行するために用いる ホルダーに関する。

【０００２】

【従来の技術】

ゴルフのプレー時においては、予備のゴルフボールとティを必ず携行する必要 がある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来、予備のゴルフボールやティは、ズボンやスカートのポケットに入れて携 行するのが一般的であるが、ポケットがふくらみ、歩行やプレーに支障や不快感 を感じると共にポケットからの取出しが円滑に行えないという不便がある。

【０００４】 そこでこの考案は、上記のような問題点を解決するため、予備のゴルフボール とティを腰の部分に装着して携行できるようにし、歩行やプレーに支障がなく、 しかもこれらの取出しが速やかに行えるゴルフボールのホルダーを提供すること を課題としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記のような課題を解決するため、この考案は、二個のゴルフボールを上下に 重ねて収納するホルダー本体を上下端が開放する筒状に形成し、このホルダー本 体の上下端部の開口を各々蓋によって開閉自在とし、前記ホルダー本体の外側面 に、背面の位置に取付けた腰への装着具と、側面の位置に取付けたティの保持部 とを設け、前記ホルダー本体の周壁に指先でゴルフボールを押し出すための上下 に長い窓孔を設けた構成を採用したものである。

【０００６】

【作用】 装着具によってホルダー本体をズボンやスカートの腰の部分に取付け、ホルダ ー本体内の上下にゴルフボールを収納すると共に、ティを取付部に装着し、蓋を 閉じれば、ゴルフボールとティをプレーや歩行に支障なく携行でき、蓋を開けれ ばゴルフボールを速やかに取出すことができる。

【０００７】 上位のゴルフボールを取出すときは、上の蓋を開き、窓孔から指先で上位のゴ ルフボールを押上げればよい。また、下位のゴルフボールを取出すときは、下の 蓋を開き、窓孔から指先で下位のゴルフボールを押下げればよい。

【０００８】

【実施例】

以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。

【０００９】 図示のように、皮革や合成樹脂シートを用いたホルダー本体１は、後壁２の前 面に前壁部材３の両側を固定し、上下に二個のゴルフボールＡ、Ａが重なり状態 で緊密に納まる筒状に形成され、上端及び下端のボール出し入れ用開口は蓋４、 ５によって各々開閉自在になっている。

【００１０】 ホルダー本体１は、図３に示すように、上下に重なる二個のゴルフボールＡ、 Ａの上下端よりも少し短かい上下寸法に形成され、上部の蓋４は後壁２の上端か ら一体に連なり、上位のゴルフボールＡを覆うようにしてその先端が前壁部材３ の前面上部に重なり、この先端と前壁部材３の前面上部とに設けたホック等の係 止具６により、上端開口を開閉自在としている。

【００１１】 また、下部の蓋５は、後壁２の背面に固定され、下位のゴルフボールＡを覆う ようにしてその先端が前壁部材３の前面下部に重なり、この先端と前壁部材３の 前面下部とに設けたホック等の係止具７により、下端開口を開閉自在としている 。

【００１２】 前記ホルダー本体１の背面には、プレーヤの腰部に取付けるための装着具８が 設けられている。この装着具８は図示の場合、帯状の金属板を下向きＵ字状に折 り曲げ、一辺側を後壁２に対して固定し、他辺側をズボンやスカートの腰部に差 込んで固定するものを示したが、ベルトを挿通するような構造の装着具を用いて もよい。

【００１３】 前記ホルダー本体１の前壁部材３における一方側面の外側にティＢを差込んで 取付けるティ保持部９が設けられている。

【００１４】 また、前壁部材３の周壁で他方側面の位置に、指先でゴルフボールＡを押し出 すための上下に長い窓孔１０が設けられている。

【００１５】 この考案のホルダーは上記のような構成であり、ホルダー本体１内に二個のゴ ルフボールＡ、Ａを収納し、上下の蓋４、５を閉じると共に、ティ保持部９にテ ィＢを挿入して取付けた状態で、装着具８によってプレーヤのズボンやスカート の腰部分でプレーや歩行に支障のない位置に取付け、ゴルフボールＡ、Ａとティ Ｂを携行する。

【００１６】 ゴルフボールＡ、Ａの取出し時において、上位のゴルフボールＡを取出す場合 は、上部の蓋４を開き、図４の矢印Ｘで示すように、窓孔１０の部分から指先で 上位のゴルフボールＡを押上げるようにすればよい。

【００１７】 また、下位のゴルフボールＡを取出す場合は、下部の蓋５を開き、図４の矢印 Ｙで示すように、窓孔１０の部分から指先で下位のゴルフボールＡを押下げるよ うにする。

【００１８】 このように、ホルダー本体１内に二個のゴルフボールＡ、Ａを上下に重なる状 態で緊密に収納しても、上位のゴルフボールＡは上部に、また下位のゴルフボー ルＡは下方に取出すようにしたので、ゴルフボールの取出時において、下位のゴ ルフボールＡを上方に取出す場合に比べて取出し作業が極めて円滑に行なうこと ができる。

【００１９】 また、ホルダー本体１の上下開口を開閉自在の蓋４、５によって閉鎖すること ができるので、収納したゴルフボールＡ、Ａが離脱するようなことはなくなる。

【００２０】

【効果】

以上のように、この考案によると、二個のゴルフボールとティをプレーヤの腰 の部分に装着して携行でき、ゴルフボール及びティをプレーや歩行に支障を与え るとなく携行できる。

【００２１】 また、収納した二個のゴルフボールを窓孔の部分で押し出すことにより、上下 に取出すことができ、ボールの取出しが速やかに行なえる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案に係るホルダーの斜視図

【図２】同上を窓孔側から見た斜視図

【図３】ゴルフボールを収納した状態を示す縦断面図

【図４】ゴルフボールの取出しを示す説明図

【符号の説明】

１ ホルダー本体 ２ 後壁 ３ 前壁部材 ４、５ 蓋 ８ 装着具 ９ ティ保持部 １０ 窓孔

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 二個のゴルフボールを上下に重ねて収納
   するホルダー本体を上下端が開放する筒状に形成し、こ
   のホルダー本体の上下端部の開口を各々蓋によって開閉
   自在とし、前記ホルダー本体の外側面に、背面の位置に
   取付けた腰への装着具と、側面の位置に取付けたティの
   保持部とを設け、前記ホルダー本体の周壁に指先でゴル
   フボールを押し出すための上下に長い窓孔を設けたゴル
   フボールのホルダー。