JPH0655998A - サイドエアバッグ装置の衝突センサ取付構造 - Google Patents

サイドエアバッグ装置の衝突センサ取付構造

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JPH0655998A
JPH0655998A JP4227900A JP22790092A JPH0655998A JP H0655998 A JPH0655998 A JP H0655998A JP 4227900 A JP4227900 A JP 4227900A JP 22790092 A JP22790092 A JP 22790092A JP H0655998 A JPH0655998 A JP H0655998A
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bolt
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Kentaro Morishita
健太郎 森下
Hiroshi Ohashi
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 取付け作業の容易化を図る。 【構成】 円形断面のサイドインパクトビーム14の上
部に掛止部15aを、下部にボルト締結基板15bをそ
れぞれ形成し、衝突センサ11の上部に設けた掛け止め
部16aを、前記掛止部15aに引っ掛けて支持し、こ
の状態で下部の締結基板15bと締結部16bとをボル
ト締結する。したがって、衝突センサ11の上部を掛止
部に仮止めした状態で、下部のボルト締結を行うことが
できるため取付け作業が容易となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、側面衝突時に車室内
側壁との二次衝突から乗員を保護するサイドエアバッグ
装置の衝突センサを、側面衝突車両の車室内への進入を
阻止するためにサイドドア内に設けられているサイドイ
ンパクトビームに取付ける構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のサイドエアバッグ装置用の衝突セ
ンサの一例としては、特願平3−160143号の願書
に添附した明細書に記載されているものがある。ここに
記載されている衝突センサ1は、図6ないし図8に示す
ように、側面衝突を検出することによって検出信号を出
力するものであって、比較的変形し易い薄型の角パイプ
状をしており、この衝突センサ1の互いに接近して対向
する内面には、それぞれ接点1a,1bが形成されてい
る。そして、この衝突センサ1が衝突荷重によって圧潰
されると、対向する両接点1a,1bが導通して側面衝
突が検出され、出力される検出信号によってインフレー
タ内のガス発生剤を点火させる。
【0003】また、この衝突センサ1は、サイドドア2
の幅とほぼ同じ長さに形成されて、サイドドア2のアウ
タパネル3と、このアウタパネル3のすぐ内側にほぼ水
平に設けられた丸鋼管製のサイドインパクトビーム4と
の間に、サイドインパクトビーム4側にブラケット5を
介してボルトナット6によって固定して取付けられてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
の衝突センサ1の取付構造においては、サイドインパク
トビーム4に対して締結作業を2回行う必要があった。
また、ボルト締結する際に、被締結部材である衝突セン
サ1を、サイドインパクトビーム4に対して仮止めする
機構がないため、衝突センサ1を片方の手で支持しなが
ら他方の手でインパクトレンチを操作しなければならな
いため作業性が悪く、締結作業に手間がかかるという問
題があった。
【0005】また、ほぼ水平に配設された長尺な衝突セ
ンサ1の両側部分において、帯状ブラケット5の端部を
それぞれボルト締結しているため、ブラケット5および
ボルトナット6とが上下方向に突出することとなる。そ
の結果、図8に示すように、バンパが高い位置について
いる車両が側面衝突した場合には、サイドインパクトビ
ーム4より上側に衝突されて、アウタパネル3が衝突箇
所に向けて引張られるが、そのアウタパネル3が、突出
しているブラケット16やボルトナット6に引っ掛っ
て、円滑な移動が阻害されて好ましくない。
【0006】この発明は、上記の事情に鑑みなされたも
ので、取付けが容易でかつ作業性に優れた衝突センサの
取付構造を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの手段としてこの発明は、車両の側面衝突を検出する
ための衝突センサを、車体側部のサイドドア内の外板内
面に面して配設されている固定部材に取付けるサイドエ
アバッグ装置の衝突センサ取付構造において、前記衝突
センサは、その上部側に掛け止め部が、下部側にボルト
締結部がそれぞれ設けられるとともに、前記固定部材
は、衝突センサの前記掛け止め部を掛止する掛止部と、
この掛止状態において前記締結部とともにボルト締結さ
れる締結基板とが予め取付けられていることを特徴とし
ている。
【0008】また、前記掛け止め部と締結部とを備えた
衝突センサは、前記固定部材に取付けた状態において、
この衝突センサの上部および下部へ突出した部分が、前
記外板内面の上下からそれぞれ内側へ50度の範囲を越
えた扇形内に収められていることを特徴としている。
【0009】
【作用】上記のように、この衝突センサ取付構造は、衝
突センサに、サイドインパクトビームの掛止具に掛止す
る掛け止め部と、締結基板とともに締結する締結部とを
設けたので、前記係止部に掛け止め部を掛止することに
よって、サイドインパクトビームに対して衝突センサを
仮止めできるため、例えば、インパクトレンチ等を用い
て行うボルトナットの締結作業が容易となる。
【0010】また、衝突センサの上方および下方への突
出部が、外板内面の上下からそれぞれ内側へ50度の範
囲を越えた扇形内に収まるようにすれば、衝突センサよ
り上方および下方への側面衝突時の外板の円滑な移動が
確保され、衝突が早期に検出される。
【0011】
【実施例】以下、この発明のサイドエアバッグ装置の衝
突センサの取付構造の一実施例を図1ないし図5に基づ
いて説明する。
【0012】車両用サイドエアバッグ装置の衝突センサ
11は、プライマリセンサ11aとセカンダリセンサ1
1bとからなり、この衝突センサ11は、車体側部のサ
イドドア13内等に設けられるもので、衝突荷重を受け
て圧潰すると、接点が導通してONする長尺なセカンダ
リセンサ11aの一側面に、複数のプライマリセンサ1
1aが所定の間隔で設けられ、前記セカンダリセンサ1
1bの場合より小さな力で圧潰し、衝突を検出するよう
になっている。
【0013】上記のように構成される衝突センサ11
は、サイドドア13内にほぼ水平に配設されている丸鋼
管製のサイドインパクトビーム14に、帯状のセンサ取
付用のブラケット15を介して取付けられている。この
ブラケット15は、サイドインパクトビーム14の外周
に密接する内径寸法に湾曲形成された帯鋼の両端を鈎状
に折曲したもので、サイドインパクトビーム14の側面
のうち車体内方側となる部分の外周面に溶接され、その
上端は、鈎爪状の係止部15aがほぼ垂直な方向に向け
て形成され、またその下端はボルト穴が形成された締結
基板15bが、垂直より若干傾斜させて、前記ボルト穴
を通る軸線Lが、車体内方側(図1において左方)若干
上を向くように取付けられている。
【0014】また、衝突センサ11には、そのセカンダ
リセンサ11b内を直角方向に挿通させた帯鋼製でU字
形の取付アーム16が設けられている(図3参照)。こ
の取付けアーム16の一端に形成された掛け止め用穴1
6aを前記ブラケット15の上端の掛止部15aに引掛
けるようになっている。また、この掛け止め用穴16a
には、図4に示すような、ゴムまたはプラスチック製の
グロメット18を装着することによって、掛止部15a
に掛け止め用穴16aを掛止した場合に、振動によって
金属同士が擦れる際の騒音の発生を防止するとともに、
塗装やメッキの剥離による錆の発生を防止している。
【0015】次に、上記のように構成されるこの実施例
の作用を説明する。
【0016】図2に示すように、衝突センサ11は、そ
のセカンダリセンサ11b内を直角方向に挿通させた帯
鋼製でU字形の取付アーム16が、その一端に形成され
た掛け止め用穴16aを前記ブラケット15の上端の掛
止部15aに引掛けるとともに、ナットが溶接されてい
る締結部16b側を、サイドインパクトビーム14とア
ウタパネル13の内面との間に、この両部材13,14
と接触させないように回転させながら挿入する。
【0017】そして、取付アーム16の上端の掛け止め
用穴16aを掛止部15aに掛止させ、また衝突センサ
11をアウタパネル13の内面に対向させた状態で、下
端の締結部16bをブラケット15の締結基板15bに
衝合するとともに、密着させた状態で締結基板15b側
からボルト17を螺挿すると、衝突センサ11は、上部
および下部をブラケット15にそれぞれ係止して、サイ
ドインパクトビーム14に、その裏面を密着させて取付
けられる。したがって、側面衝突時には、衝突荷重によ
って変形するアウタパネル13に押圧され、サイドイン
パクトビーム14との間に挟圧されて、まずプライマリ
センサ11aが圧潰して接点が導通し、続いてセカンダ
リセンサ11bが圧潰して接点が導通して衝突が検出さ
れる。
【0018】また、この衝突センサ11においては、取
付け用のアーム16が、サイドインパクトビーム14の
外径に沿ってほぼU字形に形成されているため、図4に
示すように、この衝突センサ11を締結した状態におい
て、衝突センサ11から上下方向への突出部がない。し
たがって、側面衝突された際に、側面衝突してきた車両
のバンパの高さが、サイドインパクトビーム14より高
いかまたは低い場合には、アウタパネル13が衝突箇所
に向けて引張られて移動する際に、この移動を妨げる障
害物がないため円滑に移動し、このアウタパネル13が
衝突センサ11が押圧して圧潰させるため、衝突を早期
に検出することができる。
【0019】この場合の衝突センサ11の上下方向の端
部とアウタパネル13とが成す角度θは、少なくとも約
50度以上確保することが好ましい。
【0020】また、ブラケット15の締結基板15b
と、これに衝合される締結部16bとが、そのボルト穴
の軸線方向を、水平方向より若干上方へ向くように形成
してあるため、インパクトレンチ等の工具を用いて行う
ボルト締結作業が容易となる。
【0021】なお、この実施例においては、衝突センサ
11をサイドインパクトビーム14に取付ける場合につ
いて説明したが、他のサイドドア内の固定部材に取付け
る場合にも応用することができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明のサイドエ
アバッグ装置の衝突センサ取付構造は、衝突センサの上
部側に掛け止め部を、下部側にボルト締結部をそれぞれ
設け、サイドドア内の固定部材側の掛止部に掛止した
後、締結基板に締結するので、衝突センサの上部を仮止
めした状態でボルト締結できるので、取付け作業が容易
となる。また、衝突センサ側の取付け用アームを、ほぼ
U字形に形成して、衝突センサの上下方向への突出部を
なくしたので、衝突センサの高さから外れた位置への側
面衝突時に、衝突方向に引張られるアウタパネルが円滑
に移動して衝突センサを直ちに圧潰するため、側面衝突
を早期に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の取付構造の一実施例で、サイドイン
パクトビームに取付けた状態の衝突センサを示す断面図
である。
【図2】衝突センサをサイドインパクトビームに取付け
る過程を示す説明図である。
【図3】衝突センサをサイドインパクトビームに取付け
た状態を示す斜視図である。
【図4】衝突センサをサイドインパクトビームに取付け
た際の周囲の空間を示す説明図である。
【図5】防音、防錆用グロメットの一例を示す断面図で
ある。
【図6】従来の衝突センサの取付構造を示すサイドドア
の一部切欠き斜視図である。
【図7】図6のVII−VII線断面図である。
【図8】高い位置への側面衝突時における従来の取付構
造で取付けられた衝突センサの状態を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
11 タッチセンサ 12 サイドドア 13 アウタパネル 14 サイドインパクトビーム 15 ブラケット 15a 掛止部 15b 締結基板 16 取付け用アーム 16a 掛け止め部 16b 締結部 17 ボルト 18 防音・防錆用グロメット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の側面衝突を検出するための衝突セ
    ンサを、車体側部のサイドドア内の外板内面に面して配
    設されている固定部材に取付けるサイドエアバッグ装置
    の衝突センサ取付構造において、 前記衝突センサは、その上部側に掛け止め部が、下部側
    にボルト締結部がそれぞれ設けられるとともに、前記固
    定部材は、衝突センサの前記掛け止め部を掛止する掛止
    部と、この掛止状態において前記締結部とともにボルト
    締結される締結基板とが予め取付けられていることを特
    徴とするサイドエアバッグ装置の衝突センサ取付構造。
  2. 【請求項2】 前記掛け止め部と締結部とを備えた衝突
    センサは、前記固定部材に取付けた状態において、この
    衝突センサの上部および下部へ突出した部分が、前記外
    板内面から内側にそれぞれ50度を越えた扇形範囲内に
    収められていることを特徴とする請求項1記載のサイド
    エアバッグ装置の衝突センサ取付構造。
JP4227900A 1992-08-04 1992-08-04 サイドエアバッグ装置の衝突センサ取付構造 Expired - Lifetime JP2707923B2 (ja)

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Cited By (4)

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