JPH0656225U - 遮音材 - Google Patents

遮音材

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JPH0656225U
JPH0656225U JP9393292U JP9393292U JPH0656225U JP H0656225 U JPH0656225 U JP H0656225U JP 9393292 U JP9393292 U JP 9393292U JP 9393292 U JP9393292 U JP 9393292U JP H0656225 U JPH0656225 U JP H0656225U
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sound insulation
synthetic resin
resin layer
plastic foam
foam
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JP9393292U
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Inventor
茂清 柘植
Original Assignee
茂清 柘植
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案の目的は、優れた遮音材を提供すること
にある。 【構成】プラスチック発泡体２の表面に比重の大きい硫
酸バリウム３Ａを分散した合成樹脂層３を形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】
本考案は建築物や構築物等に使用される遮音材に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、この種の遮音材としてポリスチレン発泡体、ポリエチレン発泡体、ポリ プロピレン発泡体等のプラスチック発泡体が使用されていた。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、該プラスチック発泡体は内部に含まれている空気の吸音作用に よる遮音効果を有するのみであり、充分な遮音効果が得られなかった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記従来の課題を解決するための手段として、プラスチック発泡体(2 ) の表面に硫酸バリウム(3A)を分散した合成樹脂層(3) を形成した遮音材(1) を 提供するものである。
【０００５】
【作用】
本考案の遮音材(1) はプラスチック発泡体(2) と硫酸バリウム(3A)を分散した 合成樹脂層(3) とからなり、該プラスチック発泡体(2) は内部に含まれている空 気のために吸音作用を有し、該合成樹脂層(3) は分散されている硫酸バリウム(3 A)の重量のために音の減衰作用を有する。
【０００６】
【実施例】
本考案を図１および図２に示す一実施例によって説明すれば、(2) は板状のプ ラスチック発泡体であり、ポリエチレン発泡体、ポリプロピレン発泡体、ポリス チレン発泡体、ポリエチレン−ポリスチレン混合発泡体、ポリプロピレン−ポリ スチレン混合発泡体等主として独立起泡を有するプラスチック発泡体からなり、 表面には多数の溝(2A)が形成されている。
【０００７】 上記プラスチック発泡体(2) の表面には図２に示すように硫酸バリウム(3A)を 分散した合成樹脂層(3) が形成されている。上記合成樹脂層(3) は通常１００〜 ５００ｇ／ｍ2 程度の厚みに形成される。該合成樹脂層(3) は例えば酢酸ビニル 樹脂、エチレン−酢酸ビニル樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、スチレン−ブ タジエンゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、クロロプレンゴム等の合成 樹脂またはゴム１００重量部に対して１００〜１０００重量部程度硫酸バリウム (3A)を分散したものである。 上記合成樹脂層(3) には更にアスファルト、ピッチ等の粘性物質が添加されて もよい。
【０００８】 上記遮音材(1) において、プラスチック発泡体(2) は内部に空気を含んでいる から吸音作用を有し、また合成樹脂層(3) には比重約４．５の硫酸バリウム(3A) が分散されているから、その重量のために音の減衰作用を有する。また該プラス チック発泡体(2) 表面の溝(2A)には該合成樹脂層(3) が食い込んでアンカー効果 により良好な密着性を示す。
【０００９】 該遮音材(1) には図３に示すように更に同種または異種のプラスチック発泡体 (2) が該合成樹脂層(3) を接着剤として貼着されてもよい。上記遮音材(1A)は例 えばコンクリート建築の壁、床、スラブに打込まれたり、木造や鉄骨建築の壁、 床に取付けて断熱材を兼ねる。また周囲に枠を嵌合して遮音性のふすまとして使 用出来る。
【００１０】 図４及び図５には更に他の実施例が示される。本実施例では板状のプラスチッ ク発泡体(2) の表面に多数の孔(2B)が設けられ、該表面には硫酸バリウム(3A)を 分散した合成樹脂層(3) が形成され、該合成樹脂層(3) は該孔(2B)に食い込んで いる。そして該合成樹脂層(3) 上には該合成樹脂層(3) を接着剤として合板(4) が貼着される。 上記遮音材(1B)は例えばコンクリート型枠として使用され、該コンクリート型 枠は剥離することなく、そのまゝ成形されるコンクリート構築物に貼着して遮音 材として使用される。更に上記遮音材(1B)は木造あるいは鉄骨建築の壁面に取付 け、該遮音材(1B)の両面にモルタルを塗布して壁下地材として使用してもよい。
【００１１】 上記実施例以外、本考案においてはプラスチック発泡体表面に必ずしも溝や孔 を形成する必要はない。
【００１２】
【考案の効果】
したがって本考案では吸音作用と音の減衰作用を有する優れた遮音材が得られ る。
【図面の簡単な説明】
図１および図２は本考案の一実施例を示すものである。
【図１】プラスチック発泡体表面図
【図２】遮音材断面図
【図３】他の実施例の遮音材断面図図４および図５は更
に他の実施例を示すものである。
【図４】プラスチック発泡体表面図
【図５】遮音材断面図
【符号の説明】
1,1A,1B 遮音材 2 プラスチック発泡体 3 合成樹脂層 3A 硫酸バリウム

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】プラスチック発泡体の表面に硫酸バリウム
    を分散した合成樹脂層を形成したことを特徴とする遮音
    材
JP9393292U 1992-12-28 1992-12-28 遮音材 Pending JPH0656225U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10280662A (ja) * 1997-03-31 1998-10-20 Nippon Sogo Jiyuuseikatsu Kk 床材および床材の施工方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0234611B2 (ja) * 1986-12-29 1990-08-06 Takeo Goto

Patent Citations (1)

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980929