JPH065639B2 - 光源装置 - Google Patents

光源装置

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JPH065639B2
JPH065639B2 JP60288016A JP28801685A JPH065639B2 JP H065639 B2 JPH065639 B2 JP H065639B2 JP 60288016 A JP60288016 A JP 60288016A JP 28801685 A JP28801685 A JP 28801685A JP H065639 B2 JPH065639 B2 JP H065639B2
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恭一 出来
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ランプの透光性部材の歪変化を動的に検出
しうる光源装置に関するものである。
〔従来の技術〕
超高圧水銀灯、ハロゲンランプ、レーザ管等、多くのラ
ンプでは、その動作時において、管球内圧が上昇した
り、あるいは電極と封体ガラスのシール部での熱膨張に
より歪が増大することがある。このため、動作中のラン
プの破裂は皆無とは言えない。
ところで、セナルモン補償法等を利用した従来の歪計で
は、被測定情報は背景光の影響を大きく受け、動作中の
ランプの動的歪をリアルタイムで検出することは不可能
に近かつた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このように、従来の歪計では、ランプの透光性材料の歪
変化を動的に検出することが困難なために、超高圧水銀
灯、ハロゲンランプ等の破裂を未然に防ぐことができな
かつた。特に半導体製造装置における光源ランプとして
用いる場合には、ランプの破裂は、極めて高価な半導体
製造装置を損傷することになるので、重要な問題となつ
ている。
この発明は、こうした問題点に鑑みて、動作中のランプ
の透光性材料の歪変化を動的に検出し、ランプの破裂を
未然に防止することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成するために、この発明では、光を用い
て、動作中のランプの透光性部材の歪変化を検出し、そ
の歪が所定値以上になると、自動的にランプ電源を切断
するか、ランプへの電気入力を減少するか、もしくは警
報器を作動させる。
また、透光性部材に周波数の異なる2光波を透過させた
際に生ずる光ビート信号が、透光性部材の歪に基づく光
弾性効果により、位相のずれを生ずることを利用して、
透光性部材の歪量を検出する。
〔作用〕
このようにすると、動作中のランプの透光性部材に歪が
生じた場合に、歪を非接触で検出できるばかりでなく、
もし歪があらかじめ設定した危険レベルに達したときに
は、ランプ電源を切断する等により、ランプの破裂を未
然に防ぐことが可能となる。
また、歪検出部については、もし透光性部材に歪が生じ
ない場合には、透光性部材は光学的に等方性物質と見做
すことができるので、透光性部材を通過したことによつ
て光ビート信号の位相がずれることはない。この場合、
光学的歪は0と求められる。一方、ランプに電気入力を
加えると、発熱により金属とガラスの膨張率差に帰因す
る歪がシール部に発生するが、この応力による光弾性効
果により、その方向によつて屈折率が異なつてくる。こ
のため光ビームは直交成分の各々で光路長が異なつてく
る。従つて、検出された光ビート信号は透光性部材透過
前の2光波のビート信号との間に位相のずれを生じ、こ
のずれが透光性部材の歪量に対応する検出出力となる。
〔実施例〕
以下、図面に基づいて、この発明の実施例を説明する。
第1図は、この発明による光源装置の最も好ましい実施
例の概略を示す図、第2図は光源部の一例を示す図であ
る。ここで、1は波長安定化横ゼーマンレーザ(STZ
L)、2は光源部、3は偏光子、4はレンズ、5はND
フイルタ、6は光検出器、7は位相計、8は位相計7の
出力を基準設定レベルと比較するコンパレータ、9はコ
ンパレータ8の出力により動作する警報器又は光源用電
源切断装置等である。また、光源部として第2図に示し
たものは、フオトエツチング用露光光源部であり、ここ
で、21はキセノンシヨートアークランプ等からなる光
源、22は光源21からの光を集光する凹面鏡、23は
平面鏡、24はインテグレータ、25は平面鏡、26は
レンズ、27は照度補正フイルタである。
次に、この光源装置の動作について説明する。光源部2
については、光源21から放射された光は、凹面鏡22
により集光され、平面鏡23を介してインテグレータ2
4に入射される。インテグレータ24からの光は、平面
鏡25を介してレンズ26により集光され、露光すべき
被写体に投写される。
この光源部2における光源21の要所に、STZL1か
ら放射されたレーザビームが照射される。光源21を透
過したレーザビームは、偏光子3を介してレンズ4で集
光され、光検出器6に入射される。なお、NDフイルタ
5は光検出器6の利得の飽和を防ぐ減衰器として機能す
る。光検出器6で検波、増幅された光ビート信号は、位
相計7に入力される。一方、STZL1それ自体による
光ビート信号は、STZL1のレーザ管後部からの漏れ
光を本体内蔵の光検出器で受光することによつて得られ
るが、この光ビート信号も位相計7に参照信号として入
力される。これら2つの光ビート信号の位相差は、DC
電圧に変換され、出力される。このDC出力は、コンパ
レータ8に入力され、あらかじめ設定された基準電圧と
比較される。この基準電圧値は、警報を発するか、もし
くは光源電源を切断する等を決定する値であり、このコ
ンパレータ9の出力により、警報が発せられたり、光源
電源を切断したり等される。
〔理論的考察〕
第1図に示されるような複数個の光学素子を光波が通過
する場合の解析には、ジヨーンズベクトルとジヨーンズ
行列は計算が簡単になるので、よく用いられる。STZ
Lの出力ビームに対するジヨーンズベクトル は、 で表わされる。ここに△ωは △ω=ω2−ω1 −(6) である。また、レーザビームの直交成分のそれぞれは、
座標軸x,yに一致しており、その角周波数は、それぞ
れω1,ω2である。さらにまた、計算の便宜上、x,y
成分の振幅は、それぞれ1に等しく、成分間で固有位相
はないとして説明を進める。
次に光源部2のジヨーンズ行列Rβ(δ)は、 で表わされる。ここでδは光学的リタデーシヨンの量、
βは進相軸Fがx軸となす角度とする。
一方、偏光子3のジヨーンズ行列P45は、 で表わされる。STZL1からのビート観測には、偏光
子3の方位は、x軸から45°(または135゜)の角度に
保持されなければならない。
偏光子3を透過したレーザ光に対するジヨーンズベクト
は、 で求められる。
次に、光検出器6で検波された光強度I′は、 トルである。具体的に計算すると I′=(1−4sin2 βcos2 βcos△ωt +(cos2β−sin2β)(cos2βcos(△ωt−
δ) −sin2βcos(△ωt+δ)) −(1
1) となる。実際の測定においては、応力の方向が容易に推
察されることが多い。従つて、応力の方向が既知である
と仮定して議論を進める。例えば、 β=0のとき、 I′=1+cos(△ωt−δ) −(12a) β=π/2のとき I′=1+cos(△ωt+δ) −(12b) となる。
一方、(5)式より、STZL自体から得られる光ビート
信号の光強度Iは、 I=1+2cos(△ωt) −(13) で与えられる。
従つて、(12)式と(13)式とを比較すると、光検出器6で
得られる光ビート信号と光源自体から得られる光ビート
信号の位相差は、透光性物体のリタデーシヨンδそのも
のとなることが分かる。
なお、リタデーシヨンδについて補足すると、δは、 δ=(2π/λ)C(σ−σ)d −(14) で与えられる。ここで、Cは光弾性定数、σ,σ
x,y方向の応力成分、dは光源の透光性物体の厚みで
ある。(14)式により、δは常にσとσの差に比例し
て現われる。従つて、δを測定することにより、(σ
−σ)を知ることが可能となる。
なお、歪検出部については、実施例に限定されるもので
はなく、例えば波長安定化HeNe縦ゼーマンレーザと
ランプの歪に基づく光弾性効果を利用したものであつて
もよい。また、2つの半導体レーザの干渉効果や光ヘテ
ロダイン検波を利用したものであつてもよい。
この実施例では、STZLを用いることにより、このレ
ーザ出力ビームは単一縦モード発振でありながら発振周
波数をわずかに異なる2周波で発振するので、簡単な光
学系で検出部を構成することが可能となる。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように、この発明によれば、動
作中のランプの透光性部材の歪変化を検出し、その歪が
所定値以上になると、自動的にランプ電源を切断するこ
と等により、ランプの破裂を未然に防ぐことが可能とな
る。
また、周波数の異なる2光波から合成される光ビート信
号中の位相ずれから透光性部材の歪量を検出することに
より、その光ビート信号が交流信号であり、電気信号の
取り扱いが容易な周波数に設定でき、しかも外乱の影響
を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明による光源装置の実施例の概略を示
す図、第2図は光源部の一例を示す図である。 図中、1:波長安定化横ゼーマンレーザ 2:光源部 9:警報器、光源用電源切断装置もしくは光源へ
の電気入力減少装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光を用いて、動作中のランプの透光性部材
    の歪変化を検出し、その歪が所定値以上になると、自動
    的にランプ電源を切断するか、ランプへの電気入力を減
    少するか、もしくは警報器を作動させるようにしたこと
    を特徴とする光源装置。
  2. 【請求項2】透光性部材に周波数の異なる2光波を入射
    させ、透光性部材を透過した光からビート信号を得、こ
    のビート信号と、透光性部材透過前の2光波のビート信
    号との位相のずれから透光性部材の歪量を検出すること
    を特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載の光源装置。
JP60288016A 1985-12-23 1985-12-23 光源装置 Expired - Lifetime JPH065639B2 (ja)

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JP60288016A JPH065639B2 (ja) 1985-12-23 1985-12-23 光源装置

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JP60288016A JPH065639B2 (ja) 1985-12-23 1985-12-23 光源装置

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JPS62147697A JPS62147697A (ja) 1987-07-01
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JP5375213B2 (ja) * 2009-03-06 2013-12-25 旭硝子株式会社 ディスプレイ用のガラス基板の製造方法およびフラットパネルディスプレイの製造方法
JP5434977B2 (ja) * 2011-07-11 2014-03-05 旭硝子株式会社 ディスプレイ用のガラス基板の製造方法およびフラットパネルディスプレイの製造方法

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JPS62147697A (ja) 1987-07-01

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